【今回のラインナップ】

 

✅ フロレンティーノ・ペレス会長、ソシオ表彰式での熱きスピーチと団結の呼びかけ

✅ チャンピオンズリーグ準々決勝バイエルン戦への展望とアルベロア監督の決意

✅ ジローナ戦のドローと、クラブを覆う終わりのない深刻な危機

✅ ラ・リーガの優勝争いとクラシコに向けた厳しいシナリオ

✅ ダニ・カルバハルの見事な復活と右サイドバックのポジション争い

✅ トニ・クロース、クラブのスポーツ部門幹部としてレアル・マドリード復帰へ

✅ ニコ・シュロッターベックへの関心とドルトムントファンの怒り

✅ フロレンティーノ・ペレス会長のクラブ経営方針に対するメディアからの厳しい批判

✅ レアル・マドリードTV、ラ・リーガの陰謀を告発する動画を公開

✅ カンテラの至宝、セサル・パラシオスへの高まる期待

 

■【フロレンティーノ・ペレス会長、ソシオ表彰式での熱きスピーチと団結の呼びかけ】

 

日曜日、シウダー・レアル・マドリードのパビリオンにて、クラブに長年忠誠を誓い続けたソシオに対するバッジ授与式が開催されました。フロレンティーノ・ペレス会長が式典を主催し、50年間途切れることなくソシオであり続けた440人に金のバッジが、60年間の290人には金とダイヤモンドのバッジが贈られ、合計730人のマドリディスタが表彰されました。式典には1000人以上が出席し、エミリオ・ブトラゲーニョが司会を務めて映画「ロッキー」のエピソードを語り、会場にはABBAの楽曲が流れるなど、感動的な演出が施されました。式典の冒頭では、亡くなったマドリディスタへの1分間の黙祷が捧げられ、その後ペレス会長と名誉会長のピリが直接バッジを授与し、ホセ・アントニオ・カマーチョ、ロベルト・カルロス、サンティアゴ・ソラーリといったレジェンドたちもステージに登壇しました。ペレス会長は、自身のスピーチの中で次のように熱く語りかけました。

 

『これは私たちのクラブで祝う最も感動的な行事の一つです。私たちは特に心温まる瞬間を共有しようとしており、これが皆さんが決して忘れることのない日の一つになると確信しています。これは皆さんの忠誠心とコミットメント、そして何より、レアル・マドリードに捧げた生涯に感謝するための行事です。今日、皆さんは50年間、60年間、途切れることなくクラブのソシオであり続けたことを称える、金、そして金とダイヤモンドのバッジを受け取ります』

 

『私自身も名誉会長のアマンシオ・アマロからバッジを受け取ったことを覚えており、この瞬間が何を意味するかをよく知っているため、皆さんの感情を共有しています』

 

『レアル・マドリードの会長として、私は皆さんを深く誇りに思います。今日、皆さんはきっとご両親、お母様、お祖父様、お祖母様、そしてマドリディスモを生きることを教えてくれたご家族やご友人を思い出していることでしょう。レアル・マドリードのファンであることの意味を教えてくれた人たちです。マドリディスモは人生に対する姿勢であり、仕事、犠牲、絶え間ない向上心、謙虚さ、敬意、仲間意識、そして連帯と関係しています。そして、私たちのクラブの歴史を特徴づけてきたこれらすべての価値観と関係しています』

 

『一緒に、私たちはクラブの歴史の大部分を目撃してきました。しかし、私たちが成し遂げたことはすべて、素晴らしい家族を築き上げてきたからです。レアル・マドリードは世界で最も優れ、最もタイトルを獲得し、また私たちの価値観と、良い時も最も困難な状況でも鍛え上げてきた団結力によって、最も愛され、称賛されているクラブです』

 

『私は常に、マドリディスモの団結が私たちの大きな強みであると言ってきました。今日、レアル・マドリードの大きな家族は、私たちのソーシャルネットワークを通じて結ばれている7億人の人々によっても構成されています。マドリディスモを国境を越えた普遍的なものとして感じている7億人の人々です。このクラブが皆さんのような生涯をこのエンブレムに捧げた人々に対してこの認識と感謝の意を示しているのを見たとき、彼らは感動と誇りを感じるのです』

