🇪🇸ラ・リーガ 注目トピック詳細 (今日の日付)
【今日のラインナップ】
✅ セルタ・デ・ビーゴ [敵地での鮮やかな逆転勝利と充実の選手評価]
✅ ジローナFC [痛恨の逆転負けで降格圏が背後に迫る]
✅ レアル・ベティス [ダービー前半の圧倒から一転、悪夢の同点劇と試合後のファンとの衝突]
✅ セビージャFC [2点ビハインドからの劇的同点劇、白熱のダービーを乗り切る]
✅ バレンシアCF [PKのやり直しを制して貴重な勝ち点3を獲得]
✅ CAオサスナ [好調ストップ、判定への不満と終盤の猛攻実らず]
✅ RCDエスパニョール [人種差別騒動に揺れた激闘、退場者を出しながらも執念のドロー]
✅ エルチェCF [執念のPKで同点に追いつくも、後味の悪い結末に]
✅ レアル・ソシエダ [プリメーラ通算1000勝の歴史的偉業達成、久保建英も歴史に名を刻む]
✅ RCDマジョルカ [新監督デミチェリスが就任、ポゼッションと闘う姿勢を強調]
✅ レバンテUD [カルロス・エスピの2発で残留へ大きな勝ち点3]
✅ デポルティーボ・アラベス [敗戦で監督の去就問題とマリアーノ・ディアスの訴えが浮上]
✅ アトレティコ・マドリード [フリアン・アルバレスが4ヶ月ぶりの復活ゴールで劇的勝利]
✅ レアル・オビエド [王者相手に大健闘もラストプレーで沈む]
✅ ビジャレアルCF [2年ぶりのアウェイ4失点で大敗]
✅ アスレティック・ビルバオ [ラージョと敵地でドロー]
✅ ラージョ・バジェカーノ [ホームでアスレティックと勝ち点を分け合う]
■【セルタ・デ・ビーゴ】 🩵
セルタは敵地モンティリビでジローナと対戦し、1-2の鮮やかな逆転勝利を収めた。前半に先制を許したものの、後半にフェラン・フグラの同点ゴールと相手のオウンゴールで試合をひっくり返した。ヨーロッパリーグでのPAOK戦勝利に続く公式戦連勝となり、順位を6位に固め、勝ち点を40に乗せている。クラウディオ・ヒラルデス監督は試合後、「両チームともに勝利に値する、ファンを魅了する素晴らしい試合だった。引き分けが妥当だったかもしれないが、我々は重要な局面で運を引き寄せた」と激闘を振り返った。また、「開幕からの出遅れを考えれば、残り12試合で勝ち点40は驚異的だ」とチームの劇的な回復を称賛しつつも、「私はセルタの歴史を知っている。この時期に安全だと思って最後に首が締まるのを何度も見てきた。地に足をつけて残留を確実にする」と慎重な姿勢を崩さなかった。(via Estadio Deportivo / AS / MARCA / Mundo Deportivo / SPORT / ElDesmarque)
選手たちの評価も総じて高く、特にオスカル・ミンゲサは際立った活躍を見せた。前半にクロスバー直撃のシュートを放ち、後半にはフグラへの完璧なアシスト、そしてビトル・レイスのオウンゴールを誘発するクロスを供給し、文句なしの最高評価を獲得。GKのラドゥも試合終盤にルンコンやウナヒの決定的なシュートをビッグセーブで防ぎ、勝利の立役者となった。守備陣ではアイドゥがフィジカルの強さを発揮してゴールライン上でのクリアを見せ、カルロス・ドミンゲスはキャプテンとして奮闘。一方でハビ・ロドリゲスは失点シーンでバナトに競り負け、厳しい評価を受けた。中盤ではイライクス・モリバとミゲル・ロマンが試合をコントロールし、左サイドのセルヒオ・カレイラは攻守にわたって圧倒的な存在感を示した。前線ではフェル・ロペスがポスト直撃のシュートを放ち、同点弾のフグラは「チームの雰囲気は最高だ」と喜びを露わにした。一方でウーゴ・アルバレスは突破力を発揮できず途中交代。交代出場のスウェドベリやジョーンズがカウンターで脅威を与え、ユース出身のアンタニュンは堂々たるプリメーラデビューを飾った。
■【ジローナFC】 🔴⚪
