リーグ開幕戦レーシング・サンタンデール戦とイニゴ・ペレス監督の不敗神話
⚽️ ビジャレアルCFは8月16日の日曜日17時から、アウェイのエル・サルディネーロにおいてレーシング・サンタンデールとの今シーズンのLALIGA EA Sports第1節に臨みます。この大切な開幕戦に向けて、チームにはこれ以上ないほど非常に心強いデータと、吉兆がいくつか揃っています。
まず、指揮官であるイニゴ・ペレス監督は、これまでラ・リーガの開幕戦をすべてアウェイで戦いながら、2戦2勝という驚異的なパーフェクト不敗記録を持っています。2024-2025シーズンにはラージョ・バジェカーノを率いてレアル・ソシエダの本拠地アノエタで1-2の勝利を飾り、さらに翌2025-2026シーズンにもラージョでジローナの本拠地モンティリビを1-3で粉砕。アウェイでの開幕戦を得意とするペレス監督の采配が、今回のサンタンデール遠征でも期待されます。
また、ビジャレアル自体も開幕戦には絶対的な強さを見せています。直近7シーズンの開幕戦のうち6試合で勝ち点を獲得(2勝4分け1敗)しており、その安定感は抜群。唯一の黒星は2023-2024シーズンのホームでのベティス戦(1-2)のみです。昨シーズンの開幕戦でもホームで昇格組のレアル・オビエドを2-0で一蹴しており、今回の相手であるレーシング・サンタンデールも同様に昇格組。まさに素晴らしいジンクスが何重にも重なり、開幕勝利への道標となっています。
注目の開幕戦予想スターティングメンバーは以下の通りです。
システムは相手と同じ4-2-3-1。
GKには、昨季から好パフォーマンスを続けるLuiz Junior(ルイス・ジュニオール)と、今夏新たに加入した実力派のPeter Gulacsi(ペーテル・グラーチ)が激しいポジション争いを展開中。
DFの右サイドバックにはSantiago Mourino(サンティアゴ・モウリーニョ)、左サイドバックにCarlos Romero(カルロス・ロメロ)が配置され、センターバックのコンビにはRenato Veiga(レナト・ヴェイガ)と、怪我から無事復帰してプレシーズンで出場時間を得ているJuan Foyth(フアン・フォイス)、あるいはカンテラ出身の若き有望株Pau Navarro(パウ・ナバロ)の起用が検討されています。
中盤のダブルボランチにはPape Gueye(パプ・ゲイ)とSanti Comesana(サンティ・コメサーニャ)が入り、若いCarlos Macia(カルロス・マシア)の起用オプションも。
攻撃的な2列目には、Nicolas Pepe(ニコラ・ペペ)、Alberto Moleiro(アルベルト・モレイロ)、そしてチームの頼れる大黒柱Gerard Moreno(ジェラール・モレノ)が並んで創造性を発揮。最前線の1トップには新戦力のGeorges Mikautadze(ジョルジュ・ミカウタゼ)が配置される見込みですが、Ayoze Perez(アヨセ・ペレス)がトップ下や前線に入って先発を飾る可能性も残されています。
対戦相手のレーシングは、かつてビジャレアルでも愛されたSergio Canales(セルヒオ・カナレス)のエモーショナルな復帰などでスタンドの熱気が最高潮に達している強敵ですが、イニゴ・ペレスの新生プロジェクトの門出を白星で飾るため、準備は整っています。(via ElDesmarque / Estadio Deportivo)
世界屈指のGKコーチであるシャビ・バレロの招聘とGK調整部門の新設
🧤 ビジャレアルCFは、今シーズンに向けたスタッフ陣の大幅な強化として、世界屈指のゴールキーパーコーチであるXavi Valero(シャビ・バレロ)氏の招聘に成功しました。さらにクラブは彼をファーストチームのコーチにするだけではなく、新設された「GK調整・コーディネーション部門」の責任者に据え、クラブの全カテゴリーのGKを一貫した方針で育成する「一人二役」の重要ポストを委ねました。
シャビ・バレロ氏は、これまでラファ・ベニテス監督とともにリヴァプール、インテル、チェルシー、ナポリ、レアル・マドリードを指導し、さらにマヌエル・ペレグリーニ監督とともに中国やウェストハム、さらにデヴィッド・モイーズ、フレン・ロペテギ、グラハム・ポッター、アルネ・スロットといった名だたる監督たちの右腕として数々のタイトル(クラブW杯、ヨーロッパリーグ、カンファレンスリーグ、コパ・イタリアなど)を勝ち取ってきた、まさにフットボール界を代表する名伯楽です。これまでにペトル・チェフ、アリソン、ケイラー・ナバス、ジュリオ・セザール、ペペ・レイナといった世界トップクラスの守護神たちを直接指導してきました。家族がベニカシムに1年前から居住していることもあり、今回のビジャレアルからのアプローチに対しては『確立され、非常に野性的で、魅力的なプロジェクトを提示されて断る理由は全くなかった』と語り、地元への帰還を決意したことを明かしています。
