アクセル・ヴィツェルの退団と新天地への展望
ベルギー代表としてワールドカップに臨んでいるアクセル・ヴィツェルが、会見の場でジローナからの退団を明言しました。契約満了に伴いフリーエージェントとなる彼は、チームのセグンダ・ディビシオン(2部)降格について振り返りつつ、自身の今後について語っています。
記者から来季もジローナに残るか問われたヴィツェルは、『いいや、そうは思わない。僕はすでにフリーエージェントであり、そのことはもう横に置いている。複雑な感情が入り混じったシーズンだった。チーム全体としては降格という結果で失望したが、個人としては多くの出場時間を得られた。トップレベルで多くの試合に出場したことは、僕が今みんなの前に立っている理由の一つだ』と述べ、自身のパフォーマンスには手応えを感じている様子を見せました。
さらに今後については、『まだプレーしたいし、来年どこになるか見てみよう。ラ・リーガに残れたら素晴らしいが、様々なオファーにオープンだ。37歳という年齢で、どこかの行き先を閉ざすことはできない。今は4度目のワールドカップを楽しむことが一番重要だ』と語り、スペインでのプレー継続を希望しつつも選択肢を広く持っていることを強調しています。
ただし、母国ベルギーへの復帰については、『ベルギーと言えば、スタンダール・リエージュのことだとお互いよく分かっている。だからすぐに「ノー」と言ったんだ。あそこは僕の心のクラブであり、これからもずっとそうあり続ける。前回のようにもどかしい思いをして論争にならないよう、最初から明確にしておきたい』と語り、古巣への敬意を示しつつも復帰の可能性を完全に否定しました。
(via SPORT, Mundo Deportivo, Estadio Deportivo)
ミチェル監督の退任とアヤックス就任
ジローナのセグンダ・ディビシオン降格に伴い、ミチェル監督がチームを去ることが確定しました。彼はジローナでの挑戦を終え、オランダの歴史ある名門クラブ、アヤックスの新しい監督に就任しています。アヤックスは直近のシーズンをエールディビジ5位で終えており、ミチェル監督には名門復活の重責が託されることになります。
(via ElDesmarque, SPORT)
ウクライナの長身FWピシュチュルを獲得
降格の悔しさを味わったジローナですが、1年での1部復帰に向けて素早い動きを見せています。クラブは来季の最初の補強として、ハンガリーのETO FCから2005年1月24日生まれの21歳、オレクサンドル・ピシュチュルを獲得しました。契約期間は2031年6月30日までの5年間となります。
身長2.04メートルという規格外の体躯を誇るピシュチュルは、2025年9月にチリで開催されたU-20ワールドカップでウクライナ代表のキーマンとして活躍し、その高さとフィジカルで注目を集めました。最も器用なタイプではないものの、足元には強烈なシュート力を秘めています。大舞台での経験が少なくリスクを伴う賭けではあるものの、来季のセグンダでどのようなインパクトを残すか期待されています。
この動きからはクラブの明確な狙いが読み取れます。かつてアルテム・ドフビクが去った際にヴラディスラフ・ヴァナトを獲得したように、現在ビジャレアルへの移籍が噂されているヴァナトの後釜として、いち早く来季のスタメン候補となるストライカーを確保した形です。ブライアン・ヒルや、現在もクラブに残る同胞のビクトル・ツィガンコフからのクロスに合わせる、長身で大柄なターゲットマンという役割が期待されています。
(via Esport3)
イサン・ゴンサレスの獲得とジョン・ソリスの売却
ピシュチュルに続き、さらなる補強と選手の売却も報じられています。今季グラナダでプレーしたブラーネス出身のMFイサン・ゴンサレスの獲得が決定したと見られています。この交渉はすでに以前からまとまっていた模様です。
一方で、イギリスからの情報によれば、バーミンガム・シティがジョン・ソリスの買い取りオプションを行使することが確実視されています。この取引により、ジローナには700万ユーロの移籍金がもたらされる見込みです。
(via Esport3)
ツィガンコフのエスパニョール移籍の噂
ウクライナ代表のウインガー、ビクトル・ツィガンコフにも退団の可能性が浮上しています。彼はジローナを去る意向を固めているとされ、ラ・リーガでのプレー継続を希望しています。これを受けて、エスパニョールのスポーツディレクターであるモンチが、彼を主要な補強ターゲットとして獲得に動いていると報じられています。
(via Estadio Deportivo, Mundo Deportivo)
期限付き移籍中ヤアコビシュヴィリの復帰
1月の冬の移籍市場でテネリフェへ期限付き移籍していたDFアンタル・ヤアコビシュヴィリですが、テネリフェでのレンタル期間を終え、セグンダ・ディビシオンに降格した保有元のジローナへ復帰することになります。
(via SPORT)
【本日の総括】
セグンダ降格という苦しいシーズンを終え、ミチェル監督やヴィツェルといった主力がチームを去る激動のジローナ。しかし、新指揮官の決定が待たれる中、ウクライナの大型ストライカー・ピシュチュルの獲得や、イサン・ゴンサレスの補強など、1年での1部復帰に向けたチーム再建がすでに力強くスタートしています。