スポンサー未契約の現状と胸に掲げる「1890財団」の社会的コミットメント
セビージャFC、エスパニョール、エルチェCFは、今シーズン(26/27シーズン)開幕に外部のメインスポンサーなしでリーグ戦を開始する、LALIGA EA Sportsでも数少ない3クラブです。これまでのメインスポンサーであった中国の家電大手「Midea」との1年半の契約は、2026年6月30日を以て終了しており、契約は更新されませんでした。
この状況に対し、SNS上ではサポーターから不満の声が上がっており、Del Nido Carrasco会長の辞任を求める有名なスローガン『ジュニア、今すぐ去れ』をもじった、胸にその文字が入ったユニフォームのコラージュ画像(ミーム)が拡散される事態も起きています。
この状況下でクラブは、社会的・人道的な取り組みを目的とした非常に高潔な一時的解決策を公表しました。求める条件(以前のスポンサーは約1シーズン半で約400万ユーロを支払っていました)を満たすスポンサーが見つかるまでの間、胸の中央に「Fundación 1890(1890財団)」のロゴを掲出します。これは特に、セビリアの「Polígono Sur」地域における社会的包摂やホームレスなどの生活困窮者、脆弱な人々の支援を世にアピールするためのものです。
昨シーズン、クラブは「Fundación Atenea」と共同で「Reto para el Polígono Sur(ポリゴノ・スルへの挑戦)」を開始し、極限の困窮状態にある成人3名を救い出して彼らに安全な家を提供し、さらに社会的に自立して仕事を見つけられるよう、生活面および職業上のトレーニングを徹底的に提供する計画を実行に移しています。このような有意義な活動を広く知らせることで、企業やサポーターからの温かい寄付や支援を募ることを目指しています。
なお、今シーズンのラ・リーガのメインスポンサーの現状は、アラベス(Dexin News)、アスレティック(Kutxabank)、アトレティコ・マドリード(Riyadh Air)、バルセロナ(Spotify)、セルタ(Estrella Galicia)、デポルティーボ(Estrella Galicia)、ヘタフェ(Tecnocasa)、レバンテ(Sesame)、マラガ(Sabor a Málaga)、オサスナ(Kosner)、ラシン・サンタンデール(Plenitude)、ラージョ(DIGI)、ベティス(Gree)、レアル・マドリード(Emirates Fly Better)、レアル・ソシエダ(Baghdadi Capital)、バレンシア(TM Grupo Inmobiliario)、ビジャレアル(Pamesa Cerámica)となっており、セビージャ、エスパニョール、エルチェの3クラブのみが現在未契約となっています。(via Estadio Deportivo)
