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ラ・リーガ / 第10節 / バライードス / U-NEXT・DAZN / 2026年10月26日(月)

セルタ 対 レアル・ベティス

セルタ 0-0 レアル・ベティス

最終更新: 10月26日 07:55(試合総括・採点を公開)

ほかの公式ハイライト: DAZN Japan(7:59)

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セルタ 対 レアル・ベティス スタメン(先発メンバー)

セルタ

  • GK 13 アンドレイ・ラドゥ
  • DF 18 ジョエル・ラゴ、3 マルコス・アロンソ、20 ハビ・ロドリゲス
  • MF 14 アレイス・フェバス、6 イライクス・モリバ、22 ハビ・ガラン、17 ハビ・ルエダ
  • FW 11 パブロ・デュラン、23 ウーゴ・アルバレス、16 ウーゴ・ゴンサレス

レアル・ベティス

  • GK 1 アルバロ・バジェス
  • DF 4 ナタン、3 ディエゴ・ジョレンテ、16 バレンティン・ゴメス、12 アンヘル・オルティス
  • MF 22 イスコ、25 ダニ・セバジョス、21 マルク・ロカ、10 アブデ・エザルズリ、7 アントニー
  • FW 18 ネルソン・デオサ

試合サマリーと得点経過

  • 試合日時: 2026年10月25日
  • スタジアム: エスタディオ・ムニシパル・デ・バライードス(セルタ・デ・ヴィーゴ ホーム)
  • 観客数: 20,007人(うちアウェイサポーター約500人)
  • スコア: セルタ・デ・ヴィーゴ 0 - 0 レアル・ベティス
  • 得点者: なし

ヨーロッパリーグのグラスゴー遠征(セルティック戦)で金星を挙げて帰還したセルタ・デ・ヴィーゴと、チャンピオンズリーグ3連勝と波に乗る強豪レアル・ベティスによるラ・リーガ第10節の激突は、両チームの戦術的企図と意地がぶつかり合う見応え十分なスコアレスドローに終わりました。

前半立ち上がりの30分間、ピッチを支配したのはホームのセルタでした。アレイシュ・フェバスとイライクス・モリバを中心に中盤を制圧し、ウイングバックを高い位置に押し上げて高い位置でボールを奪取。前線のトリオが次々と相手DFラインの背後へ侵入します。ハビ・ルエダの鋭い縦パスに抜け出したウーゴ・ゴンサレスが鋭いシュートを放ち、さらにパブロ・ドゥランが絶妙なタイミングの裏抜けから決定的な1対1を迎えるなど、怒涛の攻撃でベティスゴールを強襲しました。しかし、ここで立ちはだかったのがベティスの守護神アルバロ・バジェスでした。驚異的な反応で相次ぐ決定機を阻止し、チームを危機から救い出します。前半終盤にはベティスもエズ・アブデの個人技やコーナーキックからナタン、ディエゴ・ジョレンテが頭で狙うもゴールには至らず、無得点でハーフタイムを迎えました。

後半に入ると、過密日程によるセルタの疲労(ガス欠)が露呈し始め、試合の主導権はベティスへと移ります。52分にはディエゴ・ジョレンテの自陣での奪取からエズ・アブデを経由し、この日「偽9番」としてサプライズ起用されたネルソン・デオサが強烈な左足ミドルシュートを放ちますが、ボールはクロスバーを直撃。さらにアントニーもゴールを脅かします。

セルタのクラウディオ・ヒラルデス監督が交代枠を使って前線を活性化しようとする一方、ベティスのマヌエル・ペジェグリーニ監督はパブロ・フォルナルスやジョバニ・ロ・チェルソ、トロイ・パロットを次々と投入。パブロ・フォルナルスが中盤へ絞って数値的優位を作り出すと、ベティスがボールポゼッションを完全に掌握し、セルタをコンパクトなローブロック(自陣深区への引き込み)へと追い込みました。

試合のクライマックスはアディショナルタイムに訪れました。92分、ベティスはペナルティエリア内でパスを受けたトロイ・パロットが相手DFヨエル・ラゴを切りえしで交わし、完全なフリーで得意の右足を振り抜くも、シュートは右ポストの外側へ外れる痛恨の決定機逸。直後の93分には、セルタの象徴イアゴ・アスパスが相手陣深くへ進入し、エンドライン際からゴール前へ鋭い折り返し(パセ・デ・ラ・ムエルテ)を供給します。走り込んだウィリオット・スウェドベリが合わせようとするも、混戦の中で押し込めず万事休す。互いにアディショナルタイムに千載一遇の好機を迎えながらもネットは揺れず、勝ち点1を分け合う結末となりました。

