ダニ・パレホが今季限りでの退団を発表、ファンへの感謝を語る
中盤の底でタクトを振るってきたダニ・パレホが、今シーズン限りでビジャレアルを退団することが正式に決定しました。クラブ側は37歳の同選手に対して契約延長のオファーを提示しない決断を下し、両者は別々の道を歩むことになります。
今週末にエスタディオ・デ・ラ・セラミカで行われるアトレティコ・マドリード戦が、パレホにとって黄色のユニフォームを着てプレーする最後の試合となります。この試合では、来季のチャンピオンズリーグ出場権獲得をファンと共に祝うと同時に、パレホに対するお別れのオマージュが大々的に行われる予定です。
パレホはクラブの公式SNSを通じて、ファンに向けた感動的なお別れのメッセージ動画を公開しました。
『ビジャレアルの選手、ダニ・パレホです。さよならではなく、またねと言う日が来ました。私たちは別々の道を歩むことになります。この6シーズン、このユニフォームを着られたことは、大きな誇りであり、とてつもない満足感でした。とても幸せで、満足して去ります。この6年間、皆さんが私に感じさせてくれたすべてのことに感謝したいです。ここからは常に私の家であり、私の心はここにあるクラブです。大きなハグを、そして常にエンダバン(前へ)!』
(via Estadio Deportivo, ElDesmarque, Mundo Deportivo, MARCA)
6シーズンで269試合に出場のパレホ、現役続行と将来の指導者転身を見据える
2020年の夏にバレンシアから加入して以来、ダニ・パレホはすぐにチームの中心としての地位を確立し、ビジャレアルの歴史的な黄金期を支えました。加入初年度にはヨーロッパリーグ決勝でマンチェスター・ユナイテッドを破り、クラブ史上初の主要タイトル獲得に貢献。翌シーズンにはチャンピオンズリーグでのベスト4進出という快挙の原動力となりました。
6シーズンにわたる在籍期間で、パレホは公式戦269試合に出場し、19ゴール、36アシストという見事な数字を残しました。この出場試合数はクラブの歴代出場記録で9位にランクインしており、現役選手の中ではジェラール・モレノに次ぐ記録です。マルコス・セナ、ブルーノ・ソリアノ、サンティ・カソルラ、アルアバレーナといったレジェンドたちと肩を並べる、クラブの神話的存在となりました。
ラ・リーガ全体で見ても、2008-09シーズンにレアル・マドリードでデビューして以来、通算557試合に出場。これはスビサレッタ、ホアキン、ラウル・ガルシア、グリーズマンに次ぐリーグ歴代5位の記録であり、13シーズン連続でリーグ戦30試合以上に出場するという驚異的な安定感を誇っています。
ビジャレアルを去るパレホですが、現役引退は全く考えておらず、トップレベルでのプレー続行を希望しています。一方で、長期的には指導者への道も歩み始めており、現在はインテル・サン・ホセ・バレンシアにてコーチングライセンス取得のための実習を行っています。マルセリーノ監督も以前、『彼は間違いなく優れた監督になるだろう』とパレホの指導者としての資質に太鼓判を押していました。
(via Estadio Deportivo, ElDesmarque, Mundo Deportivo, MARCA)
大ブレイク中のアルベルト・モレイロにバルセロナが強い関心、W杯出場の夢も
22歳のアルベルト・モレイロが、スペイン国内およびヨーロッパのビッグクラブから熱い視線を集めています。昨夏の移籍市場において1600万ユーロでラス・パルマスからビジャレアルに加入した同選手は、今季のリーグ戦で10ゴール6アシストを記録し、チームの攻撃陣に欠かせない決定的な存在として完全に定着しました。
とくにFCバルセロナは、数年前からモレイロの動向を追い続けており、カナリア諸島出身であることや、狭いスペースでの卓越した技術、ショートパスを繋ぐプレースタイルから、内部ではペドリと比較するほどの高評価を与えています。ビジャレアルは獲得時に5000万ユーロの契約解除金を設定し、2030年6月までの長期契約で彼を保護していますが、FCバルセロナからのオファーがあった場合には交渉を容易にするという暗黙の了解が存在するとされており、すでに最初の接触があった模様です。モレイロ自身も、子供の頃からバルサのユニフォームを着るという夢を隠していません。
また、クラブでの活躍はスペイン代表のルイス・デ・ラ・フエンテ監督の目にも留まっており、近日中に発表されるアメリカ・メキシコ・カナダW杯に向けた55人の候補リストに名が挙がっています。モレイロはU-19で8試合、U-21で14試合に出場した経験があり、2022年末にはデ・ラ・フエンテ監督の下でU-21デビューを果たしています。25日月曜日に発表される最終メンバー26人への生き残りをかけており、本人も『W杯に行けたら信じられないようなご褒美だ』と高いモチベーションを語っています。
