【今回のラインナップ】
✅ ヴィニシウスとマフェオの因縁:ピッチ上の死闘と「お前を殺す」発言
✅ リュディガーの激怒:失点時の守備陣への公開説教と契約延長
✅ フロレンティーノ・ペレス会長の真意:「エムバペよりもヴィニシウス」
✅ 大舞台でのルニン:クルトワ不在を支える絶対的信頼感
✅ ベルナベウの屋根と360度ティフォ:バイエルンを迎え撃つ完全包囲網
✅ CLバイエルン戦:累積警告の危機と最新スタメン予想
✅ バイエルンOBからの辛辣な「マドリード批判」とヴィニシウスへの苦言
✅ 解説陣の視点:アルバロ・ベニートが語るバイエルン撃破の鍵とVARへの怒り
✅ バイエルンの神童レナルト・カールとハリー・ケインのマドリードへの想い
✅ モドリッチの愛娘エマがミランU-13でタイトル獲得
✅ 伝統のジンクス:国内での低迷とヨーロッパでの栄光
■【ヴィニシウスとマフェオの因縁:ピッチ上の死闘と「お前を殺す」発言】
ソン・モイシュで行われたマジョルカ戦(2-1でマジョルカ勝利)で、ヴィニシウス・ジュニオールとパブロ・マフェオの対立が再び火花を散らした。キックオフ直後から、ヴィニシウスの抗議に対してマフェオが手でジェスチャーを交えながら『もう喋っているのか』と挑発。ヴィニシウスがマフェオのタックルを避けた直後、彼に直接歩み寄り『お前を殺す』と言い放った。これに対してマフェオはヴィニシウスを押し飛ばしてイエローカードを受け、『お前はどうしたんだ?』『そんなに鬱陶しくするな、お前は泣き虫だ』と激しく応戦した。さらにマフェオは、ヴィニシウスがバロンドールを逃した際のチャントを揶揄して、手でビーチボールの形を作り「プラヤ(ビーチ)」と挑発。ヴィニシウスは笑いながら『ビーチか…テレビに映りたくてやってるんだろ。確実にお前はテレビに映るよ』と返答した。最後はマフェオがヴィニシウスに投げキッスをして幕を閉じた。この対立は2021-22シーズン、当時のハビエル・アギーレ監督の「叩け」「壊せ」という指示や、ヴィニシウスのダンスへの反発から続く深い因縁となっている。
(via Estadio Deportivo) (via MARCA) (via Mundo Deportivo)
■【リュディガーの激怒:失点時の守備陣への公開説教と契約延長】
同じくマジョルカ戦、パブロ・マフェオの右サイドからのクロスをモルラネスに決められた最初の失点シーンで、チームの守備のインテンシティの低さが露呈した。この直後、アントニオ・リュディガーが即座に反応し、アルバロ・カレラスに対して明確な守備のミスを指摘して激怒した。リュディガーは『おい、お前はディフェンダーだろ…もっとプレッシャーをかけなきゃダメだ』と叫び、チーム全体に強い姿勢を要求し続けた。トランジションや前方への守備時に見せるチームの脆弱性に対するフラストレーションが爆発した形だ。一方で、リュディガーのパフォーマンスを高く評価するクラブは、彼との契約をさらに1シーズン延長することを前向きに検討している。
(via Estadio Deportivo)
■【フロレンティーノ・ペレス会長の真意:「エムバペよりもヴィニシウス」】
キリアン・エムバペのパフォーマンスとチームへの適応について、クラブ首脳陣の意見が明らかになった。COPEの番組ディレクターであるフアンマ・カスターニョは、フロレンティーノ・ペレス会長の明確な好みを断言した。カスターニョは『フロレンティーノはエムバペよりもヴィニシウスの方が好きだ』『両方を見た後では、彼(ヴィニシウス)の方が好きだ』と語った。6度の夏を費やして獲得したフランス人ストライカーだが、得点力はあるものの守備面での貢献の低さが批判の的となっている。エムバペ負傷離脱中にチームが連勝し、彼がいない方がスムーズに機能するという見方が強まっていた中、マジョルカ戦での復帰と敗北がその疑念をさらに深めている。
(via SPORT) (via Mundo Deportivo)
■【大舞台でのルニン:クルトワ不在を支える絶対的信頼感】
ティボ・クルトワの負傷に伴い、アンドリー・ルニンが再びチャンピオンズリーグのゴールマウスを守る。彼がCLで起用された過去4シーズンの15試合の成績は、7勝5分2敗、19失点で3回のクリーンシート(ブラガ、ライプツィヒ、マンチェスター・シティ戦後半)を記録している。シティ戦でのPKストップなど、重要な局面での活躍が光る。ルニンは自身の役割について『僕のやるべきことはいつもの通りだ。各試合に向けて準備し、準備を整え、できる限りの貢献をして助けることだ』と語っており、バイエルン戦でもその安定感が求められる。
