【今回のラインナップ】
✅ コルドバCF [1-0勝利で勝ち点48に到達し、残留を事実上確実にする]
✅ レアル・サラゴサ [痛恨の2連敗で降格の危機が深刻化、監督交代の特効薬も消失]
✅ ブルゴスCF [91分の劇的な決勝弾で1-0勝利、暫定でプレーオフ圏内へ浮上]
✅ スポルティング・ヒホン [土壇場の失点で敗戦を喫し、1部昇格の夢が事実上潰える]
✅ CDレガネス [後半の鮮やかな逆転劇で2-1勝利、残留に向けて大きく前進]
✅ アルバセテ [先制するも痛恨の逆転負け、残留確定はお預けとなる]
✅ マラガCF [昇格を争う直接対決を2-0で制して3位浮上、ロサレダは歓喜の渦]
✅ UDラス・パルマス [宮代大聖が先発も後半失速して敗戦、プレーオフ圏外の7位へ転落]
✅ レアル・バリャドリード [月曜のエイバル戦で降格圏との勝ち点差を広げる絶好の機会]
✅ SDエイバル [好調を維持したまま、アウェイでのバリャドリード戦に臨む]
✅ SDウエスカ [8試合未勝利で監督交代も降格危機、デポルティボを迎え撃つ]
✅ デポルティボ・ラ・コルーニャ [自動昇格を視野に、手負いのウエスカ戦へアウェイで挑む]
✅ その他の注目カード [自動昇格組の直接対決や日曜開催の残留争いまとめ]
■【コルドバCF】
コルドバCFはホームのヌエボ・アルカンヘルでレアル・サラゴサと対戦し、1-0で非常に価値のある勝利を収めた。この結果、チームは勝ち点を48に伸ばし、イバン・アニア監督は試合後の会見で「事実上の残留達成」を宣言している。前半から圧倒的に試合を支配し、ケビン・メディナの強烈なシュートによるゴールがVARのミリ単位のオフサイド判定で取り消される不運があったものの、後半にセットプレーから見事な形で均衡を破った。(via SPORT)
71分、カラセドが蹴った精度の高いコーナーキックをルベン・アルベスが打点の高いヘディングで合わせ、これが決勝点となった。ルベン・アルベスはその後もセットプレーからネットを揺らしたが、これもVARで取り消されている。GKイケル・アルバレスの堅実なセーブや、攻撃陣を牽引したアドリアン・フエンテスの際立ったパフォーマンスも光った。一方で、前半に内転筋を痛めて交代したイスマ・ルイスが今節で5枚目のイエローカードを受けたため、次節のクルトゥラル・レオネサ(レオン)戦は出場停止となる。(via AS)
■【レアル・サラゴサ】
レアル・サラゴサはコルドバCFに0-1で敗れ、痛恨の2連敗を喫した。ダビド・ナバロ監督就任直後は復調の兆しを見せていたが、その効果は完全に消失し、直近9ポイント中わずか1ポイントの獲得にとどまっている。残り21ポイントとなった現在、降格圏との勝ち点差は縮まり続け、他会場の結果待ちではあるものの、カディスやバリャドリードとの勝ち点差を考えればさらに絶望的な状況に追い込まれている。(via SPORT)
試合内容も非常に低調で、前半から相手のポゼッションと激しいプレスに圧倒された。中盤の要であるロベル、フランチョ、ケイディ・バレの負傷欠場が大きく響き、マウリとサイドゥを並べた中盤は機能不全に陥った。後半にはトニ・モヤに代えてピニージャ、さらにコドロやクミッチを投入して前がかりになったものの、ダニ・ゴメスのシュートは枠を捉えきれず、セットプレーにおける守備の脆さを突かれて失点した。指揮官も「我々こそが命懸けで戦うべきだったのに、それを示せなかった」と選手のインテンシティ不足と集中力の欠如を厳しく批判している。(via MARCA)
■【ブルゴスCF】
ブルゴスCFは本拠地エル・プランティオでスポルティング・ヒホンを1-0で下し、暫定ながら昇格プレーオフ圏内に浮上した。試合は両者譲らず互角の展開が続いたが、後半アディショナルタイムの91分、アレックス・リサンコスのパスを受けたフェル・ニーニョがペナルティエリア内で2人のDFをかわし、劇的な右足の決勝ゴールをねじ込んだ。(via Mundo Deportivo)
この勝利により、ラミス監督率いるチームはホームで4ヶ月間無敗を維持し、8試合連続で勝ち点を獲得する圧倒的な好調ぶりを見せつけている。前半にはクロスの折り返しからチャンスを作り、クロ・サンチェスがGKとの1対1を迎える決定的な場面もあったが、最後まで諦めず圧力をかけ続けた姿勢が土壇場での歓喜をもたらした。(via Estadio Deportivo)
■【スポルティング・ヒホン】
スポルティング・ヒホンはブルゴスCFに0-1で敗れ、1部昇格への僅かな希望が事実上断たれた。試合を通じてボールを保持して主導権を握ろうとする時間帯もあり、フアン・オテロが遠距離から何度もシュートを放ったが、精度を欠いて枠を捉えることができなかった。(via MARCA)
