【今回のラインナップ】

 

✅ コルドバCF [不振を脱する9試合ぶりの快勝で昇格プレーオフを射程に]

✅ カディスCF [深刻なホーム6連敗で降格危機、退場者と守備崩壊が響く]

✅ ブルゴスCF [効率的なカウンターで打ち合いを制し暫定プレーオフ圏内へ]

✅ アルバセテ・バロンピエ [守備のミスから3失点、痛い敗戦で残留争いに暗雲]

✅ デポルティーボ・ラ・コルーニャ [圧倒的攻勢で先制も直後の失点で痛恨のドロー、自動昇格圏から後退の恐れ]

✅ マラガCF [劣勢を耐え抜きセットプレーから同点、主力の大量離脱という代償]

✅ クルトゥラル・レオネサ [16戦未勝利の泥沼を抜け出し、待望の2026年初勝利で残留へ望み]

✅ レアル・バジャドリード [ボール支配も決定力不足に泣き、再び降格の危機に直面]

✅ UDラス・パルマス [絶好調の宮代大聖が牽引、ホームで無敗を維持し「ファンタスティック・ウィーク」達成へ]

✅ SDウエスカ [主力の負傷とSNS炎上騒動を抱え、背水の陣で敵地へ乗り込む]

✅ CDミランデス [冬の8人大型補強とJavi Hernándezのブレイクで奇跡の残留を狙う]

✅ レアル・サラゴサ [冬の6人補強で復調の兆し、次戦勝利で降格圏脱出に肉薄]

 

■【コルドバCF】

第34節カディス戦で3-1の勝利を収め、9試合ぶりの白星で深刻な不振に終止符を打った。順位は中位ながら、降格圏よりも昇格プレーオフ圏に近い位置につけている。前半15分にMoussa Diakitéからペナルティエリア内でファウルを受けたSergi GuardiolaがPKを獲得し、これをChristian Carracedoが沈めて先制。その後もRubén AlvesやRequena、Guardiolaが決定機を作った。後半57分にはAdrián Fuentesが相手DFのBojan Kovacevicの股を抜く個人技からGKのVíctor Aznarを破るゴラッソで追加点。アディショナルタイムにはDiego PercanのカウンターからIsma Ruizが試合を決定づける3点目を奪い、Diego Briにも惜しいシーンがあるなど、終始危なげない試合運びを見せた (via Mundo Deportivo)。

 

■【カディスCF】

コルドバに1-3で敗れ、ホームで泥沼の6連敗、全体でも4連敗と絶不調。直近13試合で11敗(1勝1分)を喫しており、後半戦で獲得した勝ち点は39ポイント中わずか4ポイント。サラゴサの試合結果次第では降格圏との勝ち点差が1に縮まる崖っぷちの状況にある。Sergio González監督は3バックとウイングバックのシステムで状況打開を図ったが、守備の脆さとアイデンティティの欠如が露呈した。15分にDiakitéが軽率なPKを献上。前半38分にはSergio ArribasのパスからRoger Martíが際どいクロスシュートを放ち、Vilarrasaのシュートも防がれるなど反撃の兆しは見せたが、後半64分にMario ClimentがAlbarránへの危険なタックルで一発退場となり万事休す。80分に攻撃参加したArribasがGKのIker Álvarezの上を抜くシュートで一矢報いるゴールを決め、直後にもYussi DiarraにDiakitéのクロスから同点の絶好機が訪れたが、フリーのヘディングをふかしてしまい反撃はそこまでとなった (via Marca)。

 

■【ブルゴスCF】

アルバセテとのアウェイ戦を3-2で制し、効率的な戦いぶりで暫定ながら昇格プレーオフ圏内へと浮上した。両チームともに6試合無敗で迎えたこの一戦で、Luis Miguel Ramis監督のもと、4-4-2の強固なブロックと鋭いカウンターが見事に機能した。前半12分、Curro Sánchezとのワンツーから抜け出したKevin Appinが、スピードでJesús Vallejoを振り切りGKの足元を抜くシュートで先制。同点に追いつかれた前半47分(アディショナルタイム)には、相手の守備のミスを突いたFer Niñoが勝ち越しゴールを奪った(Niñoは前半20分にもLizancosのスルーパスからポスト直撃の決定機を作っていた)。後半に再び追いつかれたものの、70分にÍñigo Córdobaのクロスが相手DFにクリアされず流れたところをLizancosが強烈なクロスシュートで叩き込み、見事に打ち合いを制した (via Mundo Deportivo)。

 

