ラシン・サンタンデール

レアル・バジャドリード戦での勝利により、来季のLALIGA EA SPORTS(1部)への自動昇格を数学的に完全に確定させた。14年ぶりとなる1部復帰にサンタンデールの街全体とカンタブリア県全体が歓喜に沸いている。昇格を祝う祝賀会では、アスレティック・クラブからのレンタル組であるアシエル・ビジャリブレがトランペットを吹き鳴らし、サポーターと共に『ラ・フエンテ・デ・カチョ』を大合唱して祝祭の中心となった。ビジャリブレは30試合に出場し16ゴール3アシストを記録。他にもイニゴ・ビセンテが39試合で8ゴール19アシストと非凡なパスセンスを見せつけ、レンタル組のペイオ・カナレスが33試合で5ゴール8アシスト、GKホキン・エスキエタが31試合で50失点ながら7回のクリーンシートを達成してホセ・アルベルト監督の守備の要として機能した。不運にもデビュー直後に十字靭帯を断裂したマネックス・ロサノ(4試合2ゴール1アシスト)の貢献も含め、ビルバオ出身選手たちの働きがこの偉業に大きく寄与している。(via ElDesmarque)

デポルティーボ・ラ・コルーニャ

FCアンドラに対して苦しみながらも勝利を収めたことで、1部への自動昇格の確率が79.8%まで上昇し、プレーオフ進出の確率は27.2%となっている。日曜日の18時30分から行われるアウェイでのレアル・バジャドリード戦(ヌエボ・ホセ・ソリージャ)で勝利すれば、自力での1部直接昇格が決まる。反暴力委員会によって「高リスク試合」に指定され、両チームのサポーターが混在しないよう厳格な分離措置が取られている。バジャドリード側からデポルティーボにはアウェイ専用エリアとして約1000枚のチケット(25ユーロの席が600枚、57ユーロの席が400枚強)が割り当てられ、そのうち60%をクラブが抽選で、残り40%をペーニャ(応援団体)が販売・分配する。しかし、すでに転売サイトやプラットフォームでは、ペンのおまけとしてチケットを譲るという名目で50ユーロから200ユーロの高値で取引される事態が多発しており、バジャドリード側は転売が発覚した場合の入場禁止や罰則を警告している。(via SPORT) (via ElDesmarque)

マラガCF

アルメリアがラス・パルマスに敗れ、自身はアウェイのセウタ戦で見事な勝利を収めたことで、プレーオフ進出の確率が90.2%、自動昇格の確率も26.6%に上昇した。日曜日に本拠地ラ・ロサレダで統一開催されるラシン・サンタンデール戦でプレーオフ進出を数学的に確定させる可能性がある。フネス監督は日曜日のオフを挟み、月曜日の午前10時30分から戦術ミーティングとフィジカルトレーニングを組み合わせた練習を再開した。出場時間の多い主力選手は負荷を軽くし、控え選手やメンバー外の選手たちよりも低いペースで調整を行っている。ダニ・サンチェスは部分的にグループ練習に合流しているものの、完全復帰には至っていない。フアンペ、ドリオ、ルイスミ、パストール(登録外)の4選手は引き続き個別のリハビリプロセスを続けている。デポルティーボ・ラ・コルーニャの結果次第では自動昇格の奇跡を信じることができる状況にある。(via SPORT) (via ElDesmarque)

CDカステリョン

第40節を終えて勝ち点66の6位につけており、プレーオフ進出の最後の切符を死守する決定的な戦いが続いている。日曜日の18時30分からはアウェイのエル・アルコラスで降格を争うSDウエスカと対戦するが、ウエスカ側から提供されたアウェイチケットはわずか189枚(25ユーロ)にとどまった。前半戦の本拠地スカイファイ・カスタリアでの対戦時にはカステリョン側がウエスカに550枚を提供していたため、この極端に少ない割り当てに不満の声が上がっている。チケットは月曜日にオンラインでシーズンチケット保持者と「カルネ・アルビネグレ」会員限定で販売され、わずか20分で完売した。最終節ではエイバルとのホームでの直接対決が控えている。(via SPORT)

ブルゴスCF & SDエイバル

ブルゴスCFはカステリョンと同じ勝ち点66で7位、SDエイバルは勝ち点64で8位につけており、三つ巴の熾烈なプレーオフ進出争いを展開している。エイバルは次節、カステリョンとの直接対決を残しており、この結果が最終的な順位を大きく左右する。(via SPORT)

FCアンドラ

アルバセテにホームで敗れてプレーオフ進出の可能性は消滅したものの、セグンダ残留を数学的に確定させた。カルレス・マンソ監督率いるチームの現在の勝ち点は58であり、エデル・サラビア体制の1年目で記録したクラブ史上最多勝ち点「59」(当時7位)の更新を目標に掲げている。監督は『残り6ポイントあるので、来週ファンの前で1ポイントをもぎ取り記録を達成したい。チーム全員がそれにコミットしている』と意気込みを語っている。今後は何もかかっていないセウタ、そして最終節にブルゴスと対戦する。(via AS)

