レアル・ソシエダ
ゴルカ・カレーラとの契約を2031年6月30日まで延長。エルクレス出身の21歳は昨季2部で15ゴール3アシストと活躍し、ペレグリーノ・マタラッツォ監督の信頼も厚く、今季はトップチームとBチームを兼任する予定。エリック・ブレトスSDは他クラブへの移籍を完全に否定している (via Estadio Deportivo)。
プレシーズンの親善試合では、シャビ・アロンソ監督率いるチェルシーとの対戦(8月15日、スタンフォード・ブリッジ)が新たに追加された (via Estadio Deportivo)。
ジョン・パチェコはアラベスへのレンタルから復帰し、足首の手術から順調に回復中。マタラッツォ監督の下で定位置確保を狙っている。なお、CBの補強候補だったマラン・サールはサウジアラビアのNEOM SCへ移籍したため獲得を逃した (via Estadio Deportivo / ElDesmarque)。
トップチームのCB陣には、カンテラ出身の日本人選手、カズナリ・キタ(Kazunari Kita)が帯同しており、空中戦の強さなどを武器にジョン・マルティンやルケン・ベイティアらと共に首脳陣から高い評価を受けている (via Estadio Deportivo)。
セビージャFC
アコル・アダムスが1680万ユーロ(+ボーナス670万ユーロ)でセリエAのヴェネツィアへ移籍。タンギ・ニアンズの放出と合わせ、新戦力登録のための資金を確保した (via ElDesmarque)。
ゴールキーパーのオディッセアス・ヴラホディモスはニューカッスルからの再ローンが決定。セビージャ側の給与負担は約30%(約100万ユーロ)に抑えられた (via Estadio Deportivo)。
ファビオ・カルドソ、フェデ・ガットーニ、ジョアン・ジョルダンはルイス・ガルシア・プラサ監督の構想外となり、全体練習から外されている。ファビオ・カルドソはこの措置に深い悲しみを感じており、中東への移籍が噂されている。また、アドリア・ペドロサも放出候補として新天地を探している (via Estadio Deportivo / ElDesmarque)。
補強面では、アルメリアのアドリアン・エンバルバがリストアップされているほか、若手選手のローン獲得による前線補強も検討されている。ルーベン・バルガスに対してはプレミアリーグなどからの2000万ユーロ規模のオファーを待っている状態。医療部門では、アントニオ・トラムジャス氏を解任し、元レアル・マドリードのフェリペ・セグラ氏の招へいを交渉中 (via Estadio Deportivo / ElDesmarque)。
プレシーズンではコルドバCFとの親善試合を実施。アンドレス・カストリンが負傷から復帰した一方、アルフォン、フアンル、マルコンは負傷離脱中 (via Estadio Deportivo / SPORT)。
RCDエスパニョール
プレシーズン第2戦でフランス2部のPau FCに4-0で快勝。ラファ・バウザ、キケ・ガルシア、カブレラ、マルコス・フェルナンデスがゴールを記録した。バウザはマノロ・ゴンサレス監督の厚い信頼を掴みつつある (via Mundo Deportivo)。
マノロ・ゴンサレス監督の構想外となっているミゲル・ルビオ、ホセ・グラゲラ、ホセ・サリナス、パブロ・ラモン、アントニウ・ロカの5選手は放出リストに名を連ねている。ミゲル・ルビオにはオビエドが関心を示しているが、1部基準の高額な給与がネックとなっている (via ElDesmarque)。
ローマで構想外となりつつある左SBアンヘリーニョの獲得を狙い、市場の動向を注視している (via ElDesmarque)。
ピッチ外では、アルバロ・アグアドが2024年の昇格パーティーで女性クラブ職員に性的暴行を加えたとして、10年半の懲役と6万4000ユーロの賠償金を求めて起訴された。本人は合意の上だったと容疑を否認している (via SPORT)。
バレンシアCF
プレシーズンマッチでエルデンセと対戦。カルロス・コルベラン監督の下、新戦力のアリウ・ディエンやジャスティン・デ・ハースに加え、日本人選手の佐藤龍之介(Ryonosuke Sato)が大きな注目を集め、トップチームでの出場機会を窺っている。また、右サイドバックではカンテラ出身のアーロン・マジョルとロドリゴ・ガモンが積極的にテストされている (via ElDesmarque / SPORT)。
GKの補強では、カイン・ファン・オーヴェレン(FCフォレンダム)の獲得に合意していたが、クラブが右SBトーマス・ムニエの破談による穴埋めを優先したため最終的に実現せず。現在はヨーロッパ東部でジョルジ・ママルダシュヴィリのような若手GKを探している (via ElDesmarque)。
リーズを構想外となり米国ツアーから外れたラルジ・ラマザニの復帰を狙っているが、リーズの要求額に達しておらず交渉が続いている (via ElDesmarque / MARCA)。