ホームでセルタを迎え撃ったジローナは、良い立ち上がりを見せながらも1-2の逆転負けを喫し、残留争いのプレッシャーが再び背後に迫っている。前半35分、トマ・レマルのコーナーキックからアクセル・ヴィツェルがすらし、最後はウクライナ人FWウラジスラフ・バナトが押し込んで先制。バナトにとっては今季9ゴール目(2026年に入ってから6ゴール目)となる見事な得点だった。しかし、後半に入ってディフェンスラインの背後を突かれ同点にされると、ビトル・レイスの痛恨のオウンゴールで逆転を許した。終盤の猛攻もセルタGKラドゥの牙城を崩せなかった。(via AS / MARCA / Mundo Deportivo / SPORT / ElDesmarque)
ミチェル監督は試合後、「我々は相手を上回っており、4ゴールは奪えたはずの試合だった。しかし2つのディフェンスのミスから試合を落としてしまった。1失点目は背後のケアを怠り、2失点目は同じプレーの中でミスが連発した」と悔しさを滲ませた。また、2ヶ月ぶりに復帰し、圧倒的なテクニックで攻撃を牽引したアゼディン・ウナヒについては、「彼は決定的な選手だが、フィジカルと試合勘を取り戻す必要がある。ラストサードでは素晴らしいが、特定のエリアではもっと早くプレーする判断が求められる」と要求を高めた。フラン・ベルトランも古巣対決で奮闘したが、「アタッキングサードでの精度が足りなかった」と反省の弁を述べている。アルナウ・マルティネスのバー直撃のシュートやエチェベリのチャンスメイクなど見せ場は作ったが、勝ち点30にとどまり、降格圏との差はわずか6ポイント。指揮官は「我々は決して安心できる状況ではない。残留ラインの42ポイントに向けて改善が必要だ」と警鐘を鳴らした。
■【レアル・ベティス】 🟢⚪
エスタディオ・デ・ラ・カルトゥーハで歴史的なダービーマッチを迎えたベティスは、前半の圧倒的なパフォーマンスから一転、後半に崩れて痛恨の2-2ドローに終わった。前半はまさにベティスの独壇場だった。16分、左サイドを切り裂いたアブデの折り返しからクチョ・エルナンデスのシュートがこぼれ、これをアントニーが鮮やかなバイシクルシュートで叩き込んで先制。さらに37分には、再びアブデの完璧なスルーパスに抜け出した冬の新加入アルバロ・フィダルゴが、アウトサイドで流し込んで追加点を奪った。フィダルゴは試合前夜にセビージャ戦でのゴールを夢見ていたと明かしており、見事にそれを正夢にした。(via Estadio Deportivo / SPORT / MARCA / Mundo Deportivo / ElDesmarque)
しかし後半、チームは完全に主導権をセビージャに明け渡した。マヌエル・ペジェグリーニ監督は「前半は素晴らしい出来だったが、後半は無意味に相手にボールを渡し、自陣に引きこもってしまった。フィジカルの強い相手に対して守りに入ったのは大きな間違いだった」と采配とチームの姿勢を悔やんだ。キャプテンのアイトール・ルイバルも「2-0で勝っていると勘違いしてしまった。我々がすべてを台無しにした」と猛省。マルク・ロカも後半の失速に苛立ちを隠せなかった。
選手評価では、2ゴールを演出したアブデが最高の輝きを放ち、終盤にもポスト直撃のシュートを放つなど攻撃を牽引。フィダルゴも攻守に気の利いたプレーを見せた。守備陣ではディエゴ・ジョレンテが後半アディショナルタイムにゴールライン上でクリアを見せる大活躍をしたが、ナタンはアレクシス・サンチェスのマークを外して失点に関与。また、バカンブは出場後に全く試合に入れず、最低評価を受けた。
試合終了後には、逆転できなかった怒りからアントニーとクチョ・エルナンデスがスタンドの一部サポーターと口論になるという後味の悪い一幕も発生。クチョは「ファンが怒るのは当然だ。アントニーは非常に情熱的な選手で、私は彼を守ろうとしただけだ。彼自身も怒っていたわけではなく、ファンと対話しようとしていたがタイミングが悪かった。明日はまた日が昇るし、我々は改善しなければならない」と状況を説明し、サポーターへ謝罪した。
■【セビージャFC】 ⚪🔴
