【今回のラインナップ】

 

✅ フランス代表トリオの動向 ムバッペの活躍とカマヴィンガ・チュアメニの出場状況

✅ ムバッペが批判に反論 ワールドカップとクラブへの熱き思いを語る

✅ ヴィニシウスの負傷騒動と復帰 ブラジル代表での現状とクラブの懸念

✅ 各国代表メンバーの出場状況 バルベルデの劇的同点弾や若手選手の活躍

✅ チャンピオンズリーグ・バイエルン戦に向けたデータと因縁

✅ バルセロナの補強がマドリードに利益をもたらす可能性 マリオ・ヒラの連鎖移籍

✅ ダニ・セバージョスの去就 来夏の退団に向けたクラブとの合意

✅ その他の移籍市場関連情報 ビクトル・ムニョスの保有権

✅ ラ・リーガ FC フューチャーズ U-12大会 ボカ・ジュニアーズとのエキシビションマッチ

 

■【フランス代表トリオの動向】

 

フランス代表の北米ミニツアーにて、レアル・マドリード所属のキリアン・ムバッペ、オーレリアン・チュアメニ、エドゥアルド・カマヴィンガの3選手はそれぞれの役割を果たした。

カルロ・アンチェロッティ監督率いるブラジル代表との第1戦、2-1でフランスが勝利した試合では、ムバッペは先発出場し66分間プレーした。膝の負傷による1ヶ月の離脱から復帰し、マンチェスター・シティとのチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦第2戦、アトレティコ・マドリードとのダービーマッチに出場した後に代表に合流したムバッペは、ウスマン・デンベレからの素晴らしいアシストを受け、見事なループシュートで先制ゴールを記録した。

続くコロンビアとの親善試合、3-1でフランスが勝利した試合では、ディディエ・デシャン監督はスタメンを総入れ替えし、マドリードの3選手はベンチスタートとなった。

ムバッペは試合がすでに決着した後半残り12〜16分のみ出場した。短い出場時間ながら非常に活発に動き、3度の決定機を迎えた。1本目はゴールライン上で相手DFマチャドにクリアされ、2本目はコントロールを誤りサイドネットを揺らし、3本目は見事にネットを揺らしたもののオフサイドの判定で幻のゴールとなった。

カマヴィンガは後半から約30分間プレーしたが、チュアメニは全く出場機会を与えられず完全休養となった。

ムバッペがワールドカップ開幕の3ヶ月前にあえてアメリカ遠征に参加した背景には、ナイキとの契約更新に関する商業的なコミットメントを果たす目的があった。契約満了が迫る中、彼はこれまでにない巨額の報酬を要求して交渉を有利に進めており、フランス代表のリーダーにして広告塔として、ワールドカップで着用する新ユニフォームのお披露目イベントに出席する必要があった。彼は緑色のサードユニフォームと伝統的な青のユニフォームを着た2枚の写真を無事に撮影している。(via SPORT) (via MARCA)

 

■【ムバッペが批判に反論】

 

負傷や診断結果、クラブへの忠誠心に関する周囲からの批判に対し、ムバッペはメディアで真っ向から反論を展開した。

『レアル・マドリードのファンにとって、クラブは宗教のようなものです。人々は非常に情熱的です。クラブと私に関することはすべて、人々が話し、推測する組み合わせを生み出します。時には正しく、時には間違っています』

『サンティアゴ・ベルナベウでは、クリスティアーノ・ロナウドを含め、全員が批判されてきました。私がそのような批判から逃れられる理由はありません』

『批判を受け入れ、対処しなければなりません。冷静さを保ち、仕事に集中し、ピッチ上の状況を改善できると信じる自信を持つことです』

『スペインでは、私がプレーしないのではないかと少し心配されています。彼らは私がワールドカップに直行すると思っていますが、そうではありません。ワールドカップに最高の状態で臨むための最良の方法は、クラブで全てを勝ち取ることです』

『私たちはまだリーグ戦とヨーロッパの大会で生き残っています。今、ヨーロッパで最も調子が良いと思うバイエルン・ミュンヘンと対戦しますが、彼らを倒せるチームがあるとすれば、それはレアル・マドリードです』(via SPORT)

 

■【ヴィニシウスの負傷騒動と復帰】

 

