【今日のラインナップ】
✅ セルタ戦プレビュー 負傷者続出の中で迎えるバライードスでの大一番
✅ エムバペの負傷状態 ミラクルドクターの診断とフィーゴからの警告
✅ アルベロア体制の危機 深刻な不調と飛び交う次期監督の噂
✅ 来季に向けた退団候補 大幅な血の入れ替えが進行中か
✅ ハイセンのスタッツ分析 批判を浴びるDFの意外な好データ
✅ レンタル組の躍進 コモで輝く若手とエンドリッキの現状
✅ セルヒオ・ラモスの復帰の噂 伝説のキャプテンがSNSで反応
✅ その他のトピック レトロユニフォーム不参加と外部からの批判
■【セルタ戦プレビュー】
⚽️ 危機的状況でのバライードス訪問
ラ・リーガ第27節、レアル・マドリードは金曜日の21:00から敵地バライードスでセルタ・デ・ビーゴと対戦する。現在、オサスナ戦(2-1)、ヘタフェ戦(0-1、サトリアーノのゴラッソによる敗北)とリーグ戦で手痛い連敗を喫し、首位バルセロナから勝ち点4差の2位(勝ち点60)に転落している。前半戦のベルナベウでのセルタ戦では0-2の敗北を喫しており、これが当時のシャビ・アロンソ監督解任の直接的な引き金となった因縁の相手だ。一方で、バライードスでの直近の成績は10勝1分と圧倒的であり、2014年に0-2で敗れて以来、このスタジアムでは負けていない。また、アウェイ戦での獲得勝ち点は13試合で27とリーグトップの成績を誇る。
🏥 野戦病院と化したスカッド
今節はなんと9名もの選手が欠場する。負傷者はキリアン・エムバペ、ジュード・ベリンガム、ロドリゴ、エデル・ミリトン、ダビド・アラバ、ダニ・セバージョスの6名。さらにはアルバロ・カレラス、ディーン・ハイセン、フランコ・マスタントゥオーノの3名が累積警告等で出場停止となる。ロドリゴは靭帯断裂の重傷を負っている。
📝 予想スタメンと苦肉の策
アルベロア監督の手元にはトップチームの選手が14〜15名しか残されていない。ゴールマウスにはティボ・クルトワ。ディフェンスラインは右からトレント・アレクサンダー=アーノルド、アントニオ・リュディガー、ラウル・アセンシオ、フラン・ガルシア。アセンシオは打撲を抱えており、もし間に合わない場合はカスティージャからアグアドやラミニ・ファティが起用される見込みだ。中盤はオーレリアン・チュアメニ、アルダ・ギュレル、フェデリコ・バルベルデ。エドゥアルド・カマヴィンガは歯の治療から復帰する可能性が高いが、もし彼が先発できない場合は、4-3-3システムを採用し、右にブラヒム・ディアス、左に今季9ゴールを挙げているヴィニシウス・ジュニオール、中央にゴンサロ・ガルシアを配置する布陣が予想されている。今季23ゴールを挙げている得点王エムバペの不在は重く、ヴィニシウスの双肩に攻撃の全てが懸かっている。
アルベロア監督は試合に向けて『残り16試合で勝ち点4差だ。我々が考えているのはそれだけだし、数学的に戦える限り、我々は戦い続ける』と前向きな姿勢を強調している。
(via SPORT / MARCA / Estadio Deportivo / Mundo Deportivo / AS)
■【エムバペの負傷状態】
🩺 ミラクルドクターの診断と保存療法
左膝の捻挫に苦しむキリアン・エムバペは、パリへ赴き「ミラクルドクター」の異名を持つベルトラン・ソネリー・コッテ医師の診察を受けた。彼は過去にカリム・ベンゼマやズラタン・イブラヒモビッチの膝を救ってきた世界的権威である。クラブの医療責任者ニコ・ミヒッチ氏も同意のもと、エムバペは手術を回避し、安静と忍耐を要する保存療法を選択した。
これについて、スポーツ医学の権威であるペドロ・ルイス・リポル医師は『まず第一に、怪我は重傷ではないことを明確にしたい。外側側副靭帯や後十字靭帯を含む膝の後外側支持機構の損傷であり、深刻なものではない。第二に、レアル・マドリードの医師たちが提供した治療は非の打ち所がなく、私の見解では素晴らしい治療を行った。したがって、合理的な期間内に、彼がレアル・マドリードとフランス代表の双方でプレー可能になると確信している。このケースでは、靭帯が完全に治癒し再生するのを待ち、靭帯の機能を補助する筋肉を強化することが重要だ。手術の対象になるとは思わない』と太鼓判を押している。エムバペ本人は水曜日に行われるチャンピオンズリーグのマンチェスター・シティ戦での復帰を強く望んでいる。
