ティアゴ・ポロ U-15W杯で5ゴール4アシストを挙げ代表を決勝へ導いたベティスの新鋭MF
レアル・ベティスの下部組織に所属する中盤の逸材、ティアゴ・ポロが、アゼルバイジャンのバクーで開催されているFIFA U-15ワールドカップで5ゴール4アシストの大活躍を見せ、スペイン代表を圧倒的な強さで決勝進出へ導いた。元スペイン代表MFイスコを目標に掲げる若き司令塔は、卓越したテクニックと勝負強さで世界各国のスカウトを唸らせている。
大会初日から彼の存在感は群を抜いており、グループステージのタジキスタン戦でハットトリックを達成した。さらにバルバドス戦でも1ゴール1アシストを記録してチームの得点源となったため、注目が集まった。一方で緊迫したトーナメント戦においても、その勝負強さは揺らぐことがなかったという。
ラウンド16のウェールズ戦では、一歩間違えれば敗退というPK戦で度胸満点のパンネンカを沈めて見せた。勢いに乗った準々決勝のコロンビア戦では絶妙なラストパスでアシストを記録し、5対0の圧勝に貢献している。
さらに準決勝のギリシャ戦でも彼の本領が遺憾なく発揮された。前半7分、相手のビルドアップに対して前線から猛烈なハイプレスを仕掛けて自身でボールを奪い取ると、そのまま冷静に流し込んでチームの先制ゴールを挙げた。この先制弾によって流れを完全に手繰り寄せたスペインは、最終的に6対2という圧倒的なスコアでギリシャを粉砕し、金メダルをかけたチェコとの決勝戦へ駒を進めた。
このスペイン代表の快進撃を支えているのは彼だけではない。ベティスの下部組織からはGKダネル・カストロとMFブルーノ・フェルナンデスも選出されており、3人揃って代表の要として君臨している。ダネル・カストロはウェールズ戦のPK戦で相手のシュートを阻むなど3試合で無失点を達成し、ブルーノ・フェルナンデスも中盤でバランスを取りながら2ゴールを挙げている。
憧れのイスコのようにトップチームでチームの舵を取る存在になるべく、まずは金メダルを獲得してクラブへ凱旋することが目下の目標となる。ベティスのトップチームが上位争いを繰り広げる中で、アカデミーから次々と質の高い人材が生まれている状況は、クラブの育成システムが極めて健全に機能している証拠だ。国際大会での成功は彼の自信を深め、今後のトップチーム昇格への道を大きく引き寄せることになる。(via Estadio Deportivo / Mundo Deportivo)
その他の動き
セビージャFCのガルシア・プラサ監督は、コパ・デル・レイ初戦のスポルティング・デ・オルタレサ戦に臨む。主力選手を温存し複数名のカンテラーノを起用する方針であり、これにより初戦突破を狙う考えだ。(via SPORT)
【本日の総括】
本日のカンテラ報道は、アゼルバイジャンで開催中のFIFA U-15ワールドカップで躍動するバレンシアのリカル・ペレスやベティスのティアゴ・ポロといった15歳以下の逸材たちと、ラ・リーガ1部で衝撃的な得点効率を見せるマラガのアドリアン・ニーニョに大きなスポットが当てられた。若い世代が世界大会や1部の舞台で結果を残している現実は、スペインサッカーの層の厚さと各クラブの育成組織の質の高さを改めて示すものとなった。世界一をかけたU-15W杯決勝のチェコ戦は10月30日に予定されており、若きスターたちがどのような結末を迎えるのか大きな関心が集まる。