イアゴ・アスパスの契約延長と感動の舞台裏

セルタは、イアゴ・アスパスのキャリア最後となる契約延長を、モアーニャでの幼少期を再現した感動的なビデオとともに発表しました。両親が夕食のために彼を呼び戻すまで、通りでサッカーを続けていた当時の様子が描かれています。アスパス自身もこのビデオを見て「とても感動的だね。僕の子供時代を思い出させてくれる。両親が夕食のために窓から僕を呼んでいたんだ。当時は今みたいな携帯電話なんてなかったからね」と語り、さらに「このような子供時代を過ごせたことをとても誇りに思うし、このビデオで幼い頃の幸せや外で遊ぶ楽しさを思い出せる。今の時代にはなかなかないことだよね」と喜びを露わにしました。

来シーズンはアスパスにとってトップチームでの18シーズン目にして現役最後の年となります。クラブの財政負担を減らすため、彼の給与は3年間に分割して支払われ、引退後の2年間はクラブの組織構造に加わることが決まっています。

この更新がチームに伝えられた際のエピソードについて、クラウディオ・ヒラルデス監督は「彼はアフォウテサ(練習場)のプレスカンファレンスルームのドアから入ってきて、ビデオの準備をしている僕たちに直接伝えてくれたんだ。彼らしい、とても自然で自発的な形だったよ」と明かしました。その後、選手たちにも報告され、チーム全体が大喜びに包まれたとのことです。監督は「彼はキャプテンであり、セルタの象徴として、みんなから惜しみない拍手と花道で祝福されていたよ」と振り返りました。

来季の彼についてヒラルデス監督は「来季、イアゴがいないセルタなんて想像もしていなかった。彼がひとつのプレーで与えてくれるものを、今や将来にわたって提供できる選手は世界中探しても我々の近くにはいない。時間の経過を受け入れつつ、もう1年彼を楽しめるのは素晴らしいことだ。今季と同様に負荷や出場時間はしっかり管理していくよ」と語りました。さらに「彼は荷物をまとめて去ることもできたし、それでも伝説であることに変わりはない。だからこそ、クラブに貢献し続けたいと思ってくれたことに感謝している」と述べ、アスパスが引退前にデポルティーボ・ラ・コルーニャとのダービーマッチを体験したいと望んでいることについても「個人的にもバライードスとリアソールでのダービーを経験したいね」と共感を示しました。(via ElDesmarque)

ヨーロッパリーグ出場権を懸けたセビージャ戦への意気込み

セルタは今季のラ・リーガ最終節(第38節)でセビージャをバライードスに迎えます。現在勝ち点51で6位のセルタは、この試合で引き分け以上の勝ち点1を獲得すれば、ヘタフェ(勝ち点48で直接対決でセルタを上回る)を抑えてヨーロッパリーグ(EL)出場権を獲得します。一方、セビージャはすでに残留を決めており、消化試合の状況です。

クラウディオ・ヒラルデス監督は試合前の会見で「ここまでの道のりや周囲の状況を超えて、目の前には勝たなければならない試合がある。ヨーロッパリーグかカンファレンスリーグかという話だが、我々は6位になってヨーロッパリーグでプレーしたいんだ」と明言しました。「昨シーズンは7位だったが、EL出場はクラブにとって経済的な見返りも大きく、さらにホームのファンに対しては最近の試合での借りを返す義務があると思っている」と語り、ファンとヨーロッパ出場を祝うための勝利を誓いました。

また、「カンファレンスリーグに出場しながら勝つか、ヨーロッパリーグに出場しながら勝つかの違いだ。今週のトレーニングを見ていても、過度なプレッシャーは抜けているように感じた。長くこの順位にいて、当初の目標ではなかったにせよ、手放したくはないからね。選手たちはリラックスして練習に臨んでいるが、みんなヨーロッパリーグに出場したいと話し合っているよ」とチームの雰囲気を明かしました。

体力面については「エネルギー的にも精神的にも肉体的にも限界に来ているのは事実だ。我々の多くにとって、このような状況を経験するのは初めてだからね」と認めつつ、対戦相手のセビージャについては「今季の成績以上に才能があり、個々の能力が高いチームだ」と警戒しています。(via ElDesmarque / Estadio Deportivo / MARCA / SPORT)

セビージャ戦の招集メンバー25名と負傷者情報

クラウディオ・ヒラルデス監督は、セビージャ戦に向けて負傷者を除く全選手25名を招集しました。ベンチ入りできるのは12名のため、試合当日には2名がメンバー外となります。

