バレンシアCF

バレンシアCFと同クラブの買収を目指す投資管理ファンドPitchwiseによる歴史的な共同プレスリリースが発行され、オーナーのピーター・リムがついに公式にクラブ売却の意思を公表した。これまで株式売却の噂を一切否定し続けてきたリムだが、12年間にわたる所有を経て、正式に売却交渉を開始したことを公認した。

公表された売却評価額(負債を含む)は12億5000万ユーロ(Pitchwise側の発表では12億ユーロ)と設定されている。今回の交渉では、Pitchwiseの経営陣(アン・ロドリゲスおよびコーリー・ウールフォーク)が主導し、米小売大手ウォルマートの創業家であるペンナー家や、大手プライベート・エクイティ・ファンドKKRの創業者ロバーツ家といった巨大総資産を持つ投資家勢がバックアップしている。

第一段階として、投資家グループは4億6000万ユーロから4億8000万ユーロを投じてバレンシアの株式42%を取得する計画となっている。ピーター・リムはこれまでクラブに約3億ユーロを投じてきたが、クラブのスポーツ面での縮小と低迷を引き換えに、莫大な投資リターンを得て退陣する見通しとなった。長年リムの退陣を要求し続けてきたバレンシア・サポーターにとって、クラブの歴史的転換点となる動きが加速している。(via MARCA)

バレンシアCF

ビジャレアルCFとのダービーマッチで発生したバレンシアMFハーヴェイ・エリオットの不可解な退場劇について、アレハンドロ・キンテーロ・ゴンサレス主審が提出した公式審判報告書(acta)の具体的な記述が明らかになった。

報告書によると、89分にエリオットに対し『主審の決定に対して顕著に抗議したため』としてイエローカードが提示された。そしてその直後、納得がいかず不服の態度を示した同選手に対し、主審は報告書に『同上の理由により』と全く同じ文言を重複して記載し、一瞬のうちに2枚目の警告を出して赤紙を突きつけた。

この混乱の背景には、ハビエル・アギーレ監督が指示したアルナウとエリオットのダブル交代時の不手際が存在した。準備を終えて待機していたにもかかわらず、第4審判の伝達不足または主審の判断により交代が実行されないままプレーが再開され、その直後に相手FWミカウタゼの倒れ込みから不審なファウルが吹かれた。この審判団の乱脈な試合コントロールに対し、エリオットだけでなくバレンシアのデレゲートであるダビド・ランヘルも猛抗議して警告を受けるなど、後味の悪い幕切れとなった。(via SPORT)