ブラジル代表に合流しているヴィニシウス・ジュニオールは、1-2で敗れたフランス戦で非常に低調なパフォーマンスに終始し、スタジアムのブラジルサポーターからはネイマールの招集を求める声すら上がる事態となった。

さらにこの試合で太ももに違和感を訴え、土曜日の練習を欠席してジムで個別メニューをこなしたことで、一時は負傷の懸念が高まった。

しかし、医療チームの検査により怪我ではなく疲労であることが確認されると、日曜日の練習には無事にグループ合流を果たした。

水曜日未明、現地火曜日にオーランドで開催されるクロアチアとの親善試合には、ジョアン・ペドロ、マテウス・クーニャ、ルイス・エンリケとともにスタメン出場する見込みである。

この決定は、マドリディスタたちの間で大きな波紋を呼んでいる。ムバッペ不在の期間中に攻撃の全責任を背負い、シティ戦やアトレティコ戦など過酷な日程を消化してきたヴィニシウスに対し、単なる親善試合でリスクを冒すことは理解し難いとの不満が噴出している。

アルバロ・アルベロア監督にとっても、4月4日土曜21時開催のアトレティコ・マドリード戦やバイエルン・ミュンヘン戦といったシーズン終盤の重要な戦いを前に、これ以上の負傷者は絶対に避けたい状況である。(via SPORT) (via Estadio Deportivo) (via Mundo Deportivo)

 

■【各国代表メンバーの出場状況】

 

レアル・マドリードのトップチームからは現在14名の選手が各国代表に招集されており、それぞれの第1戦でのプレー時間は大きく分かれた。

フェデ・バルベルデはウルグアイ代表としてイングランド戦に90分間フル出場し、後半アディショナルタイムの93分に同点となるPKを見事に決めた。マドリードではPKキッカーを務めていない彼だが、代表では見事な勝負強さを発揮した。

ブラヒム・ディアスはモロッコ代表で、アルダ・ギュレルはトルコ代表で90分間フル出場、あるいは終了直前までプレーした。ギュレルはルーマニア戦、1-0での勝利においてカディオグルの決勝ゴールをアシストする活躍を見せ、次はワールドカップ出場権を懸けてコソボと対戦する。

下部組織出身でトップチームに定着しているゴンサロは、スペインU-21代表として68分間プレーし、PKを外すミスがあったものの2ゴールを記録する大活躍を見せた。

ティアゴはスペイン下部年代代表で68分間出場し、マスタントゥオーノも45分間プレーした。

一方、フイセン、カマヴィンガ、ジュード・ベリンガム、アントニオ・リュディガー、ダビド・アラバの5選手は第1戦で全く出場機会がなく、プレー時間はゼロに終わった。彼らは第2戦での出場が予想されている。

また、11月に負傷離脱していたエデル・ミリトンについても、復帰に向けた日程が明確になっている。(via SPORT) (via Estadio Deportivo)

 

■【チャンピオンズリーグ・バイエルン戦に向けたデータと因縁】

 

チャンピオンズリーグ準々決勝で激突するバイエルン・ミュンヘンとの対戦は、欧州の歴史上最も多く繰り返されてきたヨーロッパのクラシコである。

第1戦は4月7日にサンティアゴ・ベルナベウで、第2戦は4月15日にアリアンツ・アレーナで開催される。

バイエルンは公式サイトで、1976年に初めてマドリードと対戦して以来の50周年を記念する特集記事を公開し、自らをスペイン語で黒い獣、La Bestia Negraと称して挑発的な姿勢を見せている。

当時のバイエルン会長ノイデッカーがアウェイ戦の前に必ず大聖堂で4本のろうそくを灯して神の加護を祈っていたという逸話や、ウリ・ヘーネス名誉会長が『レアル・マドリードの際立っている点は、重要な試合で力を発揮することだ。50-50の戦いになるだろう。長らくこれほど素晴らしい準々決勝は見ていなかった』と語る様子が紹介されている。

しかし、実際の過去の対戦成績を見ると、全28試合でマドリードが13勝、バイエルンが11勝、4引き分けとマドリードが勝ち越している。得点数もマドリードが45得点、バイエルンが42得点である。

