ヤン・ディオマンデのファーストチーム直接登録完了と25名枠満了による移籍市場最終盤の厳しい制約
クラブは今夏の移籍市場における選手登録手続きを、ヤン・ディオマンデの登録をもって完了させました。これにより、デンゼル・ダンフリース、イブラヒマ・コナテ、マーク・ククレジャ、ベルナルド・シウバ、カルロス・エスピ、そしてディオマンデの今夏の新加入選手6名全員がラ・リーガにファーストチームの選手として正式に登録されました。
ディオマンデは19歳という年齢から、本来であればセカンドチームであるカスティージャ登録として手続きを進めることも可能でした。かつてのフランコ・マスタンツォーノの時のように、若手枠を利用した23歳未満の登録制度を活用する道もありましたが、ジョゼ・モウリーニョ監督の意向もあり、彼を直接ファーストチームの登録枠に組み込む決定を下しました。
この決断により、レアル・マドリードのファーストチームの保有枠である25名は完全に埋まりました。つまり、今後移籍市場の最終盤に向けて新たな補強を行うためには、事前に誰か1名を放出して登録枠を空けなければならないという非常に厳しい制約が課されることになりました。カスティージャ登録のままとなっているチアゴ・ピタルチを昇格させる余地も、これによって一時的に閉ざされています。
クラブはディオマンデに対し、将来を背負うメガタレントとして絶大な期待を寄せています。彼をドイツのRBライプツィヒから獲得するために支払った額は、固定の1億2500万ユーロに加え、変動ボーナス1500万ユーロが上乗せされる総額1億4000万ユーロという巨額な投資であり、今回のダイレクト登録はその価値を証明するものとなりました。
初の公式インタビューに応じたディオマンデは、以下のように初々しい喜びと決意を語りました。
『私が今このレアル・マドリードにいるのは、ひとえにモウリーニョ監督のおかげです。移籍の契約が成立する前に監督と直接お話しする機会がありましたが、監督からいただいた言葉と、このクラブの存在が、私の決断のすべてでした。本当に幸せです。私を信じて獲得してくれたクラブと監督に心から感謝します。レアル・マドリードから声がかかったとき、断る選択肢など誰にも存在しません。理由はただそれほどまでにシンプルなのです。子供の頃にテレビの画面越しに見て憧れていたスター選手たちと、今や同じロッカールームで日々を共有しているなんて、まるで信じられない魔法のような体験です。しかし、ここの要求水準はこれまで経験してきたどのクラブとも比べ物にならないほどに高いです。世界最高のクラブであり続けるためには、他のクラブの何倍もハードワークしなければならないのは当然の義務であり、私もそれを実践するためにここへ来ました。少し恥ずがり屋で口数は少ないですが、一刻も早くチームのやり方に適応し、今シーズンすべてを勝ち取って大成功を収めたいです。ハラ・マドリード!』 (via SPORT)
イブラヒマ・コナテの劇的な肉体改造とロンセロ氏が語るお灸エピソード
今夏にイングランドのリバプールから移籍金なしのフリーで加入し、2030年までの長期契約を結んだフランス代表DFイブラヒマ・コナテですが、その驚異的な肉体の変化がファンの間で大きな注目を集めています。
著名なスポーツジャーナリストであるトマス・ロンセロ氏は、ラジオ番組でのトークにおいて、コナテがワールドカップからレアル・マドリードのトレーニングに合流するまでの間に見せた激しい肉体改造のビジュアル変化に触れ、以下のように驚きとユーモアを語りました。
『世の中とは本当に何が起こるか分からない。コナテはワールドカップの時点では明らかに太っており、コンディション不足を露呈していた。しかし、その後のバカンスを経てチームの全体練習に合流した彼の姿は、驚くほどスリムに、かつスタイリッシュに引き締まっていた。おそらく休暇中にマドリードの関係者から、お前、そんな重い体のままここにやってくるつもりなら、レアル・マドリードでの君のキャリアはテレビのワイドショーを4回見る間、つまりごく短期間で終わりを迎えることになるぞ、と強烈なお灸を据えられたに違いない。彼は見事に自分の体を研ぎ澄ませて戻ってきた』
昨季リバプールでは怪我の影響やパフォーマンスの低下により、非常に不安定な1年を過ごしたコナテですが、マドリードでの挑戦に向けては一切の妥協なく準備を進めています。モウリーニョ監督の守備陣において、彼はアントニオ・リュディガー、ディーン・ハイセン、ラウール・アセンシオ、そして怪我からの復帰を目指すエデル・ミリトンといった一癖も二癖もある実力派のセンターバックたちと、ピッチ上の生き残りをかけた激しい定位置争いに挑みます。
なお、クラブの公式SNSでは、新加入のコナテのパーソナルな人柄や好み、素顔をマドリーディスタたちに広く知ってもらうための、コナテにまつわる楽しいクイズ一問一答動画が公開され、ファンたちの間でフレンドリーなキャラクターが好意的に共有されています。 (via 限定なし:Estadio Deportivo)
マーク・ククレジャの新居探しとカツカツ貧乏発言を含む感動的な所信表明
チェルシーからレアル・マドリードに加入した28歳の左サイドバック、マーク・ククレジャは、スペイン代表としてワールドカップを制覇するという最大の勲章を手にした後、バカンスを終えてついにマドリードの地に到着しました。
ククレジャは、イングランドでの優雅で贅沢な生活、つまり高級リゾート地にある広大なプライベート自然私有地内に佇み、5つの寝室と4つの浴室、温水プールやジャグジー、運河沿いの美しい景色を完備した1泊最低4000ユーロを超える超高級邸宅での暮らしを惜しげもなく手放し、マドリードでの新たな家族の生活基盤を構築するための引っ越し作業を進めています。
