監督人事とマルセリーノの退任
ビジャレアルCFは、マルセリーノ・ガルシア・トラル監督の退任をすでに正式に確認し、後任としてラージョ・バジェカーノの指揮官であるイニゴ・ペレスの招へいに迫っている。直近に行われたラージョ・バジェカーノ戦の試合前には、マルセリーノとイニゴ・ペレスがピッチ上で熱い抱擁を交わし、親しげに言葉を交わす場面が見られた。この光景は、次期監督候補とされるペレスとの関係性において非常に興味深いものとなった。また、マルセリーノはロッカールームのトンネルからベンチへ向かう際、ラージョのファンから非常に大きなブーイングを浴びていた。新体制に向けた動きはすでに本格化している。 (via ElDesmarque, Estadio Deportivo)
ラージョ・バジェカーノ戦の試合詳細と結果
ラ・リーガ第37節、敵地バジェカスで行われたラージョ・バジェカーノ戦は、2-0でビジャレアルの敗戦に終わった。数日前のセビージャFC戦での敗戦の二の舞を避けるべく、ビジャレアルは試合開始直後から高い位置でハイプレスをかけ、相手を大きく苦しめる立ち上がりを見せた。しかし、前半28分にセルヒオ・カメージョに先制点を奪われると、後半開始わずか2分(47分)にはビルドアップでの致命的なミスからボールを失い、オスカル・トレホのアシストを受けたアレマオにループシュートを打たれた。GKアルナウ・テナスはボールに触れたものの、ゴールを防ぐことはできず追加点を許した。状況を打開するためにダニ・パレホやジェラール・モレノといった創造性のある選手たちを投入して反撃を試みたが、最後まで強固な守備を崩すことはできなかった。 (via Estadio Deportivo, Mundo Deportivo)
ローガン・コスタとウィリー・カンブワラの復帰
ラージョ・バジェカーノ戦では、長期間の負傷から復帰した2人のセンターバックが明るいニュースをもたらした。カーボベルデ出身のディフェンダー、ローガン・コスタは、昨年7月のプレシーズンに行われたバーゼルとの親善試合で左膝前十字靭帯の完全断裂という大怪我を負って以来、実に302日ぶりにピッチに立った。すでにセルタ、レバンテ、マジョルカ、セビージャ戦でメンバー入りしていたが、この試合の77分についに出場を果たした。2026年のワールドカップに向けたカーボベルデ代表への招集前に、貴重な出場時間を得ることになった。
ローガン・コスタと交代してベンチに退いたのは、コンゴ出身のウィリー・カンブワラである。彼もまた、2025年7月31日のオビエド戦でハムストリングを断裂して手術を受け、5ヶ月以上離脱していた。第35節のレバンテ戦(5-1)で復帰していたカンブワラは、2025年5月25日のセビージャ戦(4-2)以来、約1年ぶりに公式戦に先発出場し、77分間プレーした。
試合後、ローガン・コスタは喜びと決意を語っている。
『結果は残念だったけれど、チームメイトと一緒に再びピッチに立てたことはとても嬉しい。あの感覚をまた味わえて幸せだ』
『シーズン中ずっと、できるだけ良い状態で戻れるように努力してきた。難しかったけれど、ウィリー・カンブワラと一緒にピッチに戻れたことは特別だった』
『状態は良い。あとはリズムを掴むだけで、日を追うごとに良くなっている。自分ではもうプレーできる準備ができていると分かっていた。監督が今回チャンスをくれたが、少しずつ良くなってきていたんだ』
『チームにとって最近の結果は残念だが、今シーズンを3位で、良い形で終えたい。ホームでファンと共に戦う決勝戦がある。そこで勝利を収めたいと思っている』 (via SPORT, Mundo Deportivo)
アトレティコとの激しい3位争いと最終節の展望
ビジャレアルはバジェカスでの2連敗により、アトレティコ・マドリードに対して持っていた5ポイントのリードを失い、勝ち点69で並ばれてしまった。全体的な得失点差ではビジャレアルが上回っており、現在3位をキープしているが、最終的な順位は直接対決の成績が優先される。メトロポリターノでの試合はアトレティコが2-0で勝利しているため、ラ・セラミカで引き分けた場合はシメオネ率いるアトレティコが3位となる。したがって、ビジャレアルが3位を死守するためには最終節での勝利が必須である。
ビッグデータによるラ・リーガ最終順位予測では、ビジャレアルCFが3位でフィニッシュする確率は64.6%、アトレティコ・マドリードが逆転する確率は35.4%とはじき出されている。
なお、この最終節のラ・セラミカでの試合において、対戦相手のアトレティコ・マドリードは来季(2026-27シーズン)の第2ユニフォームである黒色のキットを初披露することが決まっている。 (via Estadio Deportivo, ElDesmarque, MARCA)
クラブの歴史と過去のヨーロッパでの栄光
ビジャレアルの過去の栄光に関するエピソードも話題となっている。ウナイ・エメリ監督(現アストン・ヴィラ)が2021年にビジャレアルを率いてヨーロッパリーグを制覇した実績が改めて称賛されている。また、現在アストン・ヴィラでプレーする元ビジャレアルのパウ・トーレスもインタビューで当時の偉業を振り返り、『お気に入りというレッテルは役に立たない。僕らがビジャレアルでユナイテッドを相手に何をしたか見ての通りだ』と誇らしげに語っている。
さらに、2020-21シーズンにビジャレアルがヨーロッパリーグを制してチャンピオンズリーグ出場権を獲得し、同時にラ・リーガを7位で終えたことで、スペインが初代カンファレンスリーグの出場枠を失うという歴史的な出来事があったことも引き合いに出されている。 (via SPORT, MARCA, ElDesmarque)
その他の関連情報・小ネタ
クラブにゆかりのある選手たちの話題として、現在コルドバCFでプレーするアンドラ代表GKイケル・アルバレスは、ビジャレアルBからやってきた選手であり、正GKの座を争って活躍している。また、レアル・ベティスのジュニオル・フィルポは、過去に10月18日に行われたビジャレアルCF戦でプレーして以来、長期間90分フル出場から遠ざかっていた。 (via SPORT, Estadio Deportivo)
【本日の総括】
マルセリーノ監督の退任とイニゴ・ペレス新監督招へいの動きが加速する中、チームは連敗を喫しアトレティコとの3位争いが最終節に持ち込まれました。しかし、ローガン・コスタやカンブワラといった守備陣の長期離脱からの復帰は、チームにとって大きな希望となっています。ホームでの最終戦で勝利を収め、自力での3位確定が期待されます。






