マルセリーノ監督が退団へ 感謝と今後の去就について語る

今週末の日曜日に行われるアトレティコ・マドリード戦を最後に、マルセリーノ・ガルシア・トラル監督がビジャレアルを退団することが確定している。クラブは試合前にエスタディオ・デ・ラ・セラミカのパセオ・デ・ラ・ファマ(名声の道)に同監督の名前を刻んだ記念タイルを設置し、多大な貢献を称える予定だ。

マルセリーノ監督は退団にあたり、クラブへの深い感謝と率直な思いを述べている。

『まず、この予想外の表彰をしてくれた会長と取締役会に感謝したい。一生感謝し続けるだろう。私にとって、セラミカ・スタジアムが意味するあの場所に、あの名声の道に、エンブレムが刻まれることは誇りであり光栄なことだ。この旅の中で、私は家族、同僚、選手、スタッフ、そして私たちに同行してくれたすべての人々を思い出す。彼らにもこの思いを広げたかった。とても美しいことだし、とても感謝している。』

『私が重要だったかどうかを言うのは好きではない。それは他人が言うことだ。ここで7シーズンを過ごしたが、7シーズンすべてが本当に素晴らしいものだった。しかし、人は通り過ぎていくものだと思う。最も重要で常に残るのは、このクラブを驚くほど見事に運営している経営陣や、エンブレムだ。私たち従業員は来たり去ったりするが、エンブレム、ファン、スタジアム、クラブこそが本当に残り、重要なんだ。我々監督には、出会いと別れが付き物だ。私はここに来て、去り、戻ってくるとは思っていなかったが、運命が我々を再び引き合わせ、今またここを去る時が来た。7シーズン、うち2シーズンは途中からだったが、非常に困難な時期に到着し、全員で協力してその非常に困難な状況を好転させることができた。先ほども言ったように、私はこの仕事に誇りを持っており、この7年間が私にとって非常に重要であったため、皆に感謝している。』

『ビジャレアルは私の人生において、個人的にも職業的にも非常に重要だ。私はここで教えを受け、友人を作り、非常に重要なことを成し遂げた。そしてビジャレアルの歴史的なシーズンに去ることになる。これ以上何を望むというのか?これ以上何も望めないし、ただその満足感を示し、この旅に同行してくれたすべての人々への感謝を示すだけだ。昨日ビジャレアルにいて、人々やファンから与えられる愛情を感じた。ここに着くと、クラブのあらゆる部門の仲間たちが私に接してくれる態度や愛情がわかる。この7シーズンのすべての選手に感謝している。彼らがいなければ、ビジャレアルでの私の軌跡がこれほど際立ち、私にとって重要なものになることは明らかにあり得なかっただろう。』

『私はこの道のりを心に留めておきたい。当初は、来ることを決めた時よりもさらに困難だと感じていた、あの厳しい船出を覚えている。そこからチームが見せた素晴らしいリアクションをね。その後、再構築を図り、次のシーズンに勝ち点70を獲得して5位に入るなんて、シーズンの初めには私の計算には全く入っていなかった。しかし、幸運なことにそうなった。もちろん、全員の努力のおかげであり、特に選手たちの素晴らしいパフォーマンスのおかげだ。そして、私たちはラ・リーガで幸運にもうまくいった素晴らしい挑戦を自らに課した。一番がっかりしたことは何か?それはチャンピオンズリーグへの参加だ。大きな期待を抱いていたが、私たちが望んでいたような結果にはならなかった。』

自身の今後の去就については、セビージャFC、プレミアリーグのクラブ、イタリアのASローマなどからの関心が取り沙汰されているが、焦らずに決断を下す方針を明かしている。

『今のところ、どのクラブとも約束はしていない。どうなるかは分からない。私の職業的・個人的な状況から、急がずにコーチングスタッフ、つまり私の第二の家族、そして私の家族にとって最も適切だと思う決断を下すことができる。それから決める。オファーはもらっているが、私が望むほど満足のいくものではない。もし何もなければ、私たちの期待に応え、もちろん新たな挑戦に立ち向かうために、期待に胸を膨らませてくれるようなオファーを待つつもりだ。』

(via ElDesmarque)

功労者ダニ・パレホとアルフォンソ・ペドラサの退団が決定

アトレティコ・マドリード戦は、マルセリーノ監督だけでなく、ダニ・パレホとアルフォンソ・ペドラサという2人の歴史的な選手の別れの場ともなる。マルセリーノ監督は2人の退団について、労いと感謝の言葉を送った。

『アルフォンソはとても若くしてここに来た。私の記憶が間違っていなければ、前の監督時代に私たちと一緒にデビューしたと思う。当時の私たちには、彼が明るい未来を持っており、ビジャレアルや所属するチームに大きな喜びをもたらすことができる選手だと思えたし、彼の努力、仕事、能力でそれを証明してきた。今年で契約が終了し、彼は新たな経験を積むことを決断した。彼の仕事には常に感謝している。彼は、足首のケガで非常に長い間悩まされ、この第2期で非常に苦しい思いをした選手だ。実際、彼が望んでいたであろう以上に、私たちと一緒にプレーする機会は少なかった。そして今、彼がイタリアで経験する新たな挑戦において、最高の幸運を祈りたい。』

