カンテラ選手らの動画拡散事件の裁判進捗
2023年6月15日にグラン・カナリア島南部で発生した、レアル・マドリードのカンテラ出身選手らによる未成年との性行為の録画および動画拡散事件について、新たな司法判断が下されました。
ラス・パルマス・デ・グラン・カナリアの第5刑事裁判所は、被告側弁護団が求めていた捜査手続きの無効化請求をすべて棄却しました。
この事件では、フェラン・ルイス、フアン・ロドリゲス、アンドレス・ガルシアの3名が、相手の1人が未成年であることを知りながら同意ある性行為を無断で録画し拡散したとして、児童ポルノおよびプライバシー侵害の罪で起訴されています。また、トップチームのディフェンダーであるラウル・アセンシオは、録画には関与していないものの、携帯電話で受け取ったその動画を第三者に見せたとして、プライバシー侵害の罪で起訴されています。
アンドレス・ガルシアの弁護士は、当初参考人として呼ばれた際の携帯電話の押収や供述が違法であると主張していました。しかし裁判官は、彼が自発的に録画への関与を告白したため正当な手続きで容疑者に切り替えられたとし、携帯電話は犯罪の証拠かつ道具であるため同意なしの押収は合法であると判断しました。さらに、被告全員が逮捕前にクラウドのバックアップを取りデータを消去しようとした形跡があり、証拠隠滅の危険性が高かったことも押収を正当化する理由とされました。
また、被害女性の1人がアセンシオとの通話を録音して証拠提出したことについても、最高裁の判例に則り適法と判断されました。
アセンシオはすでに被害者2名に賠償金を支払い、明示的な「許し」を得ています。検察側は、9月3日、4日、7日に行われる公判で被害者本人がアセンシオを許す旨を法廷で証言すれば、彼に対する懲役2年半の求刑を取り下げる用意があると述べています。ただし、この許しはアセンシオのプライバシー侵害罪にのみ適用され、他の3名の児童ポルノ罪には影響しません。他の3名には懲役4年7ヶ月が求刑されています。
(via MARCA)
(via SPORT)
クルトワが運営するレーシングチームの活動
レアル・マドリードの守護神、ティボー・クルトワのピッチ外での情熱が注目を集めています。彼は2023年に自身のレーシングチーム「TC Racing」を設立し、モータースポーツ界で若手ドライバーの育成に力を注いでいます。
チーム代表を務めるのは、かつてエプシロン・エウスカディなどで活躍したスペインモータースポーツ界の重鎮、イマノル・スビカライ氏です。スビカライ氏はクルトワについて次のように語っています。
『世界最高のGKとして知られていますが、彼はモータースポーツに対しても並々ならぬ情熱を持っています。誰もが彼のあの大きな怪我からの復活劇を目にしました。その不屈の精神や献身的な姿勢は、そのまま私たちのチーム構造や目標に向かう姿勢に反映されています。彼は時間が許す限りレースやテストの現場に足を運び、自ら状況を把握しています』
チームはスペインF4選手権に参戦しており、今年はよりハイパワーなマシンを使用する「Eurocup-3」にもステップアップを果たしました。バルセロナ・カタルーニャ・サーキットで行われたF4のテストセッションに参加した17歳のイタリア系オーストラリア人ドライバー、アレクサンダー・ニューボールドは、チームのサポートに深く感謝し、F4マシンの強烈なGフォースや技術的な難しさに直面しながらも、エンジニアとの緻密なデータ分析を通じて成長していると語っています。
スビカライ代表は、チームの現状を『ハイハイしていた子供がようやく立ち上がった段階』と表現し、新たにカートチームも立ち上げたことを明かしました。最終的な目標は、TC Racingの施設から将来のF1世界チャンピオンを輩出することだと熱く語っています。
(via Mundo Deportivo)
【本日の総括】
カルロス・エスピの電撃獲得やカンテラ選手たちの歴史的な高額売却など、移籍市場で目まぐるしい動きを見せるレアル・マドリード。超大型補強のヤン・ディオマンデやロドリの獲得も秒読み段階に入っていますが、アセンシオの負傷や既存選手の残留希望により、登録枠と人員整理という深刻なジレンマに直面しています。モウリーニョ監督のマネジメント手腕とフロントの決断に注目が集まります。