レアル・マドリード戦と欧州への挑戦
土曜日にサンティアゴ・ベルナベウで開催されるラ・リーガEAスポーツ最終節(第38節)にて、アスレティック・ビルバオはアウェイでレアル・マドリードと対戦する。レアル・マドリード側にとってはすでに消化試合となっているが、エルネスト・バルベルデ率いるアスレティックにとっては、来季のヨーロッパの大会出場権を懸けた極めて重要な一戦となる。歴史的に見てベルナベウはアスレティックにとって勝ち点を奪うのが非常に難しい鬼門であり、過去の公式戦249回の対戦のうち、マドリードが125勝を挙げている。厳しい環境のなかで、アスレティックはシーズンの締めくくりとして力強い競争力を見せ、ポイントを持ち帰ることを目指している。
(via SPORT)
バルベルデ監督の退任とレクエの引退
このサンティアゴ・ベルナベウでの最終戦は、アスレティックにとって非常に感情的で特別な別れの舞台となる。まず、チームを率いてきたエルネスト・バルベルデ監督がこの試合を最後に退任し、アスレティックのベンチで指揮を執る最後の機会となる。さらに、ディフェンダーのイニゴ・レクエもこの試合を最後に現役を引退することが決まっており、彼にとっても現役生活最後のピッチとなる。なお、バルベルデ監督の後任として、来シーズンから2年間の契約でエディン・テルジッチが新監督に就任することがすでに決定しており、クラブは新たなサイクルへと突入する。
(via ElDesmarque)
(via MARCA)
負傷と出場停止による欠場者情報
最終節に向けて、アスレティックは合計5名の重要な欠場者を抱えている。アレックス・ベレンゲルは右脚内転筋の過負荷により遠征メンバーから外れた。今週は100%の状態での練習ができず、クラブの公式発表により欠場が確定し、ピッチ上でシーズンを終えることは叶わなくなった。今後は経過を観察することになる。さらに、ニコ・ウィリアムズ、オイアン・サンセ、ウナイ・エギルスの3名もケガのため欠場が確定している。サンセについては直前までフィジカル面の不安が残っていたが、最終的にリストから外れた。また、ユーリ・ベルチチェは前節のセルタ戦で受けたイエローカードによる累積警告で出場停止となっている。ユーリが今後アスレティックのユニフォームを着て再びプレーするかどうかは、現時点では不透明な状況のままである。
(via ElDesmarque)
ベニャト・プラドスが長期離脱から復帰
負傷者が相次ぐ中での朗報として、ベニャト・プラドスが招集メンバーに復帰を果たした。プラドスは昨年9月に左膝の十字靭帯断裂という大ケガを負い、9月23日に手術を受けていた。その後、浮き沈みの激しい困難なリハビリ期間を乗り越え、ついにコンディションを取り戻した。今シーズンはこれまでわずか2試合の出場にとどまっていたが、この最終節でサッカー選手としての完全な状態を取り戻し、ケガ以降初めてリスト入りを果たしている。
(via MARCA)
エリジャ・ギフトがデビューへ向けてメンバー入り
ベレンゲルの負傷欠場に伴い、カンテラから19歳(今月6月で20歳を迎える)のウインガー、エリジャ・ギフトが遠征メンバーに名を連ねた。ナバラ生まれのギフトは、幼少期からリバプールのユースで育ち、その後アスレティックがユース時代に100万ユーロ弱の移籍金を支払って獲得した逸材である。今シーズンのチャンピオンズリーグ、スポルティング・ポルトガル戦でもベンチ入りを経験しているが、まだトップチームでの出場はない。来季からテルジッチ新監督体制に移行するのを前に、バルベルデ監督のラストマッチとなるベルナベウの舞台で待望のトップチームデビューを飾るチャンスを窺っている。
(via MARCA)
来季新ユニフォームのデザインを巡る政治的論争
アスレティック・クラブは今週水曜日、来シーズンに向けた新しいファーストユニフォームを発表し、この土曜日のレアル・マドリード戦で初着用する予定となっている。しかし、背中の上部に配置された、バスクの旗(イクリニャ)で彩られた「エウスカル・エリア」の地図のレリーフが大きな政治的論争を引き起こしている。この地図の領域内にナバラ州が含まれているため、ナバラの政党であるUPN、PP、VOXが激怒している。
UPNのクリスティナ・イバロラ代表は、スペインサッカー連盟(RFEF)のラファエル・ロウサン会長、アスレティックのジョン・ウリアルテ会長、そしてナバラ州のマリア・チビテ首相宛てに抗議の書簡を送付した。彼女は『法的、行政的、制度的、政治的枠組みとは全く無関係な政治的現実を反映している』と強く非難し、シンボルが撤回されない場合は法廷に持ち込むと警告した。PPとVOXもラ・リーガやCSD、RFEFに対して地図の撤回を要求している。
これに対し、アスレティック側は政党の抗議に一切反応しておらず、デザインを変更する予定はないまま既にオンラインや公式ショップでの販売を開始している。アスレティックのファンからは『政治的なメッセージは一切なく、単にバスク語が話されている地域(フランスの一部も含む)を示しているだけだ。政治化しているのは政党の方だ』と反発の声が上がっている。また、ナバラ州政府のハビエル・ラミレス第一副首相は『ナバラの公式シンボルが悪用されているわけではなく、民間団体による非公式シンボルの使用について政府が立場を示すべきではない』と述べ、静観の構えを見せている。
(via Esport3)
最終節の招集メンバーと予想スタメン
エルネスト・バルベルデ監督が発表した今季最後となる招集メンバー23名は以下の通りである。
[GK]
ウナイ・シモン、アレックス・パディジャ
[DF]
イニゴ・レクエ、ヘスス・アレソ、アンドニ・ゴロサベル、ダニ・ビビアン、アイトール・パレデス、ジェライ・アルバレス、アイメリク・ラポルテ、アダマ・ボイロ
[MF]
ミケル・ベスガ、イニゴ・ルイス・デ・ガラレタ、ミケル・ハウレヒサル、ウナイ・ゴメス、ベニャト・プラドス、アレハンドロ・レゴ
[FW]
イニャキ・ウィリアムズ、ゴルカ・グルセタ、マロアン・サンナディ、ニコ・セラーノ、ロベルト・ナバーロ、ウルコ・イセタ、エリジャ・ギフト
(via ElDesmarque)
また、レアル・マドリード戦の予想スタメンは以下のように報じられている。
ウナイ・シモン
レクエ、ラポルテ、ジェライ、ゴロサベル
ガラレタ、レゴ、ロベルト・ナバーロ
ベレンゲル、グルセタ、イニャキ・ウィリアムズ
※ただし、予想スタメンに名を連ねているベレンゲルはクラブの公式発表により直前で負傷欠場が確定しているため、実際のスターティングラインナップは変更されることが確実となっている。
(via SPORT)
【本日の総括】
バルベルデ監督の退任とレクエの引退という大きな節目を迎える最終節。多くの負傷者を抱える中で、長期離脱からのプラドス復帰やギフトのデビューへの期待が膨らみます。新ユニフォームの論争というピッチ外の話題も抱えながら、欧州の切符を懸けて鬼門ベルナベウでの一戦に臨みます。