現在、ククレジャと彼の家族が新居として最優先で探しているのは、マドリードの郊外に位置する屈指の高級住宅エリアであるボアディーヤ・デル・モンテ、とりわけ最高レベルのプライバシーとセキュリティが保証されたラス・ロマスエリアの広大な庭付き一戸建てです。このエリアはチームの守護神ティボー・クルトワや、ダニ・カルバハルなども居を構える一流の場所。ククレジャが静かで閉ざされた環境を強く求める最大の理由は家庭環境にあり、彼の愛息の一人が自閉症スペクトラムを抱えているため、余計な外的ストレスを一切排除し、明確で穏やかな日々の生活ルーティンを提供するためです。
クラブ公式メディアの動画に登場した彼は、自身の意外なプライベートについて笑顔で語りました。
・自身の隠れた才能については『何一つ持っていない』と回答。
・好きなアーティストは『オズナ』、好きな食事は『寿司』。
・自身のプレースタイルを『何よりも熱量が高く、インテンシティに満ちた選手』と表現。
・チームメイトを地元のレストランに連れて行くなら『アレリャにあるお気に入りのサンドイッチ(ボカディージョ)屋』を選択。
・コナテから仲間へどんなプレゼントを贈るか、と聞かれ、『私は現在、経済的にかなりカツカツで貧乏な状態なので、一人で奢ることは不可能。他の新加入選手と費用を半分ずつ出し合って、チームメイト全員に夕食をご馳走するプレゼントにしたい』とユーモア溢れる回答を披露しました。
また、公式インタビューにおいて、バルセロナの育成出身でありながらマドリードの白いシャツを着る決断について、極めて感動的な言葉で以下のように語りました。
『本当に嬉しく、この瞬間をずっと長い時間待ち焦がれていました。ようやくここに辿り着くことができて興奮しています。この世界でレアル・マドリードのユニフォームに袖を通すことができる人間は、ほんの極わずかであり、私にとって信じられないほどの特権であり、名誉であり、そして私のこれまでのキャリアにおけるすべての泥臭いハードワークに対する、最高のご褒美をいただいた気持ちです。フットボールを始めた子供の頃の夢として、レアル・マドリードのような比類なきビッグクラブでプレーする機会を提示されて、断ることができる人間などこの世に存在しません。私にそのチャンスが舞い込んできたとき、心の中には何の迷いも、疑いも一切ありませんでした。これまでに数え切れないほどテレビの画面で見届けてきた、サンティアゴ・ベルナベウのあの魔法のような奇跡の夜や、劇的な大逆転劇、実に見事なチャンピオンズリーグの数々のトロフィー。今度はそれらを一人の主役として、ピッチの上で直接体験できるということは、とてつもなく重い責任を伴いますが、同時に私のこれからの人生において最も美しく、最も価値のある大きな挑戦です。一刻も早く満員のベルナベウのピッチに立ち、ファンの愛に満ちた大歓声とクラブのアンセムを肌で浴びたいです』 (via SPORT)
プロ未経験ハコボ・オルテガの1000万ユーロ売却とカンテラ売却で2億ユーロに迫る荒稼ぎ
レアル・マドリードの下部組織であるラ・ファブリカは、今やフットボール界における最大の資金源として機能しています。その驚異的なビジネスモデルを証明する新たな電撃的売却が成立しました。
レアル・マドリードCに所属する20歳のFWハコボ・オルテガが、フランス1部のレーシング・クラブ・デ・ストラスブール・アルザスへ完全移籍することが正式に合意に達しました。
驚くべきは、その破格の移籍金額です。ストラスブールは、オルテガの保有権利の70パーセントを買い取るために、なんと1000万ユーロという超巨額の移籍金を支払うことに合意しました。残りの30パーセントの権利はマドリードが維持し、将来彼がさらに他クラブへ移籍した際の莫大なマージンを確保する、クラブ伝統のスマートな契約条件となっています。
オルテガは、レアル・マドリードのファーストチームでの公式戦デビューを飾っていないばかりか、カスティージャでもわずか数試合、合計でも18試合に出場したのみの、プロレベルでの実績が完全に白紙の選手です。客観的な市場価値はわずか100万ユーロと査定されていたため、この10倍に跳ね上がった取引は、プロ未経験のカンテラーノの売却としてはクラブ史上最高額を記録する前代未聞の大金獲得となりました。
昨シーズン、オルテガはレアル・マドリードCで29試合に出場して8ゴールをマークし、チームの降格阻止に貢献。さらに、UEFAユースリーグにおいては大爆発し、決勝のクラブ・ブルージュ戦で値千金の同点ゴールを決め、PK戦の末にクラブ史上2度目となるユース欧州王者のタイトルを牽引しました。その圧倒的な活躍が評価されてカスティージャに昇格すると、限られた出場機会で6ゴールを叩き出しました。スペイン国内では、プリメーラでのデビューを確約して獲得に乗り出していたエルチェなどが熱烈に彼を追いかけていましたが、フランス側が提示した凄まじいマネーパワーがこの争奪戦を制しました。
今夏、レアル・マドリードがカンテラの若き至宝たちの売却のみによって得た純利益は、累計でなんと1億9900万ユーロを突破しました。
・ニコ・パスをイタリアのコモへ売却(買い戻し特約付き)
・ゴンサロ・ガルシアをフラムへ売却
・ビクトル・ムニョスをリバプールへ売却
・セサール・パラシオスをフラムへ売却
さらにマリオ・ヒラ、アルバロ・ロドリゲス、アレックス・ヒメネス、ビクトル・バルデペニャス、フラン・ガルシア、マリオ・マルティン、フラン・ゴンサレスといった名前が、莫大な資金となってクラブの金庫へと還流されています。
しかし、この徹底したビジネスライクな若手売却方針に対し、ベテランジャーナリストのロベルト・ゴメス氏は、ラジオ番組において、強い皮肉と怒りを込めて以下のようにクラブの姿勢を糾弾しました。