絶望的な状況から魂の同点劇を演じたセビージャ。マティアス・アルメイダ監督が出場停止のため、バスの中から試合を見守り、ハビ・マルティネス助監督がベンチで指揮を執った。前半はベティスの猛攻に晒され、守備陣が崩壊。ホセ・アンヘル・カルモナはアブデに完全にチンチンにされ、アグメもフィルター役を果たせず2失点を喫した。ハーフタイムの時点で敗色濃厚と思われたが、ここから見事な修正を見せる。(via Estadio Deportivo / AS / MARCA / Mundo Deportivo / SPORT / ElDesmarque)
後半開始からカルモナと警告を受けていたスアソを下げ、オソとエジュケを投入。この交代が見事に的中し、セビージャは左サイドからベティスを押し込み始めた。62分、オソの正確なクロスに、ニール・モペイの急遽の欠場によりスタメン起用されたベテランのアレクシス・サンチェスがダイビングヘッドで合わせて1点を返す。そして85分、アレクシスに代わって入っていた生え抜きのイサック・ロメロが、ペナルティエリア手前から左足を振り抜き、強烈な同点弾を叩き込んだ。イサックは「この試合でゴールを決めることをずっと待っていた。チームのハードワークを誇りに思う」と喜びを爆発させた。終盤にはアコル・アダムスに逆転の決定機が訪れたが、相手GKバジェスの好セーブとDFのクリアに阻まれた。
ハビ・マルティネス助監督は「前半も我々のプラン通りだった部分はあるが、ミスが高くついた。後半は修正が機能し、最後は勝つチャンスすらあった」と手応えを口にした。守備陣ではキケ・サラスが鬼気迫るディフェンスで最終ラインを統率。一方でアントニーに対して足裏で踏みつけるファウルを犯しながら2枚目のイエローを免れた判定がセビージャ側から不満として挙がっている。
なお、同点ゴールを決めたイサック・ロメロが、喜びのあまりベティスのコーナーフラッグから旗を外し、自分のユニフォームを被せようとしたことでベティスのマルク・バルトラらと激しい乱闘騒ぎに発展。この際、スタンドからはペットボトルが投げ込まれ、主審のデ・ブルゴス・ベンゴエチェアがプロトコルを発動して場内アナウンスを要請する事態となった。また、試合終了後にもバティスタ・メンディやヤヌザイらがベティスファンを煽るようなジェスチャーを見せ、グデリが必死に止める場面もあった。クラブはこうした異例の環境下で応援を続けたアウェイファンに対し、チケット代を全額負担することを公式に発表している。
■【バレンシアCF】 🦇
メスタージャでのオサスナ戦、バレンシアは残留に向けてあまりにも大きな勝ち点3をもぎ取った。試合は緊迫した展開となったが、後半にウマル・サディクが相手GKセルヒオ・エレーラに倒されてPKを獲得。キッカーを務めたラルジ・ラマザニが一度は決めたものの、キャプテンのホセ・ルイス・ガヤがペナルティエリア内に早く入りすぎたとしてやり直しを命じられる。しかしラマザニは全く動じることなく、2度目のPKも同じコースに沈めてみせた。ラマザニは試合後、「自分の仕事だし、絶対に決められると落ち着いていた」と語った。(via Estadio Deportivo / MARCA / Mundo Deportivo / SPORT / ElDesmarque)
カルロス・コルベラン監督は「ラマザニの強靭なメンタリティを称賛したい。一度決めた後にやり直すプレッシャーは計り知れない」と絶賛。また、この試合ではGKストーレ・ディミトリエフスキが大活躍を見せた。終盤にはセットプレーで上がってきた相手GKセルヒオ・エレーラと交錯し、ゴールネットに押し込まれるという珍事があったものの、すぐさま両者はハグで和解。指揮官はディミトリエフスキのパフォーマンスを称えつつ、ライバルのアギレサバラとの併用についても「試合ごとに評価する」と含みを持たせた。