ビジャレアルCF
パペ・ゲイエがエバートンへ移籍する可能性が高まっている。移籍金は2800万ユーロ+ボーナス500万ユーロと見込まれており、これが成立すれば中盤の補強資金となる (via Estadio Deportivo)。
イニゴ・ペレス新監督の下、中盤の再編を進めている。サンティ・コメサーニャに加え、カンテラから昇格したカルロス・マシアとアラサン・ディアッタに大きな期待を寄せている。マシアは内部でロドリのようなポテンシャルを持つと評価されている。ダニ・レケナはレバンテへ買い取りオプション(500万ユーロ)および買い戻しオプション付きでローン移籍した (via SPORT / Estadio Deportivo)。
インデペンディエンテのCBケビン・ロモナコ獲得に向け、800万ユーロのオファーを準備中。ベティスとの争奪戦になっている (via Estadio Deportivo)。
セルタ・デ・ビーゴ
39歳を迎えるイアゴ・アスパスは、今季を最後に現役を引退する意向を示している。最後のシーズンで欧州カップ戦出場権獲得とタイトル獲得を目指している (via ElDesmarque)。
プレシーズンのブラガ戦でハビ・ガランが左大腿直筋の筋断裂を負った一方、イライクス・モリバはアキレス腱の負傷から全体練習に部分合流した (via MARCA / ElDesmarque)。
クラウディオ・ヒラルデス監督は攻撃陣の多様性を重視しており、昨季は31種類もの前線トリオを起用した。今季もその方針は継続される見込み (via SPORT)。
人員整理において、ウナイ・ヌニェスとカルレス・ペレスは完全移籍のオファーがないため、給与の一部を負担してのローン移籍に方針転換。マヌ・フェルナンデスも出場機会を求めてローン移籍を検討している。また、イライクス・モリバとアルバロ・ヌニェスは、昨季レンタルで活躍したフェル・ロペスの復帰をSNSで呼びかけている (via ElDesmarque)。
CAオサスナ
スポルティング・ヒホンのジョナタン・ドゥバシン獲得に向けた交渉が前進。オサスナは400万ユーロの固定額に加え、達成容易なボーナスを含めた総額500万ユーロのオファーを提示し、合意に近づいている (via SPORT)。
アスレティック・クラブ
エディン・テルジッチ新監督が就任。契約最終年を迎えた8選手(ウナイ・ベンセドール、ミケル・ベスガ、ペイオ・カナレス、ベニャト・ヘレナバレーナ、イニゴ・ルイス・デ・ガラレタ、アレックス・ベレンゲル、ユーリ・ベルチチェ、ジュレン・アギレサバラ)の去就を判断する。ベスガは退団に近づいている (via ElDesmarque)。
アイメリク・ラポルテに対しバルセロナが1500万ユーロの契約解除金を支払っての獲得を狙っているが、アスレティック側は主力流出を避けるため放出に応じない姿勢を貫いている (via ElDesmarque)。
ニコ・ウィリアムスはバルセロナなどからの関心が消えないものの、クラブは残留に自信を持っている。代理人のフェリックス・タインタ氏は『落ち着いて成り行きを見守るべき』と語っている (via SPORT)。
プレシーズンではセスタオ・リーベルと対戦。前回のレイオア戦ではロベルト・ナバロ、アルバロ・ジャロ、ゴルカ・グルセタらの活躍で11-0の圧勝を収めた (via MARCA)。
レアル・ベティス
ストライカーの補強を急がず、市場価格が適正に下がるのを待つ方針。Cucho Hernándezとポジションを争える実力者を狙っている (via ElDesmarque)。
ソフィアン・アムラバト(フェネルバフチェ)の獲得を目指しているが、アル・カーディシーヤやアル・イテハドといったサウジアラビアのクラブが2000万ユーロ規模のオファーを出しており、苦戦を強いられている (via Estadio Deportivo)。
アストン・ビラがエズ・アブデを狙っているとの噂があるが、6000万ユーロの契約解除金を満額支払う意思はなく、ベティス側は静観している (via Estadio Deportivo)。
メキシコ代表としてW杯を戦ったアルバロ・フィダルゴは、休暇を短縮してマルベージャでのプレシーズンキャンプから早期合流する意向を示し、マヌエル・ペジェグリーニ監督へのアピールを狙っている (via Estadio Deportivo)。
ネルソン・デオッサのバスコ・ダ・ガマへの移籍交渉は、買い取り義務付きローン(総額1260万ユーロ)で進行中。書類手続きで遅れが生じているが、破談した場合はウェストハムやパナシナイコスが獲得に動く構え (via ElDesmarque / Estadio Deportivo)。
ピッチ外では、エクトル・ベジェリンと女優のカロリーナ・ユステの熱愛が報じられている (via SPORT / Mundo Deportivo)。