『私たちは日頃から、レアル・マドリードのカンテラは世界一の育成組織であると誇らしげに喧伝している。それなのに、いざ蓋を開けてみれば、その世界一の育成から生まれた最高に輝かしい若き才能たちは、ファーストチームのピッチに立たせてもらえることもなく、ただ他クラブから選手を買い漁るための資金調達の道具として冷酷に売却されているのが現実だ。一体、レアル・マドリードの純粋な生え抜き選手たちはどこへ消え去ってしまったのだ。彼らを獲得した人々や、このビジネスを称賛する人々の鼻を明かすような、彼らの素晴らしい活躍を新天地で心から期待するが、今のクラブのやり方には大きな疑問を禁じ得ない』 (via ElDesmarque)
契約満了で退団したカルバハル、アラバ、セバージョスたちの厳しい無所属の現状
今夏の移籍市場において、レアル・マドリードとの契約が満了、あるいは関係を清算して退団していったダニ・カルバハル、ダビド・アラバ、ダニ・セバージョスの実力派3名ですが、いまだ新たな所属チームを決定できず、極めてデリケートで厳しい夏を過ごしています。
まず、長年マドリードの右サイドに君臨し、34歳となったダニ・カルバハルは契約満了に伴いフリーとなりました。彼は現在、同じく退団したホセルとともに、スペインフットボール連盟のトレーニング本部であるラス・ロサスのサッカーの街の施設に身を置き、いつ届くかも分からない有力クラブからの関心やオファーを待ちながら、日々黙々と個人のトレーニングに励んでいます。
同じく34歳のダビド・アラバについても、ワールドカップを戦い終えた後に長いバカンスを過ごし、現在は次の目的地を求めてドイツに滞在していますが、交渉は完全に行き詰まっています。一時、サウジアラビアなどの超高額なアラブマネーによる獲得交渉の噂が盛んに報道されていましたが、具体的な進展を見せることなく、現在は完全な無所属の状態で日々を過ごしています。
そして30歳となったダニ・セバージョスは、2027年まで残されていたマドリードとの契約を、今夏に双方合意のもとで前倒しで解除し退団しました。彼もカルバハルらと同じく、ラス・ロサスの連盟施設で個別の調整プログラムに入っています。彼に対してはスペイン内外の複数のクラブが獲得を調査していますが、セバージョス本人の心はただ一つ、古巣であるレアル・ベティスへの復帰しか考えていません。彼はベティスが自らを迎えるための厳しい給与制限の空き枠を計算し終えるまで、他から届くすべての魅力的な高額オファーを完全に保留にし、愛する故郷からの連絡を静かに待ち続けています。 (via Mundo Deportivo)
プレシーズン最終戦シャルケ戦の展望とルニンのハンドスローが輝いたテレーサ・エレーラ杯
レアル・マドリードは、来る8月16日(日)17時より、ドイツのゲルゼンキルヒェンに位置するフェルティンス・アレーナに乗り込み、シャルケ04とのプレシーズン最終戦となるテストマッチに臨みます。この一戦は、シャルケの本拠地スタジアム開場25周年を祝う特別なメモリアルゲームであり、6万2000人を超える大観衆で埋め尽くされる予定です。
このゲームは、今夏のマドリードにとって最も贅沢で、そして最も重要な、お披露目の場となります。なぜなら、ワールドカップ後に合流し、これまでのトレーニングマッチへの出場を完全に回避して別メニュー調整を続けていたキリアン・エムバペ、ジュード・ベリンガム、マーク・ククレジャ、イブラヒマ・コナテといった世界最高峰のスターたちが、今夏初めて全員揃ってマドリードのピッチに立ち、実戦のインテンシティを体に刻み込む最終公開テストとなるからです。
これまでのプレシーズンの戦績は3戦して2勝1分と極めて堅実なものでした。初戦のフィオレンティーナ戦を2ー2のドローで終えた後、フェレンツヴァーロシュを1ー2、そして直近には伝統のデポルティーボ・ラ・コルーニャを0ー1で下してテレーサ・エレーラ杯を掲げました。また、バルデベバスでの完全非公開トレーニングマッチにおいては、レガネスを4ー1、アルコルコンを1ー0で一蹴しており、順調にチームとしての安定性を確立しています。
デポル戦では、試合内容こそ非常に低調でクリエイティビティを欠くグレーな展開ではありましたが、モウリーニョ監督らしい徹底した実利主義で勝利をもたらしました。
得点シーンは前半アディショナルタイムに誕生。相手の決定的なコーナーキックを難なくキャッチしたGKアンドリー・ルニンが、間髪入れずに前線へ向けて驚異的な超長距離のハンドスローによる素晴らしいアシストを供給。これをハーフライン付近から爆発的なスタートを切ったブライム・ディアスが、胸で見事なクッションコントロールを施し、そのまま力強いスピードドリブルで守備を置き去りにして相手GKを破る1点を沈めました。
後半にはカマヴィンガのパスからカルロス・エスピが豪快にネットを揺らしたもののオフサイドで取り消され、終盤にはデポルティーボのロウレイロの決定的なシュートを再びルニンが神がかり的なクリアで阻止し、守護神の価値を証明しました。
モウリーニョ監督は試合後、以下のように手応えとテストの意義を冷静に分析しました。
『素晴らしい伝統とフットボールの深い文化が息づくこのデポルティーボのスタジアムで、彼らのような真剣な1部チームと緊密なゲームを行えたことは、チームにとって最高の実戦トレーニングだ。後半にはフォーメーションの変更や多くの選手の入れ替えなど、やりたいテストを存分に行うことができた。チームは確実に正しい方向へ成長している。現在マドリードに残留して調整を続けている主力5名のコンディションも順調だ』
プレシーズン最後のゲルゼンキルヒェンでの戦いを終えた後、チームはいよいよ8月22日のラ・リーガ公式開幕戦、エスパニョール戦へと向かいます。 (via MARCA)
ジュード・ベリンガムの再合流とモウリーニョ監督が重ね合わせるランパードの役割
イングランド代表としてワールドカップ決勝の極限の死闘を戦い抜き、クラブから特別な長期休暇を与えられていたジュード・ベリンガムが、ロンドンでの様々なプロモーション仕事やCM契約などの義務をすべて消化し、ついにバルデベバスの練習場へと帰還しました。
