【秘められた絆

今週、スペインサッカー界は深い悲しみに包まれました。CDテネリフェ(元カステリョン)のFWヘスス・デ・ミゲルが、アンドラ戦で相手GKヘスス・オウォノと激しく衝突する痛ましい事故により、38歳という若さで帰らぬ人となりました。下部リーグから叩き上げでプロの舞台へと上り詰めた熱血ストライカーの死に対し、テネリフェやカステリョンを中心に追悼の意が捧げられています。

その悲しみの中で、亡き『デミ』とレアル・ソシエダを結ぶ心温まる絆が明かされました。

彼の親友であり、『MARCA』紙のジャーナリストやアトレティコ・マドリードのスタジアムアナウンサーを務めるアレックス・ヒメネス氏が、SNS上に故人を偲ぶ写真を投稿。そこには、ソシエダの青と白のユニフォームに身を包み、弾けんばかりの笑顔を見せるデ・ミゲルの姿が写されていました。

ヒメネス氏は写真とともに『人生はこんな別れの準備なんてさせてくれない。まだやりたいことが山ほどあったはずだ。いつでもこの笑顔のままの君を覚えているよ』と投稿。同氏によれば、デ・ミゲルはソシエダの下部組織出身でも契約関係があったわけでもありませんでした。しかし、サッカーに対する純粋な情熱とリスペクトから、ソシエダというクラブのスタイル、そしてサッカー観に深い親近感(シンパシー)を抱いており、数あるユニフォームコレクションの中でも特別な一着として愛用していたとのことです。

泥臭い努力でプロへと駆け上がった熱きストライカーの胸の中に、青と白のクラブへの愛が確かに存在していたという事実は、悲しみに暮れるソシエダのファンや関係者の心に静かな温もりと誇りを与えています。 (via DiarioVasco / Mundo Deportivo)

【本日の総括】

チーム最多6ゴールで大爆発中のルカ・スチッチを中心に、充実の「スナイパー軍団」が誇るロングシュートという強力な武器を証明したレアル・ソシエダ。アペリバイ会長が誤審問題への毅然とした対応と未来へのビジョンを示し、サールの契約延長について厳しい現実を語る中、チームは激震に揺れる名門リヨンとの欧州L対戦を迎えます。