■【アルバセテ・バロンピエ】

残留を決定づけるための重要なホーム戦でブルゴスに2-3で敗れ、6試合続いていた無敗記録が途切れた。前半30分に左利きのNevaとJogoの連携から、Nevaの危険なクロスが相手DFのLuengoのオウンゴールを誘発して一時同点に追いついた。しかし、Álex RubioとJeftéのFW陣と中盤の距離が空きすぎ、消極的な展開が目立った。後半63分にはLazoのクロスをÁlex Rubioが右足のアウトサイドで合わせ、Luis Bestard主審が副審の助言で一度無効にしたものの、VARの介入を経て同点ゴールが認められた。だが直後に守備の連携ミスから痛恨の3失点目。終盤にÁlex RubioやLazo(83分)が同点を狙うシュートを放ったがGKのAnder Canteroに阻まれ、手痛い敗戦となった (via Mundo Deportivo)。

 

■【デポルティーボ・ラ・コルーニャ】

今季2部最多となる28,423人の大観衆が詰めかけた本拠地リアソールでのマラガ戦で、圧倒的な試合展開を見せながら1-1のドローに終わった。Antonio Hidalgo監督はコルドバ戦から主力を戻し、MellaとYeremayを外したお馴染みの5-3-2システムを採用。Mario SorianoとAdrià Altimiraが攻撃を牽引し、Ximo Navarro、Noubi、Loureiroらが守備で高いパフォーマンスを披露した。前半26分にはStoichkovのゴールが半自動オフサイドテクノロジーにより肩の差で取り消される不運があったものの、計19本(枠内6本)のシュートを浴びせ続けた。後半にはYeremayとMulattieriを投入しさらに攻勢を強め、Altimiraのシュートはポストを直撃し、Yeremayのシュートはライン上でRafitaにクリアされた。74分にAltimiraからのスルーパスでイタリア人FWのMulattieriがついに先制。しかし直後のセットプレーで同点に追いつかれた。暫定2位(勝ち点57)をキープしているが、自動昇格圏から陥落する恐れがある。なお、Altimiraはこの試合で今季4枚目のイエローカードを受け、Yeremay、Diego Villares、Luismi Cruz、José Ángelとともに次戦で出場停止のリーチがかかっている (via Sport)。

 

■【マラガCF】

敵地リアソールでの激闘を耐え抜き、1-1の価値あるドローで勝ち点を60に伸ばし、デポルティーボを直接対決の成績(ホームで3-0勝利)で上回って実質的な優位を保っている。Juanfran Funes監督は負傷したDani Lorenzoの代役にJuanpeを起用し、Ochoaも先発に抜擢。前半からJoaquín、Ochoa、Larrubiaらがポゼッションと縦への推進力を発揮したが、相手の猛攻に晒される時間が長かった。先制された直後、指揮官は1年以上の長期離脱から復帰したRamón、Rafa Rodríguez、Adrián Niñoの3人を一気に投入。すると78分、Dorrioのコーナーキックを大外でフリーになったAdrián Niñoが右足インサイドで合わせ、枠内シュートわずか1本を同点ゴールに結びつけた。その後もJoaquínがポスト直撃のシュートを放つなどカウンターで脅威を与え続けた。しかし代償は大きく、中盤の要であるDani Lorenzoがヒラメ筋の負傷で1ヶ月の離脱となり、昇格を争う4月の重要な連戦(ラス・パルマス、アルメリア、カステリョン戦)を欠場濃厚。さらにIzan Merinoもイエロー累積で次戦ラス・パルマス戦の出場停止が決まり、脱臼で離脱中のDotorを含め、次戦は主力MF3人を欠く非常事態となっている (via Sport)。

 

■【クルトゥラル・レオネサ】

本拠地レイノ・デ・レオンでのレアル・バジャドリード戦で1-0の勝利を収め、16試合・4ヶ月間未勝利という最悪の泥沼から脱出し、待望の2026年初白星を挙げた。Rubén de la Barrera監督の就任後初勝利でもあり、遠のいていた残留へ向けて希望を繋いだ。前半30分、Rodri Suárezのボール奪取からVíctor Garcíaがサイドを突破してマイナスのクロスを送り、これにチーム得点王のLuis Chacónが合わせて先制(今季7点目)。相手DFのDavid Torresのディフレクションも味方した。直後にブラジル人FWのLucas Ribeiroが負傷交代するアクシデントに見舞われたものの、後半も高い集中力を維持。GKのEdgar Badiaがファインセーブでチームを救い、攻撃でもRodri Suárezのヘディングがクロスバーを叩き、HomamやIván Calero、Chacónの直接FKが枠をかすめるなど、幾度も追加点に迫る気迫のパフォーマンスを見せた (via Marca)。

 

■【レアル・バジャドリード】

地域のライバルであるレオネサに0-1で敗れ、再び降格圏付近の危険な状況へと引きずり込まれた。Fran Escribá監督率いるチームは、序盤からボールを支配して試合の主導権を握ろうとしたものの、相手の強固なブロックを前に深みや決定的なチャンスを欠いた。前半にChukiが放ったシュートはGKに弾かれ、後半にはPeter Federicoのサイドからの切り込みでチャンスを作ったが、これも相手GKのEdgar Badiaの好セーブに阻まれた。終盤はサイドからのクロスを多用し、敵陣に人数をかけて波状攻撃を仕掛けたが、集中力を切らさない相手の守備を最後まで崩しきれず、ボール保持をゴールに結びつけられない決定力不足に泣いた (via Mundo Deportivo)。