メディカルチェックを無事にクリアしたベリンガムは、最初の練習セッションを終えた後、クラブ公式テレビのカメラの前で、復帰の喜びとジョゼ・モウリーニョ新監督への深い敬意を以下のように熱く告白しました。
『戻ってくることができて心から幸せです。モウリーニョ監督のようなフットボール界の絶対的なレジェンドと毎日仕事を共にできるなんて、まさに夢のようです。まだ合流して最初の短い挨拶を交わしたばかりですが、お互いの間にすでに非常に強固なシンパシーが通じ合っているのを肌で感じています。このマドリードの激しい暑さの中で、ただひたすらに走り、ボールを蹴り続けるプレシーズンのトレーニングは本当に過酷そのものですが、この美しい苦しみをチームメイトと共有し、楽しむことこそが今の私にとって何よりの喜びです。今回のワールドカップでの大きな経験を経て、私自身、一人のフットボール選手として、そして一人の人間として、精神的にさらに大きく成熟し、真の大人の男に進化できたと実感しています。素晴らしい新戦力たちと偉大な指揮官を迎え、新シーズンは信じられないほど素晴らしい1年になるという確信があります。この世界最高のエンブレムを胸に戦えることは私の人生の最大のプライドであり、およそこれからも何年にもわたってこの白いシャツを守り続けたいです』
モウリーニョ監督は、ベリンガムをチームの絶対的な10番、つまりトップ下として固定し、攻撃の核に据える戦術プランを完全に構築しています。
指揮官は、ベリンガムが17歳でドルトムントから彗星のごとくデビューした当時から彼の最大にして熱烈な擁護者であり、かつて彼について以下のように絶賛の言葉を送っていました。
『ベリンガムは、かつて私のチェルシー時代においてフットボールの極限を教えてくれた偉大なフランク・ランパードの影を色濃く宿している。中盤の底で強固な守備ブロックを形成できるだけのフィジカル強度を誇りながら、いざ攻撃となれば、並外れた推進力と高い得点感覚をもって相手のバイタルエリアを完全に制圧する。彼のような万能でクラシックなオールラウンダーを、私は愛してやまない。17歳という年齢が今でも信じられないほどの驚異的な精神的成熟と試合への絶対的なコミットメントを、彼は最初から備えていた』
新シーズンにおいて、モウリーニョ監督はキリアン・エムバペを前線の絶対的な基準点とし、エムバペがサイドに流れて作った空きスペースへ、ベリンガムが2列目から果敢に飛び込んで仕留めるという、ランパードばりのゴールハンターとしての役割を求めています。
しかし、このポジションは今夏のプレシーズンに圧巻のパフォーマンスを見せ続けているアルダ・ギュレルが、準備期間の長さを武器にリードを奪っており、合流したばかりのベリンガムは、開幕当初はこの若いトルコの天才との厳しいポジション争いからスタートしなければなりません。モウリーニョは2人を同時にピッチに並べるためのシステム調整として、どちらかを右サイドに流す可変システムも想定していますが、そこにはヤン・ディオマンデも控えており、チーム内の競争はすでに極限に達しています。
ベリンガム自身はかつて、昨季のマドリードにおいて中盤の低いタスクや守備的なサイドの役割を強いられていたことに対し、以下のように本音を語っていました。
『私が自信を失っているわけではありません。ただ、レアル・マドリードでは少し下がった位置で異なるバランスを保つための役割を担っていました。しかし、私が最もアグレッシブに、心から楽しみながらプレーできるのは、イングランド代表で見せていたような、よりゴールに近い10番、あるいは非常に攻撃的な8番のポジションです。もちろん、チームが求めるならどこであれ全力を尽くすだけですが』 (via SPORT)
モウリーニョ監督の自伝ドキュメンタリーが引き起こしたセニョリオ論争とカシージャスらとの泥沼内紛劇
ジョゼ・モウリーニョ監督が、自らのキャリアの波瀾万丈な軌跡を振り返るネットフリックスの新たなドキュメンタリー番組を公開し、そこで語られた彼のあまりにも過激な哲学が、世界中のフットボールコミュニティ、そしてマドリードのファンたちの間で激しい論争を巻き起こしています。
ドキュメンタリーの中でモウリーニョは、かつてクラブが長年守り続けてきた伝統の精神であるセニョリオについて、以下のように冷酷で現実的な自らの解釈を語りました。
『私が2010年にマドリードに到着した当時、クラブを包んでいたセニョリオという概念は、おとなしく紳士として振る舞い、目の前の理不尽な敗北や運命をただ黙って受け入れるという、極めて都合の良い敗北主義として完全に誤解されていた。私の辞書に、そのようなセニョリオは存在しない。私にとってのセニョリオとは、ただ一つ、これは戦争であるということだ』
この彼のあまりにもアグレッシブなメッセージに対し、著名ジャーナリストのトマス・ロンセロ氏は、以下のように真っ向から反論と苦言を呈しました。
『彼のその意見には到底賛同できない。私は常に物事を公正に判断したい。レアル・マドリードの偉大な歴史を形作ってきた真のセニョリオとは、まさに勝負に負けた辛い夜であっても、毅然と勝者に手を差し延べてその栄誉を称えることができる、紳士としての高潔な気高さにこそあるからだ。ただ、彼が言わんとしているスポーツにおける徹底した闘争心については理解できる。当時のペップ・グアルディオラ率いる絶対王者バルセロナに対し、お上品に行儀よく立ち向かっていては、ただ踏み潰されるだけだった。よりフィジカルを重視し、アグレッシブさで差を埋める必要があったのは事実だが、2011年のクラシコにおいて彼がバルサのティト・ビラノバ氏の目に指を突き刺したあの行為などは、絶対に擁護できない度を越した恥ずべき汚点だ。ただ、あれから13年が経った。彼も多くの経験を経て変わったはずだ。今ならあのような過ちは決して犯さないと信じたい。彼が今チームに求めているのは、エンブレムのためにピッチ上で死ぬ気で戦う11人の戦士たちなのだ』
