スポルティング・デ・ヒホン

オルレギ・スポーツは、今季限りで退任するボルハ・ヒメネス監督の後任として、ニコラス・ラルカモン監督の招聘をほぼ確実なものにしている。金銭面やコーチ陣のスペイン移住、さらに監督とクラブ双方が減俸を受け入れる必要があったことなどから一時は交渉が決裂しかけたが、メキシコにいるサロモン・ベハルとアルゼンチンにいる代理人エルマン・ベルマンの尽力により進展を見せた。ラルカモンは欧州での指揮や、エル・モリノンの熱狂的な環境、そしてマレオ(下部組織)での若手育成を重視するプロジェクトに強く惹かれている。ホセ・リエストラSDが戦略的要件として関心を示したことも大きい。カコ・モラン、カルロス・カストロアグディン、ホルヘ・サリエゴといったクラブ内部を知る地元スタッフをコーチ陣に加える案も議論されている。(via SPORT)

今季出番を失っていたフランス人DFリュカ・ペランが、3ヶ月以上ぶりに沈黙を破った。ボルハ・ヒメネス監督の就任後に12月までは全試合に出場していたが突如として起用されなくなり、冬の移籍市場ではサラゴサのチェマ・インディアスSDから獲得の打診があったものの実現しなかった。しかし腐らずに練習を続け、先日のサラゴサ戦で逆転の口火を切るゴールを決め、『ずっと待っていた重要なゴール。つらかったが諦めなかった』と語った。来季まで契約を残す去就については代理人に任せつつも、『非常に競争が激しく、戦術的』とスペイン2部のレベルに満足している様子を見せている。(via SPORT)

CDカステリョン

パブロ・エルナンデス監督率いるチームは、資金力で勝る上位陣に対抗し、下馬評を大きく覆す素晴らしいシーズンを送っている。第40節終了時点で勝ち点66を獲得し、ブルゴスと並んでプレーオフ進出圏内をキープしている。残り2試合は、残留を懸けて死に物狂いで向かってくるアウェーのウエスカ戦(日曜18時30分)と、同じく昇格を争うエイバルをホームのSkyFiカスタリアに迎える直接対決。この2連戦で勝利すれば他会場の結果に関わらず6位以内が確定し、引き分けなどを含めて勝ち点3〜4でもブルゴスやエイバルの結果次第でプレーオフの切符を手にできる。エル・アルコラスでのウエスカ戦には、アウェー席完売となる189人のサポーターが駆けつける予定だ。(via SPORT)

ラシン・デ・サンタンデール

勝ち点78で首位に立ち、見事に14年ぶりのプリメーラ(1部リーグ)昇格を果たした。カンタブリア州のマリア・ホセ・サエンス・デ・ブルアガ大統領から祝賀レセプションを受け、マヌエル・イゲラ会長やキャプテンのイニゴ・サエンス・マサが出席。『14年ぶりにふさわしい場所に戻り、開いていた傷を癒やした』と最大級の賛辞を贈られた。(via MARCA)

ピッチ上で昇格の立役者となったのが、負傷で3ヶ月欠場しながらも30試合で16ゴール2アシストを叩き出したアシエル・ビジャリブレである。彼は祝賀会でお馴染みのトランペットを取り出し、『ラ・フエンテ・デ・カチョ』を演奏してファンを沸かせた。イゲラ会長は、昇格に関わらずビジャリブレとペイオ・カナレスの残留は確定していると明言している。(via ElDesmarque)

デポルティーボ・ラ・コルーニャ

勝ち点74で現在2位につけ、自動昇格に王手をかけている。次節のアウェー、ホセ・ソリージャでのバジャドリード戦に勝利すれば、自力での1部復帰が確定する。この大一番に向けて、クラブは本拠地リアソール前の広場にパブリックビューイング用の巨大スクリーンを設置し、数千人のファンと共に昇格の瞬間を分かち合う計画を立てていた。しかし、放映権の問題と視聴率への影響からラ・リーガに許可を却下されてしまったため、ファンはLaLiga Hypermotion TVの特別番組を通じて応援することになる。万が一引き分けた場合は、アルメリア、マラガ、ラス・パルマスの結果次第となり、最終節のホームでのラス・パルマス戦に昇格の行方がもつれ込む。なお、アルメリアとは勝ち点3差だが当該対戦成績で上回っており、マラガやラス・パルマスには5ポイント差をつけている。(via ElDesmarque)