(via Estadio Deportivo)
モレイロが1部リーグタレント賞を受賞、ペペ・メルらからのサプライズに沸く
アルベルト・モレイロの今シーズンの素晴らしいパフォーマンスは、ピッチ外でも高く評価されています。UDパテルナと高名なジャーナリストであるヘスス・ベルナルが協力して開催した「アウグスト・マルティネス、スポーツの価値賞」の授賞式において、モレイロは栄えある「1部リーグタレント賞」を受賞しました。
式典では心温まるサプライズが用意されており、彼が17歳の時にラス・パルマスでトップチームデビューをさせた恩師であるペペ・メル監督からのビデオメッセージが上映されました。さらに、故郷テネリフェにいる祖父と母親からの愛情あふれるメッセージ動画も届き、会場は和やかで感動的な空気に包まれました。
(via SPORT)
クラブを支え続けた25年連続ソシオ200人を表彰
ビジャレアルCFは、クラブの歴史と成長において最も重要な存在であるファンに対する伝統的なオマージュイベントを開催しました。今シーズンで25年連続のシーズンチケット保持者(アボナド)となった200人の熱心なファンを称える感動的な式典が、エスタディオ・デ・ラ・セラミカのプエルタ39付近で行われました。
イベントにはフェルナンド・ロイグ会長が直接出席し、ファン一人一人に感謝の意を伝えました。会長はスピーチの中で、トップリーグへの定着から国内外での大きなタイトル獲得に至るまで、過去25年間にわたるクラブの飛躍的な成長において、彼らの変わらぬ支援がいかに不可欠であったかを強調しました。
表彰された200人の名前は、スタジアム周辺に設置された記念壁画に永久に刻み込まれました。さらに、これらのファンは5月21日木曜日から7月に予定されている2026-27シーズンのシーズンチケットキャンペーン開始までの期間、スタジアムのオフィシャルショップにて特別な記念バッジを受け取ることができます。受け取りの際には、ショップへの直接来店と、2025-26シーズンのシーズンチケット、そしてDNI(身分証)の原本の提示が求められます。
(via Estadio Deportivo, SPORT)
元所属選手ビクトル・フェルナンデスがレジェンド賞を受賞
ビジャレアルの歴史を彩った元ストライカー、ビクトル・フェルナンデスが、「アウグスト・マルティネス、スポーツの価値賞」の授賞式において「サッカー・レジェンド賞」に輝きました。彼の息子であるビクトル・フェルナンデス・ジュニアは現在バレンシア・メスタージャでプレーしており、来季トップチームのプレシーズンへの参加が決まるなど大きな注目を集めています。
式典では、ビクトル・フェルナンデスがレアル・マドリード・カスティージャに在籍していた時代に彼の才能を見出した恩師、ビセンテ・デル・ボスケからの特別なビデオメッセージが贈られ、彼の長年にわたるサッカー界への貢献が讃えられました。
(via SPORT)
アレックス・バエナがアトレティコの選手としてラ・セラミカに帰還
今週末に行われるラ・リーガ最終節で、ビジャレアルはホームのエスタディオ・デ・ラ・セラミカにアトレティコ・マドリードを迎え撃ちます。この試合は、昨年の夏にビジャレアルからアトレティコへと移籍したアレックス・バエナにとって、非常にエモーショナルな凱旋試合となります。
バエナはわずか10歳だった2011年にビジャレアルの下部組織の門を叩き、ジローナへの期限付き移籍期間を除いて、キャリアのすべてをビジャレアルで築き上げてきました。事あるごとにクラブへの深い愛情と感謝を公言してきたバエナにとって、自身を育ててくれたクラブとファンの前でプレーすることは特別な意味を持ちます。なお、彼が現在所属するアトレティコ・マドリードは、この試合に勝利すればリーグ3位でのフィニッシュが確定し、約1000万ユーロの追加収入を得られるため、一切手を抜くことのない真剣勝負となる見込みです。
(via Mundo Deportivo)
【本日の総括】
長年にわたって中盤を支え、数々の歴史的瞬間を生み出したダニ・パレホの退団発表は、クラブにひとつのサイクルの終わりを告げています。一方で、今季大ブレイクを果たしたアルベルト・モレイロへのバルセロナからの熱視線や、25年連続でクラブを愛し続けたソシオたちの表彰など、ビジャレアルの確かな未来とファンとの強い絆を感じさせるトピックが満載の一日となりました。週末のラ・セラミカでは、去り行くレジェンドと帰還する下部組織出身者への温かい拍手が響き渡ることでしょう。



