プレシーズン第5戦・アルメリア戦で1-0勝利!5戦4勝&全勝試合無失点を記録
ペジェグリーニ監督率いるベティスは、ラ・リネア・デ・ラ・コンセプシオンで行われたプレシーズン第5戦で、同じアンダルシアのUDアルメリアと対戦し1-0で勝利しました。水曜日のリヨン戦(4-0)からパブロ・ガルシアを除く10人を入れ替え、若手主体で臨んだ一戦。試合はベティスがボールを支配する展開となり、ホセ・アントニオ・モランテが両サイドでマルコス・ルナにヒールでの股抜きを見せるなど攻撃を牽引。そして70分、敵陣でボールを奪ったパブロ・ガルシアの完璧なアシストから、リザーブチームのイバン・コラレホがトップチーム初ゴールとなる決勝点をマークしました!
守備陣では、バレンティン・ゴメスがフィールドプレイヤーで唯一フル出場して完封に貢献。また、GKマヌ・ゴンサレスは前半にCKからあわやオウンゴールという場面をディエゴ・ジョレンテのゴールライン上でのクリアに救われたものの、終盤にはブザービーターでのセルヒオ・アリーバスのシュートを含む3本のスーパーセーブを連発し、クリーンシートを死守しました。ニャンゴロ・ブレの広範囲をカバーする運動量も光りました。これでプレシーズンは5戦4勝1敗。勝利した4試合(Sfロッテ、レクレアティーボ・ウエルバ、リヨン、アルメリア)はすべて無失点という鉄壁の守備を見せています。エクトル・ベジェリン、フラン・ガルシアらも後半から出場し、順調な仕上がりをアピールしました。 (via Estadio Deportivo)
王様イスコがピッチに帰還!ファン総立ちの復帰戦
アルメリア戦における最大のニュースは、何といってもイスコ・アラルコンの復帰です!昨季終盤に負った大ケガから懸命の個別リハビリを続けてきた背番号22は、72分にイケル・ロサダとの交代でついにピッチに立ちました。彼がウォームアップに出た瞬間からスタジアムの観客は総立ちとなり、ピッチに入る際には万雷の拍手と『イスコ、イスコ!』の大合唱で迎えられました。
マヌ・ファハルドSDも『ベティスファンは安心できる。イスコは完璧にスケジュールをこなしており、医療チームの指示通りすべてがプロセス通りに進んでいる』と太鼓判を押しています。マルク・ロカもインタビューでイスコの100%での復帰を心待ちにしていると語っており、来たるCLの戦いに向けて、魔法使いの完全復活はチームに絶大な勢いをもたらしそうです! (via MARCA)
補強動向(FW編):次期ストライカー候補はイヴァノヴィッチら3人に絞られる?
マヌ・ファハルドSDの最優先課題である「クチョ・エルナンデスと競い合うストライカーの獲得」ですが、アルテム・ドフビク獲得のオプションが消滅した後、ターゲットが絞られつつあります。現在リストアップされているのは、ケビン・デンキー(FCシンシナティ)、フランヨ・イヴァノヴィッチ(ベンフィカ)、トロイ・パロット(AZアルクマール)の3名。
中でも22歳のクロアチア人FWイヴァノヴィッチの獲得競争には本格参戦しており、選手自身もハル・シティからのオファーを蹴ってベティス移籍(とCLでのプレー)を熱望しています!ネックとなっているのは交渉条件で、ベティスが条件付き買い取り義務を伴うレンタルを提案しているのに対し、ベンフィカは完全移籍を要求している状況です。選手の市場価値はベティスの前線補強予算と合致する1500万ユーロであり、ベンフィカ側も1年前に投資した2280万ユーロ+ボーナス500万の回収は諦めつつも、大幅な値下げは避けたい構えです。
一方、昨季48試合で31ゴール12アシストを叩き出したアイルランド代表のパロットについては、アヤックス、フラム、コモ、PSVとの争奪戦になっています。市場価値は2500万ユーロに上昇し、AZが2000万ユーロ以上を要求しているため予算オーバーの可能性が高いものの、ファハルドSDは移籍金を下げるための代替案を模索しています。 (via Estadio Deportivo)
補強動向(MF編):ブラントの逆オファーを拒否し、本命セバージョスの帰還を待つ
中盤の強化においても、明確なプランのもとで動いています。ドルトムントを契約満了で退団した元ドイツ代表MFユリアン・ブラントの代理人を務める父親が、6月末にベティスのルイス・デル・ソル・トレーニング施設を訪れて逆オファーを持ちかけました。しかしファハルドSDは、すでにイスコ、パブロ・フォルナルス、ジオ・ロ・チェルソ(退団に消極的)といったクリエイティブな選手が揃っているため、彼のプロフィールは不要と判断し、これを拒否しました。ブラントはその後、アヤックスへと加入しています。
このアヤックスはもともとダニ・セバージョスの獲得でレアル・マドリードと600万ユーロで合意していましたが、セバージョス本人がベティス復帰に固執して曖昧な態度をとったため、オファーを撤回した経緯があります。ベティスは引き続き、愛するカンテラーノの帰還を待っており、マルク・ロカも『ロッカールームのドアは開いている』と熱烈なラブコールを送っています。なお、ピボーテの補強としてはソフィアン・アムラバトのオプションが残っていますが、フェネルバフチェが交渉を難航させています。その他、退団候補としてネルソン・デオサやナタンの名前も挙がっています。また、クラブはレアル・マドリードへのフラン・ガルシアの移籍金として400万ユーロを支払っています。 (via Estadio Deportivo)