チームの心臓として絶対的な存在感を放っているのがマリオ・ソリアーノだ。エイバルへのレンタル(40試合で3ゴール4アシスト)から復帰した今季は、イダルゴ監督の下でポジションを1列下げ、中盤の底からビジャレスやリキと共にゲームをコントロール。ここまで6ゴール8アシストとキャリアハイの成績を残しており、彼がゴールを決めた試合でチームは全勝している。ルカス・ペレスの退団後、ジェレマイやダビド・メジャといったタレントと共鳴し、アルメリア戦でのジェレマイへの縦パスや、ミランデス戦での同点弾、アンドラ戦でのミドルシュートなど、幾度となくチームを救ってきた。(via SPORT)

アルメリア

現在勝ち点71で3位。残り2試合での結果次第では、自動昇格となる2位以内へ滑り込む可能性を残している。デポルティーボがバジャドリード戦で引き分け以下に終われば、アルメリアにも直接昇格のチャンスが巡ってくる。デポルティーボとは当該対戦成績で劣っている。(via SPORT)

マラガCF

現在勝ち点69。ラ・ロサレダでのラシン・デ・サンタンデール戦に勝利し、カステリョンやブルゴスが勝ち点を落とせば、プレーオフ進出が確定する大一番を迎える。スタジアムは異様な熱気に包まれており、試合の2時間前からトリブナ(メインスタンド)前で大規模なバスの出迎えが行われる予定だ。サポーター集団は3万個のトイレットペーパーをピッチに投げ込む南米風の演出を企画したが、ラ・リーガの罰金対象となるためクラブ側がストップをかけた。ダニ・サンチェスもSNSで『偉大なる運命へ』とファンを煽っている。(via MARCA)

フアンフラン・フネス監督は、チームの躍進の理由として下部組織との融合を挙げている。ロレン・フアロスSDと話し合い、アスレティック・クラブのカンテラ哲学に敬意を表しつつも、マラガ独自のモデルを追求。生え抜きの選手だけでなく、外部から来た選手たちにも『若手を成長させるための手本となること』を求め、その相乗効果でチーム力が劇的に向上したと語っている。(via ElDesmarque)

UDラス・パルマス

マラガと並ぶ勝ち点69を獲得し、プレーオフ進出、さらには最終節のリアソールでのデポルティーボ戦次第ではわずかながら自動昇格の可能性も残している。次節はサラゴサとの対戦。アルメリア戦で痙攣を起こして交代したアレックス・スアレスとマービンは無事に回復し、ルイス・ガルシア監督の構想に入った。一方で、ビティ・ロサダは膝の捻挫で残り2節を欠場することが確定。セルヒオ・バルシア、十字靭帯断裂のヘレ・レコバ、エンソ・ロイオディチェ、サンドロ・ラミレス、アレ・ガルシアら主力を怪我で欠く野戦病院状態だが、指揮官は巧みなやりくりでチームをこの位置まで導いてきた。(via SPORT)

ブルゴスCF

現在勝ち点66。カステリョンと並んでプレーオフ進出圏内を争っている。残り2試合は、降格の危機に瀕しているクルトゥラル・レオネサなどと対戦予定。ここで勝ち点を取りこぼさなければ、昇格プレーオフへの切符を掴み取ることができる。(via SPORT)

SDエイバル

現在勝ち点64で8位。直近の試合でクルトゥラル・レオネサに敗れて足踏みしたものの、昇格プレーオフへの望みは繋がっている。最終節となるアウェーのCDカステリョン戦が、お互いのプレーオフ進出を懸けた真の決勝戦となる可能性が高い。(via SPORT)

CDレガネス

現在降格圏から5ポイント差をつけており、降格確率はわずか1.4%。次節の敵地カディス戦で残留を完全に確定させるため、クラブはソシオ(会員)に向けて太っ腹な企画を発表した。カディスCFから提供された380枚のアウェーチケット代をクラブが全額負担し、さらに応援バス(最大4台)の交通費も無料にする。チケット希望者が枠を上回った場合は、ソシオの会員歴を優先して抽選が行われる。(via MARCA)

カディスCF

イマノル・イディアケス監督率いるチームは、後半戦の19試合でわずか6ポイントしか獲得できず、10戦未勝利というどん底の状態にある。しかし、下位4チームも全く勝てていないという幸運に恵まれ、勝ち点40で降格圏外の18位に踏みとどまっている。ビッグデータの予測による降格確率は39.2%。次節ホームでのレガネス戦に勝利し、ウエスカがカステリョンに勝てなければ、その時点で奇跡的な自力残留が決定する。引き分けの場合はウエスカが負け、ミランデス、クルトゥラル・レオネサ、サラゴサが勝たないことが条件となる。(via ElDesmarque)