(via AS)
■【ベルナベウの屋根と360度ティフォ:バイエルンを迎え撃つ完全包囲網】
チャンピオンズリーグ準々決勝バイエルン・ミュンヘンとの第1戦に向け、サンティアゴ・ベルナベウは異様な雰囲気に包まれる。クラブはスタジアムの音響効果とプレッシャーを最大化するため、開閉式屋根を閉じることを決定した。バイエルン側はUEFAに苦情を申し立てたが、悪天候がない限りホームチームが決定できるUEFA規定第51条により、ホームの権利が認められている。チケットは4000人のアウェイファン枠を含め完全完売。スタンド全体を白と紫のカラーで覆う360度の壮大なモザイク(ティフォ)が展開され、「RMCF」のイニシャルと初期のクラブエンブレムが描かれる。約500人のジャーナリスト、39の権利保有テレビ局、82人のカメラマンが集結。さらに、過去のスーパーリーグ構想での対立を乗り越え、フロレンティーノ・ペレス会長とUEFAのアレクサンデル・チェフェリン会長がVIPボックスで同席する。RFEFのラファエル・ロウサン会長も同席予定だ。
(via SPORT) (via MARCA) (via Mundo Deportivo)
■【CLバイエルン戦:累積警告の危機と最新スタメン予想】
アルバロ・アルベロア監督率いるチームは、このバイエルン戦に今季の全てを懸けている。リーガで首位バルセロナに7ポイント差をつけられ絶望的な状況の中、この試合で敗れれば無冠が濃厚となり、アルベロア監督の進退問題に直結する。一方で、主力の累積警告が深刻な懸念材料となっている。ヴィニシウス、エムバペ、ジュード・ベリンガムのトリオに加え、オーレリアン・チュアメニ、ディーン・ハイセンが2枚、アルバロ・カレラスが4枚のイエローカードをもらっており、この試合で警告を受ければアリアンツ・アレーナでの第2戦に出場できない(準決勝からはカードがリセットされる)。
最新の予想スタメンは以下の通り。
GK:ルニン
DF:トレント・アレクサンダー=アーノルド、リュディガー、ハイセン、カレラス
MF:フェデ・バルベルデ、エドゥアルド・カマヴィンガ、チュアメニ
FW:アルダ・ギュレル、エムバペ、ヴィニシウス
マジョルカ戦を出場停止で欠場したバルベルデが復帰し、試合勘の足りないベリンガムやエデル・ミリトンはベンチスタートが予想されている。これまでの両チームの対戦成績は28回でマドリードが13勝、バイエルンが11勝、引き分け4回。直近9回の対戦でマドリードは無敗を誇る。
(via SPORT) (via Mundo Deportivo) (via Estadio Deportivo) (via AS)
■【バイエルンOBからの辛辣な「マドリード批判」とヴィニシウスへの苦言】
決戦を前に、ドイツ側から痛烈な批判が飛び交っている。元バイエルンのローター・マテウスは『ヴィニシウスはもちろん偉大な選手だが、絶え間なく挑発する。誰かがまともなタックルをすると、彼はただ文句を言い、泣き言を言うだけだ』と批判。さらにバロンドール授賞式ボイコットについて『ロドリが選ばれ、彼らは「不公平だ。我々のうちの1人が勝つべきだった。ボイコットする」と言った。そんなことはすべきではない。対戦相手、他のチーム、そして他の選手に対する敬意からだ。どういうわけか、ビジョンが失われている。だからここ数年のレアル・マドリードのあり方は好きではない』と断罪した。
同じく元バイエルンのマルクス・バッベルも『レアル・マドリードはヨーロッパで最も不愉快なクラブであり、バイエルンが勝ち進めば素晴らしいことだ。彼らのここ数年の振る舞いは、私の意見では極めて非スポーツマン的だ。もはやフェアプレーとは何の関係もなく、自分たちが他の誰よりも優れていると信じ込み、自分たちを特別な存在だと見なしているような気がする。それが私をひどく苛立たせ、彼らに対して完全な反感を抱かせる』と非難。『彼らの選手の一人がバロンドールを獲得しなかったからといって、チームとしてイベントをボイコットするようなことは我々はしない。他のすべての人に対するリスペクトの欠如であり、だからこそこのクラブは私にとってこれほどまでにリスペクトを失ったのだ。単に信じられないほど不愉快だ』と語り、ヴィニシウスについても『才能は認めるが、転がって14回転もするのを見ると好きになれない』と苦言を呈した。