コルドバCF

エル・アルカンヘルで行われたアルバセテ戦に1-2で敗れ、プレーオフ進出の望みが完全に絶たれた。試合はアルバセテのジェフテに0-2となる追加点を許し、その際にGKイケル・アルバレスが足を滑らせてシャビ・シンテスとの連携ミスを犯したことが響いた。残りエイバル戦とウエスカ戦の2試合を消化するのみとなり、クラブはすでに来季2026-2027シーズンに向けた本格的な1部昇格プロジェクトの編成に焦点を移している。イバン・アニア監督の元で来夏の正GK争いが激化する見込みである。昨季まで絶対的守護神として2度の昇格に貢献したカルロス・マリン(契約は2028年まで)は今季わずか9試合(766分)の出場にとどまり、16失点、クリーンシート2回と出番を失っている。代わってビジャレアルBから加入したアンドラ代表のイケル・アルバレス(契約は2027年まで)が第5節でポジションを奪い、33試合に出場(2924分)して43失点、8回のクリーンシートを達成して正GKに定着した。さらに、CDエルデンセへのレンタルで昇格の立役者となったラモン・ビラが復帰する。ビラは36試合に出場して34失点(1試合平均0.95失点)、14回のクリーンシートというトップクラスの成績を残しており、コルドバのスポーツ委員会は実力者3人の処遇について難しい決断を迫られている。マリンにはセグンダの他クラブから高い評価があり、魅力的なオファーがあれば退団を検討する可能性がある。(via SPORT)

レアル・サラゴサ

本拠地イベルカハ・エスタディオでスポルティング・デ・ヒホンに1-3で完敗し、プリメーラRFEF(実質3部)への降格とプロサッカー界からの陥落がほぼ確実となった。前半22分にユシフ・サイドゥのミドルシュートで先制したものの、27分にルーカス・ペランにヘディングで同点とされ、34分にはアドリアン・ロドリゲスがセサル・ヘラベルトを倒して与えたPKをアレクサンドル・コレデラに決められた。このPKは一度GKルベン・ジャニェスが止めたものの蹴り直しを命じられている。さらに後半95分にはアマドゥ・マタールに無人のゴールへ流し込まれた。

試合開始前からファンは『フロント辞任』を叫び、前半12分にはスタンドから数千枚の偽札をばら撒く抗議行動を行った。ホルヘ・マス会長はメッシやドナルド・トランプについて話すばかりで8ヶ月以上も姿を見せず、役員席にはフェルナンド・ロペスGMしか座っていない異常事態となっている。取締役のフアン・フォルセンがエミリオ・クルスの退任とグスマン・ペレス=アヨの就任を発表したが、マリアノ・アギラール元取締役はスタジアムから逃亡し、スポーツディレクターのチェマ・インディアスは役員席を避けてロッカールームのトンネルから試合を見る有様である。一方で新ロマレダ・スタジアムの建設だけは進んでいる。

ダビド・ナバーロ監督は試合後、『我々は沈みゆく船の一部だ。チームは一度蘇生したが、結局は手術台の上で命が尽きようとしている。ラス・パルマスとマラガとの試合を残しているが、奇跡が必要だ。デポルティーボ、ラシン、マラガのような復活を遂げたいが、短期間の解決策はない』と絶望的な状況を語った。

SDのラロ・アランテギはすでに来季の3部での戦いを見据えており、新監督として元アスレティック・ビルバオの選手であるイバイ・ゴメス(36歳)の招聘を決定した。ポゼッションとハイプレス、高いディフェンスラインを好む若手監督と1年契約(昇格時の1年延長オプション付き)を結ぶ予定で、アシスタントとしてイニゴ・ラリケタ・ラリとダビド・ビナテア、フィジカルコーチにアドルフォ・マドリードを伴う。ゴメスはサントゥチュの下部組織、ドミニカ共和国のオリンピック代表、アレナス・デ・ゲチョでの3部昇格の実績があり、今季はFCアンドラを指揮したが8戦未勝利で解任されていた。

戦力補給として、ジムナスティックから23歳のFWジャウメ・ジャルディ(バルサとレアル・マドリードのユース出身)と、セウタからMFルベン・ディエスの獲得を進めている。また、エルデンセにレンタル中の左SBハイメ・バジェホ(ナバラ州コレジャ出身)についても、クラブは2029年までの3年間の契約延長オプションを保持している。バジェホは11月中旬に左足首の骨折と靭帯損傷の重傷を負って手術し4ヶ月以上離脱したが、今季17試合に出場(先発7回、627分)し1ゴール1アシストを記録してエルデンセの昇格に貢献しており、サラゴサは6月30日までに彼の去就の決断を下す必要がある。(via SPORT) (via SPORT) (via SPORT)

