祝賀ディナーの裏側

カサノバ・ビーチ・クラブで開催されたFCバルセロナのリーガおよびスーペルコパ優勝祝賀ディナーには、多くのピッチ外のドラマがあった。最初に到着したのはハンジ・フリック監督であり、ファンに丁寧に対応した。注目を集めたのはラミン・ヤマルで、ギリシャ旅行でも目撃されていたセビリア出身のインフルエンサー、イネス・ガルシアを新しい恋人として初めて公の場でお披露目した。また、ロナルド・アラウホは宣言通りに髪を青く染めて登場し、周囲を驚かせた。

夕食会では、今季限りでの退団が決定しているロベルト・レヴァンドフスキへの感動的な表彰が行われた。ラポルタ会長は『あなたは困難な時期にこのクラブへ来るという難しい決断をしてくれた。あなたのおかげでスポーツ面での信頼を取り戻せた。バルセロナはあなたの家であり、またすぐに会いたい』とスピーチし、初年度のユニフォームを額縁に入れてプレゼントした。ラファ・ユステ副会長も、負傷でW杯を逃したフェルミンへの労いの言葉とともに、レヴァンドフスキのプロ意識を称賛した。レストランの外で取材に応じたデコSDは、フリアン・アルバレスやジョアン・ペドロの獲得の噂についてはぐらかしながらも、『ロベルトの代わりを見つけるのは不可能に近い』と、今後の補強の難しさを口にしている。 (via SPORT)(via ElDesmarque)(via MARCA)(via Mundo Deportivo)(via Esport3)

レアル・マドリードの会長選と審判団の提訴

フロレンティーノ・ペレス会長が前倒しで召集したレアル・マドリードの会長選挙が波紋を呼んでいる。対抗馬として出馬を準備している実業家のエンリケ・リケルメは、公の場で『クラブの民営化が迫っている。我々にはマドリードがソシオのものであり続けるよう民営化を阻止する倫理的かつ道徳的な義務がある』と訴えた。彼のプロジェクトには、ビセンテ・デル・ボスケ、フェルナンド・イエロ、ラウル・ゴンサレスといったクラブのレジェンドを要職に就かせる「スペイン化」構想が含まれている。一方で、出馬の噂があったラファ・ナダルは自身のSNSやイベントでこれを明確に否定し、『私はただマドリードが最高の結果を出すことを望んでいる。ペレスはマドリード史上最高の会長だ』と現体制を擁護した。

さらに、ペレス会長に対してスペイン審判協会(AESAF)が反暴力委員会へ提訴に踏み切った。ペレス会長が『リーグ戦を盗まれた』『20年にわたる組織的腐敗がある』と発言したことや、RMTV(レアル・マドリードTV)が試合前に特定の審判をターゲットにした批判ビデオを継続的に放送していることが、審判に対する敵意や暴力を助長していると糾弾。懲戒手続きの開始と、名指しされた審判への賠償を求めている。 (via Mundo Deportivo)(via MARCA)(via SPORT)(via ElDesmarque)

カルバハルの別れの宴

13シーズンにわたりレアル・マドリードの右サイドを支えたダニ・カルバハルが、今季限りでの退団を前にマドリード市内のレストランでお別れの夕食会を主催した。チームメイトやスタッフ、バルデベバスで働く裏方たちも招待されたが、そこにアルバロ・アルベロア監督の姿はなかった。大怪我から復帰したカルバハルに対し、アルベロアは若手のダビド・ヒメネスやバルベルデを優先して起用し、カルバハルはわずか5試合しか先発を与えられなかった。W杯出場を逃す要因にもなったこの起用法により、かつては共に戦った二人の関係が完全に破綻していることが、この招待の不在によって公のものとなった。 (via Esport3)(via Mundo Deportivo)(via ElDesmarque)

モウリーニョ復帰の噂と火消し役

無冠に終わり、ロッカールームの分裂が深刻化しているレアル・マドリードで、ジョゼ・モウリーニョ復帰の噂が現実味を帯びている。モウリーニョは復帰の条件として、アルバロ・アルベロアをコーチングスタッフに組み込むことや、フロントと選手の間に立つ「火消し役(パイプ役)」の役職を新設することを求めているという。かつてジダンやイエロが担ったこの役割の候補にはトニ・クロースの名前も挙がっている。

また、モウリーニョの過去のインタビューでの発言がSNSで拡散され、話題を呼んでいる。彼は『ストライカーが守備をしなければ、高い位置からプレスはかけられない。前線の選手が下がってこなければ、ブロックは形成できない』と語っており、これが守備への意識が低いと批判されているキリアン・エンバペやヴィニシウスへの強烈な事前警告だと受け止められている。補強に関しては、スポルティングのモルテン・ヒュルマンドの獲得を強く要望している模様だ。 (via SPORT)(via ElDesmarque)(via MARCA)