また、ドキュメンタリーでは、当時の守護神であり偉大なキャプテンであったイケル・カシillasとの間の、あまりにも生々しいロッカー内での冷戦・内紛のディテールが暴露され、衝撃を与えています。
モウリーニョはカシillasとの最初のわずか3つの対話を通して、当時の主力たちが完全に特権階級化し、甘やかされていたことを瞬時に理解したと告白しました。
1つ目は、ワールドカップ優勝から戻ってきたスペイン代表メンバーに対する、度重なる休暇延長の要求。
2つ目は、マドリード市内の交通渋滞を言い訳とした、日々の練習開始時刻を1時間遅らせることへの執拗な打診。
3つ目は、試合前夜に義務付けられていたホテルでのチーム全員の強制合宿を廃止し、スタジアムに直接車で現地集合させるよう求めてきた件。
モウリーニョはこれらに対し、『彼らは完全に甘やかされた我が儘な子供たちだった。私の仕事は彼らにサッカーの戦術を教えることではなく、共通の厳しい規律と厳格なトレーニングルールを叩き込むことだった』と一刀両断。
また、カシillasが代表チームの崩壊を防ぐために宿敵バルサのキャプテンであるシャビ・エルナンデスに電話をかけて関係改善を模索した和解の電話についても、モウリーニョはカシillasに対し、『これはレアル・マドリードとバルセロナの命をかけた戦争だ。代表に行ったら2つキスでも何でもすればいいが、今は敵だ。私はそのような甘い妥協や裏切りは絶対に受け入れない』と怒り狂い、2人の間の信頼は完全に瓦解したことが明かされました。
さらに、サミ・ケディラ氏は番組内で以下のように生々しく証言しています。
『監督はイカーを完全に干して話しかけることすらやめ、メディアの前で彼のことを執拗に批判した。ロッカールームは文字通り地獄と化し、クリスティアン・ロナウドら他の選手たちもこの内紛に完全に巻き込まれて疲弊した』
他にも、チーム内の作戦会議やスタメン情報が事前にマスコミに漏洩していた、いわゆるスパイ(ネズミ)探しのエピソードにおいて、モウリーニョが全員を集めたロッカー内で完全に理不尽に怒り狂い、物を叩きつけて大絶叫した凄まじい緊迫感や、アシスタントのルイ・ファリア氏が『スパイの正体はほぼ特定していたが、法的な証拠を掴むことができなかった』と語るなど、ドロドロとした過去の内幕が次々と掘り起こされています。
さらに、2005年のチェルシー監督時代、バルサ戦での敗北後に主審アンダース・フリスク氏がライカールト監督と審判室で密会したというデマを執拗に主張し、フリスク氏が最終的に殺害予告を受けて引退に追い込まれた大事件についても、モウリーニョはカメラの前で以下のように言い放ち、一切の反省や悔恨を示さない冷酷な一面をのぞかせました。
『私は自分が見たものをそのまま言っただけだ。たとえ世界中のメディアからどれほど叩かれようとも、私の愛するチームに望む結果をもたらすためなら、今でも全く同じことを120パーセント繰り返す。これが私という人間であり、何一つ恥じることはない』
この発言に対し、当時チェルシーのチーム医師を務め、試合中に怪我をしたアザールを治療するためにピッチに入っただけでモウリーニョから口汚い罵声を浴びせられ、最終的に裁判を起こしてクラブを去ったエヴァ・カルネイロ氏も、自身のSNSにおいて怒りの反論を展開しました。
『11年が経った今でも、このようにあの最悪の悪夢の日々を何度も掘り起こされ、リバイバルされるのは心から耐えがたい屈辱です。当時の主将ジョン・テリーがロッカー内での暗黙の了解などと言って医療の尊厳を軽視したことも、本当に呆れて言葉もありません。ルールを正しく学びなさい。あの時、ピッチ上の主審から2度も公式に呼ばれ、怪我をしたアザール本人も直接助けを求めていた。私には医師としての厳格な医療規律コードがあり、あの状況でピッチに入らないという選択肢など法律上も医学上も存在し得なかったのです。私の手はプロフェッショナルとして縛られていたのです』 (via Mundo Deportivo)
表現の自由を不当に制限する新規律にソシオが猛反発し裁判沙汰へ発展する大炎上
レアル・マドリードが7月末に発表した、会員(ソシオ)および年間シート保有者に対する新たな社会規律規則の制定を巡り、クラブ経営陣とサポーターたちの間で、前代未聞の法的かつ感情的な大炎上騒動が勃発しています。
この規則は、表面上はダフ屋行為や非公式のチケット・年間シートの転売行為、無断貸与に対する罰則を大幅に強化するものであるとされていますが、サポーターたちが激怒し、パニックに陥っているのは、規則に盛り込まれた個人の言論の自由を完全に弾圧する2つの極めて不審な条項です。
・第9条7項:『クラブの公式代表者に対し、スタジアム内外におけるジェスチャー、行動、あるいは言葉を用いて敬意を欠く侮辱的な行為を行うこと』を重違反と規定。
・第10条18項:『書面、口頭、あるいはあらゆる表現の形式において、直接的・間接的を問わず、レアル・マドリードおよびその役員、関係者たちの尊厳や、ブランドイメージ、良好なパブリックイメージを傷つける、また不利益をもたらす恐れのあるすべての発言や行動』を極めて重大な超重違反と定義。
重違反と認定された会員は、1〜2年間の会員資格の一時停止、およびクラブのすべての施設への出入り禁止。
超重違反の場合には、2〜3年間の資格停止、または会員資格の永久剥奪、および2〜3年間のすべてのマドリード施設への立ち入り禁止という、極めて厳しいペナルティが科されることになります。
この規則の制定に対し、著名な法学者であり弁護士のセサール・ロメロ・デ・ラ・オサ氏が、SNS上において以下のように極めて激しい言葉でクラブ、ひいてはフローレンティーノ・ペレス会長の強権的なやり方を告発しました。
