【今回のラインナップ】
✅ カディスCF [現体制へのファン抗議団体発足と降格危機に直面する極度の不振]
✅ コルドバCF [19年ぶりの鬼門突破なるか、8試合連続未勝利からの脱却へ]
✅ UDラス・パルマス [指揮官と主将の和解、劇的勝利で自動昇格圏へ肉薄]
✅ グラナダCF [ラス・パルマスに敗戦し、次節は上位進出への試金石]
✅ デポルティーボ・ラ・コルーニャ [新戦力リキが中盤で驚異のパス成功率とスタッツを記録]
✅ CDカステリョン [連敗脱出でプレーオフ圏死守、代表組の活躍と出場停止に関する珍事]
✅ UDアルメリア [守護神の痛恨ミスから追加点を許し手痛い敗戦]
✅ レアル・サラゴサ [若手の神技アシストでドローも、過酷日程に監督が激怒]
✅ CDレガネス [フィジカルを活かした戦術でサラゴサを苦しめドローに持ち込む]
✅ CDミランデス [休養日程のアドバンテージを得て残留直接対決へ挑む]
✅ SDウエスカ [降格圏の20位に沈み、次節は上位陣との厳しい戦い]
✅ マラガCF [デポルティーボやラス・パルマスとのタフな対戦が続く]
✅ ブルゴスCF [激化する昇格プレーオフ争いで上位陣を猛追]
✅ スポルティング・ヒホン [カディスが最後にホームで勝利した相手として名を残す]
✅ アルバセテ・バロンピエ [冬の移籍市場での主力放出と直近の激闘]
■【カディスCF】
1910年創設の伝統あるクラブにおいて、現オーナー陣の経営方針に反発するファンやサポーターグループが団結し、「Plataforma 1910」という抗議団体を正式に発足させた。彼らはSNS上で「私たちを黙らせようとしたが、それは間違いだ。1910。ここから始まる!」という強烈なメッセージ動画を公開し、クラブのアイデンティティや歴史を軽視し、徐々にクラブを衰退させている現体制の完全なる終焉を求めている。数時間以内には最初の公式な抗議文書が提出される見込みである。(via AS)
ピッチ上でも危機的状況が続いている。第34節でホームのヌエボ・ミランディージャにコルドバCFを迎えるが、セルヒオ・ゴンサレス監督率いるチームは極度のスランプに陥っている。直近36ポイント中、獲得できたのはわずか4ポイントのみ。順位は降格圏(プリメーラRFEF)までわずか5ポイント差に迫る18位に沈んでいる。ホーム戦に限っても、1月9日のスポルティング・ヒホン戦(2-1)を最後に3ヶ月間も勝利から見放されており、残留に向けて非常に過酷な戦いが強いられている。(via SPORT)
■【コルドバCF】
第34節のカディスCF戦にアウェイで臨むイバン・アニア監督のチームも、相手と同様に深刻な危機に瀕している。直近8試合連続で勝利がなく、24ポイント中わずか1ポイントしか獲得できていない大不振だ。現在は勝ち点42の14位につけており、プレーオフ圏と降格圏の両方からちょうど9ポイント差という、どちらに転ぶか分からない不安定な位置にいる。
さらに、カディスのアウェイ戦では2007-08シーズン以来、実に19年間もリーグ戦で勝利していないという重い歴史的ジンクスを抱えている。負傷者が続出しているものの、ペドロ・オルティスや、U-21代表での活動から戻ったダニ・レケナが戦列に復帰するという明るい材料もあり、このジンクス打破と未勝利地獄からの脱出を狙っている。(via SPORT)
■【UDラス・パルマス】
ルイス・ガルシア・フェルナンデス監督が「狂気の館(manicomio)」と形容する過酷なセグンダの舞台で、昇格に向けた極めて価値の高い勝ち点3を獲得した。グラナダCFに勝利した直後、指揮官は最近出場機会を失っていたキャプテンのジョナサン・ビエラと熱い抱擁を交わした。ビエラは試合終盤の出場ながら、フリーキックから惜しい場面を作るなど絶大な存在感を示した。
これまでスタメンから外された主力選手たちと、指揮官およびルイス・エルゲラSDが率いる強化部との間には明確な確執が生じていたが、このグラナダ戦の勝利でチームは再び団結の兆しを見せている。バルシアに代わって先発抜擢されたスアレスや、試合を決定づける追加点を奪ったクリスティアン・グティエレスなど、控え組の躍動も勝利の大きな要因となった。
また、試合前には42年間にわたり1000試合以上の実況を担当した名物ジャーナリストのセグンド・アルメイダ氏と、2004年にクラブの消滅危機を救った元副会長アグスティン・オヘダ氏への追悼セレモニーが行われ、ミゲル・アンヘル・ラミレス会長が遺族にサイン入りユニフォームを贈呈した。