両チームのスタメンと交代

ホーム: セルタ・デ・ヴィーゴ(3-4-3)

  • GK: イオヌツ・ラドゥ
  • DF: ハビ・ロドリゲス、ヨエル・ラゴ、マルコス・アロンソ
  • MF: ハビ・ルエダ、イライクス・モリバ、アレイシュ・フェバス、ハビ・ガラン
  • FW: ウーゴ・ゴンサレス、ウーゴ・アルバレス、パブロ・ドゥラン

主な交代・変更:

  • 57分: ウーゴ・ゴンサレス → ウィリオット・スウェドベリ
  • 57分: ウーゴ・アルバレス → フェラン・ジュトラ
  • 68分: ハビ・ルエダ → セルヒオ・カレイラ
  • 68分: パブロ・ドゥラン → イアゴ・アスパス
  • 81分: アレイシュ・フェバス → ウーゴ・ブルシオ

アウェイ: レアル・ベティス(4-2-3-1)

  • GK: アルバロ・バジェス
  • DF: アンヘル・オルティス、ディエゴ・ジョレンテ、ナタン、バレンティン・ゴメス
  • MF: マルク・ロカ、ダニ・セバジョス
  • FW: アントニー、イスコ、エズ・アブデ、ネルソン・デオサ

主な交代・変更:

  • 61分: アントニー → パブロ・フォルナルス
  • 61分: ネルソン・デオサ → トロイ・パロット
  • 68分: ディエゴ・ジョレンテ → マルク・バルトラ
  • 68分: イスコ → ジョバニ・ロ・チェルソ
  • 75分: ダニ・セバジョス → アルバロ・フィダルゴ

戦術・采配のポイント

  • セルタのハイプレスと後半の「ガス欠」: クラウディオ・ヒラルデス監督は、ハビ・ルエダとハビ・ガランの両ウイングバックを高く保ち、アレイシュ・フェバスとイライクス・モリバの中盤から縦へ速いボールを送る3-4-3を採用しました。ベティスの左SBバレンティン・ゴメスの脇のスペースを集中攻撃し、前半だけで6本もの枠内シュートを放つなど戦術的狙いは見事に機能しました。しかし、ミッドウィークのスコットランド遠征の疲労から後半はポゼッションで休むプレイ(横へのボール回し)が機能せず、チーム全体が自陣に押し込まれる結果となりました。
  • ペジェグリーニ監督の奇襲と修正采配: ベティスのマヌエル・ペジェグリーニ監督は、代表戦の連続出場で疲労が溜まる本格派ストライカーのトロイ・パロットをベンチに置き、コロンビア人MFネルソン・デオサを「偽9番(ワントップ)」として先発起用する奇襲に出ました。セルタの3センターバックに対して2列目からの飛び出しで攪乱する狙いでしたが、前半のネルソン・デオサは位置取りに苦しみ機能しませんでした。しかし後半、パブロ・フォルナルスを投入すると、パブロ・フォルナルスがサイドから内側へ侵入して中盤に「+1」の人数優位を形成。これにより疲労の残るセルタのセンターバック(マルコス・アロンソやハビ・ロドリゲス)を持ち場から釣り出すことに成功し、完全に試合のテンポを掌握しました。
  • 守備の信頼性とローブロックの徹底: ポゼッションをベティスに握られた後半、セルタは無理に前へ追わず、今季リーグ最小失点を誇るコンパクトなローブロック(強固な引き込み陣形)へ移行しました。ヒラルデス監督も前線を総入れ替えしてカウンターの脅威を残しつつ、ベティスの猛攻を粘り強く防ぎ切りました。リーグ戦7試合連続無敗という堅守の真骨頂が発揮された一戦となりました。