ウナイ・エメリとアストン・ヴィラの宴

アストン・ヴィラを率いてフライブルクを3-0で粉砕し、自身5度目のヨーロッパリーグ制覇を果たしたウナイ・エメリ。試合後のロッカールームには、クラブの熱狂的なファンであるウィリアム王子が訪れ、選手たちとともに祝杯をあげた。キャプテンのジョン・マッギンは『彼がバーの支払いをしてくれることを願うよ。彼は本当に普通の良い人だ』と冗談を飛ばした。

守護神のエミリアーノ・マルティネス(ディブ)は、試合後のインタビューで衝撃の事実を告白。『ウォーミングアップ中に指を骨折してしまったんだ。ボールを掴むたびに指が反対方向に曲がってしまったけれど、乗り越えなければならないことだ』と語り、骨折状態のまま無失点に抑えた狂気じみた精神力を見せつけた。ディブはエメリについて『彼は私と同じで勝つことの病気だ。本当に愛している』と絶賛。エメリ自身は、『バレンシアでヨーロッパとは何かを学び、セビージャでこの大会を愛することを教わった』と、過去に指揮したスペインのクラブへの感謝を口にした。また、パウ・トーレスは、ディブがスペインの記者に向かって『パウをW杯のスペイン代表に呼べ、彼が最高だ』と直談判してくれたという微笑ましいエピソードを披露した。 (via Estadio Deportivo)(via ElDesmarque)(via SPORT)(via MARCA)(via Mundo Deportivo)

カニサレスのピーター・リムへの怒り

バレンシアCFのレジェンドGKであるサンティ・カニサレスが、クラブのオーナーであるピーター・リムと現在の経営陣に対して抑えきれない怒りを爆発させた。ラジオ番組に出演したカニサレスは、クラブにトップレベルの専門的な構造が欠如していると指摘し、低迷する成績について『このリーグのレベルなら、バレンシアは片足を縛られていても5位になれるはずだ』と痛烈に批判した。

さらに、現在トンデラでプレーしている自身の息子、GKルーカス・カニサレスの将来について問われると、『彼がいつかバレンシアでプレーしてくれたら嬉しいが、それは別のバレンシアでの話だ。たとえ彼に十分な実力が備わったとしても、私が彼の父親であり、このオーナーがクラブにいる限り、彼が今のバレンシアでプレーすることは絶対にない』と断言し、リム体制に対する完全な拒絶姿勢を示した。 (via ElDesmarque)

セビージャ売却問題とセルヒオ・ラモスの反論

セビージャFCのクラブ売却交渉が暗礁に乗り上げ、サポーターの不安を煽っている。セルヒオ・ラモスと関連している投資グループ「Five Eleven Capital」による買収が進められていたが、必要な4億ユーロの資金証明(銀行保証)が期限を過ぎても提出されていない。これにより、現経営陣や大株主たちが不信感を募らせており、取引自体が破談になる可能性が浮上している。

この状況に対し、プロジェクトの顔となっているセルヒオ・ラモスは、公式な声明は出さないものの、自身のSNSで間接的な反論を展開した。彼は過去のチャンピオンズリーグでの試合で、ゴールを決めた後に両手を耳に当てるジェスチャー(批判を聞かないというアピール)の映像を投稿。さらに、そのBGMにはDj Playastationの『Street Noise(ストリートの騒音)』という曲を選び、周囲の疑念や報道を単なる「外野の騒音」と一蹴するような態度を示した。 (via Estadio Deportivo)(via MARCA)

イアゴ・アスパスの生涯契約

セルタ・デ・ビーゴの生ける伝説、イアゴ・アスパスがクラブと2029年までの長期契約を結んだ。この契約は、39歳となる来シーズンまで選手としてピッチに立ち続け、ブーツを脱いだ直後にそのままクラブのフロントへ入るという異例の「生涯契約」となっている。アスパスは以前からスポーツディレクターの仕事に強い関心を示しており、マルコ・ガルセスSDらとともにチームの編成やスカウティングに携わることが予定されている。

クラブは公式声明で『彼はセルタの歴史上最高の選手というだけでなく、彼自身がセルタそのものだ』と最大級の賛辞を送った。今週末のバライードスでの最終戦は、彼の残留を祝い、来季のヨーロッパ大会出場権獲得を記念する巨大なパーティーとなり、試合前からコンサートやイベントが企画されている。 (via Estadio Deportivo)(via ElDesmarque)(via SPORT)(via MARCA)(via Mundo Deportivo)