⚠️ ルイス・フィーゴからの重い警告
このエムバペの状況に対し、かつてマドリードでプレーしたルイス・フィーゴが自身の経験を踏まえて警告を発している。『エムバペの怪我は、個人的なレベルで選手自身がどう感じているかを実際に見極めるべき問題だ。リスクを冒せるかどうか、リスクを冒すことでさらに悪い後遺症をもたらすかどうか... 論理的には、状況はそれぞれ異なるため、レアル・マドリードの医療チームと監督との間で全て合意されなければならない。私のケースでは、何度か無理をしてプレーし、あまり良い結果にはならなかった。しかし、それは何が起こるか分からないまま犠牲を払ってでも、ピッチに立ってチームやチームメイトを助けたいという思いからだった。そうした犠牲は、後になって必ず代償を払うことになる。それでも繰り返すが、全ては選手自身が持つ感覚次第であり、最終的な決定は、選手本人、監督、そして医療チームが分析し、リスクを冒せるのか、あるいはより深刻な後遺症の可能性があるのかを判断することになる』と、無理な早期復帰に警鐘を鳴らした。
また、フィーゴは目前に迫るマンチェスター・シティ戦についても『私にとっては、両チームともこの大会で優勝するお気に入りだ。これはチャンピオンズリーグだ。国内リーグでどんなイメージを与えているかに関わらず、これは違う大会なんだ。国内大会で複雑な時期を過ごしているチームが、ヨーロッパで自らを証明するのは初めてのことではない。特にレアル・マドリードにはそれがよく起こる。この大会には多くの歴史があり、ラ・リーガとは違う戦い方をするからだ。私は互角で非常に質の高いデュエルを期待している』と語り、シティのベルナルド・シウバについても『論理的に言って、もしベルナルド・シウバがレアル・マドリードでプレーしていれば、マドリードにとってさらに有利な要素になるだろうが、現実は彼がシティでプレーしているのだから、これは単なる仮定に過ぎない。ただ、ベルナルドは非常に高い質を持った素晴らしいサッカー選手だ。ボールの出口の第一段階でビルドアップし、サイドでバランスを崩す方法も知っている。彼はシティにとって非常に重要だ』と評価した。
(via AS / SPORT / Estadio Deportivo / ElDesmarque)
■【アルベロア体制の危機】
📉 崩壊の足音と不信感
アルバロ・アルベロア監督が就任してわずか12試合だが、チームは完全に迷走している。シャビ・アロンソ解任後、コパ・デル・レイではアルバセテに敗れて早期敗退し、チャンピオンズリーグではスポルティングCPにリスボンで大敗。その後、ラージョ、バレンシア、レアル・ソシエダ、そしてベンフィカに勝利して一時は首位を奪還し、平穏を取り戻したかに見えた。しかし、オサスナ戦とヘタフェ戦の連敗で再び奈落の底へ突き落とされた。
監督は就任当初の自信に満ちた振る舞いを失い、12試合で4敗という成績が彼を追い詰めている。クラブ内部では、アルベロアはあくまで「繋ぎ」であり、かつてのルイス・モロウニのようにいずれカスティージャの指揮官に戻る運命にあるとの見方が強まっている。後任の正式な監督候補として、ユルゲン・クロップやウナイ・エメリ、さらにはミランと2027年まで契約を残しているマッシミリアーノ・アッレグリの名前が公然と語られ始めている。
フィーゴはアルベロアについて『彼がチームを引き継いだ時期は簡単ではなかった。シーズンの初めから指揮を執るのと、シーズンの途中でプレーのアイデアを変える時間がないまま指揮を執るのとは同じではないことを知った上で、彼は最善を尽くしていると思う。しかし、マドリードは常にマドリードだ。美しく、あるいは素晴らしいプレーができているかどうかにかかわらず、チームはチャンピオンズリーグで戦っている。レアル・マドリードは生きているんだ』と擁護している。
🔥 プロ意識への疑問と擁護
