スビメンディ獲得へ動く冬の移籍市場
ロドリの獲得を見送りバルセロナに補強された代償を高く払う事態となっている。ライバルが世界最高峰のピボットで中盤を強化した一方で、チームは中盤のゲームコントロール能力を欠いており、直近のインテル戦でも展開を制御できない脆弱性が露呈した。
ジョゼ・モウリーニョ監督率いるチームはポゼッションで相手を圧倒することができず、オーレリアン・チュアメニ、フェデ・バルベルデ、エドゥアルド・カマヴィンガといった中盤の構成メンバーにはロドリのような卓越した組み立ての才能が不足している。チームは奪ってからの素早いトランジションに依存し、ビニシウス・ジュニオール、キリアン・エムバペ、ジュード・ベリンガムの個別打開力で仕留める戦術をとっているが、相手にボールを保持されるとピンチを多発させ、クルトゥワの決定的なセーブに救われているのが現状だ。
ビルドアップの課題に対し、アルダ・ギュレルやトレン・アレクサンダー=アーノルドをボランチで起用する緊急避難的な策も試されているが、根本的な解決には至っていない。
この危機的状況を受けて、クラブは1月の冬の移籍市場に向けた動きを急速に活発化させている。標的となっているのは、夏にも獲得候補に挙がっていたアーセナルのマルティン・スビメンディだ。
マルティン・スビメンディはアーセナルで定位置を失っており、今季の公式戦5試合すべてでベンチスタートとなった。特にチャンピオンズリーグの敵地ナポリ戦(ディエゴ・アルマンド・マラドーナ・スタジアム)でもわずか8分間の出場にとどまり、昨季のCL決勝PSG戦でもベンチで延長戦のみの出場に終わるなど、ミケル・アルテタ監督の優先順位から外れて精神的にも影響を受けている。
アーセナルは昨夏に7000万ユーロ(約110億円)を支払って2030年までの契約を結んだが、同額程度であれば投資を回収できるため放出に応じる構えであり、クラブにとっても払えない額ではない。チャビ・アロンソ率いるチェルシーも獲得を狙っているが、トニ・クロースの引退およびルカ・モドリッチのミラン移籍以降空位となっている「中盤の指揮官」を確保するため、冬の市場で獲得へ本腰を入れる動きを見せている。(via SPORT)