 

『そして、レアル・マドリードのソシオとして50年、さらには60年というのは驚くべきことですが、同時に大きな責任でもあります。新しい世代に、このクラブ、サッカーの15回のヨーロッパカップのクラブの一員であることが何を意味するかを伝え続けるという責任です。最近クラブが公開したドキュメンタリー「第15冠の心の中で」でもそれを再び目にしました。ウェンブリーで最後のヨーロッパカップを獲得したことに感動している世界中のあらゆる隅々のマドリディスタの姿を。過去10年間で獲得した6回目のヨーロッパカップです』

 

『皆さんは、このエンブレムが世界で最も愛され、称賛されるものであり続けるための推進力です。皆さんの愛情と忠誠心が、すべてのマドリディスタの夢が叶うように働き続けるよう私たちを励ましてくれます。私たちは、レアル・マドリードが人々の心をつかみ続け、この感情を養い続けるために働いています』

 

『レアル・マドリードに生涯を捧げてきた皆さんは、ここでは誰も決して諦めないこと、そしてスポーツ史上最大のパルマレス(タイトル獲得歴)にタイトルを加え続けるために、毎年、最後の瞬間まで戦い続けることをよくご存知です。それがレアル・マドリードが持っているものです。私たちは過去15年間で58のタイトルを獲得してきました。その中にはサッカーの6回のヨーロッパカップが含まれています。これは私たちの自己要求のレベルを示していますが、同時に一つの熟考を促すものでもあります。それは、物事を適切な尺度で評価し、各勝利と各タイトルを獲得することの困難さを自覚しようということです』

 

『そして、これらのスポーツにおける成功と並行して、私たちは皆で、ここを訪れるすべての人の称賛を呼ぶシウダー・レアル・マドリードを建設しました。私たちは、近年で最大となるベルナベウの変革を完了させようとしています。世界で唯一のスタジアムであり、NFLの責任者たちが、地球上で最も壮観なイベントの一つを開催し続けるための舞台として再び選んだスタジアムです。より快適で、より安全で、ソシオとファンのために考えられ、どんな試合もどんなイベントも気象条件に左右されないように準備され、前衛的でモダンなアイコン、そして私たちの街の大きな観光の震源地の一つとなったベルナベウ。マドリードにとって、そしてスペインにとっての誇りです』

 

『そして、レアル・マドリード財団も私たち全員の誇りです。私はいつも、財団は私たちのクラブの魂だと言っています。財団は全大陸で1400の社会教育プロジェクトを通じて100か国以上に存在し、毎年40万人以上の人々、特に社会的排除の危険にさらされている最も脆弱な少年少女たちを支援しています。私たちはレアル・マドリードを誇りに思うべきです。主要な国際経済ランキングや最も権威のあるランキングでトップを走り続けているクラブです』

 

『皆さんはこのクラブの力です。おめでとうございます。そして、レアル・マドリードの団結と組織の安定に貢献してくださったこと、そして生涯を通じてクラブに与えてくださったすべてのことに感謝します。また、皆さんのすべてから毎日受け取っている愛情に個人的に感謝します。歴史上最高のクラブの会長であり続けるために、皆さんの支援を頼りにできることは光栄です』

 

ちなみに、金とダイヤモンドのバッジを受け取ったソシオは、クラブが6度目のヨーロッパカップを制覇した1965-66シーズンから入会した人々であり、当時のラインナップには現在名誉会長を務めるピリが名を連ねていました。また、1975-76シーズンに入会した人々は、ダービー・カウンティに対する5-1の大逆転劇など、ベルナベウでの伝説的な逆転劇の歴史の始まりを目撃した世代です。

(via MARCA) (via SPORT) (via Estadio Deportivo) (via AS) (via Mundo Deportivo)

 

■【チャンピオンズリーグ準々決勝バイエルン戦への展望とアルベロア監督の決意】

 