(via MARCA) (via Mundo Deportivo)
■【解説陣の視点:アルバロ・ベニートが語るバイエルン撃破の鍵とVARへの怒り】
アルバロ・ベニートはラジオ番組で『サッカー的には、バイエルンが支配する展開を予想している。ボールを持たない時の強さ、プレス、前への推進力があり、ボールを持った時も非常に速い。外側のサポートが非常に重要になり、前線の選手たちはシティ戦でのフェデのようなインスピレーションを持たなければならない』と分析。『人々は努力するチームを見たいと思っている。バイエルンとPSGはそれを満たしている。誰も走ることを惜しまず、だからこそ彼らはヨーロッパで最高のチームなのだ』と語った。マヌ・カレーニョも『マドリードの不調は、ピッチに主力選手たちがいる時に起こっている。解決策は、ヴィニシウスとエムバペを含めたマドリードがプレッシャーをかけることだ。しかし、アンチェロッティにもできなかったし、シャビ・アロンソにもできなかったし、今のところアルベロアにもできていない』と指摘した。
さらにテレビ番組では、アトレティコ対バルセロナ戦でのVAR判定を巡り怒りの声が上がった。エドゥ・アギーレは『審判、VAR、CTA、そして時折発表される通達は、どうして、なぜなのか分からないが、彼ら自身を守るために行われており、それがクラブに損害を与えている』と主張し、ジョセップ・ペドレロルも『現実は、マドリードはVARによってリーグ戦を失ったということだ』と断言した。
(via Mundo Deportivo) (via SPORT)
■【バイエルンの神童レナルト・カールとハリー・ケインのマドリードへの想い】
バイエルンでセンセーショナルな活躍を見せ、18歳でドイツ代表デビューを果たしたレナルト・カールには、マドリードへの強い憧れがある。1月のファンクラブイベントで『ここだけの話にしてほしい。バイエルンはとても大きなクラブだ。ここでプレーするのは夢だが、いつかはレアル・マドリードに行きたい。夢のクラブだが、これは内緒だ』と発言し、幼少期にベルナベウでマドリードのユニフォームを着た写真まで流出した。過去にマドリードの入団テストを受けたが契約に至らなかった経緯もある。カールは今回の対戦に向け『(ベルナベウでプレーすることを)とても楽しみにしている。今の僕たちなら、誰にでも勝てる』と語っている。
また、10年以上にわたりマドリードのターゲットだったハリー・ケインが、今回はバイエルンのエースとして立ちはだかる。足首の負傷を抱えているが、スペイン人医師アレハンドロ・エロリアガ・クララコの治療により先発が予想されている。ポール・ガスコインは過去に『彼がレアル・マドリードではなくバイエルンを選んだ理由が全く理解できない。レアルではプレーしてトレーニングするだけではない。太陽があり、楽しむことができ、マドリードは素晴らしい都市だ』と語っていた。ケイン本人はトッテナム時代に『常に噂はあるが、僕はここで幸せだ。クラブは良い時期にあり、素晴らしい未来が待っている。ピッチで懸命に働き続ける必要があり、状況は良くなる一方だ』と語っていたが、ついにタイトルを手にするべくマドリードの前に立ち塞がる。
(via MARCA) (via SPORT)
■【モドリッチの愛娘エマがミランU-13でタイトル獲得】
マドリードのレジェンド、ルカ・モドリッチの娘である12歳のエマが、ACミランの女子U-13チームの一員としてガリーノカップで優勝を果たした。サッスオーロ戦でのゴールなど活躍を見せ、決勝でユベントスを下した。モドリッチは以前『彼女はとても上手だ。間違いなくパパより良い選手になるだろう』と才能を絶賛していた。
(via MARCA)
■【伝統のジンクス:国内での低迷とヨーロッパでの栄光】
マドリードには、リーガで絶望的な成績を収めながらチャンピオンズリーグで栄光を掴むという奇妙な伝統がある。1998年、2000年、2002年、そして2018年(リーガ優勝チームと17ポイント差)などがその典型だ。シャビ・アロンソが1月に解任されアルベロアに交代し、国内タイトルを逃す可能性が極めて高い今シーズンも、このジンクスが発動するのではないかとファンの間で期待が膨らんでいる。
(via MARCA)
【本日の総括】
リーガでの痛恨の敗戦とピッチ内外での様々な軋轢を抱えながら、アルベロア監督率いるチームはCLバイエルン戦という今季最大の正念場を迎えます。屋根を閉ざしたベルナベウの圧倒的な雰囲気の中、全てを懸けた戦いが始まります。