後半にはセットプレーからガスパル・カンポスが放った右足のシュートが左ポストを直撃するなど、決定機を作り出したものの、相手GKの牙城を崩せなかった。守護神ルベン・ジャニェスはフェル・ニーニョの強烈なシュートを防ぐなど好セーブを見せてチームを支えていたが、91分に痛恨の失点を喫し、力尽きた。(via Mundo Deportivo)
■【CDレガネス】
CDレガネスはホームのブタルケでアルバセテと対戦し、2-1の見事な逆転勝利を収めた。この勝ち点3により、降格圏との差を8ポイントに広げ、残留へ向けて非常に大きな一歩を踏み出している。前半38分に先制を許す苦しい展開となったが、後半にフアン・クルスが圧倒的なパフォーマンスを見せ、試合を鮮やかにひっくり返した。(via Mundo Deportivo)
後半開始直後の47分、ドゥクの右サイドからのクロスをフアン・クルスが頭で落とし、これをアレックス・ミジャンが至近距離から沈めて同点。さらに64分には、今度はアレックス・ミジャンのアシストからフアン・クルスが左足で強烈なシュートを叩き込み、逆転に成功した。試合終盤にはアレックス・ミジャンが退場処分を受けるアクシデントもあったが、イゴール・オカ監督率いるチームは最後までリードを死守した。(via MARCA)
■【アルバセテ】
アルバセテはレガネスに1-2で逆転負けを喫し、残留確定のチャンスを逃した。前半38分、コーナーキックからのこぼれ球をアレックス・ルビオがペナルティエリア外から右足ボレーで鮮やかに突き刺し、先制に成功した。しかし、後半立ち上がりに守備の集中力が切れ、わずかな時間で逆転を許す結果となった。(via MARCA)
アルベルト・ゴンサレス監督は後半、カピに代えてマルティン・フェルナンデス、さらにフラン・ガメス、ビクトル・サン・バルトロメ、サミュエル・オベングらを次々と投入し、システムを修正して同点ゴールを狙った。サン・バルトロメのシュートが惜しくも外れるなど決定機はあったが、レガネスの執念の守備を前に追いつくことはできなかった。(via Mundo Deportivo)
■【マラガCF】
マラガCFは本拠地ラ・ロサレダで昇格を争うライバルのUDラス・パルマスを2-0で粉砕し、勝ち点60に到達して3位に浮上した。27,212人の大観衆から「Sí se puede(やればできる)」の大合唱が響く中、3試合連続引き分けという停滞を見事に打破した。フアンフラン・フネス監督率いるチームは、前半から試合をコントロールし、後半にセットプレーから均衡を破っている。(via SPORT)
58分、アロン・オチョアの正確なコーナーキックをセンターバックのディエゴ・ムリージョがヘディングで叩き込み先制。さらに68分には、ホアキン・ムニョスが自陣でのボール奪取から単独でドリブル突破を図り、強烈な右足のミドルシュートを沈めて勝負を決定づけた。GKアルフォンソ・エレーロは安定したセーブでクリーンシートを達成。ただし、フアンペ・ヒメネスが太もも裏の筋肉を痛めて負傷交代したことは、今後の戦いに向けた懸念材料となっている。(via Estadio Deportivo)
■【UDラス・パルマス】
UDラス・パルマスはマラガCFに0-2で完敗を喫し、昇格プレーオフ圏外となる7位へ転落した。日本人選手の宮代大聖(Taisei Miyashiro)が、ヘセ・ロドリゲスやキリアン・ロドリゲスと共に攻撃陣を形成し先発出場。前半はイタリア人のロレンツォ・アマトゥッチと共に中盤を支配し、27分にはヘセがGKと1対1の決定機を迎えたが、シュートは枠を外れた。(via Mundo Deportivo)
後半に入るとチームは急速に失速し、セットプレーでのマークの甘さから先制点を献上。ルイス・ガルシア監督はマルビン、エスタニス・ペドロラ、イバン・ヒル、さらに終盤にはジョナタン・ビエラやイケル・ブラボを投入して打開を図ったが、最後までゴールを奪えなかった。現地メディアからは「勝つことを恐れている」「無気力な態度」と厳しく非難されており、指揮官の采配にも疑問の声が上がっている。(via SPORT)
■【レアル・バリャドリード】
レアル・バリャドリードは、月曜日にホームのホセ・ソリージャでSDエイバルと対戦する。フラン・エスクリバ監督は試合前の会見で、今節すでにレアル・サラゴサが敗れた結果を受け、「他チームが躓いた今こそ、降格圏との差を広げる絶好の機会だ」と前向きな姿勢を示している。勝利すれば、降格圏との勝ち点差を8ポイントに広げることができ、残り7節に向けて大きなアドバンテージを得ることになる。(via AS)
