[ポゼッションの罠] ボール保持率で上回りながら痛恨の逆転負け!縦に速いセビージャを襲うスタイル不適合とヘタフェ戦の課題
今季のセビージャFCは、戦術フォーメーションにおいて1-4-2-3-1(一部では1-4-3-3と捉えられる)と1-4-4-2の間で揺れ動いている。ルイス・ガルシア・プラサ監督は、今夏獲得した前線の新戦力であるロビー・ユアとルカ・スタシンの2名が揃い、アイサック・ロメロとともに起用可能になるのを待って、より攻撃的なシステムへと舵を切った。このフォーメーション変更は、ホームのエスタディオ・ラモン・サンチェス・ピスフアンで行われたバレンシアCF戦(1-0)やCAオサスナ戦(2-0)で素晴らしい結果をもたらした。しかし、アウェイのコリセウムに乗り込んだヘタフェCF戦では3-1で痛恨の逆転負けを喫し、戦術の妥当性をめぐる議論が激化している。⚽️
特に深刻な課題として浮き彫りになったのが、主導権を握った際のゲーム運びだ。今季第10節までのセビージャは、すべての対戦相手に対してポゼッション率で下回りながらも、アウェイで5勝2分を挙げるなど好調を維持し、通算でも僅か3敗(敗れた相手はアトレティコ・マドリード、FCバルセロナ、レアル・マドリードの上位3クラブのみ)にとどめていた。ルイス・ガルシア・プラサ監督が仕込んだダイレクトで縦に速いスタイルは、相手にボールを持たせてカウンターを狙う「リアクション重視」の展開でこそ真価を発揮していた。💨
ところが、ヘタフェCF戦では試合終盤に猛攻を受けて逆転を許したものの、試合全体のポゼッション率はセビージャが53%、ヘタフェが47%と、セビージャがボールを「持たされる」展開となった。主導権を握って自ら試合をコントロールしようとすると、かえってチーム本来の鋭さや速攻の強みが消えてしまい、スタイルに合わない戦いを強いられるという構造的な弱点が露呈した。主導権を握ること自体がチームにとって裏目に出るという「ポゼッションの罠」の克服が、指揮官に突きつけられた大きな課題となっている。(via Estadio Deportivo)
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