【今日のラインナップ】
✅ UDアルメリア [3-0の快勝で自動昇格圏の2位に浮上、C・ロナウドのクラブ買収も追い風に]
✅ スポルティング・ヒホン [正GKルベン・ジャニェスの負傷離脱と、厳しい上位陣との連戦で正念場]
✅ レアル・サラゴサ [カディス戦の勝利を受け、ダビド・ナバーロ暫定監督の今季終了までの続投が決定]
✅ デポルティボ・ラ・コルーニャ [ジェレマイの負傷離脱の危機と、自動昇格圏からの転落]
✅ SDウエスカ [降格圏脱出ならず、負傷者続出で次節マラガ戦に暗雲]
✅ カディスCF [ガリタノ監督を解任しセルヒオ・ゴンサレス監督を招聘、オンティベロスは長期離脱の恐れ]
✅ マラガCF [プレーオフ圏内を維持するも、次節は主力2名が出場停止で守備陣に不安]
✅ コルドバCF [多彩な攻撃陣を誇り、チーム内得点者数がリーグ最多タイの16人に到達]
✅ CDカステリョン [守備の崩壊で2連敗を喫し、自動昇格圏から転落]
✅ ラシン・サンタンデール [コルドバを下して首位を独走、イニゴ・ビセンテがアシストランク首位]
✅ UDラス・パルマス [セウタに勝利し、昇格プレーオフ圏内の5位をキープ]
(以下、詳細本文)
■【UDアルメリア】
クルトゥラル・レオネサに3-0で快勝し、カステリョンとデポルティボの取りこぼしに乗じて第12節以来となる自動昇格圏の2位(勝ち点52)に浮上した。首位ラシン・サンタンデールとは4ポイント差、3位カステリョンおよびデポルティボとは3ポイント差となっている。得点ランキング首位(17ゴール)を走るセルヒオ・アリバスが2ゴールを挙げる大活躍を見せた。ルビ監督は「彼はさらに決定的な仕事ができると分かっていた」と絶賛している。また、今年初出場となったセネガル人MFディオン・ロピがドリブルから最初のゴールを見事にアシストした。チームは11月以来となる無失点勝利を収め、ここ6試合で5勝1分けと絶好調を維持している。ブラジル人FWタリスも今季ベストゴール候補となる見事な3点目を決めた。負傷者はステファン・ジョディッチのみと陣容も整っており、今後はサラゴサ、ウエスカ、レアル・ソシエダBと下位との対戦が続く。さらに、クリスティアーノ・ロナウドがクラブの株式25%を取得したことが発表され、彼自身もSNSで「素晴らしい勝利。続けよう」と反応し、ルビ監督も「ここでプレーしてくれたら特別だ」と歓迎している (via AS) (via Estadio Deportivo)。
■【スポルティング・ヒホン】
アンドラ戦で不運なオウンゴールにより0-1で敗れ、4試合連続未勝利となった。ボルハ・ヒメネス監督は「自動昇格やプレーオフを考えるのは現実的ではない。まずは勝ち点50の確保を目指す」と目標の下方修正を示唆している。さらに痛手なのが、キャプテンであり正守護神のルベン・ジャニェスの負傷である。アンドラ戦の開始早々に左脚長内転筋のグレード2損傷(部分断裂)を負い、約1ヶ月(3〜6週間)の離脱が確定した。代役は今季リーグ戦初出場となったキューバ人GKクリスティアン・ジョエルが務める。セサル・ヘラベルトが累積警告で出場停止となり、アンドレス・クエンカ、ナチョ・マルティン、ルムも負傷離脱中と野戦病院と化している。今後、カステリョン、ラス・パルマス、デポルティボ、ラシン・サンタンデールと上位陣との過酷な4連戦が控えており、チームは最大の正念場を迎えている (via Estadio Deportivo) (via SPORT) (via MARCA)。
■【レアル・サラゴサ】
ルベン・セジェス監督の解任後、暫定的に指揮を執っていたダビド・ナバーロ監督が、今シーズン終了まで正式に監督として続投することが発表された。先週末のカディス戦ではコドロのゴールで0-1の勝利を収めたことが評価された。現在チームは勝ち点27で降格圏の19位に沈んでおり、残留ラインの18位(勝ち点33)とは6ポイント差となっている。残り13試合での残留を目指し、クラブはカディス戦前のロッカールームでのナバーロ監督の熱いスピーチ動画を公開した。「今日は新しいことの始まりかもしれない。コルセットを脱ぎ捨てて心を開いて戦い、このユニフォームを再び偉大にしよう」と選手たちを強烈に鼓舞している (via SPORT) (via Estadio Deportivo)。
■【デポルティボ・ラ・コルーニャ】
ホームでのグラナダ戦に1-2で敗れ、自動昇格圏から陥落し3位タイ(勝ち点49)に後退した。攻撃の絶対的中心であり、チーム最多の10ゴール7アシストを記録しているジェレマイ・エルナンデスが恥骨炎に苦しんでおり、ここ2週間別メニューでの調整が続いている。次節のアウェイでのセウタ戦への遠征に帯同できるかは不透明である。さらに、ダビド・メジャも左膝の骨挫傷(打撲による骨浮腫)によりセウタ戦の欠場が確定しており、前線の構成に大きな不安を抱えている。3月はその後、ホームでのサラゴサ戦、アウェイでのスポルティング・ヒホン戦、ホームでのコルドバ戦と重要な試合が続く (via SPORT) (via Estadio Deportivo)。
■【SDウエスカ】