『これは法的な観点から見て、恐るべき人権の侵害であり、完全なる口封じ法案だ。ソシオたちがスタジアムの外部やプライベートの個人SNSにおいて、クラブの経営陣や会長の独裁的なやり方を批判し、彼らを独裁者などと呼んだだけで、独自の審査委員会が彼らを超重違反と見なして会員資格を一方的に剥奪し、チームを見る権利を永遠に奪い去ることが合法化されてしまう。もし会員が役員を侮辱したとして罰したいなら、クラブが民事、あるいは刑事で裁判所と判事に正式に訴えるのが法治国家の絶対的なルールであり、1スポーツクラブが独自の異端審問所のような規律委員会を作ってサポーターのプライベートな表現の自由を不当に制限することなど、憲法上絶対に許されることではありません。個人情報の保護の観点からも、個人情報保護庁やスポーツ上級委員会、ラ・リーガが今すぐに介入して、この恣意的な規律の適用をブロックすべきだ。もし私がソシオなら、自分の権利のために戦う』
この事態を受け、すでに50名以上のソシオたちが連名で、新規律の不当性を訴える抗議の書面をクラブの事務局に手渡しで提出しようと試みましたが、クラブ側はこれの受理を拒絶。激怒した彼らは、法的な内容証明郵便を通じて抗議書を正式に送付しました。サポーター団体は、クラブからの誠実な回答や修正の対応が数日以内に見られない場合、ペレス会長および取締役会を相手取り、規律の違憲性と適用無効を求める大規模な民事訴訟を正式に提起する方針を固めており、法廷闘争への緊張が高まっています。 (via Mundo Deportivo)
ロドリ獲得失敗を受けたアンチ・ロドリ補強マルティン・スビメンディ強奪の噂の真相
今夏の移籍市場において、マドリードのスポーツ部門が中盤の絶対的なタクトとして熱烈に交渉を続け、獲得の合意に極めて近づいていたマンチェスター・シティのスペイン代表MFロドリですが、ロドリ本人がレアル・マドリードからの好条件を拒絶し、FCバルセロナへの加入を最優先として選択したため、このマドリードの補強計画は完全に大失敗に終わりました。
このライバルへの選択に対し、フローレンティーノ・ペレス会長は、ロドリへの対抗策(アンチ・ロドリ)として、現在イングランドのアーセナルに所属する27歳のスペイン代表MFマルティン・スビメンディの強奪に向け、水面下で極秘のアプローチを開始しました。
アーセナルは今夏、ニューカッスルから同じポジションのMFブルーノ・ギマランイスを8700万ユーロという破格の移籍金で獲得したため、マヌエル・アルテタ監督のチームにおいて中盤の定位置争いが激化。スビメンディは昨季アーセナルの歴史的なリーグ優勝に57試合出場(クラブのデビュー選手としての史上最多出場記録)という偉業で大きく貢献したものの、春先に酷使による筋肉疲労に見舞われ、チャンピオンズリーグ決勝など最終盤の重要局面でベンチスタートを強いられるなど、今季は出場時間が著しく減少する危機に直面しています。
アーセナル側は、今夏さらに別のポジションを補強するための資金とサラリーの柔軟性を得るため、1年前にレアル・ソシエダから彼を獲得した際の移籍金である6000万ユーロを下回らない好条件のオファーが届けば、スビメンディを売却する用意があることを認めています。
しかし、現在のレアル・マドリードの登録枠25名はすべて埋まっており、スビメンディを獲得するためには、アセンシオ、カマヴィンガ、フェルラン・メンディといった放出リストのメンバーの売却が絶対条件です。しかし、アセンシオは怪我で9月まで離脱、メンディも負傷に苦しんでおり、カマヴィンガに至っては『何があってもマドリードを去るつもりはない。私はここで戦い抜く』と退団を頑なに拒絶しているため、スペースの確保は極めて困難を極めています。
一方で、移籍の専門家であるサント・アウナ氏や、選手の身内と深い関係を持つインフルエンサーのリレス氏などは、このスビメンディ獲得の噂について、以下のように冷ややかな見解を示しています。
『ロドリをバルサに奪われたマドリードのファンの焦り、そして移籍最終盤に向けて選手価値を吊り上げようとする代理人側の思惑が一致しただけの、中身のないアドバルーンに過ぎない。マドリードのフロントが実際にスビメンディの獲得に向けて動いている事実はなく、単なる個人SNS上の認証アカウントたちがアクセス数を稼ぐために騒ぎ立てているだけだ』
また、かつて補強候補として噂されていた若き才能、キース・スミットや、トニ・クロースが自らの後継者として大絶賛したアンジェロ・スティラーなどについては、クラブは『世界最高のクラブの中盤を一人で任せるには、あまりにも実力と経験、そしてカリスマが不足しており、リスクが高すぎる』として獲得を完全に見送る方針です。モウリーニョは当面、チェルシーでのランパードのような役割として、ベルナルド・シウバを低い位置に配置し、チュアメニやカマヴィンガと組ませることでこの難局を乗り切る構えです。 (via SPORT)
エスタディオ・サンティアゴ・ベルナベウのBernabeu文字設置と内部最新2層LEDリング
2019年6月の着工から、実に7年もの歳月を費やしてきたエスタディオ・サンティアゴ・ベルナベウの歴史的な超大型改修工事が、いよいよ今夏のオフ期間において、最終的なディテールを完成させるラストスパートに入っています。
今週水曜日より、スタジアムの象徴的な外壁ファサードのうち、パセオ・デ・ラ・カステリャーナに面する最もシンボリックなエリアにおいて、新しく巨大なBernabéuの文字プレートと、巨大なクラブエンブレムを設置する本格的な取り付け工事が開始されました。昨シーズン中に頭文字のBだけを取り付けてサイズ感やフォントのテストを行っていたエリアですが、これが正式に完成を迎え、夜間には美しく輝くバックライトによって浮かび上がる仕組みとなっており、マドリードの夜の景観にあの懐かしい光景が復活します。