選手評価では、PKを決めたラマザニと獲得したサディクが高い評価を受けた。中盤で奮闘したギド・ロドリゲス、ウグリニッチ、ハビ・ゲラもゲームをコントロールし、ディフェンスラインのウナイ・ヌニェスとキュメルトもブディミルを完璧に封じ込めた。一方で久しぶりにスタメン起用されたティエリーは不安定なプレーに終始し、途中交代時には一部からブーイングを浴びた。クラブ側は試合前のスタメン発表時に、コルベラン監督へのブーイングを避けるため、監督の名前のアナウンスを省くという異例の措置を取っていたことも話題となっている。
■【CAオサスナ】 🔴🔵
好調を維持してメスタージャに乗り込んだオサスナだったが、バレンシアの粘り強い守備の前に沈黙した。アレッシオ・リスチ監督は「0-0で終わってもおかしくない試合だったが、サッカーはゴールを決めた者が勝つ」と敗戦を受け入れた。(via ElDesmarque)
判定には不満も残った。前半、バレンシアのラマザニのシュートがエリア内で転倒していたホルヘ・エランドの手に当たった場面はノーファウル。逆に後半終盤、オサスナ側がギド・ロドリゲスのハンドをアピールした場面でもPKは与えられなかった。リスチ監督は「どちらもグレーな判定だった。審判の解釈を尊重するしかない」と語った。選手評価では、カテナやハビ・ガラン、途中出場のラウール・モロが孤軍奮闘したものの、エースのアンテ・ブディミルは相手の徹底マークに遭い沈黙。GKのセルヒオ・エレーラはPK献上に加え、足元のボール処理でも不安定さを露呈し、チームに落ち着きをもたらすことができなかった。
■【RCDエスパニョール】 🦜
敵地マルティネス・バレロでのエルチェ戦は、エスパニョールにとってジェットコースターのような激闘となった。前半7分、レアンドロ・カブレラのボール奪取からポル・ロサノが絶妙なスルーパスを送り、ベテランのキケ・ガルシアがディフェンダーを背負いながらトーキックでゴール隅に流し込み先制。同点に追いつかれた後の後半56分には、カルロス・ロメロがドリブルで持ち上がり、ペナルティエリア外からクロスバーの角を叩いてネットを揺らす、今節のベストゴール候補となるスーパーミドルを突き刺した。(via SPORT / ElDesmarque / Mundo Deportivo)
しかし、試合は終盤に荒れ模様となる。80分、エスパニョールのオマル・エル・ヒラリがエルチェのラファ・ミルと激しい口論になり、主審に対して「viniste en patera(お前は小舟でやってきた難民だ)」という人種差別的暴言を吐かれたと強く抗議。これを受けてガレチ・アペステギア主審は直ちに人種差別プロトコルを発動させ、試合は3分間中断された。同僚のエドゥ・エスポシトも「ウルコ・ゴンサレスもその言葉を聞いていた。絶対に許されない」と証言。カルロス・ロメロも「彼があれほど怒るのだから何か言われたのは間違いない」と擁護した。マノロ・ゴンサレス監督は「まだオマルとは直接話せていないが、彼がこれまでこんなことで試合を止めたことはない。彼の訴えは真実だと信じている」と語り、サッカー界のあらゆる侮辱行為の根絶を訴えた。
試合はその後、カルロス・ロメロの不運なハンドでPKを献上し、2-2の同点に。アディショナルタイムにはチャールズ・ピケルが判定への抗議で連続してイエローカードを受け、退場処分となった。10人になりながらも敵地で勝ち点1を死守したが、勝利から遠ざかっているチームにとって後味の悪い結末となった。選手評価では、攻守に躍動したカブレラや得点を挙げたキケ・ガルシア、カルロス・ロメロが高評価を得た一方で、ペレ・ミジャやティリス・ドーランら攻撃陣の一部は厳しい評価に終わった。
■【エルチェCF】 🌴
ホームでエスパニョールを迎え撃ったエルチェは、2度リードを許す苦しい展開ながら、執念で引き分けに持ち込んだ。前半終了間際、相手のクリアボールがマルク・アグアドに当たってそのままゴールに吸い込まれるという幸運な形で同点。後半に再びリードを許したが、土壇場の90分に獲得したPKをラファ・ミルが落ち着いて沈めた。(via MARCA / Mundo Deportivo / ElDesmarque)
