【激震のEL対戦相手

木曜日にアノエタへ乗り込むヨーロッパリーグ第4節の対戦相手、オリンピック・リヨンは、ピッチ外での激動とピッチ内での監督交代という極めて異例の状況の中でサン・セバティアンへやってきます。

かつてフランスリーグ7連覇(2002年〜2008年)を達成し、カリム・ベンゼマやジュニーニョ・ペルナンブカーノらを擁して黄金期を築いた名門リヨンですが、近年は大きな混乱に見舞われていました。2022-23シーズンに長年クラブを率いたジャン=ミシェル・オーラス前会長からアメリカ人実業家ジョン・テクスター氏へ所有権が移ったものの、わずか2年で2億ユーロの赤字と5億ユーロの巨大な負債を抱え込み、一時は行政処分による2部強制降格の危機に瀕しました。

この窮地を救ったのが、現在会長を務める韓国系アメリカ人実業家のミシェル・カン氏です。元々は女子チーム(オリンピック・リヨン)の独立組織を所有していたカン氏は、自ら莫大な負債を引き受けて新資本を注入。今年6月にはテクスター氏からクラブ株式の88%を2600万ユーロで買い取り、経営の安定化と健全化を一気に推し進めました。昨夏はフォファナ(サンダーランドへ3000万ユーロ)やモレイラ(レバークーゼンへ2950万ユーロ)ら主力売却で約7000万ユーロの収入を得る一方、補強費を抑えた現実的な路線で再生を果たしています。

しかし、ピッチ上では新たな激震が走っています。2025年1月に就任し、財政難の中でチームをリーグ4位や今季3位へと導いたパウロ・フォンセカ監督が、スポルティング・リスボンからのオファーを受諾。先週末のアンジェ戦(2-0勝利)終了後、涙を流しながらスタジアムを後にしました。ソシエダ戦ではコーチのホルヘ・マシエル氏が暫定的に指揮を執る見込みとなっており、敵将不在という異例の状況で決戦を迎えます。 (via NoticiasDeGipuzkoa)