ネルソン・デオッサのヴァスコ・ダ・ガマ移籍が最終段階へ

ブラジルのヴァスコ・ダ・ガマがネルソン・デオッサの争奪戦で優位に立ち、移籍は最終段階を迎えている。移籍金は1000万ユーロを超える見込みで、クラブは昨夏にモンテレイから獲得した際の投資額を回収できる。ただし、利益は出ないためメキシコのクラブに設定されていた15%の利益配分は発生しない。また、クラブは権利の80%を保有しているため、移籍金の全額が入手できるわけではない。リーベル・プレートもオファーを出していたが、要求の半額にとどまり撤退した。その他にも、クラブ・アメリカ、フラメンゴ、イプスウィッチ・タウン、ベシクタシュ、コロンバス・クルー、デポルティーボ・ラ・コルーニャが関心を示していた。ヴァスコのスポーツディレクターであるアドマール・ロペスとマヌ・ファハルドSDが今週ずっと交渉を続け、木曜日には直接会談も行われた。ヴァスコはパルメイラス会長の義理の息子であるマルコス・ラマッキア氏が4億ユーロを投資して経営権を握る予定で大型補強を画策しており、デオッサにはリーベル以上の給料が提示されている。現在は文書による正式な合意を待つのみの状況だ。デオッサはコロンビア代表のW杯メンバーからも落選し、ペジェグリーニ監督の構想からも外れており本人も移籍に合意している。現在はコロンビアで家族や友人と休暇を過ごしており、SNSで多くの写真と共に『楽しんでいて、幸せだ』と投稿している。(via Estadio Deportivo, ElDesmarque)

セルジ・アルティミラの売却を巡る各クラブとの駆け引き

デオッサの移籍が進む一方で、6月30日までにクラブの収支を合わせるための売却候補とされていたセルジ・アルティミラの去就には不確実性が漂っている。クラブは2000万から2500万ユーロを要求しており、主な移籍先候補としてライプツィヒとスポルティングCP、さらに直近ではミランも浮上している。アルティミラ本人はブンデスリーガのライプツィヒのプロジェクトを好んでおり、セビージャでの会談でライプツィヒ側は選手を説得済みだが、クラブ間の交渉はスムーズに進んでいない。一方、スポルティングCPはバイエルンのジョアン・パリーニャの獲得も並行して狙っており、アルティミラに対するオファーについては、クラブが急いで資金を必要としているという理由で値下げしようと駆け引きをしている。しかしクラブは決して安売りするつもりはないと断言している。(via Estadio Deportivo)

ジオヴァニ・ロ・チェルソにリーベル・プレートが接近も移籍は困難

リーベル・プレートはデオッサの獲得を断念し、ターゲットをジオヴァニ・ロ・チェルソに切り替えた。しかし、クラブは移籍金として最低でも1500万ユーロを要求している。ロサリオ・セントラルも同様に獲得を試みたが、この金額の壁に阻まれている。さらに、ロ・チェルソの給与はボーナス込みで純額250万ユーロを超え、契約も2年残っているため、アルゼンチンのクラブには支払いが不可能だ。選手本人もクラブやヨーロッパを離れる意思はない。アルゼンチン代表の合宿中には、モンティエルやオタメンディが母国復帰を説得しているが、本人は難色を示している。クラブにはイスコやパブロ・フォルナルスがいるため、適切なオファーがあれば放出する姿勢だが、昨季は32試合1777分に出場して3ゴール3アシストを記録している。(via Estadio Deportivo)

ニューカッスルがアブデ・エザルズリの獲得に再挑戦

ニューカッスル・ユナイテッドは、アンソニー・ゴードンをバルセロナに売却した後、オサスナからビクトル・ムニョスを獲得しようとしたがリヴァプールに奪われたため、アブデ・エザルズリの獲得に再び動いている。しかし、アブデは自ら移籍を強要するつもりはなく、チャンピオンズリーグに出場することを優先している。ニューカッスルはカンファレンスリーグにすら出場できない。クラブは契約解除金である6000万ユーロを要求しており、売却した場合はその16%がバルセロナに支払われる仕組みになっている。アブデは現在、モロッコ代表の親善試合で負った右膝内側側副靭帯の捻挫の治療をフランスの専門クリニックで行っており、W杯も欠場した。7月上旬のプレシーズン合流と、ドイツでの第1次キャンプへの参加を目指してリハビリを続けている。(via Estadio Deportivo)