現在チームはブルゴスCFと並ぶ7位につけ、自動昇格圏までわずか5ポイント差に肉薄している。次節は残留ラインから6ポイント差の20位SDウエスカとの対戦(カナリアテレビ中継)で、その次はラ・ロサレダでのマラガCF戦(LaLiga TV中継)という昇格を左右する厳しいアウェイゲームが控えている。(via SPORT)
■【グラナダCF】
パチェタ監督率いるチームは、UDラス・パルマスに手痛い敗戦を喫した。次なる第34節ではアウェイでCDカステリョンと対戦する。すでに下位への降格の危険からは完全に脱しており、ここからの終盤戦は中上位に食い込み、再び昇格争いの軌道に乗ることを最大の目標として戦いを続けている。(via SPORT)
■【デポルティーボ・ラ・コルーニャ】
冬の移籍市場の最終盤にアルバセテから完全移籍で加入したリキ・ロドリゲスが、ついに本来の圧倒的な輝きを放ち始めた。夏にフリーになる予定だった彼に対し、フェルナンド・ソリアーノSDが違約金を支払ってまで獲得を強行した逸材である。
アントニオ・イダルゴ監督の下、加入当初は戦術への順応に苦しみ、セウタ戦やサラゴサ戦では出番がなかったが、直近のコルドバ戦を含めて6試合に先発(直近2試合は連続先発)し、計557分のプレータイムを記録している。
コルドバ戦ではマリオ・ソリアーノやパティーニョと中盤で見事なトライアングルを形成し、パス成功率91.4%(35本中32本成功)という驚異的な数値を叩き出した。これは彼の普段の平均である91.8%に匹敵し、チームのボランチ平均である88.87%を大きく上回る。さらにデュエル勝率も75%を記録し、自身の平均60%やチームのMF平均55.7%を凌駕する圧倒的な攻守のスタッツを残した。次節のマラガ戦ではビジャレスも復帰するため、イダルゴ監督は絶好調のリキを連続で起用するかどうか、中盤のスタメン選びに嬉しい悲鳴を上げている。(via AS)
■【CDカステリョン】
第34節でグラナダCFを本拠地スカイファイ・カスタリアに迎える。直近のUDアルメリア戦では、前半のロナウド・ポンペウのスーパーゴールと、後半ロスタイムのパブロ・サンティアゴのダメ押し弾で2-0の完勝を収め、6試合続いた未勝利のトンネルをようやく脱出した。
パブロ・エルナンデス監督率いるチームは、2025年11月24日からトップ6の座を守り続け、一時は自動昇格圏にも足を踏み入れた実力を持つ。現在も昇格プレーオフ圏内を死守している。
代表ウィーク明けのチームには朗報が続いている。オーストラリア代表としてカメルーン戦とキュラソー戦に出場し、キュラソー戦でゴールを挙げたマビルと、コンゴ民主共和国代表としてジャマイカ戦に出場し、延長戦で決勝点となるコーナーキックを供給して母国の52年ぶりW杯出場に大貢献したチペンガが復帰する。さらに、前々節アルバセテ戦で厳しい判定による退場処分を受けたベニャト・ゲレナバレナもスタメンに戻る見込みだ。
負傷者としては、膝の重傷から再発したドウグラス・アウレリオ(11月22日以来不出場)と、筋肉系のトラブルを長引かせているアグスティン・シエンラが欠場となる。
アルメリア戦の前半45分で膝を痛めたルーカス・アルカサルの状態は不透明だ。彼と交代で入り、後半終了間際に2枚のイエローカードで退場したセルタのカンテラ出身ティンチョ・コンデだが、金曜日が祝日(聖金曜日)で競技委員会が開かれないため、特例的にグラナダ戦の出場が可能となり、次節ミランデス戦で出場停止を消化するという異例の珍事が発生している。(via SPORT)
■【UDアルメリア】
アウェイでのカステリョン戦では0-2で敗北を喫した。特に試合終了間際の後半ロスタイムには、GKアンドレス・フェルナンデスの痛恨の判断ミスからパブロ・サンティアゴに決定的な追加点を奪われ、完全に試合の主導権と勝ち点を失う結果となった。(via SPORT)
■【レアル・サラゴサ】
ダビド・ナバーロ監督の下、アウェイのブタルケでCDレガネスと1-1の引き分けに終わった。指揮官は「残留圏との差と得失点差を保てた実用的な勝ち点1」と一定の評価を下している。
右ウイングで今季初先発を飾ったカンテラーノのマルコス・クエンカが傑出したパフォーマンスを披露し、現地評で10点満点中8点の最高評価を獲得した。右サイドバックのフアン・セバスティアン(7点)と強力なコンビを形成し、レガネスの左サイドのフランケサを終始圧倒した。
