バレンシアCF

第5節のアウェイ・セビージャFC戦に向けて、バレンシアCFを取り巻く情勢は極めて緊迫しています。今節の主審を務めるマテオ・ブスケツ・フェレール氏との相性は最悪であり、バレンシアは同主審が笛を吹いた過去4試合で一度も勝てず、1分3敗(アルメリア戦2-2、ベティス戦1-2、アトレティコ戦0-3、レアル・マドリード州戦0-4)という不吉なデータを抱えています。開幕4試合でわずか勝点1の最下位に沈むチームにとって、このジンクスを打ち破る初勝利が至上命令です。(via Superdeporte)

さらに、2019年9月11日にマルセリーノ・ガルシア・トラル監督が電撃解任された『11-S』からちょうど7年が経過しました。大株主ピーター・リム氏による無計画なクラブ運営により、2019年のコパ・デル・レイ優勝時に4億9900万ユーロを誇ったチームの市場価値は暴落し、かつての欧州強豪は降格の恐怖と日常的に隣り合わせのクラブへと没落しました。先日はスペイン代表ロドリ・エルナンデスから『バレンシアの選手は下手』と評されるなどクラブの威信失墜が続いており、ファンと経営陣の溝は完全に修復不能な状態に達しています。(via SPORT)

カルロス・コルベラン監督にとっても、今回のセビージャ訪問は自身の進退が懸かった決戦となります。前回サンチェス・ピスフアンに乗り込んだ際は相手のガルシア・ピミエンタ監督を退任に追い込む勝ち点奪取を見せましたが、今回は自身が解任の危機に瀕しています。ムクタル・ディアカビが左足内転筋損傷で新たに1ヶ月以上の離脱を余儀なくされるなど、合計9名以上の負傷者を抱える危機的状況の中、指揮官は背水の陣で難敵に挑みます。(via ElDesmarque)

レアル・ベティス

FWトロイ・パロットの覚醒劇が、母国アイルランドで社会現象化しています。レアル・マドリード州戦とCLリール戦での連続決勝ゴールを受け、アイルランドの大手紙『The Irish Times』がダブリンからセビリア(ラ・カルトゥハ)への観戦ツアーやフライト・ホテル情報を網羅した異例のガイド記事を公開しました。アイルランド代表公式SNSもトロイ・パロットの10年間の軌跡動画を投稿し、ベティス公式オンラインショップにおけるアイルランドからの購入比率は従来の0.28%から10.17%へ暴増、国別で第2位の顧客国へ急浮上しています。アイルランドのスライゴ市では『Peña Bética トロイ・パロット』の設立準備が進み、元英代表ジョー・コール氏も『ハリー・ケインを彷彿とさせる決定力だ』と絶賛を惜しみません。(via ElDesmarque)

また、コモ1907のミルワン・スワルソ会長が、今夏エヴァートンから出されたFWアサン・ディアオへの6000万ユーロ(約98億円)の獲得オファーを拒否したことを明かしました。ベティスはアサン・ディアオの将来の転売権20%を保持しているため、仮に今後同等以上の金額で移籍が成立した場合、最低でも1500万ユーロ(約24億円)という巨額の臨時収入を得る権利を固く手中に収めています。(via Estadio デポルティーボ・ラ・コルーニャ)

一方、ラ・リーガが公表したベティスの最新サラリーキャップ(1億4284万ユーロ)について、ラ・リーガ側はCL成績を『勝点5・27位(敗退)』と非常に控えめに試算しています。しかしベティス自身の内部予算では『21位以上(プレーオフ進出)』を見込んでおり、今後のCLでの勝利や勝ち進みに応じてサラリーキャップ上限がさらに上方修正される見通しです。(via MARCA)

次節ビジャレアルCF戦(ラ・セラミカ)に向けても好材料が揃っています。ベティスは2021年以降、ラ・セラミカでのアウェイ戦で4試合無敗(2勝2分)と抜群の相性を誇ります。ダニ・セバジョスの再デビューや、ロ・チェルソ、アブデらの復帰が見込まれる中、マヌエル・ペジェグリーニ監督は過密日程を乗り切るための綿密なターンオーバーを用意しています。(via SPORT)