さらに、スタジアム内部の第1階層スタンドの上部全周囲に、最新の第2の超巨大LEDリングスクリーンを設置する工事もこの夏に完了。スタジアム内にすでにある360度ビデオマーカーに加え、この新たなLEDリングが連動することで、試合中のファンへの視覚的演出やスポンサー広告の効果は飛躍的に向上することになります。
スタジアムは、8月26日(水)に行われるホーム開幕戦のレアル・ソシエダ戦において、この美しく、そして最新のテクノロジーを完備した完全なる姿をサポーターたちの前で正式にお披露目する予定です。 (via MARCA)
アディダスが発表したピンクのサードユニフォームとパーソナライズ加工による配送遅延問題
アディダス社とのコラボレーションによる、2026/27シーズンの公式サードユニフォームが正式に発表されました。
今季のベースカラーには、過去の2014/15シーズン、および2020/21シーズンにおいて世界中で爆発的なヒットを記録したインテンシティの高いピンクが鮮やかに復活。襟元のVネックラインや袖口、アディダスのスリーストライプなどのディテールには、上品で落ち着いた白オフホワイト(マフィル)があしらわれています。
デザインのコンセプトには、ラテンアメリカの伝統的な幾何学模様と美しき伝統工芸への最大のリスペクトが込められており、ピンクの生地の上にうっすらと洗練された幾何学グラフィックが浮かび上がる仕様となっています。
公式のキャンペーンモデルには、アレクサンダー=アーノルド、ジュード・ベリンガム、キリアン・エムバペ、ビニシウス・ジュニアといった、チームのそうそうたる超一流スターたちが勢揃いしてピッチ内外でのスタイリッシュさをアピールしました。
価格設定は以下の通りです。
・プロ仕様のオーセンティック長袖:160ユーロ
・通常のオーセンティック半袖:150ユーロ
・レプリカの長袖:110ユーロ
・レプリカの半袖:100ユーロ
・子供用シャツ:75ユーロ
・キッズ用(子供フルセット):110ユーロ
・ショーツ:40ユーロ、ソックス:23ユーロ
しかし、公式オンラインショップ等において、新加入のディオマンデ、ピタルチ、エンドリッキ、ハイセン、アセンシオ、ダンフリース、コナテ、ククレジャ、ベルナルド、エスピ、および女子チームのユニフォームなどの、特殊な背番号や名前のパーソナライズ加工を選択した注文については、生産工場での特殊対応のため、通常の配送スケジュールを遥かに超える莫大な時間がかかると公式にアナウンスされ、早く手に入れたいサポーターの間で小さな不満と話題を呼んでいます。 (via SPORT)
ディーン・ハイセンが憧れのセルジオ・ラモスの4番を継承し守備ラインの核へ
昨シーズン、背番号24を背負っていたアムステルダム出身、マニラ・マラガ育ちの21歳の若きスペインUー21代表センターバック、ディーン・ハイセンが、新シーズンより伝統の背番号4を着用することが正式に発表されました。
ハイセンは自身の公式メッセージにおいて、この背番号への深い愛と、かつての偉大なキャプテンへの強い憧れを以下のように明かしました。
『子供の頃から、私の偉大な唯一無二の憧れであるセルジオ・ラモスが履いていたSR4のスパイクをいつも愛用し、いつかレアル・マドリードの白いユニフォームを着て、あの背番号4を背負ってサンティアゴ・ベルナベウのピッチに立つことこそが、私の絶対的な夢でした。この番号が背負ってきたあまりにも重い歴史と責任の大きさは十分に理解しています。かつてマドリードの守備の象徴であり、中盤とディフェンスラインを高次元で支配した偉大なフェルナンド・イエロ氏や、直近の偉大な所有者であるデヴィッド・アラバの意思を引き継ぎ、恥じないプレーを約束します』
ジョゼ・モウリーニョ監督は、かつてローマでの短い指揮期間においてハイセンを直接指導した経験があり、彼の規格外のポテンシャルを誰よりも高く評価しています。
昨季、期限付き移籍先のボーンマスにおいて、アンドニ・イラオラ監督のもとで34試合に出場し、3ゴールをマーク。プレミアリーグのディフェンダーとして、インターセプト数や空中戦のクリア数で圧巻のスタッツを残した実力者。
今夏はリバプールからコナテが加入したことで、守備陣の先発争いはさらに過酷なものになりますが、ハイセンが持つ、後ろから長距離の鋭いロングパスを配給し、ビルドアップの起点として攻撃を組み立てられるフェルナンド・イエロのような特性は、中盤のタクト不足に悩むモウリーニョ監督にとって、極めて強力な戦術的カードとなるはずです。 (via SPORT)
エンドリッキのローンオファーをモウリーニョ監督が拒絶し残留を決めた本当の理由
ワールドカップの期間中にフランスのオリンピック・リヨンへのレンタル移籍が噂され、今夏もレアル・ソシエダ、ローマ、アストン・ヴィラなど欧州の名だたるクラブから期限付き移籍の公式オファーが殺到していたブラジル代表の19歳FWエンドリッキですが、その去就が急転直下、完全なるマドリード残留に決定しました。
この去就の急転換を主導したのは、ジョゼ・モウリーニョ監督です。モウリーニョはフロントに対し、以下のようにエンドリッキの絶対的な必要性を強く主張し、いかなる移籍も完全にブロックしました。
『エンドリッキには並外れた天性のゴールポテンシャルと、非常に高い戦術的インテリジェンスが備わっている。彼は単なるセンターフォワードの代役だけでなく、右サイドハーフや右ウイングとしても、極めて高いインテンシティをもって機能する。新シーズンの過酷なマルチコンペティションを戦い抜く上で、彼は我々にとって極めて重要な戦術的武器であり、今夏手放すことなど絶対に認めない』
クラブ側、とりわけフローレンティーノ・ペレス会長も、将来に向けて総額6000万ユーロを投じて獲得したこのブラジルの至宝を手元に置いて成長させるべきだという監督の意見に完全に同意。
