オサスナ

ルイス・ミゲル・ラミス監督の就任が公式発表された。契約は2028年6月30日までの2シーズンとなる。ブルゴスで勝ち点72を獲得し、堅守を誇った実績が評価されての抜擢となった。オサスナはメディア受けする話題性のある名前ではなく、確固たる構造と競争力を持つ監督を選んだ形だ。コーチ陣にはホセ・マヌエル・ヒル(第2監督)、イバン・マドロニョ(アシスタント)、ミゲル・アンヘル・フェルナンデス(フィジカル)、ホセ・ファハルド(アナリスト)が帯同する。ラミスにとっては55歳にして初のプリメーラでの指揮となる。(via SPORT, Estadio Deportivo, MARCA)

また、現在ベティスに所属するチミー・アビラが過去のオサスナ時代を回想し、アスレティックのニコ・ウィリアムズに行った危険なタックルを今でも後悔していると語った。『もし当たっていたら彼のキャリアを台無しにしていた』と深い反省の意を示している。(via ElDesmarque)

マジョルカ

ヴェダト・ムリキが1500万ユーロ(3年間での分割払い)と将来の売却益の10%という条件でフェネルバフチェへ移籍することが確実となった。ファンからは安すぎるとの批判も噴出しているが、クラブはラツィオへの売却益の45%の支払いが残っていることや、チームの再建費用、選手が32歳であることを考慮して必要不可欠な売却と判断した。(via Estadio Deportivo, ElDesmarque, SPORT)

チームの降格決定から約3週間後、セルジ・ダルデルがマルティン・デミチェリス監督の続投支持を表明した。『彼が来てから悪い流れが変わった。彼が2部でも指揮を執ることはチームにとってプラスだ。私たちは昇格のナンバーワン候補にならなければならない』と強い意気込みを語っている。(via SPORT)

ビジャレアル

イニゴ・ペレス新監督のプレシーズン計画が明らかになった。W杯の影響を考慮し、段階的な準備を計画している。7月6日にメディカルチェック、9日に初練習を開始予定で、W杯参加選手(カナダ代表のタジョン・ブキャナン、カボベルデ代表のローガン・コスタなど)の合流時期に応じ、若手を積極的に起用して戦術を落とし込む方針を固めた。選手には最低21日間の連続休暇が義務付けられているため、怪我防止のための個別プランも検討されている。(via Estadio Deportivo)

カンテラ(下部組織)の指導者陣の契約延長も発表された。ビジャレアルBのダビド・アルベルダ、ビジャレアルCのダビド・シフエンテス、フベニールAのペペ・レイナがそれぞれ1シーズン契約を更新した。特にレイナ率いるフベニールAはUEFAユースリーグでベスト8に進出する歴史的な快挙を成し遂げている。また、エクアドルやアメリカのユタ州で育成キャンプやアカデミーを開催し、国際的な育成モデルの拡大を推し進めている。(via SPORT, Estadio Deportivo, MARCA)

さらに、U-19スペイン代表にカンテラの3選手(GKパウ・ポロ、WGホセリージョ・ガイタン、MFウーゴ・ロペス)がプレリスト入りを果たした。(via Estadio Deportivo)

アトレティコ・マドリード

レアル・マドリードからフリアン・アルバレスに対して1億5000万ユーロの公式オファーが届いたが、エンリケ・セレソ会長は即座にこれを拒否し、5億ユーロの契約解除金を要求した。クラブ公式SNSではレアル・マドリードの声明を引用して爆笑の絵文字を投稿し、『バルセロナ以上に我々を笑わせてくれる』『うちのアカデミーの選手を盗むのをやめてほしい』と痛烈な皮肉で応戦した。バルセロナも1億ユーロのオファーを提示したと報じられているが、アトレティコはアルバレスの売却を断固として拒否する姿勢を貫いている。(via SPORT, ElDesmarque, Mundo Deportivo, AS)

その他の移籍動向として、マンチェスター・シティを退団したベルナルド・シウバの獲得競争に参戦している。シウバはバルセロナへの移籍が濃厚とされていたが、『自分を必要としてくれるチームを探す』と発言し、アトレティコやレアル・マドリードも候補に浮上している。(via MARCA, SPORT, ElDesmarque)

アレクサンダー・セルロートのユベントスへの移籍交渉は難航中だ。アトレティコは4000万ユーロを要求しているが、ユベントスは2200万ユーロの提示から3000万ユーロ(ボーナス込み)への増額を検討している段階にある。(via ElDesmarque, Mundo Deportivo)

