オスカル・トレホが現役引退を正式に発表しラージョでのフロント入りへ

ラージョ・バジェカーノの象徴であるアルゼンチン人ミッドフィルダー、オスカル・トレホがサッカー選手としての現役引退を正式に発表しました。ここ数週間、来シーズンはスポルティング・ヒホンへ加入するのではないかという憶測が飛び交っていましたが、トレホ本人がその可能性を完全に否定し、ラージョ・バジェカーノをキャリア最後のクラブとすることを決断しました。

引退の発表は、写真家セサル・バジェホの写真展「我々の夢のシーズン」に招待された場で行われました。この特別なイベントでは、音楽グループのドゥロ・ガルバンがアコースティック形式でラージョの100周年記念アンセムを披露し、感動的な雰囲気に包まれました。

トレホはインタビューの中で、引退に至った心境とスポルティング・ヒホンへの移籍を断った理由について次のように詳細に語っています。

『3ヶ月前はまだプレーを続けたいという気持ちがあったと思うけれど、ここ数週間バジェカスで経験したことや、みんなが示してくれた愛情を受けた後では、新しいチームに行ってプレシーズンを始め、新しい人たちと出会ってプレーを続けるための力やモチベーションが見つからないんだ』

『妻や子供たちとも話し合った結果、これで終わりにするのがベストだという結論に至った。まだプレーできるという感覚を持ったまま辞めるほうがいい。一体何のために犠牲を払って続けるのか?ってね』

『僕は常に感謝の気持ちを持っていたいし、引退するならここだとずっと言ってきた。だから、その言葉を守るよ』

現役を退いた後、トレホはスポーツディレクターとしてラージョ・バジェカーノのフロント入りする予定となっています。将来的なクラブとの関わりについて問われると、次のように自身の考えを明かしました。

『クラブとは話をしているけれど、無理にどうこうするつもりはない。彼らも分かっているしね。話し合おうということになっているから、そのステップを踏み出せたらいいなと思っているよ』

『僕の後に続くチームメイトたちも、強い意欲を持っているし、彼らも引退する時には僕と同じような願いを叶えたいと思っているはずさ』

そして、目に涙を浮かべるラージョのファンたちを前に、トレホはクラブの未来に向けた熱いメッセージを口にしました。

『今のクラブに欠けているアイデンティティを与えられると思うし、何より、長くクラブの中にいた人間として、今見えていないものを見せられるようにしたい』

『物事は変わらなければならないといつも言ってきた。でも今は、内側からそれを実行する力があると感じているし、それが実現して少しずつ変えていけたらと願っているよ』

発表の後、ドゥロ・ガルバンが100周年アンセムを歌い上げる中、集まったファンは偉大なキャプテンに向けて「トレホ、カピタン! トレホ、カピタン!」と大合唱し、彼の功績を称えて締めくくりました。

(via SPORT / MARCA)