今週水曜日、レアル・マドリードはアリアンツ・アレーナでのチャンピオンズリーグ準々決勝第2戦という、シーズン最大の正念場を迎えます。サンティアゴ・ベルナベウでの第1戦で1-2の敗北を喫した白い巨人は、圧倒的な強さを誇るバイエルン・ミュンヘンを相手に奇跡の逆転劇を起こさなければなりません。対戦相手のバイエルンは先週末のラ・リーガでザンクト・パウリに0-5で圧勝し、ジャマル・ムシアラ、レオン・ゴレツカ、マイケル・オリーセ、ニコラス・ジャクソン、ラファエル・ゲレイロらがゴールを奪いました。残り5節を残してリーグ戦105ゴールという歴史的記録を打ち立てるなど、完全な絶好調の状態でレアル・マドリードを迎え撃ちます。

 

チャンピオンズリーグの歴史において、バイエルン・ミュンヘンがアウェーでの第1戦に勝利した後に敗退したのは、2010-11シーズンのラウンド16でのインテル戦(アウェーゴールルールの適用)のわずか1回のみです。もしレアル・マドリードがアリアンツ・アレーナで勝利して逆転突破を果たせば、アウェーでの第2戦を制しての逆転という、クラブのチャンピオンズリーグ史上初の快挙となります。欧州の大会でホームでの第1戦を落とした後、第2戦で勝利して逆転したのは、1970-71シーズンのカップウィナーズカップ、ヴァッカー・インスブルック戦(ベルナベウで0-1の敗戦後、アウェーで0-2の勝利)のたった1回しかありません。

 

こうした絶望的なデータや直近のジローナ戦での引き分けなど、あらゆる要素が逆風となる中で、アルバロ・アルベロア監督は次のように力強く宣言しました。

 

『信じない者は家にいればいい』

 

『私には多くの個性を持った選手たちがいる。そして彼らが最初に言ったのは、そこで勝つということだった。彼らは確信しているし、私もそうだ。私たちはすべてを出し尽くす。私たちはレアル・マドリードだ。恐れはない』

 

一方、バイエルンを率いるヴァンサン・コンパニ監督も次のように語り、レアル・マドリードへの敬意と自身のチームの自信を覗かせています。

 

『大会で最高のチームにもう一度勝つことは、私たちにとっての挑戦だ』

 

チーム状況としては、フェルラン・メンディの復帰や、ジュード・ベリンガムとエデル・ミリトンといったキープレーヤーたちのコンディション向上が数少ない明るい材料です。ベリンガムとミリトンはジローナ戦で先発出場し、残り30分という計算されたタイミングで共にピッチを退いており、これはミュンヘンでの大一番に照準を合わせている明確なサインです。一方で、オーレリアン・チュアメニが出場停止となるため、アルベロア監督はジローナ戦でエドゥアルド・カマヴィンガをアンカーとして起用するテストを行いましたが、そのパフォーマンスは今シーズン何度も見られたような不安定なものでした。

 

また、ジローナ戦ではアントニオ・リュディガー、アルバロ・カレラス、トレント・アレクサンダー=アーノルドがスタンドで休養を取りました。これもまた、彼らが水曜日の重要な試合でプレーすることを無言で伝えています。しかし、深刻なのは攻撃陣の不振です。レアル・マドリードは直近のバイエルン戦とジローナ戦の2試合で合計42本のシュートを放ちながら、わずか2ゴールしか奪えていません。キリアン・ムバッペやヴィニシウスを擁しながらのこの決定力不足は、逆転を目指す上で最大の懸念材料となっています。

(via Mundo Deportivo) (via MARCA) (via SPORT)

 

■【ジローナ戦のドローと、クラブを覆う終わりのない深刻な危機】

 

レアル・マドリードの現状は、かつてないほどの危機的状況にあります。先日のジローナ戦を1-1で引き分けたことで、チームは2021年以来となる最悪の成績不振に並びました。当時はシェリフとエスパニョールに敗れ、ビジャレアルと引き分けましたが、今回はマジョルカとバイエルン・ミュンヘンに敗れ、ジローナと引き分けるという惨状です。

 