シャビ・バレロ氏は、現在のチームのGK陣について非常に高いポテンシャルを確信しています。
25歳となった若き守護神ルイス・ジュニオールについては、ポルトガルリーグのファマリカン時代から追っていたことを明かし、『天性の能力を備えた素晴らしいゴールキーパーであり、日々のトレーニングで彼の更なるポテンシャルの高さを確認できている。ヨーロッパの最高峰の舞台に適応し、さらに高いレベルへと到達するのは時間の問題だ』と、絶大な信頼を寄せています。
一方で、今夏に加入した36歳のベテラン、ペーテル・グラーチについては、『ライプツィヒでの11シーズンにわたる豊富な経験と、ブンデスリーガで3度にわたり年間最優秀GKに選ばれた実績は信頼そのもの。ピッチの上では非常に穏やかで静かなリーダーであり、クラブ全体のすべての若いGKたちにとって完璧なロールモデルとなる素晴らしいプロフェッショナルだ』と賞賛しています。
また、Bチームから昇格したRuben Gomez(ルベン・ゴメス)を含めた現在のGK陣は、非常にお互いをサポートし合い、素晴らしいコミュニケーションと良好な関係を築いているとのこと。シャビ・バレロ氏は、ビジャレアルのシウダ・デポルティーバ・リャネサの施設がヨーロッパ最高レベルであることを称え、『すべての年代がアットホームに共存している環境が素晴らしい』と語り、チーム全体の謙虚なインテンシティの高さとハングリー精神こそが、2シーズン連続でチャンピオンズリーグ出場を勝ち取るための力の源泉であると熱く語っています。新指揮官のイニゴ・ペレス監督についても、『明確なアイデアとクリアなコミュニケーション能力を持っており、非常に高い指導力と大きな野心を持っている』と最大の賛辞を送っています。(via SPORT)
Bチームが15日土曜日に名門レアル・サラゴサと親善試合
🐥 ビジャレアルB(ミニ・サブマリン)は、8月15日の土曜日19時から、シウダ・デポルティーバ・ホセ・マヌエル・リャネサ(Miralcamp)のMini Estadiにおいて、レアル・サラゴサを迎えた今夏のプレシーズンマッチの中でも最も重要で魅力的なテストマッチを行います。
両チームは、新シーズン(2026-2027シーズン)に同じカテゴリーであるPrimera Federación(スペイン3部リーグ)のGrupo 2で戦うライバルであり、8月下旬のリーグ公式開幕を前にした非常に重要な前哨戦となります。特に対戦相手のレアル・サラゴサは、スペインフットボールの歴史的名門クラブ(コパ・デル・レイ優勝6回、UEFAカップウィナーズカップ優勝1回を誇る)であり、今年5月に痛恨の3部降格を喫したことで、77年間続いていた主要2カテゴリーでの連続所属記録が途絶えるという極めてデリケートな状況に置かれています。リーグ第10節にはサラゴサの本拠地ラ・ロマレーダでの直接対決が決定しています。
ビジャレアルは、この重要な試合に向けて詳細な観戦アクセスプロトコルを発表しました。
まず、ビジャレアルCFの2026-2027シーズンのソシオ(シーズン登録会員)およびCarnet Simpatizante(シンパティサマ・カード)の保有者は、入場時にカードを提示することで無料でスタンドに入場することができます。
一般の観客およびサポーターの入場アクセスポイントは、シウダ・デポルティーバ内のCEM Pau Francisco Torres(パウ・フランシスコ・トーレス・スポーツセンター)の隣にあるゲートからのみに制限されています。Mini Estadiの開門時間は試合開始1時間半前となる17時30分です。
また、レアル・サラゴサ側からの遠征サポーター(blanquillos)向けには300枚のPreference(プレフェレンシア)チケットが用意されており、価格は一律10ユーロ。当日17時30分から、シウダ・デポルティーバの駐車場エリアにあるPuerta 1近くの切符売り場で販売されます。
David Albelda(ダビド・アルベルダ)監督率いるビジャレアルBは、8月29・30日の週末に行われるRayo Majadahonda(レイ・マハダオンダ)との開幕戦に向けて、プレシーズンで計7つの親善試合を予定。今回のサラゴサ戦は、選手たちのコンディションを極限まで高めるための最高の実戦テストとなります。対するIbai Gomez(イバイ・ゴメス)監督率いるレアル・サラゴサは、金曜日14日のUD Logrones戦に続き、このビジャレアルB戦をわずか24時間の間に行うという超過密日程の過酷な週末を迎えており、お互いの戦術的な駆け引きが期待されます。(via SPORT)
前監督マルセリーノのオリンピアコス次期監督候補浮上とプレミアリーグへの夢
