アルダ・ギュレルとチアゴ・ピタルチの早期合流とモウリーニョ体制のプレシーズン
👦🏻 ジョゼ・モウリーニョ新監督のもとで進むバルデベバスでのプレシーズンに、アルダ・ギュレルとチアゴ・ピタルチが休暇を切り上げて合流しました。ギュレルはトルコ代表としてW杯を戦い、オーストラリアとパラグアイに連敗してグループステージで敗退したものの、最終節のアメリカ戦では勝利を収め、大会でゴールを決めて期待の星であることを自らの実力で証明しました。
🇪🇸 一方、ラ・ファブリカのMFであるチアゴ・ピタルチは、パコ・ガジャルド監督率いるU-19スペイン代表として欧州選手権を無失点で制覇し、大会最多アシストとベストイレブン選出という素晴らしい結果を手にして帰還しました。両選手はモウリーニョ監督の構想に入るべく、トップレベルでのポジション争いに挑むために早期合流を決断しています。また、水曜日にはウルグアイ代表のフェデ・バルベルデもチームに合流する予定となっています。 (via SPORT)
プレシーズン2週目の詳細なトレーニングメニューと負傷者の状況
🏃♂️ モウリーニョ監督率いるチームはプレシーズン第2週目に突入し、月曜日には2部練習を実施しました。午前中の最初のセッションではジムでのエクササイズから開始し、その後、U-19欧州選手権に参加していたカンテラーノたちも交えてアクティベーションを行いました。
⚽️ 続いてゴールを付けたポゼッションとプレスのドリル、ボール回しのトレーニングを実施し、午前中の最後は縮小ピッチでのミニゲームで締めくくられました。午後のセッションはプレスの練習から始まり、ボールを使った戦術トレーニングを経て、最後はフィニッシュのシュート練習で終わっています。火曜日も朝10時からバルデベバスでトレーニングが予定されています。なお、エデル・ミリトン、フェルラン・メンディ、ロドリゴの3選手は引き続きそれぞれのリハビリと回復プロセスを継続しています。 (via Mundo Deportivo)
マルク・ククレジャの加入、ヴィニシウスの歓迎とタトゥーの公約
🏆 スペイン代表としてW杯全試合にフル出場し、優勝に大きく貢献したマルク・ククレジャが、チェルシーから6000万ユーロでレアル・マドリードに完全移籍しました。彼の移籍はスペインがW杯初戦を迎えた日に公式発表されています。決勝のアルゼンチン戦でも素晴らしい守備を見せた彼に対し、ヴィニシウスがSNSでマドリーの公式画像を引用して『おめでとう、そしてようこそ、クク!』と熱烈な歓迎のメッセージを送りました。左サイドでヴィニシウスと豪華で強力なコンビを組むことが期待されており、バルサのカンテラ出身者が永遠のライバルに加入し、スペイン代表としてW杯優勝を果たしたことはバルセロナでも大きな注目を集めています。
📜 小ネタとして、FIFAのW杯優勝メンバーの公式文書では、大会開始時に登録されていたチェルシーの選手として記載されており、マドリーへの移籍は反映されませんでした。そのためマドリーは公式には今大会のW杯優勝者を一人もカウントできない状況となっています。また、W杯優勝の公約であったルイス・デ・ラ・フエンテ監督の顔のタトゥーについて、ククレジャは『まだどこに入れるか分からない。人々から聞かれるだろうから目立たない場所にしないと。長いフライトの間にアイデアをもらって、入れることになるだろう』と笑顔で語りました。ククレジャは数日間の休息をとった後、マドリーの規律に合流して白いユニフォームでの新たなステージをスタートさせます。 (via SPORT / ElDesmarque)
コナテ、B・シウバ、ダンフリースの加入とW杯でのパフォーマンス
✍️ 移籍市場において、レアル・マドリードはワールドカップ期間中、ククレジャに加えてイブラヒマ・コナテ、デンゼル・ダンフリース、ベルナルド・シウバの獲得を確定させました。コナテとベルナルド・シウバはともにフリートランスファーでの加入となります。27歳で身長194cmのコナテはRBライプツィヒやリヴァプールでの経験を持ち、2030年までの契約を結びましたが、フランス代表でのW杯のパフォーマンスは期待外れに終わりました。サリバとウパメカノの控えとなり、グループステージのノルウェー戦で14分出場したのみでした。