ゴンサロ・プティはスペイン国内のクラブへ再レンタルの公算大

若手ストライカーのゴンサロ・プティの去就について、クラブは今夏に重要な決定を下す。昨夏にナシオナル・デ・モンテビデオから保有権の85%を450万ユーロ(出来高を含めると最大700万ユーロ)で獲得した彼は、ミランデスとグラナダへのレンタル移籍を経て、37試合で1755分に出場し8ゴールを挙げた。ペジェグリーニ監督の下でプレシーズンを開始するが、トップチームに居場所はない。選手本人は残留に意欲を見せているが、クラブはスペインのセグンダ・ディビシオンに所属する野心的なクラブへの再レンタルを基本路線としている。すでにスポルティング・ヒホン、バジャドリード、アルバセテが関心を示しており、バジャドリードのビクトル・オルタ副スポーツディレクターが動いている。完全移籍での買い取りオファーもあるが、クラブは450万ユーロ以上の利益が出る場合のみ検討する構えだ。(via Estadio Deportivo)

アンドレス・グアルダードがボルハ・イグレシアスとファビアンを激励

現役引退後セビージャに住み、現在はアメリカ、カナダ、メキシコで開催中のW杯でテレビ局の解説者を務めているアンドレス・グアルダードが、アトランタにあるスペイン代表の合宿地を訪問した。そこで元チームメイトのボルハ・イグレシアスとファビアン・ルイスに再会し、激励の言葉を送った。グアルダードはボルハについて『友人として彼の進化を見られるのは本当に嬉しい。最初の年は苦労し、頭を悩ませていたが、見事にマインドを切り替えた。彼がW杯に呼ばれてサッカーの神様から報われたのはとても喜ばしい。彼の回復力と自己改革への最高のご褒美だ』と語った。また、ファビアンについては『私の国で言うところの、お尻ペンペンをして喝を入れていたんだ。私が来た時、彼はまだ若く、走るのがあまり好きではなかったから、少し厳しく接したこともあった。今はPSGでチャンピオンズリーグを連覇し、代表の重要選手になっている。本当に素晴らしい青年だ』と冗談交じりに称賛した。(via Estadio Deportivo)

クラブの補強投資と新加入選手の出場時間データ詳細

アロ会長とカタラン副会長の体制下において、25/26シーズンはマヌ・ファハルドSDの主導で9選手に6250万ユーロが投資され、過去10年で2番目の規模となった。新加入選手の平均出場時間は2284.4分となり、過去最高を記録した。16/17シーズンから25/26シーズンまでの間にクラブは3億7171万ユーロを投資し、4億2215万ユーロの売却益を得ており、5044万ユーロの黒字を計上している。最高投資額はフェキルやボルハ・イグレシアスを獲得した19/20シーズンの9645万ユーロだった。ペジェグリーニ監督とフロントの良好な関係が、近年の補強の成功と選手の適応に寄与している。以下は16/17シーズン以降の各新加入選手の出場時間データである。

[16/17シーズン] (合計15348分)

アイッサ・マンディ: 2378分

リザ・ドゥルミシ: 2392分

アントニオ・サナブリア: 1636分

ダルコ・ブラシャナツ: 1602分

アリン・トスカ: 1488分

ジョナス・マルティン: 1385分

ライアン・ドンク: 1341分

ルベン・パルド: 1157分

フェリペ・グティエレス: 1054分

マティアス・ナウエル: 409分

ロマン・ゾズリャ: 150分

マヌ・エレーラ: 0分

[17/18シーズン] (合計18829分)

