アボノ・キャンペーン
エスパニョールは2026-27シーズンに向けたアボノ(シーズンチケット)キャンペーンを発表した。スローガンは「いつだって反逆者のための場所はある」となっている。昨季の平均観客動員数はRCDEスタジアム開場以来17年間で最多となる28,646人を記録した。現在、クラブのソシオ数は史上最多の37,618人に達しており、アボノ保持者も31,364人とスタジアムの収容限界である約38,000人に近づいている。価格については、過去12ヶ月のIPC(消費者物価指数)上昇分である2.9%の微増に留められた。更新手続きは6月8日から28日まで行われ、座席の変更は7月1日から8日まで受け付ける。さらにアボノを持たないソシオには7月15日から取得の優先権が与えられる。また、アボノ保持者の約21%が試合を欠席している現状を受け、クラブは公式アプリを通じた座席の譲渡や解放を強く推奨している。クラブへ座席を返還した場合、販売額の40%が来季のアボノ代から割引され、全19試合に出席(解放含む)した場合は来季10%の割引が適用される。90%出席(18試合)のファンにも公式ショップでの割引などの特典が維持される。支払い手続きのデジタル化も進められ、銀行引き落としを選択した保持者には物理カードが無料送付され、それ以外は手数料が必要となる。(via SPORT)
スタジアム改修
空席を減らすための具体的な施策として、スタジアムの座席配置の見直しが行われる。熱狂的なサポーターが集まる応援スタンド(グラダ・カニト)は、従来の4セクターから3セクターに圧縮され、空いたセクター112は他のアボノ向けに解放される。アウェイ席(可動式)についても同様の柔軟な対応が取られる予定だ。さらに、VIPエリアの質を向上させる画期的な取り組みも発表された。選手入場トンネルのすぐ横に実験的な新しいVIPルームが新設されるほか、ベンチ裏にも新たなVIPエリアが設けられる。このベンチ裏のエリアは屋根が半透明になっており、ファンが試合中に選手やスタッフの様子を常に見下ろすことができる特別な仕様となる。(via AS)
新体制とチーム編成
アラン・ペイス新オーナーとモンチ新ディレクター・ゼネラル・デポルティーボ(GM兼SD)による新体制が本格的に始動した。モンチは就任から1週間でチームの整理に着手しており、フェルナンド・カレロの退団が決定した。また、レンタル移籍で加入していたカルロス・ロメロ、ラモン・テラッツ、シャルル・ピッケル、シリル・ンゴンゲの4選手も期間満了に伴いチームを去る。これにより、現在マノロ・ゴンサレス監督のトップチームに登録されている選手は18人のみとなった。モンチは今後の編成について『私はすでに重要な情報を得ている。1年間働いてきたスタッフともミーティングを行い、そこから2026-27シーズンのチームの構想を練り上げていきたい。我々が今持っている戦力を決して過小評価してはならない』と語り、既存戦力へのリスペクトを示しつつも、GK1人、CB1人、左SB1人、ボランチ1人、ウイング1〜2人、そして第3のFWと、合計6から7人の補強を計画している。(via Mundo Deportivo)
移籍と契約の噂
左サイドバックの補強候補として、アラン・ペイスがオーナーを務めるバーンリーからキリンチー・ハートマンを獲得する案が最有力視されている。彼は退団したカルロス・ロメロの穴を埋める存在として期待されている。一方、ゴールキーパー陣には動きがありそうだ。最終節でプリメーラ・デビューを果たしたアンヘル・フォルトゥーニョがラジオ番組で『今年のようなシーズンをもう一度過ごすのは難しい。私は試合でプレーしたい』と出場機会の不足に対する不満を明言した。これを受け、クラブは正守護神マルコ・ドミトロヴィッチと競い合う新たなGKの獲得を急務としている。(via Mundo Deportivo)
若手と構想外選手
トップチームの人数が限られている中、プレシーズンは下部組織の若手選手にとって絶好のアピールの場となる。パブロ・ラモン、ロジェール・イノホ、ラファ・バウザ、ハビ・エルナンデス(ミランデス)、マルコス・フェルナンデス(セウタ)らがトップチームの練習に参加し、マノロ・ゴンサレス監督を納得させるチャンスを与えられる。一方で、厳しい立場にある選手たちもいる。デポルティーボにレンタルされていたホセ・グラジェラは、デポルティーボが昇格したものの買い取り義務が発生する出場試合数に達しなかったためエスパニョールに復帰するが、ウーゴ・ペレスやジャスティン・スミスとともに新シーズンの構想外と見られている。なお、大黒柱でありキャプテンのハビ・プアドは現在負傷中であり、彼の復帰がチームにとって最大の朗報として待たれている。(via Mundo Deportivo)
昨季スタッツと代表選出
エスパニョールの選手たちは昨季のラ・リーガで個人として優れたスタッツを残した。エドゥ・エスポシトはシーズンを通じて79本のキーパスを記録し、リーグトップタイの成績を収めた。守護神のマルコ・ドミトロヴィッチも133回のセーブを記録し、リーグ2位の好成績でゴールを守り抜いた。(via Estadio Deportivo) また、期間満了で退団となったシャルル・ピッケルは、コンゴ民主共和国代表として2026年ワールドカップの最終メンバーに選出されている。(via AS)
下部組織の活躍
エスパニョールの下部組織も各年代で躍動している。カタルーニャ選手権のU-19(フベニール)カテゴリーでは、エスパニョールが決勝に進出しており、準決勝でサバデルを下したバルセロナ・フベニールとタイトルを懸けて激突する。また、U-14のカテゴリーでは、エスパニョールがバルセロナを相手に2-2の同点からPK戦(4-2)を制し、見事な勝利を収めている。(via SPORT)
【本日の総括】
モンチ新体制のもと、トップチームは18人で本格的な再構築をスタート。アボノの好調な売れ行きとスタジアムの改修が発表される中、若手の台頭と的確な補強で新シーズンへの期待が高まっています。