 

■【UDラス・パルマス】

Luis García監督率いるチームは木曜日にグラナダを下してプレーオフ圏内に復帰し、今節はホームでウエスカを迎え撃つ。本拠地グラン・カナリアでは1月末から無敗で現在3連勝中と圧倒的な強さを誇っている。過密日程のため、グラナダ戦で休ませたSergio Barcia、Jesé、Iker Bravoがスタメンに復帰する見込みだ。中盤は前節負傷交代したEnzo Loiodiceが欠場濃厚で、AmatucciとKirian Rodríguezがダブルボランチを組む。Recoba、Marvin、Sandroは状態が懸念されている。攻撃陣では、絶好調の日本人選手、宮代大聖(Taisei Miyashiro)が絶対的な主力として君臨し、Ale GarcíaやManu Fusterとともに攻撃を牽引。Jonathan Vieraもベンチから出番を窺う。残り試合はマラガ、アルメリア、デポルティーボと厳しいアウェイ戦が続くため、エイバルが背後に迫る中で、このホーム戦で勝ち点6の「ファンタスティック・ウィーク」を完成させることが昇格へ向けた至上命題となっている (via Sport)。

 

■【SDウエスカ】

降格圏脱出へ向けて「生きるか死ぬか」の背水の陣でラス・パルマスとのアウェイ戦に挑む。José Luis Oltra監督率いるチームは冬に7人の補強を行ったものの、直近2試合で勝ち点1しか得られていない。水曜日に行われたクルトゥラル・レオネサ戦で主力MFのSielvaが負傷したのに加え、カナリア諸島出身のベテランウインガー、Dani Ojeda(31歳)も肩を負傷し欠場が決まった。さらにOjedaは同試合でベンチに下がった後、中継カメラに携帯電話を操作している姿を抜かれ、サポーターから激しい批判を浴びるというSNS炎上騒動にも発展。本人は「負傷後に家族を安心させるためのメッセージだったが、不適切な行動だった」と謝罪声明を出す事態となっており、チームはピッチ内外で重い空気を抱えたまま厳しい敵地での一戦を迎える (via Sport)。

 

■【CDミランデス】

Antxon Muneta監督のもと、現在3試合連続無敗と調子を上げているが、残留圏内のカディスまで勝ち点9差と依然として非常に厳しい状況にある。クラブは奇跡の残留を目指し、冬の移籍市場で2部最多となる8人の選手(Malsaを除く7人がレンタル)を獲得する大型補強を敢行した。現在2部ワースト2位の53失点を喫している守備陣には若手のCabelloとベテランのMarasを加え、中盤にはGironaから獲得したSelvi Cluaが加入後12試合中11試合に先発し定着。攻撃陣ではウインガーのAli HouaryとSia、FWのSiren Diaoらが起用されており、スタメンFWはCarlos Fernándezと下部組織出身のUnax del Curaが務めている。一方でMalsaはコンディション不良のためまだ一度もベンチ入りしていない。中でも最も際立っているのがJavi Hernándezで、加入後13試合で5ゴールを記録。アルメリア戦での2ゴールやアルバセテ戦での2人をかわすゴラッソなど、トップ下ながら驚異的な得点力を発揮し、2部で最も魅力的な選手の一人として大ブレイクを果たしている (via Sport)。

 

■【レアル・サラゴサ】

ミランデスと共に順位表の最下位付近に沈んでいたが、冬の移籍市場で6人の選手を補強した効果が現れ、最近になって明確な復調の兆しを見せている。日曜日の試合でミランデスとの直接対決に勝利すれば、大不振に陥っているカディスに急接近し、降格圏脱出まで勝ち点1差に肉薄する可能性がある。歴史あるクラブにとって3部降格は絶対に避けなければならず、この一戦は今シーズンの命運を握る大一番となる (via Sport)。

 

【本日の総括】

セグンダ・ディビシオン(LaLiga Hypermotion)はシーズン終盤を迎え、昇格・降格争いが一層の激しさを増しています。上位陣では、デポルティーボとマラガが激しい直接対決でドローに終わり、勝ち点を分け合ったことで、ブルゴスやラス・パルマスといった昇格プレーオフを狙うチームにとって大きなチャンスが生まれました。特にラス・パルマスは日本人選手の活躍もあり、勢いに乗っています。一方、下位に目を向けると、カディスが歴史的な不振でホーム6連敗を喫し、残留争いの泥沼に引きずり込まれています。これに対し、クルトゥラル・レオネサが4ヶ月ぶりの勝利で息を吹き返し、ミランデスやサラゴサといった冬に大型補強を敢行したチームも猛追を見せています。次節以降、下位チームの直接対決の結果次第で降格圏の勢力図が劇的に塗り替わる可能性が高く、最後まで目が離せない展開が続きます。