プレシーズンではレクレアティーボ・ウエルバと対戦。新戦力のディエゴ・コンデ、フラン・ガルシア、ファクンド・ベルナルらが調整を進める (via ElDesmarque / MARCA)。
アトレティコ・マドリード
ディエゴ・シメオネ監督は中盤の底に新戦力のユルマンドを据え、パブロ・バリオスをよりゴールに近い位置でプレーさせて攻撃力を引き出す構想を持っている (via Mundo Deportivo)。
フリアン・アルバレスのバルセロナ移籍を巡る駆け引きが激化。アトレティコ側は契約解除金5億ユーロを盾に放出を拒否しており、W杯決勝を戦った同選手に対し、他の代表選手と同じ8月10日のトレーニング合流を命じてプレッシャーをかけている (via SPORT)。
韓国代表のイ・ガンイン(PSGから獲得)は、アントワーヌ・グリーズマンの退団により空いた背番号「7」を着用することが有力視されている。W杯敗退後の休暇を終え、間もなく正式に合流する見込み (via ElDesmarque)。
ジローナFC
キケ・アルバレス新監督の下、プレシーズンマッチでオロトと対戦。W杯に参加したウナヒを除くほぼ全選手が参加し、初陣での勝利を目指す (via Esport3 / MARCA)。
ヘタフェCF
プレシーズンマッチ第2戦でテネリフェと対戦。ホセ・ボルダラス監督の下、初戦のレディング戦(マルティン・サトリアーノのゴールで勝利)に続き、フィジカル面の調整を進めている (via MARCA)。
デポルティーボ・アラベス
コモ(イタリア)を退団しフリーとなっている34歳の左SBアルベルト・モレノの獲得に関心を示している (via ElDesmarque)。
ラージョ・バジェカーノ
ペップ・チャバリアの退団に伴う左SBの補強として、同じくアルベルト・モレノの獲得を狙っている (via ElDesmarque)。
デポルティーボ・ラ・コルーニャ
8年ぶりの1部復帰に向け、37歳のピエール=エメリク・オーバメヤンをマルセイユから獲得。フェルナンド・ソリアーノSDは、彼のハングリー精神や守備面での貢献を高く評価しており、前線の補強はこれで完了したと明言。また、ローマで構想外となっている左SBアンヘリーニョの獲得も狙っているが、エスパニョールやベティスとの争奪戦になっている (via Mundo Deportivo / ElDesmarque)。
【本日の総括】
W杯閉幕に伴い、ラ・リーガ各クラブのプレシーズンと移籍市場の動きが本格化しています。新監督を迎えたアスレティック・クラブやビジャレアルが人員整理と若手登用を進める一方、アトレティコ・マドリードやデポルティーボ・ラ・コルーニャはピンポイントの補強でスカッドを強化しつつ、主力選手の慰留や放出阻止に注力しています。また、セビージャやセルタ、エスパニョールなどは財政面を考慮し、構想外選手のローン移籍や給与負担の軽減など、非常にシビアで現実的な市場戦略を展開しています。日本人選手の佐藤龍之介やカズナリ・キタがトップチームのプレシーズンで存在感を示すなど、明るい話題も散見されます。今後はW杯に参加した各国代表選手の合流により、各チームの戦力構想がさらに明確になっていくでしょう。
デスクコメント
戦術デスク
配置と起用法から読む
プレシーズンにおける若手の抜擢と配置転換が目立ちます。特にアトレティコ・マドリードのユルマンド獲得とパブロ・バリオスの前線起用は、中盤の強度と攻撃の厚みを両立させる意図が明確です。また、セルタのヒラルデス監督が昨季の多様なトリオ起用を継続する姿勢は、戦術的な柔軟性を重視する現代的なアプローチと言えます。各チームが新戦力と既存戦力の噛み合わせを模索する中で、カンテラ出身者の台頭が戦術の幅をどう広げるか、その適応プロセスに注目しています。
クラブ動向デスク
フロントとクラブの空気を追う
各クラブとも、新シーズンに向けた「身の丈に合った再編」が鮮明です。セビージャやエスパニョールが構想外選手の整理に苦心しつつも、財政規律を優先する姿勢は、クラブの持続可能性を重視するフロントの強い意志を感じさせます。一方で、アスレティック・クラブのテルジッチ新体制や、ベティスの慎重なストライカー探しなど、クラブのアイデンティティと現実的な補強のバランスをどう取るか、その舵取りが今季の成否を分ける重要な局面を迎えています。
移籍・契約デスク
契約・補強・登録を整理する
移籍市場は、契約最終年を迎えた選手の去就と、高額な給与負担の解消が焦点です。特にアスレティック・クラブの8選手や、セビージャの放出リストに見られるように、編成の効率化が急務となっています。また、サウジアラビア勢の資金力に対抗しつつ、ローン移籍や買い取りオプションを駆使してリスクを抑える手法が定着しました。オーバメヤンのようなベテランの獲得と若手の育成をどう組み合わせるか、各クラブの編成バランスが試される時期です。