2026年10月24日(土) | 朝夕刊エディション
La Liga Journal & Media Analytics EL CLÁSICO DIARIO エル・クラシコ・ディアリオ | スペイン現地報道・定点観測ジャーナル

セルティック 対 セルタ

UEFAヨーロッパリーグ / Estadio de Celtic / 2026年10月23日(金)

最終更新: 10月23日 12:47(試合前プレビューを公開)

セルティック 1-2 セルタ

試合サマリーと得点経過

試合日時: 2026年10月22日スタジアム: セルティック・パーク(セルティック・グラスゴー)スコア: セルティック 1 - 2 セルタ・デ・ヴィゴ得点者:

  • セルティック: バウアー(47分)
  • セルタ・デ・ヴィゴ: ハビ・ロドリゲス(68分、71分)

UEFAヨーロッパリーグ・リーグフェーズ第3節、開幕2連敗同士で初勝ち点を目指す一戦は、セルティック・グラスゴーの熱狂的なスタジアムを舞台に劇的な逆転劇となった。前半はアウェイのセルタ・デ・ヴィゴがイアゴ・アスパスを中心にボールを保持して主導権を握り、スムーズなパスワークでセルティック陣内へ押し込む展開が続いた。対するセルティックは激しい球際とアッサンやオスマンらのサイド攻撃で応戦し、互いに譲らない緊張感ある展開で前半を折り返した。

試合が動いたのは後半立ち上がりの47分。セルタのセバスティアン・カセレスが自陣で痛恨のボールロストを犯すと、奪ったセルティックのアッサンが右サイドを破って鋭いクロスを供給。セルタ守備陣の不十分なクリアを逃さず、セカンドラインから走り込んだバウアーが押し込んでセルティックが先制に成功する。

しかし、リードを許したセルタはここから驚異的な反発力を見せる。68分、敵陣左サイドでフリーキックを獲得すると、ウーゴ・アルバレスが精度の高い高軌道のクロスをゴール前へ送る。これに合わせたのがセンターバックのハビ・ロドリゲス。力強いダイビングヘッドでゴールネットを揺らし、同点に追いついた。

勢いに乗るセルタは、わずか3分後の71分に試合をひっくり返す。途中出場のスウェドベリが左サイドを鮮やかに切り崩してゴール前へ進入すると、相手守備陣の隙を突いた崩しからペナルティエリア手前にボールがこぼれる。ここへ果敢に攻撃参加していたハビ・ロドリゲスが走り込み、圧巻の右足ミドルシュートを放つ。鋭い弾道を描いたボールはゴール隅へと吸い込まれ、一気に逆転を果たした。終盤のセルティックのパワープレーに対しても、セルタは守護神ラドゥを中心に最後まで耐え抜き、敵地で貴重な今季欧州戦初勝利を掴み取った。

両チームのスタメンと交代

ホーム: セルティック(フォーメーション不明)

  • 主な交代・出場選手:
  • バウアー OUT → トゥネクティ IN
  • カミロ・ドゥラン OUT → ソーレンセン IN
  • (その他出場が確認できる選手: アッサン、オスマン、ニュグレン、スケールズ、フォレスト、コルビー)

アウェイ: セルタ・デ・ヴィゴ(フォーメーション不明)

  • 先発メンバー(ソース確認分):
  • GK: ラドゥ
  • DF: ハビ・ルエダ、ハビ・ロドリゲス、セバスティアン・カセレス、マルコス・アロンソ、カレイラ
  • MF: ウーゴ・ブルシオ、アレイシ・フェバス、ウーゴ・アルバレス
  • FW: イアゴ・アスパス、フェラン・ジュグラ
  • 主な交代:
  • 63分: ウーゴ・ブルシオ OUT → イライシュ・モリバ IN
  • 63分: イアゴ・アスパス OUT → スウェドベリ IN
  • 77分: フェラン・ジュグラ OUT → パブロ・ドゥラン IN
  • 85分: ウーゴ・アルバレス OUT → アンタニョン IN
  • 85分: ハビ・ルエダ OUT → ハビ・ガラン IN

戦術・采配のポイント

セルタのクラウディオ・ヒラルデス監督は、完全アウェイの難所セルティック・パークにおいても臆することなく、自らのスタイルであるボールポゼッションを軸にゲームをコントロールする意図を明示させた。前半はイアゴ・アスパスが中盤に顔を出して配球役となり、アレイシ・フェバスやウーゴ・ブルシオらがテンポを作ったものの、アタッキングサードでの精度を欠き決定機を逃し続けた。さらに後半開始直後には、ビルドアップのミスから失点を喫するという課題も露呈した。