アルバセテとの試合を引き分けで終え、勝ち点を伸ばしきれず降格圏に沈んだままである。ジョン・ペレス・ボロ監督は「言い訳はしない。残りの試合を全力で戦うだけだ」と語っている。しかし、野戦病院状態は深刻で、エノル(右脚大腿二頭筋)、ヘスス・アルバレス(右脚大腿直筋)、リベルト(左脚大腿二頭筋)、トニ・アバド(右脚長内転筋付着部炎)ら複数の選手が筋肉系の負傷を抱えており、次節のマラガ戦は欠場が濃厚となっている。残り13試合で、グラナダ、クルトゥラル・レオネサ、レアル・サラゴサ、レアル・ソシエダB、レガネスなど残留を争う直接対決が目白押しであり、極めて厳しい戦いが続く (via Estadio Deportivo)。
■【カディスCF】
8試合未勝利(わずか勝ち点1)という大不振を受け、ガイスカ・ガリタノ監督の解任を決断した。後任には、2021/22シーズンにチームを指揮し1部残留に導いた経験を持つセルヒオ・ゴンサレス監督が就任した。現在チームは16位に低迷している。一方、昨季10ゴール6アシストで残留の立役者となったハビエル・オンティベロスの状況が深刻化している。踵の負傷で離脱中だが、自身のSNSで松葉杖姿の写真を公開し、今季絶望の可能性が浮上している。ガリタノ前監督やフアン・カラSDからコンディション不足を公然と批判されていた経緯もあり、新体制下での復活が期待されていた矢先の悲報となった (via MARCA) (via Estadio Deportivo)。
■【マラガCF】
敵地ラ・ロサレダでのレアル・バジャドリード戦は、3-1のビハインドからチュペの退場による数的優位を活かし、土壇場でラタサが同点ゴールを決めて劇的なドローに持ち込んだ。これにより勝ち点を48に伸ばし、昇格プレーオフ圏内の5位タイを維持している。負傷者の状況として、エイナル・ガリレアが左脚ハムストリングの負傷から回復し、ピッチでの個別トレーニングを再開した。ルイスミとパストルも引き続きリハビリを行っている。しかし、次節ホームでのウエスカ戦に向けては、フアンペが累積警告、ビクトルが前節の危険なプレーによる一発退場でそれぞれ出場停止となり、守備陣のやりくりに苦心することになる (via SPORT)。
■【コルドバCF】
エル・サルディネロでのラシン・サンタンデール戦に敗れたものの、この試合でトリージとイスマ・ルイスが今季初ゴールをマークした。これにより、今季のチーム内得点者が16人に到達し、カステリョンと並んでリーグ最多の多彩な得点源を持つチームとなっている。チーム内得点王はアドリアン・フエンテス(10ゴール)、次いでハコボ・ゴンサレス(7ゴール)、セルジ・グアルディオラ(3ゴール)と続く。アシスト面でも、クリスティアン・カラセドがリーグ3位となる9アシストを記録しており、攻撃の多様性が際立っている (via SPORT)。
■【CDカステリョン】
直近の試合でレアル・ソシエダB(サンセ)に4失点、ラシン・サンタンデールに3失点と守備が完全に崩壊し2連敗を喫した。直近3試合未勝利となり、勝ち点49のままで自動昇格圏から陥落した。これはパブロ・エルナンデス監督就任後、初の深刻なスランプである。次節のスポルティング・ヒホン戦に向けては、出場停止だった不動の両サイドバック、メジョとアルカサルの復帰が予定されており、守備の立て直しが急務となっている。CBのシエンラの復帰は依然として不透明である (via MARCA)。
■【ラシン・サンタンデール】
コルドバCFを下して勝ち点を56に伸ばし、2位アルメリアに4ポイント差をつけてリーグ首位を独走している。攻撃の要であるイニゴ・ビセンテが今季13アシストを記録し、リーグのアシストランキングで単独トップに立っている。カステリョンに対しても3ゴールを奪うなど、圧倒的な攻撃力で自動昇格へ向けて邁進している (via AS) (via SPORT) (via MARCA)。
■【UDラス・パルマス】
セウタに勝利を収め、勝ち点48で昇格プレーオフ圏内の5位タイをキープしている。上位陣が勝ち点を落とす中で着実に勝利を積み重ねており、自動昇格圏のアルメリア(勝ち点52)との差は4ポイントに縮まっている。次節はホームで負傷者続出のスポルティング・ヒホンを迎え撃つ (via AS) (via MARCA) (via Estadio Deportivo)。
【本日の総括】
上位陣のポイントの奪い合いが激化しており、勢力図に大きな変化が生じている。首位ラシン・サンタンデールが安定した強さを見せて抜け出す一方で、デポルティボとカステリョンの連敗により自動昇格の2位にはアルメリアが浮上した。アルメリアはクリスティアーノ・ロナウドの経営参画というピッチ外の話題も追い風にし、破竹の勢いを見せている。プレーオフ圏内にはラス・パルマスとマラガがピタリとつけており、勝ち点差はわずかである。
下位では、カディスが監督交代の劇薬を投じ、サラゴサも暫定監督の正式就任で立て直しを図るなど、残留に向けたサバイバルも熾烈を極めている。スポルティング・ヒホンやウエスカは主力選手の相次ぐ負傷離脱に直面しており、ここから終盤戦にかけての選手層の厚さとコンディション管理が、昇格・降格の命運を分ける決定的な要素となる。