しかし、そのラファ・ミルはオマル・エル・ヒラリに対する人種差別的発言(「viniste en patera」)の疑惑の渦中にあり、ピッチ上では激しく身振りを交えて否定していた。エデル・サラビア監督はこの騒動について「情報が不十分な中で憶測で語ることはできないが、スポーツにおいて勝つために何でもしていいわけではない。口を隠して話すのは、時に切り取られて被害を受けるのを防ぐためでもある」と慎重に言葉を選びつつ、事実関係の解明を求めた。もし発言が事実と認定されれば、規定により最大10試合の出場停止と高額な罰金が科される可能性がある。試合自体については「勇気と明確さが足りなかった。もっとフレッシュなプレーが必要だ」と引き分けという結果に不満を残した。
■【レアル・ソシエダ】 🔵⚪
ソシエダは敵地ソン・モイシュでマジョルカを0-1で撃破し、クラブの歴史に燦然と輝く「プリメーラ通算1000勝」という偉業を達成した。決勝点はカルロス・ソレールが記録。1929年のリーグ創設時に参加して以来、レアル・マドリード、バルセロナ、アトレティコ、アスレティック、バレンシア、セビージャ、エスパニョールに次ぐ史上8クラブ目の快挙となった。就任からわずか2ヶ月のマタラッツォ監督の下、直近5試合で連勝を重ねての大台到達となった。(via Mundo Deportivo)
この歴史的な節目において、日本人選手の久保建英の存在感も特筆されている。ソシエダがこれまでプリメーラで挙げてきた3669ゴールの中で、サモラ(208ゴール)やロペス・ウファルテ、サトルステギといった伝説的な選手たちが名を連ねる中、現所属メンバーにおいて久保はキャプテンのミケル・オヤルサバル(通算95ゴール)に次ぐ通算23ゴールを記録。歴代のレジェンドたちに肩を並べる勢いでクラブの歴史に深く名前を刻み込んでおり、現在のチームを牽引する最も重要なアタッカーの一人としてその貢献が大きく報じられている。
■【RCDマジョルカ】 🔴⚫
ホームでレアル・ソシエダに敗れたマジョルカは、降格圏に沈むチームの再建を託されたマルティン・デミチェリス新監督が初陣に向けた準備を本格化させている。アルゼンチン人指揮官は日曜日に初練習を行い、その後記者会見に臨んだ。(via Mundo Deportivo)
「残り12試合、36ポイントが懸かっている。この状況は絶対に覆せる」と力強く宣言。かつてスペインで学んだ「Sí, se puede(やればできる)」という言葉を選手たちに投げかけ、士気を鼓舞したという。デミチェリスは「堅守からチームを構築しつつ、ポゼッションを大事にする。誰かがレギュラーだと驕ることも、控えだと諦めることも許さない。怪我人以外がうつむくことは絶対に認めない」と徹底した競争意識と戦う姿勢を要求。次節のオサスナ戦に向けて、ヘルマン・ルクスらコーチ陣とともにチームの立て直しを急ぐ。
■【レバンテUD】 🐸
シウダ・デ・バレンシアで行われた残留を争うアラベスとの大一番で、レバンテはカルロス・エスピの鮮やかな2ゴールにより2-0で快勝した。死に体と思われていたチームだが、ルイス・カストロ監督の下で驚異的な粘りを見せている。「美しさよりも結果が全て」という気迫のこもったプレーで勝ち点を21に伸ばし、降格圏脱出に向けて大きな希望を繋いだ。指揮官も「我々は決して諦めない。残りの試合は全て決勝戦だ」とサポーターとともに戦い抜く決意を語った。(via SPORT)
■【デポルティーボ・アラベス】 🔵⚪
一方、レバンテとの直接対決に敗れたアラベスは深刻な危機に直面している。勝ち点27で足踏み状態が続き、エドゥアルド・クデ監督の解任、さらにはリーベル・プレートへの引き抜きの噂も浮上し、チーム内は不安定な空気に包まれている。さらに、昨年12月から完全に構想外となり全体練習からも外されているマリアーノ・ディアスが、自身の権利が侵害されているとしてスペインサッカー選手協会(AFE)に介入を要請する事態に発展。クラブと選手間の溝は修復不可能な状態に陥っている。(via Mundo Deportivo / SPORT)