📉 3位決定戦のイングランド戦で初先発したものの、デクラン・ライスのゴールではシュートコースを塞がず、サカのゴールではボールウォッチャーになるなどミスを連発し、前半だけで0-4とリードされた結果、デシャン監督によってハーフタイムで交代させられました。試合は最終的に4-6で敗北しています。ポルトガル代表のベルナルド・シウバも同様に脇役に甘んじ、W杯では期待外れだったと評価されています。両者ともに、マドリーでのプレシーズンでモウリーニョ監督の信頼をゼロから勝ち取る必要があります。さらに、リヴァプールがビクトル・ムニョスの契約解除金を支払うという衝撃的な引き抜き劇も同時に発生しています。 (via SPORT / MARCA)
ヴィニシウスの契約延長問題とマイケル・オリーズ獲得の行方
📝 現在、レアル・マドリードのスポーツ計画において最大の焦点となっているのがヴィニシウスの契約延長です。クラブ首脳陣は数週間以内にヴィニシウスおよび代理人と会談する予定で、延長を確信しています。しかし、交渉は数ヶ月間完全に停滞しており、選手側はクラブからの具体的なアクションを待っている状況にあります。もし合意に至らない場合、選手本人の希望ではないものの、今夏での売却というシナリオが急浮上します。
💰 ヴィニシウスが売却されれば、得られた巨額の資金で中盤やディフェンスの補強、さらにバイエルン・ミュンヘンのマイケル・オリーズ獲得に動きます。マドリーはオリーズ獲得に2億ユーロ以上を用意する意思がありましたが、バイエルンは彼を手放す気はなく、新アウェイユニフォームである白色のキットのモデルに起用した上で、2029年までの契約延長とチーム内で2番目に高い給与を準備しています。マドリーはバイエルンの背後で出し抜くような動きはせず、選手本人が移籍を志願しない限り獲得には動かない慎重な姿勢を崩していないため、現状での獲得はほぼ不可能となっています。ヴィニシウスの決断が今後のすべての鍵を握っています。 (via SPORT / Mundo Deportivo / MARCA)
アレッサンドロ・バストーニとクリスティアン・ロメロへの関心と補強条件
🛡️ モウリーニョ監督はインテルに所属する27歳のDFアレッサンドロ・バストーニの獲得を強く要望しており、クラブにプレッシャーをかけています。しかし、クラブ側はラウール・アセンシオが退団しない限り、新たなセンターバックの獲得には動かない方針を貫いています。バストーニにはサウジアラビアのアル・ヒラルも関心を寄せており、シモーネ・インザーギ監督が教え子の獲得を狙っていますが、外国人枠を空ける必要があるという問題を抱えています。
🇦🇷 また、マドリーはトッテナムが売却を検討しているアルゼンチン代表CBクリスティアン・ロメロについても状況を注視しています。ロメロの移籍金は以前言われていた6000万ユーロから4800万ユーロ程度に下がっており、バルセロナやアトレティコ・マドリード、インテルとともに動向を見守っている段階にあります。 (via Mundo Deportivo / SPORT / MARCA)
ロドリ獲得の噂を完全否定
❌ W杯MVPに輝いたスペイン代表のロドリ(マンチェスター・シティ)について、レアル・マドリードへの移籍の噂が絶えませんでしたが、クラブはロドリ獲得に動く予定は一切ないと明言しました。ロドリがW杯優勝パレードのバスの最前列でアトレティコの選手たちと一緒にアトレティコのエンブレム入り国旗を持って写真を撮ったことなどから様々な憶測が飛んでいましたが、マドリー側は継続的に流れる移籍の憶測に対して強い不快感を示しており、噂を完全に否定しています。マンチェスター・シティはロドリとの契約延長交渉を続けていますが、まだ大きな進展はありません。 (via MARCA / ElDesmarque)
下部組織にスペインユース代表のラウール・レマを獲得
🌟 デポルティーボのカンテラから、ムシーア出身の若手選手ラウール・レマをレアル・マドリードの下部組織に獲得したことが公式に発表されました。U-15およびU-16スペイン代表でもプレーする有望株であり、アベゴンドからバルデベバスへ移ります。契約期間は今後3シーズンで、マドリーはデポルティーボに対して育成補償金を支払います。
🗣️ デポルティーボのフェルナンド・ソリアーノSDは数ヶ月前のLA OPINIÓNのインタビューで『ラウール・レマの件がどこから出たのか分からない。現在交渉中で、彼にオファーを出している。マドリーがどうとか言われているが、今のところ何もニュースはない』と引き留め交渉を行っていたことを語っていましたが、最終的にルイス・カルボのスクールからアベゴンドにやってきたレマの次の目的地は白い巨人となりました。レマは自身のSNSで『この新たなステージが持つ責任を理解しており、仕事、謙虚さ、献身、そして最大の熱意をもって、毎日自分のベストを尽くすことを約束する』と力強く決意を語っています。 (via SPORT)