ダニ・パレホのビジャレアル退団

ビジャレアルの中盤のタクトを振り続けたダニ・パレホが、今シーズン限りでの退団を発表した。クラブから契約延長のオファーはなく、36歳での退団が決まった。パレホは自身のSNSで『さよならではなく、またねだ。この6シーズン、このシャツを着られたことは大きな誇りであり、大きな満足感だ。これからはここが私の家であり、常に心の中にある』とファンへ向けて感情的なメッセージを公開した。

引退の噂も囁かれていたが、本人は依然としてトップレベルでのプレー続行を希望しており、エキゾチックなリーグへの移籍よりも、ヨーロッパの競争力のあるクラブでの挑戦を探しているという。週末のアトレティコ・マドリード戦が、エスタディオ・デ・ラ・セラミカでの最後の別れの舞台となる。 (via Estadio Deportivo)(via SPORT)(via ElDesmarque)(via MARCA)(via Mundo Deportivo)

アルマダ監督のオビエド退任

レアル・オビエドの2部降格という失望のシーズンを終え、ギジェルモ・アルマダ監督が退任を発表した。クラブからは来季に向けた契約延長のオファーがあったものの、指揮官は『このクラブを代表できたことは大きな誇りだが、個人的な決断により継続しないことを決めた』と明かした。

また、シーズンの終盤にベテランのサンティ・カソルラとの間に深刻な軋轢があったという報道については激しい口調で否定。『それはジャーナリズムの一部が作り出した捏造だ。彼との間に問題などないし、素晴らしい関係だった。彼は誰よりも早く練習に来て、最後まで残っていた。カソルラを後半の残り30分で起用したのは、相手が疲弊した状況で彼の才能を最大限に活かすための戦術的な決断に過ぎない』と、不仲説を真っ向から切り捨てた。 (via Estadio Deportivo)(via ElDesmarque)(via SPORT)(via MARCA)(via Mundo Deportivo)

デ・ラ・フエンテ監督の赤裸々告白

スペイン代表のルイス・デ・ラ・フエンテ監督が、元選手マリオ・スアレスのYouTube番組に出演し、率直な胸の内を語った。彼は現在のレアル・マドリードの補強戦略について言及し、『ファビアンやミケル・メリノのような選手が手頃な価格だった時に、彼らに投資しなかったのは間違いだ。彼らの半分も良くない選手に法外な金額を支払っている。国内の選手をもっと起用すべきだ』と苦言を呈した。

また、過去の苦労について『指導者をクビになり、18ヶ月間も失業して泥水をすすった時期があった』と告白。代表監督就任後にセルヒオ・ラモスを構想外にした決断については、『彼の両親や兄弟など家族ぐるみで親交があったため、個人的に非常に辛く、苦渋の決断だった』と明かした。W杯のメンバーについては、大怪我から復帰したガビを『彼はそれを自分で勝ち取った』と絶賛して選出を示唆する一方、カルバハルについては『コンディション的に厳しい』と事実上の除外を宣言した。 (via SPORT)(via MARCA)(via ElDesmarque)(via Mundo Deportivo)

サウサンプトンのスパイ行為による追放

対戦相手の練習セッションにスタッフを送り込み、スパイ行為を働いていたことが発覚したサウサンプトンの処分が確定した。イングランドサッカーリーグ(EFL)の独立規律委員会によって下された、プレミアリーグ昇格プレーオフからの追放と、来シーズンのチャンピオンシップ(2部)での勝ち点4剥奪という重い処分に対し、クラブは控訴していたが、これが完全に棄却された。

サウサンプトン側は『スポーツ面での制裁は不釣り合いであり、英国サッカー史上最も重い処分だ』と不満の声明を発表したが、裁定が覆ることはなく、代わりにミドルズブラがハル・シティとの昇格プレーオフ決勝をウェンブリーで戦うことになった。 (via MARCA)(via Mundo Deportivo)

フレンキー・デ・ヨングの胸中

バルセロナのフレンキー・デ・ヨングが長文のインタビューに応じ、自身を取り巻く状況について赤裸々に語った。彼は長年メディアとの対話を避けてきたことについて、『自分を売り込むのが下手だったと認める。黙っていたせいで、人々は新聞の意見だけを信じてしまった』と後悔を口にした。

