ジローナ戦ドローとアルベロアの苦境
レアル・マドリードはサンティアゴ・ベルナベウで行われたジローナ戦で1-1の引き分けに終わった。50分、バルベルデがペナルティエリア外から強烈なミドルシュートを放ち、相手GKガッサニーガが弾ききれずに先制ゴールを奪うも、61分にはレマルに見事なミドルシュートを決められ同点に追いつかれた。アルベロア監督はバイエルン戦を見据え、アレクサンダー=アーノルド、リュディガー、フイセン、カレラスといった守備陣を休ませる大幅なターンオーバーを実施し、アセンシオやゴンサロ、フラン・ガルシアらを起用。後半にはチュアメニやメンディも投入したが、攻撃のリズムに欠け、勝ち点を取りこぼす結果となった。
試合前、アルベロア監督は選手たちに次のように発破をかけていた。
『サッカーにおいて試合に勝つためには、才能だけでは十分ではない。リーグ戦の38試合のうちの1つであるかどうかにかかわらず、輝きを放ち、素晴らしい試合をしてほしい。私は毎日レアル・マドリードの選手でありたいと望む選手たちを求めている』
しかし、チームは代表ウィーク明けからマジョルカ戦、バイエルン戦、ジローナ戦と3試合連続未勝利という泥沼に陥っている。今季の敗戦数はすでに12に達し、昨季の14敗に迫る勢いだ。未勝利試合数は17を数える。さらに欧州の舞台での敗戦も今季4敗目を記録しており、昨季の6敗に近づいている。
とりわけ深刻なのが守備の崩壊である。アルベロア指揮下の20試合でチームは24失点を喫しており、1試合あたりの得失点差は+0.95にとどまっている。これは、シャビ・アロンソ体制時の34試合72得点38失点(得失点差+1)や、アンチェロッティ体制の昨季62試合137得点74失点(得失点差+1.01)を下回る数字だ。クリーンシートを達成したのは20試合中わずか5試合のみで、シャビ・アロンソ時代の28試合中10試合と比較しても大幅に悪化している。直近11試合を見ても、マンチェスター・シティ戦の3-0の勝利を除き、10試合で失点しており、この期間で4敗1分けと大ブレーキがかかっている。
リーグ戦は残り7試合でバルセロナとの勝ち点差が開いており、事実上の終戦ムードが漂う。もしアリアンツ・アレーナでのバイエルン戦で逆転できなければ、5試合連続未勝利で解任されたフレン・ロペテギ監督時代の2018年のような深刻な危機に直面する可能性がある。(via Mundo Deportivo, MARCA, SPORT)