さらに深刻なのは、クラブが16ヶ月間、日数にして実に479日間もタイトルから見放されているという事実です。これはフロレンティーノ・ペレス会長の在任期間中において極めて異例の事態です。チームの世代交代は完全に機能不全に陥っており、新たなスター選手たちはチームのために戦うのではなく、互いに自己顕示欲をぶつけ合い、結果として対戦相手のプレーを容易にしてしまっています。カルロ・アンチェロッティ、シャビ・アロンソ、そして現在のアルバロ・アルベロアと監督が代わっても、誰もこの世界的スターの集団を制御し、信頼できるチームを作り上げることができていません。シャビ・アロンソは選手たちに規律を求めて反発を招き、孤立した末にわずか数ヶ月で解任されました。現在のアルベロア監督も、アンチェロッティ時代と同様に上層部の意向を汲み、二流の選手にのみ厳しい態度をとり、ユニフォームの売り上げに貢献するスター選手たちを称賛することに終始していると批判されています。

 

結果として、ピッチ上のチームはもはや一つの「チーム」ではなく、各々が勝手な音を奏でる「バンド」と化しています。美しいオーケストラのハーモニーを奏でるのではなく、個人のスタンドプレーで目立とうとする自己中心的なプレーが横行しています。この悲惨な状況は、昨年の夏にキリアン・ムバッペがチームに加入した時期と奇妙なほど一致しています。ムバッペ加入後、チームは2024年のチャンピオンズリーグ制覇の恩恵であるUEFAスーパーカップとインターコンチネンタルカップを獲得しましたが、そこから先はまさに砂漠のような無冠状態です。コパ・デル・レイを2回、スーペルコパ・デ・エスパーニャを2回、クラブワールドカップ、そして昨季のラ・リーガとチャンピオンズリーグをすでに逃しています。今シーズン参加した7つの大会ですべて失敗しており、水曜日のミュンヘンで敗退し、ラ・リーガもバルセロナに奪われれば、9つの大会で連続して無冠という前代未聞の事態に陥ります。

 

ファンもこの状況に限界を迎えています。サンティアゴ・ベルナベウは、選手に対するブーイングが日常化する舞台となってしまいました。ジローナ戦の終了後には、スタジアムに鳴り響く公式アンセムの大音量すらもかき消すほどの、凄まじい大ブーイングがチームに浴びせられました。ミュンヘンで敗退すれば、ホームでのブーイングはさらに激しさを増すことは避けられません。

 

アルベロア監督の首も風前の灯火です。彼が来季も指揮を執る条件は、ラ・リーガの逆転優勝かチャンピオンズリーグでの目覚ましい結果を残すことでしたが、ベスト8での敗退はその条件を満たしません。クラブはすでに来季に向けた補強(コモからニコ・パスの復帰など)や、不要選手の放出(ダビド・アラバの契約満了による退団、カマヴィンガ、ダニ・セバージョス、フラン・ガルシア、ゴンサロの高額売却、マスタントゥオーノのレンタルなど)に動き出しています。ダニ・カルバハルとアントニオ・リュディガーも契約満了を迎えます。監督の後任候補としてはディディエ・デシャンの名前も挙がっていますが、マドリディスモを納得させられるのはユルゲン・クロップくらいしかいないと見られています。

(via SPORT) (via Mundo Deportivo)

 

■【ラ・リーガの優勝争いとクラシコに向けた厳しいシナリオ】

 

ラ・リーガのタイトル争いは、レアル・マドリードにとって絶望的な状況に追い込まれつつあります。第31節、宿敵バルセロナはエスパニョールとのダービーマッチに4-1で圧勝し、勝ち点を79に伸ばしました。一方、レアル・マドリードはホームのサンティアゴ・ベルナベウでジローナと1-1で引き分ける痛恨の失態を演じました。これにより、残り7試合で勝ち点21ポイントが争われる中、首位バルセロナと2位レアル・マドリードの勝ち点差は9ポイントにまで拡大しました。

 