SDウエスカ

現在勝ち点37で降格圏に沈んでおり、降格確率は88%。生き残るためには残り試合の勝利が必須に近い。次節はホームのエル・アルコラスに、プレーオフ進出を懸けて死に物狂いで挑んでくるカステリョンを迎える。その後はコルドバとの対戦が控えており、非常に厳しい戦いが続く。(via SPORT)

CDミランデス

ウエスカと同じく勝ち点37で降格圏におり、降格確率は80%。次節はグラナダと対戦し、最終節はレガネスとの顔合わせとなる。ここでの1勝が、残留争いの泥沼から抜け出すための絶対条件となる。(via ElDesmarque)

クルトゥラル・レオネサ

現在勝ち点36。直近のエイバル戦で勝利を収めたものの、それ以前の22試合でわずか1勝しかできておらず、降格確率は98.4%と絶望的な状況にある。残留ラインのカディスとは4ポイント差。残り2試合は、昇格プレーオフを争うブルゴス、そしてレアル・ソシエダBとの対戦となる。(via ElDesmarque)

レアル・サラゴサ

直近8試合未勝利(4連敗中)で勝ち点35の最下位に沈んでおり、降格確率は92.2%。残り2節は昇格を争うラス・パルマスとマラガが相手であり、プリメーラRFEF(3部)への降格はもはや決定的となっている。ラロ・アランテギSDはすでに来季の3部での戦いを見据えたプロジェクトに着手している。新監督の最有力候補としてイバイ・ゴメスをリストアップ。さらに、イバイの強い要望により、今季ジローナからアンドラにレンタルされていたウインガー、ジャスティン・ガルシアの獲得に動いている。ただし、ジャスティンはジローナとの契約が残り1年となっているため、レンタル移籍を実現するにはジローナとの契約延長が前提条件となる。(via ElDesmarque)

レアル・オビエド

カルロス・タルティエレでのデポルティーボ・アラベス戦に敗れ、1節を残して1部からの無念の降格が決定し、来季は2部で戦うことになった。試合後、サンティ・カソルラが自身のSNSで『ファンの期待に応えられなかった。君たちファンは常に1部だ。ミスから学び、必ず戻ってくる』と謝罪と決意のメッセージを投稿。これに対し、ミチュが『引退しないでくれ、魔法使い』とコメントし、サロモン・ロンドンも『残ってくれ』と慰留のメッセージを送った。オビエドはカソルラに対し、現役続行かクラブの別役職に就くかの選択権を完全に委ねている。(via ElDesmarque)

マルティン・ペラエス会長はファンクラブとの会合で、1部からの降格に伴いラ・リーガから支給される降格救済金が総額800万ユーロ(1年目450万ユーロ、2年目350万ユーロ)になることを明かした。来季のサラリーキャップは約1450万ユーロになると見積もられており、これを元手に1部復帰に向けた強力なスカッドを編成する予定。ギジェルモ・アルマダ監督の去就は近日中に決定される。(via ElDesmarque)

CDエルデンセ

来季の2部を戦う新顔。プリメーラRFEF(3部相当)のグループ2でアトレティコ・マドリードBに逆転勝利し、見事に優勝と2部への直接昇格を決めた。エルダの街では3000人以上のファンが熱狂し、オープントップバスでのパレードが開催された。ルベン・アルファロ市長による市庁舎での歓迎セレモニーでは、クラウディオ・バラガン監督が『ファンはチームの肺だ』と語り、サポーターからは『クラウディオ、残って!』と大合唱が起きた。決勝点を含む2ゴールを挙げた英雄ナチョ・キンタナや、ベテランのフィデル・チャベス、若手のウゴ・アルバらも歓喜の声を上げ、来季のプロリーグでの戦いへ向けて街全体が一つになっている。(via SPORT)

【本日の総括】

首位ラシンが14年ぶりの昇格を決め、デポルティーボが自動昇格へ王手をかけるなど、上位陣は熾烈な争いが佳境を迎えている。一方の下位では、最下位サラゴサをはじめとする降格圏のチームが勝ち点を全く伸ばせず、後半戦に大失速したカディスが幸運にも残留圏に留まるという史上稀に見る「低レベルな残留ライン(予想41ポイント前後)」の様相を呈している。来季は1部から降格してくるオビエドや3部から昇格するエルデンセが加わり、2部の勢力図がさらに激しく塗り替わることが予想される。