クレマン・ラングレについては、クラブは今夏の放出を望んでいるが、本人は2028年までの契約を盾に、スポーツ面・経済面で魅力的なオファーがない限り残留を希望している。(via SPORT)

マッテオ・ルッジェーリの放出も検討しているが、代替選手(チェルシーのマルク・ククレジャやレバークーゼンのアレハンドロ・グリマルドなど)が確保できた場合のみという条件付きとなっている。(via ElDesmarque)

バレンシア

2026-27シーズンのシーズンチケットキャンペーンが発表された。現行のメスタージャでの最終シーズンとなる予定で、チケット価格は据え置きとなったが、株主に対する割引率が10%から5%に引き下げられ、複数割引の併用が不可となったことで、小株主協会(APAVCF)やLibertad VCFが強く抗議している。一方、クラブは建設中の新スタジアム(ノウ・メスタージャ)で5万人のシーズンチケットホルダー獲得を目標に掲げている。(via SPORT, ElDesmarque)

移籍市場の動向では、W杯アルゼンチン代表から外れたレオナルド・バレルディの代替として、バレンシアのギド・ロドリゲスが追加招集の有力候補となっている。スカローニ監督は決断に1、2日かけると明言した。ギドにはクラブから3年の契約延長オファーが提示されている。(via SPORT, ElDesmarque)

新戦力として、ファマリカンのオランダ人CBジャスティン・デ・ハースの獲得が確実視されており、本人がSNSで別れのメッセージとともにスペイン風の送別会の様子を投稿した。また、ベンフィカのエンソ・バレネチェアがバレンシアのパンツを履いた写真をSNSに投稿し、復帰の噂が再燃している。(via ElDesmarque)

レアル・ベティス

中盤とサイドの再編に向けた移籍市場の動きが活発化している。ネルソン・デオッサに対してはリーベル・プレートなどが関心を示したが、ベティスが1000万ユーロを要求したためリーベルは撤退した模様だ。セルジ・アルティミラにはスポルティングCPから1400万ユーロ+ボーナス300万ユーロのオファーがあったが拒否し、RBライプツィヒなども動向を注視している。マルク・ロカのエスパニョール復帰の噂も出ている。(via Estadio Deportivo, ElDesmarque, Mundo Deportivo)

ソフィアン・アムラバトの引き留めを目指しており、フェネルバフチェの新会長選挙結果が交渉に有利に働くと見ている。(via Estadio Deportivo)

ウィンガーの補強として、ボタフォゴのマテウス・マルティンスやアンデルレヒトのアリ・マアマルをリストアップしているが、優先事項ではなく、エズ・アブデが退団した場合のオプションとされている。(via Estadio Deportivo)

そのアブデはモロッコ代表の親善試合で右膝の内側側副靱帯を中程度捻挫した。全治2〜4週間と見られるが、モロッコ代表は彼をW杯メンバーに残す決断を下し、ベティスは状態の悪化を強く懸念している。(via Estadio Deportivo)

ダニ・セバージョスがSNSで『家に帰りたい』という歌詞の楽曲を投稿し、ベティス復帰へのアピールを続けているが、レアル・マドリードの移籍金要求がネックとなっている。(via Estadio Deportivo, ElDesmarque)

カンテラ出身の19歳GKマヌ・ゴンサレスが来季の第3GKに昇格する見込みとなった。(via ElDesmarque)

なお、グスタボ・プエルタ(ラシン・サンタンデール)への関心の噂も出たが、現在は根拠がないとされている。(via Estadio Deportivo)

セビージャ

新スポーツディレクターにホセ・イグナシオ・ナバーロ氏が正式就任した。アントニオ・コルドン氏の後任として、ルイス・ガルシア・プラサ監督とともに来季のチーム編成を担う。(via MARCA, Mundo Deportivo, Estadio Deportivo, ElDesmarque)

ナバーロSDの最大の課題は、タンギ・ニアンズやジョアン・ジョルダン、ラファ・ミル、フェデ・ガットーニといった高給で構想外の選手の放出による給与総額の削減と、守備陣の再構築だ。フアン・イグレシアスとアルナ・サンガンテのフリートランスファーでの獲得が既に内定している。(via MARCA, ElDesmarque)

GK問題では、ニューカッスルで構想外となったオディッセアス・ヴラホディモスの再レンタルを優先しているが、金銭的な障壁が存在している。(via MARCA, Mundo Deportivo, ElDesmarque)

来季のプレシーズンは7月3日のメディカルチェックで始動し、ポーランドでのKSクラコヴィア戦やドイツでのバイエル・レバークーゼン戦といった親善試合が組まれている。(via ElDesmarque)