『そしてダニについては、私たちは素晴らしい瞬間を一緒に過ごした。私は彼にとても感謝している。なぜなら、困難な時期に、彼が与えてくれたサポートは、このコーチングスタッフにとって非常に重要だったからだ。サッカーのレベルについては、ダニについて私が何を言えばいいだろうか?彼は並外れた選手だ。この部屋にいる誰一人として、ダニのプレーを楽しんだことがない人はいないと思う。彼は並外れたサッカー選手だからだ。そして、彼がこれから何をするかについては、それは個人的な決断だ。私が彼がまだサッカーを続けられると思うか?もちろんそうだ。彼にはその能力があるし、サッカーが大好きだからね。でも、それは彼が決めることだ。彼は、家族や、彼に舞い込むであろう新たなサッカーのオファーなど、すべての要素を天秤にかけなければならない。しかし、ビジャレアルは彼のパフォーマンスに非常に満足しているはずだと思う。ペドラサのパフォーマンスと同様にね。彼は素晴らしいサッカー選手だと思うし、もちろん、彼にも最高の幸運を祈っている。』

(via ElDesmarque)

ギド・ロドリゲス獲得へ本格始動 中盤の再編が急務に

ダニ・パレホの退団に加え、トーマス・パルティの契約満了による退団が確実視されており、さらにパペ・ゲイェにもイングランドやイタリアから高額なオファーが届いているため売却の可能性が高い。このため、ビジャレアルは中盤の抜本的な再編を迫られている。

クラブは来季に向けた補強の最優先ターゲットとして、バレンシアCFとの契約が6月30日で満了するギド・ロドリゲスに照準を合わせている。すでに7月1日からの加入に向けた正式なオファーを準備しており、移籍金ゼロで獲得できる絶好の機会を逃さない構えだ。ギド・ロドリゲスの経験値、戦術的なバランス感覚、そしてラ・リーガでの豊富な実績は、ビジャレアルの強化方針に完全に合致している。

バレンシアはギドの引き留めを図っているが、金銭面の条件で大きな隔たりがある。ギド自身は最近のインタビューでバレンシアへの残留を希望するような発言をしていたものの、すでにバレンシア郊外の自宅から荷物を運び出す引っ越し作業を始めていることが確認されており、退団は決定的と見られている。

ベティスやメキシコのクラブも獲得を狙う中、ビジャレアルは来季のチャンピオンズリーグ出場という競技面の大きな魅力を武器に、争奪戦を早期に制することを目指している。

(via Estadio Deportivo)

中盤の補強候補リスト ルイス・ミージャやアントニオ・ブランコらの名も

ギド・ロドリゲス以外にも、ビジャレアルは中盤の補強候補として複数の選手をリストアップしている。

ルイス・ミージャはヘタフェと2027年まで契約を結んでいるが、クラブは彼がフリーで流出するのを避けるため、今夏の売却を検討している。より高いレベルでのプレーを望むミージャに対し、ビジャレアルはチャンピオンズリーグ出場チームの中盤のリーダーという魅力的な役割を用意している。

アラベスのアントニオ・ブランコも有力な候補だ。契約満了が迫る中、より規模の大きなプロジェクトを求めてクラブからの契約延長オファーを複数回拒否しており、今夏の退団が確実視されている。

ヴォルフスブルクに所属するクロアチア人MFロヴロ・マイェルも、その才能、試合を読む力、ライン間で違いを生み出す能力が高く評価されている。ヴォルフスブルクが降格していれば獲得のチャンスが広がったが、最終節で1部残留を決めたため、交渉の難易度は上がっている。

また、クリスタル・パレスとの契約延長を拒否したとされるコロンビア人MFジェルソン・レルマの動向も注視している。31歳でフリーエージェントとなるレルマにはビジャレアルを含む複数のスペインのクラブが関心を寄せている。

(via Estadio Deportivo)

カルロス・ロメロが完全復帰へ その他の若手動向

エスパニョールに貸し出されていた左サイドバックのカルロス・ロメロは、出向先で際立った活躍を見せたことで、来シーズンからビジャレアルへ完全復帰することが決定している。

さらに、冬の移籍市場においては、ビジャレアルのDFジャン・ヴァルーがスポルティング・デ・ヒホンの獲得リストに名を連ねていた。

(via SPORT)

【本日の総括】

マルセリーノ監督をはじめ、パレホやペドラサといった歴史を築いた功労者たちがチームを去る。来季のチャンピオンズリーグに向け、ギド・ロドリゲスを中心とした中盤の大規模な再編と新体制の構築が急ピッチで進められている。