現地メディアの選手採点・評価比較

現地主要メディア(El Desmarque, SPORT, MARCA, Estadio Deportivo)の選手採点および評価のまとめは以下の通りです。

  • アルバロ・バジェス(レアル・ベティス / GK): 本試合のMVP。El Desmarqueで最高評価の「9点 /10点満点」を獲得。「圧巻、決定的、神がかったセーブでチームを救った」と絶賛されました。前半のセルタの怒涛の決定機をことごとく防ぎ、今季5度目のクリーンシートを達成しました。
  • ネルソン・デオサ(レアル・ベティス / FW・MF): El Desmarqueで「4点」。「失敗に終わった実験」と酷評され、ワントップとしての機能不全が指摘されました。ただし、52分にクロスバーを激しく叩いた強烈なシュートに関しては個の威力を示したと記述されています。
  • アントニー(レアル・ベティス / FW): El Desmarqueで「4点」。右サイドで焦りが見られ、判断ミスを連発して不発に終わったと評価されました。
  • トロイ・パロット(レアル・ベティス / FW): El Desmarqueで低評価の「1点」。アディショナルタイム92分の千載一遇の決定機を外したプレイに対し、「勝点3をもたらすべき場面での痛恨のミス」と厳しく糾弾されました。
  • バレンティン・ゴメス(レアル・ベティス / DF): El Desmarqueで「4点」。セルタ攻撃陣から最弱のリンクとして狙い撃ちにされて苦戦したものの、終盤にイアゴ・アスパスのシュートをブロックしたプレイで何とか踏みとどまったと分析されました。
  • マルク・ロカ(レアル・ベティス / MF): El Desmarqueで「7点」。中盤のフィルター役として安定感あるプレイを見せたと高評価を得ました。
  • イアゴ・アスパス(セルタ・デ・ヴィーゴ / FW): El Desmarqueで途中出場ながら「7点」。登場直後から攻撃のクオリティを引き上げ、土壇場で決定機を演出したスター性が評価されました。

メディアごとの見解の違い:

  • SPORT: 前半のセルタが見せた圧倒的なハイプレスとダイナミックな縦へのサッカーを高く評価した一方、後半はグラスゴー遠征の影響による明白な「エネルギー切れ」と、ベティスの選手層の厚さに屈した展開として描いています。
  • MARCA: 「魅惑的なサッカーを展開する両チームが、今やリーグ屈指の勝負強さと守備組織を身につけた」点に注目。決定力こそ欠いたものの、守備の完成度の高さを称える論調を展開しました。
  • Estadio Deportivo: ペジェグリーニ監督による後半の戦術修正(パブロ・フォルナルスの投入によるインサイドでの数的優位構築)が試合の流れを激変させた点に着目し、両指揮官による高度な「チェスのような戦術バトル」として捉えています。

試合後の監督・選手コメント

  • クラウディオ・ヒラルデス(セルタ・デ・ヴィーゴ監督): 「セルティック・グラスゴーでの過密日程の後だけに、後半はボールの有無に関わらずエネルギーが残っていなかった。前半最初の30分間は見事なハイプレスで試合を支配し、先制するチャンスがあっただけに悔やまれる。ペジェグリーニ監督によるパブロ・フォルナルスの投入が我々にとって大きな痛手となり、中央で1人浮いてしまった。しかし、7試合連続無敗を守り、クリーンシート(無失点)を維持できたことは非常にポジティブだ。チームの守備の信頼性と誇りを示すことができた。」
  • マヌエル・ペジェグリーニ(レアル・ベティス監督): 「90分間を通してみれば、引き分けという結果は非常に妥当だ。前半はセルタが優勢であり、後半は我々が主導権を握った。ネルソン・デオサのワントップ起用は、相手の3バックに対して2列目からの飛び出しで変化をつける戦術的意図があった。トロイ・パロットは代表戦を含め3週間で4試合を戦っており、ローテーションが必要だった。ネルソン・デオサのシュートがバーに嫌われずに決まっていれば質問のニュアンスも違っていただろう。アントニーは改善点を自覚しており、必ずチームに貢献してくれるはずだ。」
  • イアゴ・アスパス(セルタ・デ・ヴィーゴ主将・FW): 「ボールを保持したい強豪同士の対戦で、引き分けという結果が最も公平で妥当な結末だった。最後に僕たちにも決定機があったが、相手にも最後に2度のチャンスがあった。ボルハ・イグレシアスの不在について聞かれたが、彼はワールドカップ王者であり僕たちのベストストライカーだ。彼がいれば心強かったのは間違いない。第3節時点で勝ち点1しかなく最下位近くにいた僕たちが巻き返せたのは、クリーンシート(無失点)をベースにチームを作り直したからだ。チャンピオンズリーグレベルの相手に勝ち点を重ねられたことを誇りに思う。」
  • アルバロ・バジェス(レアル・ベティスGK・MVP): 「常に勝利(勝ち点3)を目指して戦っているため完全には満足していないが、前半相手に支配された後にチームで立て直し、アウェイで貴重な勝ち点1を掴めたことはポジティブだ。今季5度目のクリーンシートを達成できたことを嬉しく思う。昨季の苦しい時期を乗り越え、日々の取り組みが結果に結びついている。」

セルタ 対 レアル・ベティス の背景データ

順位

順位クラブ試合勝分負得失差点直近
4 レアル・ベティス 11 7 2 2 18 15 +3 23 WDLWD
10 セルタ 11 2 6 3 10 10 0 12 LDWDW
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