レアル・ソシエダ

ミケル・オヤルサバルがインタビューに応じ、レアル・ソシエダが多くの才能を集め、それを維持している手腕を絶賛した。『才能ある選手が出てくればビッグクラブが狙ってくるのがサッカー界だが、これほどの才能を短期間で集めたのはクラブの素晴らしさを示している』と語った。また、過去の大怪我についても振り返り、その経験が今の自分を形成していると前向きに語った。(via Mundo Deportivo)

アスレティック・クラブ

ジョン・ウリアルテ会長とミケル・ゴンサレスSDがシーズン総括の記者会見を実施した。エルネスト・バルベルデ監督解任の経緯について、成績不振だけでなく、チームとの契約更新の意思がなかったことを明かした上で、エディン・テルジッチ新監督(元ドルトムント)の招聘について語った。『前シーズンからテルジッチを分析しており、ドルトムントでの試合の際に直接会って関係を築いた。彼はアスレティックの特殊性を理解し、ビッグクラブからのオファーを断って来てくれた』と大きな期待を寄せている。(via Mundo Deportivo, ElDesmarque)

プレシーズンに向けて39人もの選手を抱える問題や、若手(ペイオ・カナレス、マネックス・ロサノ、ベニャト・ゲレナバレナなど)の昇格プランについても言及した。(via ElDesmarque)

ニコ・ウィリアムズの負傷(左脚ハムストリング)について、クラブはスペイン代表の医療チームと密に連携していると発表した。『プレシーズンを完全にこなせていない状態での激しいプレーが体に負担をかけている。我々の責任で彼の最高のバージョンを取り戻す』と懸念を示している。(via ElDesmarque)

セルタ・デ・ビーゴ

マリアン・モウリーニョ会長が夏の移籍市場について言及した。『W杯の影響で市場の動きは遅いが焦りはない。イアゴ・アスパスの契約延長とアレイシ・フェバスの獲得という宿題は終えた。6月30日までに1600万ユーロの売却が必要だが、売るための売却はしない』と語り、マルコス・アロンソには契約延長オファーの返答を急がせず休暇を与えていると明かした。(via MARCA)

マルコ・ガルセスSDは、スポルティングCPで構想外となっているジョルジ・コチョラシュヴィリと、アヤックスのルーカス・ロサの獲得を狙っているが、どちらも競争の激しい難しいオペレーションとなっている。(via ElDesmarque)

ラージョ・バジェカーノ

ウナイ・ロペスがオリンピアコスなどからのオファーを断り、ラージョとの契約延長を決断した。ビジャレアルへ引き抜かれたイニゴ・ペレス前監督のシステムで重要な役割を担っていた同選手が残留することは、クラブにとって大きな朗報となった。(via Estadio Deportivo)

ルイス・フェリペの契約延長も急務となっている。6月末で契約満了となる同選手にはブラジルのコリンチャンスが獲得に動いており、新監督不在の中でクラブは慰留に努めている。(via Estadio Deportivo)

新監督人事については、ハゴバ・アラサテとの交渉が破談となり、ルベン・アルベス(前ウム・サラルSC)が有力候補に浮上している。(via ElDesmarque)

ヘタフェ

ホセ・ボルダラス監督の契約延長が間近に迫っている。セビージャ、オサスナ、エスパニョールなど複数のクラブから関心を寄せられていたが、クラブ側との話し合いで歩み寄りを見せ、来季のカンファレンスリーグ参戦を指揮することが濃厚となった。(via MARCA, ElDesmarque)

レガネス

エドゥアルド・コシン新会長がメディアのインタビューに応じ、885 Capitalへのオーナー移行に伴う新プロジェクトについて語った。スポーツディレクターのアンドレス・パルドの留任を決断したことについて『批判があるのは承知だが、自己批判と改善があれば継続性こそが最善』と説明した。また、最終節直前に解任したカルロス・マルティネス前監督については、クラブのスポーツ部門で重要な役割を担わせる意向を示した。新監督は10日以内に発表する予定だ。(via MARCA)

【本日の総括】

北米W杯の開幕が目前に迫る中、ラ・リーガ各クラブは来季に向けた陣容整理や監督人事に奔走している。特にアトレティコ・マドリードのフリアン・アルバレスに対するレアル・マドリードの巨額オファーとそれに伴う場外乱闘は市場を大きく揺るがした。一方で、アスレティックやオサスナ、レガネスなどでは新体制に向けたプロジェクトが着々と進行しており、ベティスやビジャレアルは代表招集選手のコンディション管理に頭を悩ませている。移籍市場はW杯終了後に本格化する見込みだが、すでに水面下での駆け引きは激しさを増している。