勝ち抜け回数でもマドリードが8回、バイエルンが5回であり、特に直近の4回のノックアウトラウンドではすべてマドリードが突破を果たしている。最初の2回は4戦全勝であった。

バイエルンが最後にマドリードに勝利したのは2012年の準決勝第1戦、ドイツ開催であり、それ以降はマドリードが6連勝を飾っている。アリアンツ・アレーナだけでも3勝を挙げており、その中にはバイエルンにとって屈辱的な0-4の敗戦も含まれている。

また、バイエルンは2001年を最後にサンティアゴ・ベルナベウでの勝利から遠ざかっている。(via MARCA)

 

■【バルセロナの補強がマドリードに利益をもたらす可能性】

 

バルセロナは来季に向けた左利きのセンターバック補強として、インテル・ミラノのアレッサンドロ・バストーニを最優先ターゲットに定めている。

インテルはバストーニの移籍金を7000万〜8000万ユーロに設定しており、彼が退団した場合の代役として、ラツィオに所属するスペイン人DFマリオ・ヒラをリストアップしている。

マリオ・ヒラはかつてレアル・マドリードに所属しており、マドリードは彼の将来の移籍に伴う売却益の50%を受け取る権利を保持している。

つまり、バルセロナがバストーニを獲得するためにインテルに大金を支払い、その資金を使ってインテルがマリオ・ヒラを獲得すれば、連鎖的にレアル・マドリードの金庫に多額の資金が転がり込むという、ライバルクラブにとっては皮肉な結果が待ち受けている。(via SPORT) (via Estadio Deportivo) (via Mundo Deportivo)

 

■【ダニ・セバージョスの去就】

 

シャビ・アロンソ体制、そして現在のアルバロ・アルベロア体制においても出場機会に恵まれていないダニ・セバージョスは、クラブ側と協議を行い、来夏の移籍市場での退団に向けて合意に達した。

セバージョス本人は古巣であるレアル・ベティスへの復帰を強く希望しており、ベティス側も彼の動向を注視している。

しかし、マドリードとの契約は2027年6月30日まで残っており、フロレンティーノ・ペレス会長率いるクラブは、契約を残す選手を安易に放出することは絶対にしない。過去の移籍市場でもベティスはセバージョスの獲得に動いたが、マドリードとの条件面で折り合いがつかず失敗に終わっている。

また、オリンピック・マルセイユなど他のヨーロッパのクラブも彼の獲得に興味を示しており、ベティスは資金面での厳しい競争を強いられることになる。(via Estadio Deportivo)

 

■【その他の移籍市場関連情報】

 

バルセロナは来季のウイング補強として、オサスナで活躍するビクトル・ムニョスをスカウティングリストに入れている。

しかし、彼の保有権の50%はレアル・マドリードが持っており、マドリード側はバルセロナといかなる交渉を行う意思も持っていない。

彼を獲得するためには4000万ユーロの契約解除金を満額支払う必要があり、財政難に苦しむバルセロナにとっては非現実的な選択肢となっている。(via SPORT)

 

■【ラ・リーガ FC フューチャーズ U-12大会】

 

ブルネテで開催されたU-12年代の国際大会、ラ・リーガ FC フューチャーズにて、レアル・マドリードの下部組織はエキシビションマッチでアルゼンチンのボカ・ジュニアーズと対戦した。

試合は後半にマドリードのモリジャが見事な1対1の抜け出しから先制ゴールを奪うも、直後にボカのフローレスに同点弾を許した。

1-1のまま決着はPK戦に委ねられ、マドリードのダビド・サンチェスが鮮やかなパネンカを決めて勝利を収めた。

ダビド・サンチェスはこの大会で数々のスーパープレーやゴールを披露し、大会を席巻する圧倒的な輝きを放った。(via MARCA)

 

【本日の総括】

 

ムバッペの代表戦での活躍や力強い発言でチャンピオンズリーグへの期待が高まる一方、ヴィニシウスの親善試合出場見込みには怪我のリスクから懸念の声も上がっています。バイエルンとの大一番に向けた過去の圧倒的データや、下部組織出身選手の他クラブでの動向がマドリードに思わぬ利益をもたらす可能性など、ピッチ内外で白熱の話題が尽きない一日となりました。