ケビン・キーガン氏への追悼声明と1980年のペレス・ガルシアの伝説的マーク
🕊️ イングランドの伝説的選手であり、バロンドールを2度受賞したケビン・キーガン氏が75歳で癌のため逝去しました。レアル・マドリードは公式声明を発表し、『レアル・マドリードCF、会長、および取締役会は、イングランドと世界のサッカーのレジェンドであるケビン・キーガン氏の逝去を深く悼みます。彼の家族、愛する人々、チームメイト、そして全ての所属クラブに対し、哀悼の意と愛情を表します。キーガン氏は1978年と1979年にバロンドールを受賞し、指導者としても活躍しました。大英帝国勲章も受章しています。安らかに眠れ』と追悼の意を示しました。
🏰 マドリーとキーガンといえば、1980年4月10日のヨーロピアンカップ準決勝第1戦のハンブルガーSV戦が伝説として語り継がれています。当時のヴヤディン・ボシュコフ監督は、カマーチョとアンヘル・ペレス・ガルシアの左SB2枚を同時起用する奇策に打って出ました。当時22歳でトップチーム経験が浅かったペレス・ガルシアが欧州最高の選手と評されていたキーガンをマンツーマンで徹底マークし、ポジションを下げたりサイドに流れたりしても一歩も離れず完全に封じ込め、サンティジャーナの2ゴールでマドリーが2-0で勝利しました。ペレス・ガルシア(2019年に癌で逝去)は、クライフを封じたカマーチョのマークと並び、欧州最高の選手を90分間凡庸な選手に変えた男としてマドリディスモの記憶に永遠に刻まれています。 (via Mundo Deportivo / MARCA)
ダニ・カルバハルのペドロ・サンチェス首相への握手エピソードの再燃
🤝 スペイン代表のW杯優勝報告の際、アトレティコ・マドリードのアレックス・バエナがペドロ・サンチェス首相と視線を合わせずに握手をしたことがSNSで大きな話題となりました。この光景は、2024年7月15日のEURO2024優勝時に、ダニ・カルバハルがモンクロア宮殿での公式レセプションで、サンチェス首相の顔を見ずに冷たく緊張感のある握手をした出来事とすぐに結びつけられ、ファンの間で比較されています。唯一首相と言葉を交わしたのはボルハ・イグレシアスのみで、他の選手たちは形式的な挨拶にとどまりました。 (via ElDesmarque / Mundo Deportivo)
【本日の総括】
モウリーニョ新監督によるプレシーズンが本格化し、若手の躍動が期待される中、ククレジャやコナテなど新加入選手たちの活躍が注目されます。また、ヴィニシウスの契約延長問題が今後の移籍市場の大きな鍵を握っており、伝説的選手への追悼も含め、ピッチ内外でマドリーの話題が尽きない1日となりました。
デスクコメント
戦術デスク
配置と起用法から読む
モウリーニョ体制のプレシーズンは、規律と競争の再構築が主眼です。特に注目すべきは、早期合流したギュレルやピタルチといった若手が、戦術練習のミニゲームやプレスドリルでどれだけ監督の要求する強度に適応できるか。一方で、コナテやベルナルド・シウバといった新戦力は、代表での不調を払拭し、マドリーの守備組織やポゼッションの約束事にどう馴染むかが問われます。戦術的な完成度を高めるには、ミリトンやメンディら負傷者の復帰を待ちつつ、まずは個々の立ち位置と守備の連動性を徹底させる段階にあると言えるでしょう。
クラブ動向デスク
フロントとクラブの空気を追う
クラブの空気感は、新監督就任による緊張感と、ヴィニシウスの契約延長という大きな懸案事項が混在しています。ククレジャの加入は戦力補強以上に、代表での成功体験をクラブに持ち込む象徴的な動きですが、一方でヴィニシウスの交渉停滞はフロントにとって無視できないリスクです。クラブはオリーズ獲得の可能性を慎重に見極めつつ、あくまで選手側の意思を尊重する姿勢を崩していません。ピッチ外の政治的な話題も含め、今はクラブ全体がモウリーニョという強力なリーダーシップの下で、新たなアイデンティティを模索している過渡期にあるようです。
移籍・契約デスク
契約・補強・登録を整理する
編成面では、フリートランスファーでのコナテやベルナルド・シウバ獲得など、実利的な補強が目立ちます。しかし、センターバックの補強についてはラウール・アセンシオの去就を条件とするなど、クラブは安易な買い増しを避ける規律ある姿勢を見せています。最大の焦点であるヴィニシウスの契約延長は、単なる年俸交渉を超え、今後の補強戦略の予算規模を左右する分岐点です。ロドリ獲得の噂を即座に否定した点からも、クラブは現在の編成バランスを崩さない現実的な市場戦略を維持しようとする意図が強く読み取れます。