エンドリッキ自身もこの決定を歓迎し、マドリードに残って世界最高峰の定位置争いに身を投じる覚悟を決めました。ただし、今回の残留合意には条件が付されており、もし前半戦を終えた時点で出場機会が著しく不足していると判断された場合には、来年1月の冬の移籍市場において再度レンタル移籍を考慮するという条件付きの残留であるとされています。 (via SPORT)
ビニシウス・ジュニアの2032年契約延長の舞台裏と給与格差を防ぐための沈黙の合意
レアル・マドリードは、イングランドのアーセナルからの執拗で巨額な引き抜き工作(1年半にわたる契約交渉の停滞期に、アーセナルはビニシウス側に対して破格の条件を提示し、移籍の一歩手前まで追い詰めていた)を完全に跳ね除け、ブラジル代表FWビニシウス・ジュニアとの契約を2032年まで延長することで正式に合意し、8月6日に公式発表を行いました。
この18ヶ月におよぶ長い交渉が停滞していた最大の原因は、お金だけではありませんでした。26歳を迎え、自身の人生で最も重要となる最大の契約に挑んでいたビニシウス側は、手取りで年俸3000万ユーロという超巨額なサラリーに加え、高額な契約更新ボーナス、および自らの肖像権の100パーセントの譲渡を強く求めていました。
クラブ側は当初、他のスター選手たちとのバランスを考慮し、年俸2200万ユーロを提示してこれ以上の引き上げに難色を示していましたが、最終局面において、固定の基本給を低く抑えつつ、様々な変数インセンティブや将来の成果、そして超高額なサインオンボーナスを別枠で上乗せすることによって、実質的な年俸をビニシウス側の希望に極限まで近づけるという、ウルトラCの財政パズルで契約をクローズさせました。
そして、この歴史的な契約において最も興味深く、かつ徹底されているのが、レアル・マドリードとビニシウス側が交わした、支払われる具体的な契約金や詳細な数字を世間に向けて絶対に一切公表しないという極秘の沈黙の合意(パクト・デ・シレンシオ)です。
その理由は極めて明確です。もし、ビニシウスに支払われる実質的な給与や、破格の更新ボーナスの具体的な数字が公になれば、チームの他の超大物スターたち、とりわけキリアン・エムバペやジュード・ベリンガムとの間に感情的な給与格差の不満が生じ、ロッカールーム内のヒエラルキーや調和が完全に崩壊するリスクを避けるためです。この沈黙の合意のもとで、マドリードの絶対的エースの2032年までの忠誠が、静かに、そして強固に確定しました。 (via SPORT)
キリアン・エムバペがナイキ社との満了を機に計画するフェデラー型ビジネスパートナーシップの全貌
ピッチ外でのビジネスにおいて、スーパーアスリートたちの契約交渉は、もはや単なるサラリーの額だけでは測れなくなっています。とりわけキリアン・エムバペにおいては、自身の肖像権をほぼ100パーセント自ら管理している点が、これまでの交渉における最大の武器となってきました。
そのエムバペが、長年連れ添ってきたナイキ社とのスポンサー契約が7月31日に満了したことを受け、歴史的な大型契約の再編に挑んでいます。ナイキはエムバペが8歳の頃から彼をサポートし続けており、フランス代表のサプライヤーでもあります。しかし一方で、彼が所属するレアル・マドリードのテクニカルパートナーはアディダスです。
月曜日にバルデベバスのトレーニング場に合流したエムバペは、ワールドカップでのゴールデンブーツ(ボータ・デ・オロ)を記念して発表された、新しい金色のスパイク「マーキュリアル」(パック・ユナイテッド4)を着用してピッチに立ちました。このスパイクの選択こそ、現在進行中の交渉の進捗を物語る重要なシグナルです。
ナイキ側には、他社から届いたオファーと同等の条件を提示すれば契約を維持できる、6ヶ月間のマッチング特権(同等契約権)が残されており、年間2000万ユーロに及ぶ巨額オファーを提示する準備があるとされています。また、アディダスやアンダーアーマーといった競合も彼の動向を注意深く追っています。
しかし、フランスの現地情報によると、交渉は既存のメーカーではなく、誰もが予想しなかった「意外な新興ブランド」との間で極めて先進的な段階に入っています。
その交渉内容は、従来の枠組みを完全に超越したものです。エムバペは単にブランドの「顔」として契約金を回収するのではなく、その会社の重要な株式を直接保有し、さらにはそのメーカー内に自身の「シグネチャープレミアムライン」を設立する権利を得ることになります。
このビジネスモデルは、かつてテニスのロジャー・フェデラーが「On」社との間に構築した、株主となり、商品開発を自ら行い、自身の名を冠した独立ブランドを展開するという、アスリート主導のパートナーシップと完全に一致するものです。ナイキが単に金銭的な条件を合わせるだけでは太刀打ちできない、現役引退後の生涯にわたるビジネス帝国を構築するためのウルトラプランが、水面下で最終合意に向けて加速しています。 (via SPORT)
【本日の総括】
レアル・マドリードは、ヤン・ディオマンデのファーストチーム選手登録を完了させたことで保有枠25名が完全に満了し、今後は選手を放出しない限り新たな補強が不可能な市場最終盤の厳しい現実に直面しています。しかし、ピッチ外ではハコボ・オルテガの驚異的な1000万ユーロ売却をはじめとするカンテラ売却ビジネスで約2億ユーロに迫る巨額の利益を獲得し、ベルナベウのスタジアム改修もいよいよファサードへの文字設置という最終段階を迎えました。新社会規律規則を巡る会員たちとの法的闘争や、ロドリ獲得失敗に伴うスビメンディ獲得プランの噂など、ピッチ外の政治的・財務的なドラマは渦巻いていますが、ジュード・ベリンガムの帰還とモウリーニョ監督の戦争としてのセニョリオ哲学を胸に、銀河系軍団は日曜日のシャルケ戦、そして来週末のラ・リーガ開幕に向けて完全に一つにまとまり、出航の準備を整えています。
