メスターヤで衝撃の5発大勝!バレンシアを粉砕し単独首位を死守
ラ・リーガ第4節、バルサは敵地メスターヤでバレンシアを0対5で粉砕し、開幕4連勝を飾りました。試合は気温34度前後、高温注意報が発令される極限状態の酷暑の中でキックオフ。過酷な条件下で水分補給プロトコル(給水タイム)が実施される中、バルサは圧倒的な力を見せつけました。
フリック監督が送り出したスタメンは、ゴールキーパーにジョアン・ガルシア。ディフェンスにエリック・ガルシア、パウ・クバルシ、ジェラール・マルティン、シャビ・エスパルト。ミッドフィールダーにロドリ、ペドリ、フェルミン・ロペス。フォワードにラミン・ヤマル、ハフィーニャ、アンソニー・ゴードンという布陣です。
試合は開始早々の前半6分、フェルミンの絶妙な浮き球パスにラミンが抜け出し、飛び出したバレンシアGKディミトリエフスキの上を越える芸術的な左足アウトサイドのループシュートを沈めて先制に成功します(0-1)。そのわずか2分後、再びフェルミンのアシストからラミンがゴールを揺らしましたが、VARによる長い審議の末、ミリ単位のオフサイド(ヤマルがDFヘスス・バスケスよりわずかに前に出ていた)として取り消されました。この判定を巡り、元審判のイトゥラルデ・ゴンサレス氏は、ボール内にチップが内蔵された半自動システムがあるにもかかわらず審議に3分以上かかったことについて、システムが機能せず手動でラインを引いていたに違いないと不満を漏らしています。
バレンシアは1-5-4-1の極めて守備的な布陣でバルサを待ち構えていましたが、その包囲網を嘲笑うかのように攻撃の手を緩めません。前半22分には、ゴール前の混戦でゴードンが身を挺して粘り強く落としたボールを、フェルミンが右足で強烈に突き刺して追加点を奪います(0-2)。前半30分過ぎには、コーナーキックの場面でエリック・ガルシアが味方のロドリとバッティングし、鼻骨を骨折するアクシデントに見舞われました。エリックは昨季11月のCLブルージュ戦でも同様の骨折をしており、痛恨の負傷退場に。32分にジュール・クンデが急遽、右サイドバックとしてピッチに投入されました。
バレンシアの唯一と言える決定機は前半、ロドリの珍しいトラップミスからダンジュマが至近距離で放ったシュートでしたが、これはGKジョアン・ガルシアが驚異的な片手セーブで死守しました。
後半に入ってもバルサの勢いは止まりません。後半50分、ラミンの縦パスを受けたフェルミンが、中央で待つハフィーニャへラストパスを供給。これをハフィーニャが落ち着いて流し込んで3点目を奪取(0-3)。バレンシアのコレベルン監督は53分にペペル、マフェオ、ヘスス・バスケスを下げてガヤ、タレガ、ハーヴェイ・エリオットを同時投入。さらに62分にはディフェンダーのディアカビが負傷したことでイケル・コルドバを投入せざるを得ない状況に追い込まれました。
後半75分、この日1ゴール2アシストの大活躍を見せたフェルミンに代わりダニ・オルモがピッチへ。その瞬間、バレンシア経営陣への怒りで不満が爆発していた敵地の観客が立ち上がり、フェルミンに大きな拍手(スタンディングオベーション)を贈る感動的な一幕がありました。さらに後半79分、ダニ・オルモとの完璧なワンツーから、ペドリが右足で冷静に沈めて4点目(0-4)。ペドリもまた、メスターヤのサポーターから温かい拍手を受けました。
後半81分には、ペドリに代わって今夏の新加入であるガブリエウ・ジェズスが投入され、ハフィーニャがトップ下へ移動。後半84分には、ダニ・オルモの見事なアシストからラミンがダメ押しの5点目をマークして締めくくりました(0-5)。ジェズスにもカットインから惜しい決定機がありましたが、シュートはわずかに右に外れました。
試合終了後、バレンシアのサポーター約2000人がスタジアム外のアベニダ・デ・スエシア(役員室前)に集まり、「ピーター(・リム)は出ていけ」「お前たちは傭兵だ」と激しい抗議デモを展開。バレンシアの選手バスは警察の厳重な警備に守られながら、通常とは異なる出口から脱出し、選手たちはミックスゾーンでのコメントを拒否する事態となりました。
この歴史的な大勝により、バルサは勝ち点を12に伸ばし、敗れたレアル・マドリード(勝ち点9)に3ポイント差をつけて単独首位の座をより強固なものにしています。(via Superdeporte)
