クラブ会長選挙の動向とペレス会長の思惑

フロレンティーノ・ペレス会長が、対立候補であるエンリケ・リケルメの動きを牽制する形で会長選挙の実施を呼びかけました。Grupo Coxの創業者兼CEOであるリケルメについて、識者のトニ・ムナルは『選挙が行われるのは素晴らしいことだと思うが、リケルメが30%の支持を得るとしたら驚きだ』と語る一方、ラモン・アルバレス・デ・モンは『エンリケ・リケルメが行っている特定の動きを見ると、選挙が行われるだろうと思わされる』と分析しています。また、同氏はラジオで『フロレンティーノ・ペレスの軌跡は非常に重みがあります。多くの成功を収めた20年間があります。フロレンティーノは永遠ではありませんが、まだ元気です』と現会長の強さを強調しました。対するリケルメは陣営のSDや監督探しを進めており、『まだ準備中だ。意味のあることをするための時間が少なすぎる。無駄な時間を過ごすつもりはないし、2、3日中にどうするか決める』と出馬への最終調整を行っています。

一方のペレス会長は記者会見で『クラブはソシオのものだ』というメッセージを何度も繰り返し、テレビインタビューでも同様の主張を重ねました。コミュニケーションの専門家であるハビエル・ベルナド博士は、ペレス会長がメディアの陰謀論を証拠なしに語ったことや、会見中に携帯電話のメッセージを読むなどの非言語的な態度をコミュニケーション上のミスと指摘しています。テレビ番組に出演したペレス会長は『昨日は違うフロレンティーノを見たね』『疲れているように見えるかな?』と自嘲気味に笑い、親しみやすさをアピールして事態の収拾を図りました。(via SPORT)