退団選手の動向:チミー・アビラがベティス退団に不満爆発?「サッカーは人身売買」
今年5月、ベティスは契約を1年残していたチミー・アビラに対し、合法的に結ばれていた契約解除条項を行使して5万ユーロの補償金を支払い、彼を放出しました。昨季冬にオサスナから470万ユーロで加入したものの、通算68試合(昨季30試合)で8ゴール5アシストと期待された成績を残せず、ペジェグリーニ監督のローテーションでも脇役に甘んじていたためです。クラブはメキシコのプーマスへの約200万ユーロの買い取りオプション付きレンタルや、1月のアルメリアへの移籍を進めようとしましたが、本人がこれを拒否。冬のヘタフェへの移籍も相手の登録問題で頓挫していました。
現在フリーで、愛するロサリオ・セントラルへの移籍を望むもクラブ側が確信を持てず、ボカ・ジュニアーズのアルアバレーナ監督からもプレースタイルを理由に却下されているアビラは、ポッドキャスト番組に出演した際、古巣への当てつけとも取れる痛烈な批判を展開しました。
『結局のところ、サッカーは合法化された人身売買だ。お金は稼げるか?はい、選手はお金を稼ぎます。ゴールを決めている間や、役に立っている間は。その後は古い機械になり、新しい機械が必要になります』
本人はベティスでの契約全うを強く望んでいたこともあり、非情なビジネスの現実に不満を隠せないようです。現在は母国復帰か、セグンダ(ラ・リーガ・ハイパーモーション)からのオファーを受け入れるかの岐路に立たされています。 (via Estadio Deportivo)
負傷・合流情報:ディエゴ・コンデが重傷、アントニー復帰間近、クチョは月曜合流
チームの台所事情に関するアップデートです。残念なニュースとして、新加入のGKディエゴ・コンデが重傷を負って離脱したことが判明しました。これにより、アルメリア戦では第2GKとなったマヌ・ゴンサレスが先発のチャンスを掴んでいます。また、原則として戦力外とされているイケル・ロサダは、前線の人数不足もあってプレシーズンでアピールを続けており、セットプレーを担当するなど全力を尽くしています。
一方で明るいニュースも。恥骨の痛みに長らく苦しんでいたアントニーが順調に回復しており、『チームと一緒に3〜4日トレーニングしており、とても調子が良い。落ち着く必要があるが、チームメイトと一緒にプレーするまであと少しだ。来週には可能だと思う』と復帰が間近に迫っていることを報告しました。ダブリンでのアーセナル戦か、続くボーンマス戦での復帰が期待されます。また、セドリック・バカンブが契約満了で退団し、チミー・アビラも去ったことで、現在の唯一のストライカーとなっているコロンビア代表のクチョ・エルナンデスは、月曜日(8月3日)からプレシーズンに合流する予定です。 (via ElDesmarque)
バレンティン・ゴメスがリーベルの誘いを一蹴「ベティスでCLを戦う」
昨季はラ・リーガで28試合、ヨーロッパリーグで9試合、コパ・デル・レイで4試合の計41試合に出場し、2800分以上のプレータイムと1ゴール(ジローナ戦)を記録して守備の要として大ブレイクを果たした23歳のアルゼンチン人CBバレンティン・ゴメス。マルベージャでの合宿中に行われたインタビューで、母国の名門リーベル・プレートからの関心について語りました。
『チャチョ・コウデ監督に感謝したが、ベティスでとても幸せであり、目標はここで良い一年を過ごし、できるだけ多くの時間をプレーし続けることだと伝えた。ここで本当に心地よく感じている』と、移籍の可能性を完全に一蹴しました。
昨季は左SBを務めることもありましたが、フラン・ガルシアの加入により今季は本職のCBに専念。『センターバックが一番快適。ユース時代はサイドバックもやったが、最近はやっていなかった』と手応えを感じています。また、ファクンド・ベルナルら新加入選手の適応をゴンサロ・プティと共に助けていることや、セビリアを訪れた同郷のストリーマー・Davo Xeneizeにベティスのユニフォームをプレゼントしてファンになるよう圧力をかけたエピソードも披露。史上2度目となるチャンピオンズリーグ出場に向けて『子供の頃からCLのアンセムを聞くのが夢だった。トップレベルの相手と対戦するために最高の準備をしている』と力強く語りました。 (via Estadio Deportivo)
ロドリ・サンチェスが合宿地を訪問!ペジェグリーニとの過去とベティス愛を語る
2年前にベティスからカタールのアル・アラビSCへ移籍し、54試合で14ゴール31アシストと大活躍を続けているロドリ・サンチェスが、エステポナでの合宿の合間を縫って、ベティスのマルベージャ合宿とラ・リネアでの試合を訪問しました!