スポルティング・デ・ヒホン

アウェイでレアル・サラゴサ相手に1-3の逆転勝利を収めた。クラブの親会社であるオルレギ・スポーツはすでに来季に向けた新監督人事に着手しており、アルゼンチン人のニコラス・ラルカモン(41歳)と独占的に交渉を行っている。ホセ・リエストラ社長がサラゴサ遠征中も電話で直接交渉を主導し、金銭面の条件をすり合わせている。土曜日の午後にオルレギの役員サロモン・ベハルから最初の正式オファーが提示され、ラルカモン側が希望する安定した2年契約で合意に近づいている。ラルカモンはブラジルからのオファーよりも、オルレギ・スポーツのプロジェクトでのヨーロッパ初挑戦を優先している。(via SPORT) (via Mundo Deportivo)

CDレガネス

残留を確実なものにするため、本拠地ブタルケでの勝利が必須となっている。前節は首位ラシン・サンタンデールを相手に終盤にアスエがゴールを決めたものの1-2で敗れた。月曜日の20時30分から、降格圏に沈むSDウエスカとの大一番に臨む。(via MARCA)

SDウエスカ

サンセにホームのエル・アルコラスで1-2と痛い敗戦を喫し、降格圏を抜け出せずに絶体絶命の危機にある。ホセ・ルイス・オルトラ監督率いるチームは、月曜日にアウェイでレガネスと対戦し、日曜日にはカステリョンと対戦する。セットプレーのキッカーとしてタクトを振るうオスカル・シエルバと、前線のセルジ・エンリクの決定力に残留の望みを託している。(via MARCA)

CDエルデンセ

土曜日の18時30分から行われたアウェイのレアル・ムルシア戦の前に、アトレティコ・マドリード(該当カテゴリのチーム)に勝利し、サバデルが敗れたことで、1節を残してセグンダ(2部)への自動昇格を数学的に達成した。クラウディオ・バラガン監督(およびハビ・カベージョ)のもと、本拠地ヌエボ・ペピコ・アマトで57ポイント中48ポイントを獲得。これは15勝3分1敗(敗戦はアンテケーラ戦の1-3のみ、引き分けはトレモリーノス戦3-3、ムルシア戦1-1、アルコルコン戦2-2)、39得点16失点という、プリメーラ連盟発足(2021-2022)以来、リアソールやエル・サルディネーロ、ラ・ロサレダなどの名門スタジアムのどのチームも成し遂げられなかった史上最高のホーム記録である。イビサ戦(3-0)、ジムナスティック戦(4-1)、エウロパ戦(3-0)など大勝も多く、アウェイでは4勝9分5敗(21ポイントでリーグ7位、18得点)と苦戦したが、圧倒的なホームの強さが昇格の最大の鍵となった。(via SPORT)

レアル・オビエド

1部リーグから来季のセグンダ(LALIGA Hypermotion)への降格がすでに決定している。今節はカルロス・タルティエレでデポルティーボ・アラベスに0-1で敗れた。消化試合となったこの一戦では、主将サンティ・カソルラがスタメン出場を果たし、前半8分にはスタンドから『サンティ、残ってくれ』という大合唱が起こった。試合終了後にもピッチを回り、シンマキアリ(応援団体)の前で挨拶を行った際にも再びチャントが送られた。カソルラの来季の去就はヘスス・マルティネス会長との会談次第となっている。

一方で、ウルグアイ人指揮官のギジェルモ・アルマダ監督は敗戦後、『すでに決断を下し、クラブに伝えるつもりだ。クラブには最適な行動をとる自由がある』と退任を示唆。スタンドからの『アルマダ、今すぐ出て行け』というチャントに対しても『何も感じないし、皆が自由に表現する権利がある』と冷めた反応を見せた。運営元のパチューカ・グループも監督交代を検討しており、後任候補のフリーの監督として、セルヒオ・フランシスコ、ガルシア・ピミエンタ、ディエゴ・マルティネス、フリアン・カレロ、ハビ・グラシア、ハゴバ・アラサテ、そしてオビエド出身でコルドバと2027年まで契約更新したばかりのイバン・アニアといった名前が挙がっている。(via ElDesmarque)

アルバセテ・バロンピエ

FCアンドラに勝利した勢いのまま、敵地エル・アルカンヘルでコルドバCFを1-2で撃破した。ジェフテのゴールで0-2とするなど、相手のプレーオフ進出の夢を打ち砕く勝負強さを見せている。(via SPORT)

【本日の総括】

今季のLALIGA Hypermotionは、ラシン・サンタンデールが圧倒的な強さで1部復帰を確定させ、デポルティーボ・ラ・コルーニャも自動昇格に王手をかけるなど、歴史ある古豪の復活が際立っている。プレーオフ争いではマラガが優位に立ち、カステリョン、ブルゴス、エイバルが最後の枠を巡って最終節までし烈な争いを繰り広げている。

一方で、レアル・サラゴサは実質的な3部降格というクラブ史上最悪の危機に直面し、経営陣への怒りが頂点に達する中、早くもイバイ・ゴメス新監督を据えた来季の再建に動いている。来季は1部から降格してくるレアル・オビエドや、圧倒的なホーム成績で昇格を決めたCDエルデンセなどが新たに加わり、さらに勢力図が激しく入れ替わる混迷のシーズンになることが予想される。