セルジ・ダルデルが語る降格のショックと来季の誓い

🗣️ マジョルカの2部降格決定から約3週間が経過し、セルジ・ダルデルが現在の心境を明かしました。彼は、ALSと多発性硬化症の闘病支援を目的としたチャリティゴルフ大会、The Battle of Starsに出席した際に口を開いています。

ダルデルは現在の状態について『フットボールから少し離れて、あまり考えないようにしている』と語り、降格の痛みがいかに大きかったかを説明しました。『レバンテ戦の後はまさにショックで、喪に服すような状態だった。オビエド戦に向けて一縷の望みは残っていたものの、現実を受け入れつつあった』と当時の絶望感を振り返っています。

それでも、新シーズンに向けての決意は固く『今、フットボールについて少しでも考えるとしたら、一日も早く1部に昇格しなければならないと信じることだけだ』と力強く語りました。

(via SPORT)

マルティン・デミチェリス監督の続投と2部での展望

👔 ダルデルは、マルティン・デミチェリス監督が来季もマジョルカの指揮を執ることについて、全面的な支持を表明しました。

『監督の続投はとても必要だった。監督が何度も代わるのは、何かが上手くいっていない証拠だからだ』と述べた上で、デミチェリスがもたらした影響を高く評価しています。『彼は多くの面でチームに活を入れてくれたし、非常に悪い流れを変えてくれた。結果的に十分ではなかったが、確かな変化があったことには皆が同意するはずだ。彼が残ってくれてとても嬉しいよ』と厚い信頼を寄せました。

また、デミチェリス監督が2部リーグでどのようにフィットするかという問いに対しては、『フットボールは1部でも2部でも、あるいは海外でも本質は同じだ。彼は自身のプレースタイルを信じているし、常に相手に向かっていくアグレッシブな監督だから、2部ではさらに良くなる可能性すらある』と期待を込めています。

さらにチームの立ち位置について『理論上、我々は2部でトップチームであり、大本命であり、昇格のナンバーワン候補でなければならない。そのプレッシャーとともに目標に立ち向かわなければならないし、監督がそれを公言するならなおさらだ。まずはしっかりとしたプロジェクトを構築しなければならないが、マジョルカは1部にいるべきクラブだ』と力説しました。

(via SPORT)

ヴェダト・ムリキのフェネルバフチェ復帰が目前に

✈️ マジョルカの象徴であり、最大の得点源であったヴェダト・ムリキの退団が間近に迫っています。チームの2部降格に伴うテレビ放映権料や商業収入の減少により、クラブは財政的なバランスを保つために重要資産の売却を余儀なくされました。

移籍市場の専門家であるファブリツィオ・ロマーノやトルコのジャーナリスト、ヤギズ・サブンジュオールにより、ムリキは古巣であるトルコのフェネルバフチェへの復帰で合意に達したことが判明しています。移籍金は約1500万ユーロに設定され、今後3年間にわたって3回の分割払いで支払われる条件となっています。また、マジョルカは将来ムリキが他クラブへ移籍した際の売却益の10%を受け取る権利も確保しました。

ムリキは数日以内にイスタンブールへ渡り、メディカルチェックを受診した後、新しい契約にサインして正式に発表される見通しです。

(via Estadio Deportivo)

(via ElDesmarque)

ムリキ移籍におけるラツィオの権利とマジョルカの財務事情

💰 フェネルバフチェから支払われる1500万ユーロという移籍金ですが、マジョルカがその全額を手にするわけではありません。ここには、以前の所属クラブであるイタリアのラツィオとの契約条項が大きく絡んでいます。

マジョルカは2022年に800万ユーロ強でラツィオからムリキを獲得しましたが、その際、ラツィオは将来の売却益の45%を保持する条項を盛り込んでいました。このため、今回の1500万ユーロでの売却において、マジョルカの手元に残る実質的な利益は400万ユーロを下回ると計算されています。ラツィオへの支払い分を差し引くと、マジョルカの総受け取り額は約1200万ユーロ強になる見込みです。

将来の売却益10%を受け取る条項も付けられていますが、ムリキがすでに32歳であることを考慮すると、再び高額で移籍する可能性は低く、経済的な大きな資産というよりは形式的な保護条項に留まると見られています。

(via Estadio Deportivo)

(via ElDesmarque)

歴代最多得点者の退団に対する両クラブファンの賛否両論

🏴‍☠️ ムリキはマジョルカにとって単なるストライカー以上の存在でした。昨季は降格という厳しいシーズンの中でリーグ戦37試合に出場し、23ゴール1アシストという驚異的な記録を残しました。これにより、彼はサミュエル・エトーを抜いてマジョルカの歴代最多得点者となっています。

そのため、マジョルカのファンからは、替えの効かない絶対的なエースを1500万ユーロで手放すのは安すぎるという不満の声が上がっています。しかしクラブ側は、選手の年齢や、2部リーグでの再建に向けた財政的な必要性から、この売却は避けられないものと判断しています。

一方で、買い手であるフェネルバフチェのファンからも疑問の声が上がっています。フェネルバフチェは2020年に絶頂期にあったムリキを約1800万ユーロでラツィオに売却しました。それから数年が経ち、32歳になったベテラン選手を1500万ユーロという高額で買い戻すことに対して、ノスタルジーに対する対価としては高すぎる、との批判が存在します。両クラブのサポーターにとって、複雑な感情を抱かせる移籍劇となっています。

(via Estadio Deportivo)

ダルデルからムリキへ贈る惜別と感謝のメッセージ

🤝 セルジ・ダルデルは、長らくチームの攻撃を牽引してきたムリキの退団についても言及しました。

彼と連絡を取ったか問われると『いや、彼とは話していないよ。彼と一緒にいるのに疲れたと言いたいわけでは決してないが、1年間毎日顔を合わせて一緒に過ごしてきたからね。今はただフットボールから離れてリセットしたいんだ。たぶん、彼とは二度と会うことはないだろうね』と、冗談交じりに率直な心境を明かしました。

そして最後に『私から言えるのは、マジョルカの一員として彼を誇りに思うし、ありがとうということだけだ。移籍が正式に確定したら、彼の新しい場所での幸運を心から祈るよ。ただ、彼の穴を埋めるのは明らかに難しいミッションになるだろうね』と、クラブの伝説となったストライカーに最大の敬意と感謝の言葉を贈っています。

(via SPORT)

【本日の総括】

降格の痛みを抱えながらも、デミチェリス監督の続投により1部復帰という明確な目標を定めたRCDマジョルカ。しかし、クラブの象徴であり歴代最多得点者となったヴェダト・ムリキを財政的理由からフェネルバフチェへ売却せざるを得ない厳しい現実にも直面しています。セルジ・ダルデルの言葉からも、チームが大きな変革期にあることが伺えます。

なお、提供されたすべての情報の中に、日本人選手(浅野拓磨など)に関する記載は一切含まれておりませんでした。