🇪🇸 昨シーズンまでビジャレアルCFを率い、チームを見事2シーズン連続のチャンピオンズリーグ出場権獲得へと導いた実績を持つMarcelino Garcia Toral(マルセリーノ・ガルシア・トラル)氏が、ギリシャの名門クラブ、オリンピアコスの新たな次期監督候補として浮上し、移籍市場を賑わせています。
オリンピアコスは現在、かつてセビージャを率いたJose Luis Mendilibar(ホセ・ルイス・メンディリバル)監督が指揮を執っています。メンディリバル監督は、2024年11月の就任直後にクラブ史上初となるヨーロッパでのタイトル(カンファレンスリーグ優勝)をもたらし、さらに国内での3冠(リーグ、コパ、スーパーカップ)という圧倒的な成績を残しました。しかし、昨シーズンはタイトルを失い、追い打ちをかけるように今夏のチャンピオンズリーグ予選でNECナイメーヘンにまさかの敗戦を喫して早期敗退となったことで、クラブのフロントや周囲からスタイルや成績に対する不満や疑問が急浮上。メンディリバル監督は2027年6月までの契約を残していますが、8月22日に開幕を控えるギリシャ・リーグを前に、その立場は完全に風前の灯となっています。
オリンピアコスのスポーツディレクション部門は、ただちにメンディリバルの後釜となる優秀な後継者のリストアップを開始し、その最優先候補の筆頭としてフリーの身であるマルセリーノ氏の動向を追っています。マルセリーノ氏は昨シーズン限りでビジャレアルとの契約延長交渉が破談となり、惜しまれつつもクラブを去りました。その後、ASローマやアイントラハト・フランクフルト、トルコ代表、さらにはサウジアラビアのアル・アハリといった多様な強豪クラブやメガオファーとの間で交渉が取り沙汰されてきましたが、未だ最終的な新天地の決定には至っていません。
しかし、マルセリーノ氏自身の最大の夢は、依然としてプレミアリーグ(イングランド)の舞台でタクトを振るうことにあります。彼は最近出演したラジオ局カデナ・セーのポッドキャストにおいて、将来的なキャリアへの強い野心と希望を以下のように熱く語っていました。
『これまでのキャリアにおいて、プレミアリーグへ挑戦する素晴らしいチャンスは何度も存在した。しかし当時は、何よりも家族の状況を優先し、また様々な複雑なタイミングが重ならなかったことで、常にその魅力的なオファーに踏み切ることを躊躇してしまっていた。だが、キャリアの終盤へと向かいつつある今こそが、その新たな挑戦に飛び込むための完璧な瞬間だと確信している。プレミアリーグという世界の最高峰で、自分たちのフットボールの哲学がどこまで通用するかをテストすることは、非常に大きなモチベーションであり、かつてないほどの興奮をもたらしてくれる。そこで必ずや自分たちの価値を証明できるという強い自信を持っている』
さらに彼は、プレミアリーグで輝かしい偉業を残し、成功を収めているPep Guardiola(ジョゼップ・グアルディオラ)、Mikel Arteta(ミケル・アルテタ)、Andoni Iraola(アンドニ・イラオラ)、工程においてかつてビジャレアルやセビージャを率いたUnai Emery(ウナイ・エメリ)といった同胞のスペイン人指揮官たちの偉大な足跡に触れ、彼らの存在こそが現在の自身の大きなモチベーションの源であると語りました。
オリンピアコスは、マルセリーノ氏以外にもエルチェCFを退任したEder Sarabia(エデル・サラビア)監督も選択肢として視野に入れて交渉を継続していますが、マルセリーノ氏がギリシャの提示する欧州カップ戦復帰といったプロジェクトに魅力を感じるか、あるいは自らのポリシーである「イングランドのビッグプロジェクト」が巡ってくる瞬間を荒治療のごとく辛抱強く待つか、今後の去就が大いに注目されています。(via Estadio Deportivo)
【本日の総括】
ビジャレアルCFは、LALIGA EA Sports開幕のレーシング・サンタンデール戦を前に、イニゴ・ペレス新監督の開幕連勝記録や得意の開幕戦データといった抜群の相性を背景に、勝利での発進に向けて万全の調整を続けています。
ピッチ外では、世界最高峰のGKコーチであるシャビ・バレロ氏の就任と「GK調整部門」の新設という極めて野心的な取り組みが明らかになり、ルイス・ジュニオールやグラーチらによるハイレベルな守護神争いと強固な団結がチームの屋台骨を支えています。
また、David Albelda監督率いるBチームは15日の名門レアル・サラゴサ戦に向けた観戦アクセス情報を発表するなど3部リーグ開幕へ向けた最終テストに備える一方、前指揮官のマルセリーノ氏にはギリシャのオリンピアコスからの猛烈な関心が寄せられるなど、ビジャレアルにまつわるフットボールシーンはピッチ内外で極めて活発な動きを見せています。