アントニオ・バラガン: 2651分

ハビ・ガルシア: 2648分

セルヒオ・レオン: 2463分

アンドレス・グアルダード: 2450分

ジョルディ・アマト: 2115分

クリスティアン・テージョ: 1996分

ビクトル・カマラサ: 1936分

リャド・ブデブズ: 1706分

マルク・バルトラ: 1440分

ズハイル・フェダル: 1253分

ジョエル・キャンベル: 300分

[18/19シーズン] (合計23107分)

セルヒオ・カナレス: 4020分

ジオヴァニ・ロ・チェルソ: 3655分

ウィリアム・カルヴァーリョ: 3402分

パウ・ロペス: 3180分

シドネイ: 2871分

ジョエル・ロブレス: 1740分

ヘセ・ロドリゲス: 1051分

乾貴士: 574分

ディエゴ・ライネス: 494分

エメルソン・ロイヤル: 304分

[19/20シーズン] (合計11330分)

ナビル・フェキル: 2766分

アレックス・モレノ: 2531分

ボルハ・イグレシアス: 2079分

アルフォンソ・ペドラサ: 1464分

ギド・ロドリゲス: 1144分

カルレス・アレニャ: 1010分

ダニ・マルティン: 720分

フアンミ: 181分

[20/21シーズン] (合計6721分)

ビクトル・ルイス: 2451分

フアン・ミランダ: 1933分

クラウディオ・ブラーボ: 1875分

マルティン・モントーヤ: 462分

[21/22シーズン] (合計13035分)

ルイ・シウバ: 2910分

ヘルマン・ペッセージャ: 2808分

エクトル・ベジェリン: 2502分

ウィリアン・ジョゼ: 2124分

フアン・ミランダ: 1637分

ユスフ・サバリ: 1054分

[22/23シーズン] (合計9313分)

ルイス・エンヒキ: 2627分

ルイス・フェリペ: 2453分

ウィリアン・ジョゼ: 1558分

アジョセ・ペレス: 1536分

アブネル・ヴィニシウス: 1139分

[23/24シーズン] (合計20388分)

イスコ: 2946分

マルク・ロカ: 2879分

アジョセ・ペレス: 2809分

チャディ・リアド: 2332分

エクトル・ベジェリン: 2100分

アブデ・エザルズリ: 1631分

ジョニー・カルドーソ: 1488分

パブロ・フォルナルス: 1258分

ソクラティス・パパスタソプーロス: 1018分

セルジ・アルティミラ: 759分

チミー・アビラ: 588分

マルク・バルトラ: 346分

セドリック・バカンブ: 234分

[24/25シーズン] (合計22650分)

ディエゴ・ジョレンテ: 3610分

ロマン・ペロー: 3120分

ナタン: 2940分

マルク・ロカ: 2650分

ジオヴァニ・ロ・チェルソ: 2410分

ビトール・ロッキ: 2380分

リカルド・ロドリゲス: 1540分

イケル・ロサダ: 1210分

クチョ・エルナンデス: 1180分

アントニー: 980分

アドリアン・サン・ミゲル: 630分

[25/26シーズン] (合計20560分)

パウ・ロペス: 3420分

ナタン: 2970分

ソフィアン・アムラバト: 2810分

ネルソン・デオッサ: 2540分

ロドリゴ・リケルメ: 2210分

ジュニオル・フィルポ: 1980分

アントニー: 1760分

アルバロ・フィダルゴ: 1620分

バレンティン・ゴメス: 1250分

(via Estadio Deportivo)

【本日の総括】

デオッサのヴァスコ・ダ・ガマ移籍が迫る中、アルティミラの売却交渉も各クラブとの駆け引きが続いています。ロ・チェルソの残留が濃厚となる一方、アブデにはニューカッスルが再接近。プティは再レンタルでの武者修行が見込まれます。グアルダードによる元同僚への温かいエールや、過去10シーズンの補強データから見える堅実なクラブ運営の成果も光る一日となりました。