この結果、5月10日にカンプ・ノウで予定されている第35節のエル・クラシコは、非常に屈辱的な舞台となる可能性があります。もし両チームがそれまでの3試合(レアル・マドリードの対戦相手はアラベス、ベティス、エスパニョール)で勝ち点を落とさなければ、バルセロナはホームでのクラシコで永遠のライバルを直接叩いて優勝を決めることができます。さらに最悪なシナリオとして、もしマドリードが直近の試合でポイントをこぼし、バルセロナが勝ち点差を13ポイント以上に広げた場合、クラシコを迎える前にバルセロナの優勝が確定します。そうなれば、前半戦のベルナベウでのクラシコ(マドリードが2-1で勝利)の意趣返しとして、マドリードの選手たちがカンプ・ノウのピッチで新たなチャンピオンのために「パシージョ(栄誉のガード)」を作らされるという、歴史的な屈辱を味わうことになるかもしれないと報じられています。

 

なお、ラ・リーガは未定となっていたオサスナ対バルセロナ、そしてエスパニョール対レアル・マドリードの試合日程について、チャンピオンズリーグ準々決勝の結果を受けて、5月2日(土)の16時15分または21時、あるいは5月3日(日)の21時という空き枠のいずれかに割り当てられることを発表しています。

(via AS) (via Esport3) (via SPORT)

 

■【ダニ・カルバハルの見事な復活と右サイドバックのポジション争い】

 

ジローナ戦の無秩序で失望感の漂う1-1の引き分けの中で、レアル・マドリードに数少ないポジティブなニュースをもたらしたのがダニ・カルバハルのパフォーマンスでした。彼は90分間フル出場を果たし、フィジカル面で全く衰えを見せず、堅実で真面目な、彼らしい本来のプレーを披露しました。スタッツの面でも、42本のパス中40本を成功させ、3回のボール奪取、デュエル勝率50%を記録し、守備での安定感と攻撃への積極的な参加を両立させました。

 

数字以上に印象的だったのは、彼が放った存在感です。マドリードの攻撃の多くは、カルバハルの右サイドから形作られました。エンドライン際からの折り返しでフェデ・バルベルデの決定機を演出し(ガッサニーガの好セーブに阻まれました)、ムバッペがすらしヴィニシウス・ジュニオールがゴール前で合わせきれなかった鋭いクロスを供給し、さらにフラン・ガルシアへの正確なロングフィードからジュード・ベリンガムの際どいシュートに繋がるなど、攻撃の起点として躍動しました。マドリードが事実上リーガのタイトルに別れを告げたこの日、ベリンガムやブラヒム・ディアスと共に、カルバハルは最も評価できる選手の一人でした。

 

この活躍により、右サイドバックのポジション争いが再燃しています。競合するトレント・アレクサンダー=アーノルドは、エリートのサイドバックに求められる安定感を提供できておらず、ベストなシーズンを過ごしているとは言えません。それでも、現時点での序列ではアーノルドが一歩リードしていると考えられていますが、カルバハルはジローナ戦の活躍で、バイエルン・ミュンヘン戦のスタメンという席を巡る「テーブル」に再び座る権利を得ました。彼は契約満了が迫っており、ワールドカップも視野に入れているため、こうしたアピールの場を必要としています。

 

試合後、アルバロ・アルベロア監督は次のように語り、選択の余地を残しました。

 

『多くの議論があるが、私はそこには立ち入らない。様々なポジションに多くの選手がいることは幸運であり、それがサッカーの良いところだ。内部での競争は素晴らしいものであり、それが選手たちのパフォーマンスを向上させると思う。カルバハルがやっていることにはとても満足している。彼は日に日に調子を上げ、良い感覚とリズムを掴み、最近のようにフル出場する試合でもよく持ちこたえるようになっていると思う。だから...彼のためにもとても嬉しいよ』

 

ミュンヘンでの大一番で、ルイス・ディアスやコンラート・ライマーと対峙するのはアーノルドなのか、カルバハルなのか。アルベロア監督はまだ答えを出していませんが、確かなことは、カルバハルが力強くポジション争いの舞台に戻ってきたということです。

(via SPORT)

 