インタビューに応じたロドリは、カタールで「エル・マタドール」の異名をとるほど愛され、2030年W杯に向けてカタール代表への帰化手続きも進んでいる現状を喜びつつ、古巣への溢れる思いを口にしました。『ベティスがCL権を獲得できて本当に嬉しい。死ぬほどベティスファンだからね』と語る一方で、ペジェグリーニ監督との複雑な関係についても言及。『彼には感謝している。ベティスで127試合に出場できたのは彼のおかげで、彼にとって私は全てだった。しかし、信頼関係の面で難しかった。イスコが来たことで出場機会が減り、退団を求めた。コモやマジョルカへの移籍は監督が許さなかったが、アル・アラビからのオファーはクラブにとっても自分にとっても完璧だった』と、当時の決断の裏側を赤裸々に明かしました。 (via Estadio Deportivo)
カンテラ情報:ベティス・デポルティーボがメリダに3-2の劇的逆転勝利
ダニ・フラゴソ監督率いるリザーブチーム「ベティス・デポルティーボ」が、プリメーラRFEFに所属するメリダADとのプレシーズン初戦で、3-2の劇的な逆転勝利を収めました!
マヌ・ゴンサレス、ヤン・ズラフスキー、エマヌエル・エンゴラン、ニャンゴロ・ボウアレ、イバン・コラレホ、リカ・フネス、ホセ・アントニオ・モランテといった多くの主力がトップチームの合宿に招集され、さらにダニ・ペレス(バジャドリードへ)やアドリアン・マルティン、モハ・ハムドゥン(ともにヘタフェへ)ら多数の選手が退団した厳しい状況。そんな中、スタメンに4人、途中出場で4人と計8人のユース選手を起用して臨んだ一戦でした。
20分までに2点を先行される苦しい展開でしたが、オスカル・マスケの2アシストの活躍もあり、クワメ・ソスのゴールで反撃の狼煙を上げると、ソフィアンがPKを外した直後にアントニオ・ゴンサレスが同点弾!後半には相手のオウンゴール(ジェイ)を誘い、見事なレジリエンス(回復力)を見せつけました。現在、前線のロドリゴ・マリナの売却交渉も進んでいるとのことです。 (via Estadio Deportivo)
小ネタ:画家アルバロ・ファブレが手掛けたベティスユニフォームのアートが話題に
ピノ・モンターノ出身の画家であり、数々の宗教ポスターを手掛けるアルバロ・ファブレ氏が、ベティスのセカンドユニフォームに施したアートがSNSで大きな話題を呼んでいます!
セビリア出身の俳優アルベルト・マルドナドの依頼により、今季のセカンドユニフォーム(デザイン自体が聖母のマントを取り入れている)の背中に、マカレナとエスペランサ・デ・トリアナの聖母の顔を見事に描き上げました。制作過程の動画はまたたく間に拡散され、サッカーとセビリアの信仰を見事に融合させた作品として、ベティコだけでなく多くのサッカーファンから称賛のコメントが寄せられています。 (via SPORT)
【本日の総括】
プレシーズンは守備の安定感(勝利した4試合はすべて無失点)と若手の台頭が光り、イスコの復帰という最高のニュースも飛び込んできました!CLを戦うためのストライカー補強に注目が集まる一方、OBのチミー・アビラからの恨み節やロドリ・サンチェスの心温まる訪問など、ピッチ外の話題も尽きない濃厚な一日となりました。