一方、セルティックのマーティン・オニール監督は、フィジカルな強さと縦への速い展開でセルタの守備陣に揺さぶりをかけた。特に元オビエドのサイドアタッカーであるアッサンがセルタの左サイドバックであるマルコス・アロンソをスピードで何度も突破し、先制点を創出するなど戦術的狙いを行使した。

この試合の最大の勝負所となったのが、先制された後のクラウディオ・ヒラルデス監督の采配である。63分にイアゴ・アスパスとウーゴ・ブルシオを下げ、スウェドベリとイライシュ・モリバを同時に投入。この代え策がチームに大きな推進力をもたらした。スウェドベリは左サイドで果敢な仕掛けを見せて攻撃に変化とスピードを与え、逆転ゴールの起点となった。また、セットプレーからセンターバックのハビ・ロドリゲスを果敢に前線へ押し上げる柔軟な攻勢が実を結び、わずか3分間での電光石火の逆転劇を生み出した。

現地メディアの選手採点・評価比較

スペイン現地メディアの報道では、難所で逆転劇を演じたセルタの選手たちに対して高い関心が寄せられた。特に各紙が絶賛したのが、本職センターバックでありながら衝撃的な2ゴールを挙げたハビ・ロドリゲスである。

  • El Desmarqueの採点集約(10点満点):
  • ハビ・ロドリゲス(10点 / MVP): 文句なしの最高評価。「中央で圧巻のヘディングを叩き込み、ミドルシュートで勝ち越しを決めた。センターバックでありながら忘れられない一夜を作り出した」と最大級の賛辞が贈られた。
  • スウェドベリ(7点): 途中出場で試合の流れを劇的に変えたとして高評価。左サイドからの縦への切れ味がチームに活力を与えたと評価された。
  • ウーゴ・アルバレス(6点): 同点ゴールを演出した精度の高いフリーキックのキッククオリティが高く買われた。
  • アレイシ・フェバス(6点)、ウーゴ・ブルシオ(6点)、カレイラ(6点): 中盤でテンポを生み出したプレイが着実に評価された。-ラドゥ(5点)、ハビ・ルエダ(5点)、イアゴ・アスパス(5点)、フェラン・ジュグラ(5点)、イライシュ・モリバ(5点): 標準的なパフォーマンスとしての評価。
  • セバスティアン・カセレス(4点): 失点に繋がるボールロストと自陣でのクリアミスが重なり厳しい低評価となった。
  • マルコス・アロンソ(4点): セルティックのアッサンの突破力に終始苦戦し、後手に回った点が課題として挙げられた。
  • 媒体ごとの見解:
  • SPORT: 直前のラ・リーガ・アラベス戦に続くハビ・ロドリゲスの連続活躍を「絶好調(esta do de gracia)」と表現。「スムーズなパス回しを見せながらも得点を奪えなかったチームを、その強い気持ちと決定力で引き上げた」と精神面と技術面の両方を称賛した。
  • Mundo Deportivo: 敵地セルティック・パークを駆け抜けたセルタの反発力を強調。「失点直後に崩れることなく、クラウディオ・ヒラルデス監督の交代策から一気にギアを上げて力強い逆転劇を見せた」とチーム全体の対応力を評価した。
  • MARCA: 「ハビ・ロドリゲスが幻想的な一週間を完璧な形で締めくくった」と報じ、欧州戦初勝利を牽引した新鋭の躍動を大きく取り上げた。

試合後の監督・選手コメント

試合後の両チームの情勢と評価の文脈において、敵地グラスゴーで挙げた価値ある勝利はセルタにとって大きなターニングポイントとして捉えられている。

開幕2連敗と苦しい立ち上がりとなっていたUEFAヨーロッパリーグにおいて、伝統あるセルティック・パークでの勝利は、クラウディオ・ヒラルデス監督率いる若いチームに絶大な自信をもたらした。直前の国内リーグ戦に続いてチームを救う大活躍を見せたハビ・ロドリゲスの存在感は際立っており、守備のみならず攻撃時における決定力が現地メディアの間でも大きな話題となった。

一方、ホームで先制しながらもわずか3分間で試合をひっくり返されたセルティック陣営にとっては、痛恨の敗戦となった。終盤にはフォレストやコルビーらの怒涛の猛攻でセルタゴールを脅かしたものの、土壇場での詰めを欠き、ホームのファンの前で悔しさを残す結果となった。

セルティック 対 セルタ の背景データ