過去にクラブが経済的理由から彼を売却しようと圧力をかけてきた時期については、『クラブの何人かは私を売りたがっていたが、デコやラポルタとの関係は良好だ。私はバルサに残ることしか考えていなかった』と振り返った。また、シャビ前監督とは最初の半年は戦術面で意見が合わなかったものの、その後は理解し合えたと語り、現在のフリック監督の下では柔軟なシステムで非常に快適にプレーしていると明かした。オランダのレジェンドたちから「ボールを持ちすぎる郵便配達員」と批判されたことに対しては、『私がフリーマンであるなら、有利な状況を作ってからパスを出すのが当然だ。多くの人はサッカーを理解していない』と反論した。 (via SPORT)

移籍市場とピッチ外の裏話

移籍市場でも様々な動きやピッチ外の話題が飛び交っている。マンチェスター・シティからの退団が濃厚となっているベルナルド・シウバは、来季のチャンピオンズリーグ出場権を逃したユベントスからのオファーを拒否し、ディエゴ・シメオネ率いるアトレティコ・マドリードでのプレーを希望しているという。バルセロナを退団するレヴァンドフスキに対しては、サウジアラビアのアル・ヒラルとアル・イテハドが獲得に向けて水面下で動いている。

イングランドでは、キア・スターマー首相が議会の冒頭でアーセナルの優勝を祝福した際、シティを去る噂のあるペップ・グアルディオラについて『約10年を経てマンチェスターの偉大なヒーローが出発することについて言及しないのは私の怠慢だ』と発言し、退任説に拍車をかけた。

また、珍しい話題として、バルセロナのモンジュイックでコンサートを行う世界的アーティストのバッド・バニーと、FCバルセロナのコラボレーションの可能性について。多くの選手がチケットを求めているほど人気だが、バッド・バニーがアディダスの顔であるため、ナイキと契約するバルサとのコラボは「不可能に近い」とみられている。 (via Estadio Deportivo)(via ElDesmarque)(via SPORT)(via MARCA)(via Mundo Deportivo)

事件と司法の動き

スペインサッカー界を揺るがした「ネグレイラ事件」に新たな展開があった。元審判技術委員会(CTA)副会長のホセ・マリア・エンリケス・ネグレイラ氏について、新たな法医学的鑑定が行われ、「アルツハイマー病の可能性が高い神経認知障害を患っており、裁判手続きを理解する能力がない」との結論が下された。これにより、彼自身が法廷で裁きを受けることを回避する可能性が高まっている。

海外では、中国サッカー協会が八百長や違法賭博、汚職に関する大規模な粛清を実施。元深センFCのゼネラルマネージャーなど、クラブ幹部らを含む17人に永久追放処分を下した。

国内のスタジアム問題では、反暴力委員会がセビージャとアトレティコ・マドリードに対し、それぞれ2万ユーロの重い罰金を提案した。これは、両クラブの試合開始時にファンがトイレットペーパーのロールをピッチに大量に投げ込み、それが発炎筒やタバコの火によって引火し、深刻な火災の危険を引き起こしたためである。 (via ElDesmarque)(via SPORT)(via MARCA)(via Estadio Deportivo)

女子サッカー界の複数所有問題

女子サッカー界において、資本の投入とともに新たな問題が浮上している。オリンピック・リヨン、ワシントン・スピリット、そしてロンドン・シティ・ライオネスなどを傘下に収め、強大な帝国を築き上げようとしているアメリカ人実業家のミシェル・カン氏に対し、UEFAが厳格な警告を発した。

UEFA女子サッカー責任者のナディーン・ケスラーは、『同じオーナーや投資グループに属する2つのクラブが、同じヨーロッパの大会に参加することは認められない』と明言。男子サッカーで度々問題となってきた「マルチクラブ・オーナーシップ(複数クラブ所有)」による利益相反を防ぐため、女子サッカーでも一切の例外を認めないと釘を刺した。カン氏はバルセロナのフロントやスタッフを次々と引き抜いており、その強引な手法に待ったがかけられた形だ。 (via Mundo Deportivo)

【本日の総括】

カルバハルの夕食会でのアルベロア不在や、カニサレスのピーター・リムへの強烈な絶縁宣言、アルマダ監督の不仲説否定など、人間関係の軋轢が浮き彫りになる一日となった。一方で、イアゴ・アスパスのセルタでの生涯契約や、指を骨折しながらもヴィラに栄光をもたらしたディブの狂気とエメリの歓喜など、フットボールへの深い愛情と情熱を感じさせるエピソードも多かった。また、デ・ラ・フエンテ監督の暴露や、ネグレイラ氏の認知症による裁判回避の可能性など、ピッチ外の政治的・司法的な話題も尽きない。