■【アトレティコ・マドリード】 🔴⚪
敵地カルロス・タルティエレでのレアル・オビエド戦、アトレティコは苦戦を強いられながらも、94分のラストプレーでフリアン・アルバレスが劇的な決勝ゴールを奪い、1-0で勝利を収めた。アルバレスにとっては11月以来、実に4ヶ月ぶりのリーグ戦でのゴールとなった。(via Mundo Deportivo)
ディエゴ・シメオネ監督は「難しい試合だったが、後半は良くなった。フリアンの美しいゴールは彼自身にもチームにも大きな意味を持つ」とストライカーの復活を喜んだ。スタメンに復帰したロビン・ル・ノルマンも「オビエドは素晴らしい試合をした。我々は苦しむ術を知っていたし、前線のクオリティが最後に違いを生んだ。フリアンはこれからもっと多くのゴールを決めてくれると確信している」と、背番号19の活躍を称賛した。火曜日に控えるコパ・デル・レイ準決勝バルセロナ戦(1stレグ0-4)の奇跡の逆転劇に向けて、チームは大きな弾みをつけた。
■【レアル・オビエド】 🔵⚪
王者アトレティコをホームに迎えたオビエドは、94分間互角以上の戦いを演じながら、最後の最後でアルバレスの個人技に沈んだ。敗れはしたものの、試合終了後にはスタンドから選手たちの健闘を称える温かい拍手が送られた。(via SPORT / ElDesmarque)
ディフェンダーのルーカス・アヒハドは「本当に辛い結果だが、ファンが我々の努力を認めて拍手を送ってくれたことは言葉にできないほど嬉しい」と涙をこらえた。ウルグアイ人FWのビニャスも「サッカーは時に不公平だ。我々は相手を上回るチャンスを作ったのに勝ち点がゼロ。だが、この姿勢を続ければ必ず結果はついてくる」と前を向いた。ギジェルモ・アルマダ監督は、これまで出番の少なかったルカ・イリッチを後半から起用した理由について「彼は練習で素晴らしい姿勢を見せている。戦術的なバリエーションを加えるために彼の技術が必要だった」と説明し、次節ラージョ戦に向けた総力戦を誓った。
■【ビジャレアルCF】 🟡
ビジャレアルはカンプ・ノウでのバルセロナ戦で1-4と粉砕された。マルセリーノ・ガルシア・トラル監督率いるチームにとって、アウェイで4失点を喫するのは2023年12月のレアル・マドリード戦以来、実に2年ぶりの屈辱となった。パペ・ゲイェのゴールで一矢報いたものの、ラミン・ヤマルのハットトリックの前にディフェンス陣はなす術がなかった。チャンピオンズリーグ出場権を争うライバルたちが勝ち点を積み上げる中、手痛い大敗となった。(via SPORT)
■【アスレティック・ビルバオ / ラージョ・バジェカーノ】 🔴⚪
エスタディオ・デ・バジェカスで行われたラージョ・バジェカーノとアスレティック・ビルバオの一戦は、1-1のドローに終わった。両チームともに勝ち点1を分け合う結果となり、上位進出や残留争いに向けて、次節以降の戦いがさらに重要性を増している。(via SPORT / ElDesmarque)
【本日の総括】
今節は残留争いと欧州カップ戦出場権を巡る争いで劇的な展開が相次いだ。セルタとセビージャが鮮やかな試合運びで貴重な勝ち点を獲得した一方で、ジローナやベティスは終盤の失速により手痛い結果に終わった。バレンシアはPKを確実に沈めて息を吹き返し、レバンテも希望を繋ぐ勝利を挙げた。エスパニョールとエルチェの試合では、ラファ・ミルの人種差別発言疑惑が大きな波紋を呼んでおり、今後の調査結果が待たれる。そしてレアル・ソシエダはクラブ史に残る1000勝を達成し、久保建英もその歴史の証人として確かな足跡を残している。上位陣ではアトレティコが苦しみながらも勝負強さを見せつけた。リーグ戦は残り12試合、各チームの生き残りを懸けた死闘はさらに熱を帯びていく。