チームの崩壊はピッチ外の論争も引き起こしている。深夜の討論番組では、マドリードの選手たちがチームのためではなく個人の見栄えのためにプレーしているという痛烈な批判が上がった。これに対し、ジャーナリストのロベルト・ゴメスは激怒し、『レアル・マドリードの選手たちが怠けていると言っているのか?君は選手たちのコミットメントについて何を知っているんだ?彼らがプロではなく、関与していないと言うのか?君たちはホラー映画のような話をしている。レアル・マドリードの選手たちのプロ意識を疑うのか?明日レティーロ公園を散歩して出直してこい』と反論。しかし、他の出演者からは『多くの選手にコミットメントがないと思う』『グループの利益よりも個人の輝きを求めている選手がいることは無視できない』との声が上がり、チーム内の不協和音がメディアでも隠しきれない状態となっている。
(via MARCA / ElDesmarque / SPORT / Estadio Deportivo)
■【来季に向けた退団候補と補強の噂】
👋 去り行く者たちのリスト
現在の危機的状況は、来シーズンに向けた大幅なスカッド刷新を避けられないものにしている。ジャーナリストのロベルト・ゴメスは、既に来季の構想から外れている選手たちのリストを明言した。『レアル・マドリードは来シーズンに向けて動いている。現時点で、監督などの契約状況について情報を集めている。レアル・マドリードが明確にしているのは、来シーズンは続投しない選手たちだ。退団する選手のリストは、アラバ、リュディガー、ミリトン、カルバハル、そして非常に期待外れだった選手としてトレントがいる。さらに当然ながらセバージョスだ。レアル・マドリードには放出しなければならない選手が大量にいる』と断言した。
冬に加入したばかりのトレント・アレクサンダー=アーノルドは全く説得力のあるパフォーマンスを見せられておらず、慢性的な負傷を抱えるアラバ、リュディガー、ミリトン(治癒のメド立たず)、フェルラン・メンディら守備陣は限界に達していると見なされている。
🎯 新たなターゲット
中盤の強化策として、PSGのヴィティーニャがリストアップされている。ヴィティーニャ自身はPSGでの現状に満足していると発言しているが、有識者のルベン・ウリアは『ヴィティーニャの発言をもう一度聞くべきだ。彼は極めて真っ当なことを言っている。彼が2つの条件をつけたことに注目してほしい。「もし自分がこのままの状態でいられて、そしてこの監督(ルイス・エンリケ)が続くなら…」と。問題は、夏に彼が退団するのか、そしてPSGの監督がこのまま変わらないのかということだ。マドリードにはパフォーマンスに不満を持っている選手もいれば、マドリードが夏に市場に出すであろう優秀な選手たちもいる。その選手たちの誰かがPSGの関心を引き、ヴィティーニャがマドリードにやって来るという可能性が絶対ないとは誰にも言えないだろう?』と、トレードを含めた移籍実現の可能性を指摘している。
(via ElDesmarque / MARCA)
■【ハイセンのスタッツ分析】
📊 批判と裏腹の好データ
ディーン・ハイセンはクラブ・ワールドカップでの活躍で期待を集めたものの、その後の怪我とパフォーマンス低下により、サンティアゴ・ベルナベウのファンからブーイングを浴びるまでになっている。しかし、ビッグデータの分析は全く異なる事実を示している。
ラ・リーガでの90分あたりのスタッツを見ると、ハイセンのタックル成功率は86.4%に達し、リュディガーやアセンシオを上回っている。インターセプト数も90分あたり2.72回を記録し、リーグ全体でもトップクラスの数字だ。空中戦の勝率も高く、ロングパス成功数も90分あたり4.79回(精度72.7%)と非常に優秀である。ただし、自陣40メートル以内での危険なボールロストが他のDF陣よりも多い点が明確な弱点としてデータに表れており、これがファンの不満を増幅させている要因である。それでも、全体的な守備スタッツはスペイン代表のレギュラークラスに匹敵しており、今後の代表招集の可能性は十分に残されている。
(via ElDesmarque)
■【レンタル組の躍進】
🇮🇹 コモで輝くカスティージャの至宝