■【SDエイバル】
SDエイバルは月曜日にアウェイでレアル・バリャドリードと激突する。直近の数節で最も好調なチームの一つとして評価されており、相手の残留争いのプレッシャーを利用して勝ち点の獲得を狙う。月曜開催ということもあり、他会場のすべての結果を把握した上で試合に臨める点が、戦い方にどう影響するかが注目されている。(via AS)
■【SDウエスカ】
SDウエスカは本拠地エル・アルコラスにデポルティボ・ラ・コルーニャを迎える。チームは現在8試合連続で勝利がなく、今シーズンすでに3人目の監督となるホセ・ルイス・オルトラ監督のもとで深刻な降格の危機に瀕している。指揮官自身も「残留を果たせれば小さな奇跡だ」と現状の厳しさを認めており、前線からのプレスと低いブロックを組み合わせた戦術で強敵に挑む。(via SPORT)
■【デポルティボ・ラ・コルーニャ】
デポルティボ・ラ・コルーニャは、自動昇格圏内を猛追するべくウエスカのホームへ乗り込む。アントニオ・イダルゴ監督率いるチームは絶好調を維持しているが、ダビド・メジャの欠場に加え、ジェレマイ・エルナンデスも本調子ではなくベンチスタートが予想されている。中盤にはディエゴ・ビジャレスかリキ・ロドリゲス、前線にはビルか、前回対戦で活躍したサムエレ・ムラッティエリの起用が有力視されている。(via SPORT)
■【その他の注目カード】
今節のセグンダでは、順位表の行方を左右する重要な試合が目白押しとなっている。特に注目されるのは、自動昇格圏の1位と2位を占めるラシンとアルメリアの直接対決だ。また、残留を争う戦いとして、日曜日にグラナダ対クルトゥラル・レオネサ、カディス対FCアンドラ、ミランデス対カステリョンの試合が予定されている。なお、金曜日に行われたセウタとレアル・ソシエダBの試合は引き分けに終わっている。(via AS)
【本日の総括】
今節は残留争いと昇格プレーオフ争いで明暗がくっきりと分かれる結果となった。コルドバとレガネスが勝利を収めて残留へ大きく前進した一方で、サラゴサとアルバセテは敗れ、降格の足音がより現実味を帯びている。上位陣ではマラガがラス・パルマスとの直接対決を制して3位に浮上し、敗れたラス・パルマスはプレーオフ圏外へと弾き出された。ブルゴスも劇的勝利でプレーオフ戦線に食い込んでおり、昇格・降格ともに残り7節に向けて1ポイントの重みが増す激しいサバイバルが続いている。

デスクコメント
戦術デスク
配置と起用法から読む
コルドバCFの勝利は、セットプレーという一つの形に集約されたと言えるでしょう。相手の守備ブロックを崩しきれない時間帯が続きましたが、コーナーキックの精度と、それに応えるアルベスのヘディングという、質の高いセットプレーの実行力が勝負を分けました。サラゴサは中盤の機能不全が露呈し、前線の選手を投入しても効果的な攻撃を組み立てられず、相手のセットプレーの脅威にも対応しきれませんでした。レガネスの逆転劇は、後半の選手交代と攻撃のスイッチの入れ方が奏功した形ですが、アルバセテは一度崩れた守備の集中力を立て直せなかったことが敗因と言えます。
クラブ動向デスク
フロントとクラブの空気を追う
コルドバCFのイバン・アニア監督が「事実上の残留達成」を宣言したことは、チームに大きな安堵感をもたらしたはずです。一方で、サラゴサの状況は深刻さを増しています。監督交代の効果が薄れ、選手たちのインテンシティ不足を指揮官が厳しく指摘したことは、チーム内の空気が決して良い状態ではないことを示唆しています。昇格争いのブルゴスCFが劇的な勝利でプレーオフ圏内に浮上したことは、チームの勢いとサポーターの期待感を高めているでしょう。ラス・パルマスが敗れてプレーオフ圏外に転落したことは、上位争いの厳しさと、宮代選手への期待が一時的に重荷になっている可能性も考えさせられます。
移籍・契約デスク
契約・補強・登録を整理する
コルドバCFの残留確定は、クラブにとって来シーズンの編成を考える上で大きな安心材料となります。サラゴサの連敗と降格圏への接近は、来季のカテゴリーを巡る編成計画に大きな影響を与えるでしょう。ブルゴスCFの昇格プレーオフ圏内への浮上は、現有戦力の維持や、来季に向けた補強の優先順位に影響を与える可能性があります。レガネスの勝利は残留への道を大きく開きましたが、アルバセテの敗戦は、残留争いが佳境に入る中で、来季の契約や補強戦略の見直しを迫られる可能性を示唆しています。マラガCFの3位浮上は、昇格に向けたチーム編成の成功例と言えるでしょう。