負傷者の状況として、カール・スタルフェルトは椎間板ヘルニアのため引き続き欠場します。スウェーデン代表としてワールドカップに招集されているものの、クラブの医療チームは手術が必要かどうかをまだ決定していません。ただし、彼は試合後のヨーロッパ出場権獲得を祝うイベントにはピッチに姿を見せる予定です。ミゲル・ロマンも左足の骨折の回復の最終段階にあり欠場します。

さらに、マヌ・フェルナンデスが前日のトレーニング中に軽い捻挫を負って欠場が確定しました。ヒラルデス監督は「彼は昨日のトレーニングで軽い捻挫をして今日は練習できなかった。残りの選手は全員出場可能で、全員でスタジアムに行き、そこで最終決定を下す」と述べています。マヌ・フェルナンデスの名前はリストに記載されていますが、実際にはプレーできない見込みです。

先発メンバーの予想としては、ヒラルデス監督はベストメンバーを組むと見られ、GKにラドゥ、3バックにハビ・ロドリゲス、ヨエル・ラゴ、マルコス・アロンソ。ウイングバックにハビ・ルエダまたはミンゲサ、セルヒオ・カレイラ。中盤にイライクス・モリバ、フェル・ロペスが入り、回復したマティアス・ベシーノにも出場の可能性があります。前線はイアゴ・アスパスまたはジュグラ、スウェドベリまたはパブロ・ドゥラン、ボルハ・イグレシアスの組み合わせが予想されています。試合はエルナンデス・マエソ主審、VARはピサロ・ゴメス審判員が担当し、21:00にキックオフされます。(via ElDesmarque / Estadio Deportivo)

オスカル・ミンゲサとマルコス・アロンソの去就

6月30日で契約満了となるオスカル・ミンゲサについて、契約延長の交渉は難航しています。セルタはシーズン約400万ユーロ(グロス)という最大限のオファーを提示しましたが、選手側は時間を要求し、最近になって対案を提示する意向を示しました。フリートランスファーで獲得を狙うクラブも多く、クラブ内部でも契約更新はほぼ不可能と見られています。

クラウディオ・ヒラルデス監督は「彼はチームやスタッフに別れを告げてはいない。全くね。ただ、何が起こるか一番不透明なのも確かだ。僕が楽観的かどうか、意見を言うことはできない。状況を見守るしかないね」と語りました。また、「彼らが1年間話し合いを続けていることは知っているし、夏もそんな感じになるだろう。選手にとってこれが一番良い結果になることを願っている。僕がサッカー選手としてのミンゲサをどれほど気に入っているかは何度も言ってきた。彼にとってもクラブにとっても、このメロドラマは早く終わるに越したことはない」と早期決着を望んでいます。

さらに監督は「もしここに残るなら大歓迎だし、そうでないなら彼の今後の活躍を祈るよ。素晴らしい人物であり偉大な選手だからね。この期間、ピッチ上でも僕らに多くのものをもたらしてくれた」と感謝を口にしました。ミンゲサはこれまでセルタで147試合に出場し、7ゴール15アシストを記録しています。

一方で、同じく契約満了を迎えるマルコス・アロンソの残留については、監督は楽観的な見方を示しました。「イアゴ(アスパス)が(彼の去就について)何か言ったからといって、マルコスが同じことを言うわけではないし、今すぐ答えを出す必要もない。だが、僕は楽観視しているよ。タイミングを尊重し、彼の決断を待つ必要がある」とコメントしています。(via ElDesmarque / Mundo Deportivo)

ブラジル人ウインガー、マテウス・マルティンスへの関心と補強計画

夏の移籍市場に向けて、セルタがブラジルのボタフォゴに所属する左ウインガー、マテウス・マルティンス(22歳)に関心を寄せているとブラジルメディアが報じています。

ボタフォゴは深刻な財政危機に直面しており、マルティンスを今夏売却する方針です。選手と代理人もヨーロッパ復帰を前向きに捉えています。彼はかつてウディネーゼからワトフォードにレンタルされ、チャンピオンシップなどで活躍した後、2024年7月にボタフォゴが1000万ユーロで獲得しました。ボタフォゴでは81試合で9ゴール2アシストを記録し、コパ・リベルタドーレス優勝も経験していますが、クラブはウディネーゼへの移籍金の最初の分割払いしか終えておらず、まだ600万ユーロの負債を残しているため、FIFAがこの移籍問題に介入している状態です。