■【トニ・クロース、クラブのスポーツ部門幹部としてレアル・マドリード復帰へ】

 

プロサッカー選手としての輝かしいキャリアに終止符を打ってから約2年、トニ・クロースがレアル・マドリードに帰還する日が近づいています。しかし、今回はピッチの中盤を支配する司令塔としてではなく、クラブのスポーツ部門の構造を担う幹部としての復帰です。

 

クロースがクラブを去って以来、レアル・マドリードは彼が持っていたリーダーシップとピッチ上での絶対的なクオリティを喪失し、さらにルカ・モドリッチがミランへ移籍したことで、その穴は今も埋まっていません。しかし、クラブの首脳陣、特に彼と非常に良好な関係を築いているフロレンティーノ・ペレス会長は、クロースのクラブへの帰還を明確に決断しました。復帰は来シーズンに向けて準備されており、具体的な役職や役割はまだ確定していないものの、バルデベバスでの日常業務やクラブ全体の成長に大きく貢献することが期待されています。

 

クロースは引退の際、『私が常に言ってきたように、レアル・マドリードは私の最後のクラブであり、これからもそうだ。今日、自分の頭と心の中でこの決断を下す適切なタイミングを見つけたことを幸せに思い、誇りに思う。私の野心は常に、自分のレベルの頂点でキャリアを終えることだった』と語っていました。2500万ユーロという破格の移籍金でバイエルン・ミュンヘンから加入し、465試合出場、28ゴール、そして4回のチャンピオンズリーグ制覇を含む22のタイトルを獲得した伝説の男は、引退後もマドリードに生活の拠点を置き、「トニ・クロース・アカデミー」を設立。バルデベバスでレアル・マドリードのベンハミンチームと親善試合を行うなど、クラブとの強固な繋がりを保ち続けてきました。スポーツ面での深刻な危機に直面している現在のプロジェクトに、彼がどのような形で自身の経験と知識を注ぎ込むのか、大きな注目が集まっています。

(via SPORT) (via Mundo Deportivo)

 

■【ニコ・シュロッターベックへの関心とドルトムントファンの怒り】

 

レアル・マドリードが獲得に関心を寄せているとされるボルシア・ドルトムントのドイツ代表DF、ニコ・シュロッターベックを巡り、現地で大きな波紋が広がっています。

 

事の発端は、ドルトムントがバイエル・レバークーゼンに0-1で敗れた試合中、ドルトムントのファンがシュロッターベックに対して激しいブーイングを浴びせたことです。彼は2031年までクラブとの契約を延長したばかりでしたが、その新契約には「ワールドカップ条項」と呼ばれる特別な契約解除条項が含まれていることが判明しました。この条項は、この夏から発動し、レアル・マドリードを含むヨーロッパの極限られたエリートクラブに対してのみ、5000万ユーロから6000万ユーロの移籍金で移籍を可能にするというものです。

 

ファンは、この5年間の契約延長が実質的には退団を前提とした一時的な措置に過ぎないと受け取り、激しい怒りを露わにしました。元レアル・マドリードのミッドフィールダーであるサミ・ケディラは、DAZNの放送内でこのドルトムントファンの心情を次のように代弁して説明しました。

 

『契約を延長して3ヶ月後に退団するなら、誰もそんなことは好きではない。ドルトムントのような感情的な環境ではなおさらだ。だから彼らは憤慨しているのだ』

 

レアル・マドリードが今夏の移籍市場で最終ラインの補強に動く中、シュロッターベックの動向から目が離せません。

(via AS)

 

■【フロレンティーノ・ペレス会長のクラブ経営方針に対するメディアからの厳しい批判】

 

レアル・マドリードが直面している終わりのない危機に対し、その責任の所在を巡る議論がメディアで白熱しています。アルバロ・アルベロア監督の采配、93試合で83ゴール10アシストという圧倒的な数字を残しながらも本来のポジションでプレーできずに批判されるキリアン・ムバッペ、そしてシャビ・アロンソ前監督との衝突以降チームの崩壊を招いたと非難されるヴィニシウス・ジュニオール。様々な選手や監督が槍玉に挙げられていますが、一部の専門家からは、諸悪の根源であり最大の責任者はフロレンティーノ・ペレス会長その人であるという極めて厳しい指摘がなされています。