ハイライトは同点ゴールの場面だ。スローインを受けたクエンカが、相手DFマーベルを背負いながらヒールでのシャポー(ソンブレロ)という離れ業で突破。冷静にルックアップし、セバス・モヤノ(6点)のゴールを完璧にアシストする神技を見せた。
失点シーンは左SBラリオス(4点)の痛恨のパスミスから始まり、後半はレガネスのシセやドゥクの投入によってフィジカル面で押し込まれる時間帯(いわゆるガス欠状態)もあったが、指揮官の交代策でなんとか均衡を保った。
その他選手の現地詳細評は以下の通り。GKアンドラダ(5点:ミジャンの決定機を防ぐも判断に迷い)、エル・ヤミク(6点:ミスなし)、ラドバノビッチ(7点:空中戦で壁となる)、サイドゥ(6点:中盤を支える)、ケイディ・バレ(6点:統率力発揮も終盤失速)、ロベル・ゴンサレス(6点:攻撃の解決策を提示)、ダニ・ゴメス(5点:決定力欠くも献身的)、チュミッチ(4点:存在感薄)、マウリ(6点:堅実)、タセンデ(6点:集中)、アレックス・ゴメス(6点:無難)、コドロ(5点:途中出場もインパクトなし)。
次節はホームのイベルカハ・エスタディオでCDミランデスとの「残留を懸けた命綱なしの決勝戦」に挑むが、相手よりも休養時間が48時間も少ない日程となっており、ナバーロ監督は「カレンダー作成者の明らかなミスであり、許しがたい大きな不公平だ」と日程編成に対して強い怒りを表している。(via SPORT)
■【CDレガネス】
ホームのブタルケでレアル・サラゴサと対戦し1-1のドロー。前半はサラゴサの右サイドの猛攻に圧倒されたが、相手DFラリオスのミスを突いて先制に成功した。後半はシセやドゥクをピッチに送り込み、自慢のフィジカルの優位性を生かしてサラゴサを自陣に押し込み苦しめた。(via SPORT)
■【CDミランデス】
次節、レアル・サラゴサのアウェイに乗り込み、残留を争う運命の直接対決に臨む。サラゴサよりも48時間多く休養をとれるという非常に有利な日程となっており、このフィジカル面での大きなアドバンテージを活かして確実に勝ち点を奪い、残留に近づきたいところだ。(via SPORT)
■【SDウエスカ】
現在勝ち点を取りこぼす試合が続いており、残留ラインから6ポイント差の20位と深い降格圏に沈んでいる。次節は激しい昇格争いを展開しているUDラス・パルマスとの対戦が控えており、生き残りを懸けた厳しい戦いが予想される。(via SPORT)
■【マラガCF】
次節、好調のリキを擁するデポルティーボ・ラ・コルーニャとの対戦を控えるほか、その後にはホームのラ・ロサレダで自動昇格を猛烈に狙うUDラス・パルマスを迎え撃つ予定である。昇格・プレーオフ争いに大きな影響を与えるタフな試合が連続する。(via AS) (via SPORT)
■【ブルゴスCF】
好調を維持しており、UDラス・パルマスと並んで自動昇格圏からわずか5ポイント差の7位につけている。トップ6入りと昇格プレーオフ進出に向け、上位陣を猛烈な勢いで追走している。(via SPORT)
■【スポルティング・ヒホン】
1月9日にカディスCFのアウェイで2-1と敗れて以来、カディスにホームでの勝利を許していない「最後の対戦相手」として記録に名を残している。その他、カステリョンやラス・パルマスの試合の過去のデータ等でも度々名前が挙がる存在となっている。(via SPORT)
■【アルバセテ・バロンピエ】
冬の移籍市場で主力の要であったリキ・ロドリゲスをデポルティーボ・ラ・コルーニャに完全移籍で放出した影響が注目されている。また、前々節にはCDカステリョンと対戦し、カステリョンのゲレナバレナを退場に追いやるなど、激しい肉弾戦の試合を展開した。(via AS) (via SPORT)
【本日の総括】
昇格争いでは、カステリョンが未勝利を脱してプレーオフ圏を死守し、ラス・パルマスが内紛を乗り越える劇的勝利で自動昇格圏まで5ポイント差に肉薄。ブルゴスも同ポイントで猛追しており、上位陣の勢力図は毎週のように激しく入れ替わっている。一方、残留争いはさらに混沌としている。カディスはファンの抗議デモと極度の不振で降格の危機に瀕し、コルドバも19年ぶりのジンクス打破に挑むほどの未勝利地獄にある。サラゴサとミランデスの「休養差48時間」の不公平な直接対決は、下位の運命を決定づける大一番となる。ウエスカも降格圏に沈んでおり、上下両極で一瞬の隙も許されないサバイバルが続いている。