マテウス・マルティンスの市場価値は約600万ユーロですが、ボタフォゴは約800万ユーロを求めているとされ、これは実際の市場価値を上回る金額です。セルタの他にも、クラスノダール、コヴェントリー・シティ、フェイエノールトが関心を示していますが、現時点では追跡と関心の域を出ていません。

セルタは1月にローンを打ち切って退団したブライアン・サラゴサの代役となるウインガーを探していましたが、冬の市場では適切な代役が見つからず、ウィリオット・スウェドベリとウゴ・アルバレスを起用して左サイドで素晴らしい成果を上げてきました。マテウス・マルティンスは右利きで、逆足の左サイドを主戦場としますが、右サイドでも29試合に出場し5ゴール3アシストを記録しており、選択肢の少ない右サイドのオプションとしても機能します。

ただし、現在のセルタの優先事項はマルコス・アロンソの契約延長と、エルチェと6月30日で契約が切れるアレイシ・フェバスの獲得をまとめることだと言われています。(via ElDesmarque)

イライクス・モリバとウィリオット・スウェドベリの売却の可能性

セルタは赤字を回避するために約1800万ユーロの収入を必要としており、そのための主な売却候補としてイライクス・モリバとウィリオット・スウェドベリの名前が挙がっています。

イライクス・モリバは2029年6月までの4年契約でセルタに加入した際、違約金はわずか3000万ユーロに設定されました。これは両者がセルタでの期間が短くなる可能性を認識していた明確な意思表示であり、選手自身も給与を大幅に下げて加入していました。約2000万ユーロのオファーがあれば、クラブは売却を妨げない方針です。モリバはバルセロナを不本意な形で去った後、ドイツでの不遇やバレンシア、ヘタフェへのレンタルでも定位置を掴めずにいましたが、ビーゴでついに安定を取り戻しました。クラウディオ・ヒラルデス監督の下で最高の競争力を取り戻し、今季は47試合で3419分プレー、1ゴール4アシストを記録しています。

この復活により、現在カンファレンスリーグを制覇したアストン・ヴィラなどのクラブが彼に関心を示しています。ロッカールームのゴミ袋に彼のウェアが入っていたことで売却の噂が再燃しましたが、現時点では移籍市場で最も名前が挙がる選手の一人であることは間違いありません。(via ElDesmarque)

ロッカールームでの一コマ、ラドゥのピザ配達員イタズラ

セルタのロッカールームのムードメーカーであるルーマニア人GKアンドレイ・ラドゥが、チームメイトのフェラン・ジュグラをSNSでいじる出来事がありました。

シーズン最後のトレーニングが行われた金曜日、ジュグラが全身赤の服を着て練習から上がってきたのを見たラドゥは、AI(人工知能)を使ってジュグラの画像にピザの箱やキャップ、そしてバイクを合成し、有名なピザチェーンの配達員に見立ててからかう画像を投稿しました。ラドゥはチームに完全に溶け込んでおり、彼の明るいキャラクターと時折見せる狂気がチームメイトから愛されています。

ちなみに、ラドゥが投稿した写真の背景には、イライクス・モリバのウェア(ホームキットとピンクのサードキット)が入ったゴミ袋が写り込んでいました。これが移籍の兆候ではないかと一部で推測を呼びましたが、カール・スタルフェルト(背番号2)やミゲル・ロマン、そしてラドゥ自身のロッカーにも同様のゴミ袋があったため、シーズン終了に伴う単なる片付けの一環であったことが確認されています。(via ElDesmarque)

レンタル中のウナイ・ヌニェス、バレンシアでセンターバック起用へ

セルタからバレンシアへレンタル移籍中のウナイ・ヌニェスに関する情報です。

バレンシアはラ・リーガ最終節でバルセロナと対戦しますが、守備陣に負傷者や出場停止者が続出しています。前節のレアル・ソシエダ戦で右サイドバックを務めたヌニェスですが、今節は退場処分で出場停止となったジェメルトの代わりとして、ターレガとともに本来のセンターバックのポジションに入る見込みです。(via SPORT)

【本日の総括】

アスパスの感動的な契約延長やヨーロッパリーグ出場権が懸かるセビージャ戦に向けたヒラルデス監督の意気込みなど、来季への希望が膨らむ一日でした。一方で、ミンゲサの契約延長難航やモリバらの売却の噂など、移籍市場に向けた動きも活発化しています。ラドゥのユーモア溢れるロッカールームの雰囲気も、チームの良好な状態を物語っています。