 

批判の的となっているのは、現在のレアル・マドリードには、会長の好みや気まぐれ、監督や選手たちの意見を超越して、データと内部情報に基づいて冷静に分析し、決断を下す「スポーツディレクター(SD)」が存在しないという構造的な欠陥です。ホセ・アンヘル・サンチェス(ゼネラルディレクター)は経験豊富ですがSDではなく、ジュニ・カラファトはスカウトチーフに過ぎません。サンティアゴ・ソラーリ、エミリオ・ブトラゲーニョ、ロベルト・カルロスらもその任にはありません。クラブは先週金曜日にSDを探しているという噂を公式声明で否定しましたが、これは「私は過去10年で6回のチャンピオンズリーグを制したフロレンティーノ・ペレスだ。だからSDなど必要ない」と暗に宣言しているようなものだと受け取られています。

 

しかし、ペレス会長の独断による経営は限界に達していると指摘されています。シャビ・アロンソを3年契約で招聘しながら数ヶ月で見切りをつけてアルベロアを後任に据えたこと、フィジカル不足が問題だとしてアルベロアのチームにアントニオ・ピントゥスを送り込んだこと、3年前から必要とされていた守備的ミッドフィルダーを獲得しなかったこと、そして何より、自己顕示欲の強いヴィニシウスとムバッペのポジションが完全に重複し、共存が不可能であることを誰も予測・対処しなかったことは、深刻な経営上のミスだと断じられています。

 

さらに皮肉なことに、スーパーリーグ構想などでペレス会長がバルセロナのジョアン・ラポルタ会長に実質的に5億1700万ユーロもの経済的支援を行った結果、その資金で強化されたバルセロナが現在ラ・リーガのタイトルを奪おうとしていることも厳しく批判されています。

 

もし今週水曜日にバイエルン・ミュンヘンを破って奇跡の逆転を果たせば、こうした批判の声は一時的にかき消され、世論は再びペレス会長を称賛する方向に風向きを変えるかもしれません。しかし、現在のチームの崩壊ぶりは、たとえチャンピオンズリーグで結果を出したとしても覆い隠せるものではありません。現在79歳で2028年末まで任期を残すフロレンティーノ・ペレス会長のサイクルは、すでに明確な限界を迎えていると、メディアは強く警告しています。

(via MARCA)

 

■【レアル・マドリードTV、ラ・リーガの陰謀を告発する動画を公開】

 

レアル・マドリードの公式チャンネルであるレアル・マドリードTV(RMTV)が、ラ・リーガ全体に及ぶ陰謀を強く告発する衝撃的な動画を放送しました。動画の中では、現在のラ・リーガの状況に対して「すべてが汚れている」という極めて断定的な表現が使われており、クラブとリーグ機構との間の緊張関係がさらにエスカレートしていることを示しています。

(via AS)

 

■【カンテラの至宝、セサル・パラシオスへの高まる期待】

 

レアル・マドリードの下部組織から、未来のチームを背負って立つと期待される若き才能が注目を集めています。セサル・パラシオスが見せた0-2、および0-3に繋がった2つのプレーは、メディアから「スキャンダル」と表現されるほど衝撃的なものでした。彼の圧倒的な才能とビジョンは、間違いなく将来のレアル・マドリードを牽引するリーダーとなる運命にあると高く評価されています。

(via AS)

 

【本日の総括】

 

チャンピオンズリーグのバイエルン戦というシーズン最大の決戦を前に、クラブは深刻な無冠の危機と世代交代の失敗という大きな逆風に直面しています。ペレス会長はソシオ表彰式でクラブの歴史と団結を力強く訴えましたが、彼自身の経営手腕に対する厳しい批判も噴出しています。ラ・リーガの優勝は絶望的であり、カルバハルの見事な活躍やクロース復帰のニュースといった数少ない希望の光を胸に、チームはミュンヘンでの奇跡の逆転劇にすべてを懸けます。