イタリアのセリエAで大躍進を遂げているコモ1907では、マドリードが保有権を持つ2人の若手が躍動している。21歳のディフェンダー、ハコボ・ラモン(250万ユーロで売却、マドリードが買い戻しオプションと将来の売却益50%を保有)と、同じく21歳のMFニコ・パス(1000万ユーロでの買い戻しオプション保有)だ。ニコ・パスはすでに10ゴール6アシストを記録し、アルゼンチンA代表にも選出されている。
コモの監督を務めるセスク・ファブレガスはハコボ・ラモンについて『ハコボ・ラモンの数字には驚かない。彼は我々のプレースタイルに完璧にフィットしていた。唯一の疑問は、彼がイタリアのサッカーで戦えるか、あのような競争の激しい試合にどう適応するかということだった。彼は大きくレベルを上げ、ボールを持った時のプレーも私を驚かせない。彼がそういうタイプの選手だと知っていたからね。来年も彼が残るか? イエスだ』と絶賛した。コモの役員を務めるラファエル・ヴァランも『ニコ・パスの継続は私たちにも彼にも依存していない。今はただ彼を楽しんでいる』とコメントしている。
🇫🇷 エンドリッキの現在地
オリンピック・リヨンにレンタル移籍しているエンドリッキは苦境に立たされている。直近4試合でゴールから遠ざかっており、クープ・ドゥ・フランス準々決勝のランス戦ではPK戦で自身のシュートは決めたものの、チームは敗退してしまった。しかし、マドリードでロドリゴが重傷を負ったことにより、アンチェロッティ監督からの監視の目は強まっており、ワールドカップ出場に向けたアピールのチャンスは逆に広がっていると見られている。
(via MARCA / SPORT)
■【セルヒオ・ラモスの復帰の噂】
👑 キャプテンの帰還はあるのか
深刻な危機に瀕し、ピッチ上でのリーダーシップと闘争心の欠如が叫ばれる中、SNS上で一つの動きが話題を呼んでいる。モンテレイを退団し現在無所属の伝説的キャプテン、セルヒオ・ラモスだ。あるアカウントがマドリードのユニフォームを着たラモスの写真と共に「セルヒオ・ラモスのラストダンスか?」と投稿したところ、ラモス本人がこの投稿に「いいね」を押したのである。ラモスは先日もヘタフェに敗れた試合をパルコ席から観戦しており、その直後にリーダーシップに関する動画を投稿するなど、古巣への熱い思いと復帰への意欲を隠していない。
(via ElDesmarque)
■【その他のトピック】
👕 レトロユニフォーム企画での孤立
ラ・リーガは4月10日から13日にかけて、過去のアイコニックなデザインにインスパイアされた「レトロユニフォーム」を着用して試合を行うという歴史的な企画を実施する。1部と2部の全42クラブ中38クラブが賛同したが、レアル・マドリードはこの企画に参加しない唯一のクラブとなった。リーグ機構の発表によれば、マドリードは参加を明確に拒否したわけではないとされているが、バルセロナ、ラージョ、ヘタフェが「技術的な問題」で今回は見送り(来季参加予定)としたのに対し、マドリードは完全に距離を置いている。
⚖️ バルセロナ陣営からの審判批判
バルセロナの次期会長選に立候補しているビクトル・フォント氏が、マドリードの姿勢を痛烈に批判している。彼は現会長ラポルタがメッシよりもフロレンティーノ・ペレス(レアル・マドリード会長)との関係を優先したことを非難した上で、レアル・マドリードTV(RMTV)の存在に言及。『RMTVによって審判たちはプレッシャーをかけられて笛を吹いている。レアル・マドリードは我々の倍の数のPKを獲得している』と断言し、リーグの判定基準に強い不満を示した。
📊 今季のダービー戦績について
なお、4月に行われるコパ・デル・レイ決勝(アトレティコ・マドリード対レアル・ソシエダ)の主審の話題に関連して、今季のアトレティコ・マドリードとのダービーマッチは、シビタス・メトロポリターノで2-5という屈辱的なスコアで敗北していることが記録として残されている。
(via AS / MARCA / Estadio Deportivo / SPORT)
【本日の総括】
セルタ戦を前にして、アルベロア監督率いるレアル・マドリードは9名の欠場者を抱え、完全に崩壊の危機に直面している。エムバペの負傷による影響や来季の大量放出の噂など、ピッチ内外で問題が山積。バライードスでの一戦は、チームの命運を左右するまさに背水の陣となる。
