チアゴ・ポロ アゼルバイジャン開催のU-16ワールドカップでハットトリックの大爆発
アゼルバイジャンで開催されているFIFA U-16ワールドカップにおいて、レアル・ベティスに所属するアタッカーのチアゴ・ポロがタジキスタン戦でハットトリックを達成し、全勝でのグループステージ突破に貢献する大活躍を見せている。小柄な体格を跳ね返す圧倒的なスピードと得点力で異彩を放つ10代の逸材は、欧州強豪クラブからの関心を集める中でベティスと長期契約を結んでおり、クラブの未来を担う大器として大きな脚光を浴びている。
エストレマドゥーラ州出身のチアゴ・ポロは、幼少期にフットサルで足元の技術と狭い局面での判断力を磨いた後、地元クラブのディオセサノを経て9歳の時にレアル・ベティスの下部組織へ加入した。トップ下や逆足ウイングを務める彼は、同年代の選手と比較して小柄な体格でありながら、それを補って余りある爆発的な加速力と高精度のシュート技術を備えている。11人制のフットボールへ移行して以降は、その飛び抜けたサッカーセンスと度胸によって、常に実年齢より1学年上のカテゴリーでプレーを続けてきた経緯がある。
今回のアゼルバイジャン大会は、10月22日に開幕して30日まで開催される大規模な国際大会であり、世界189のサッカー協会が参加している。最大20試合が同時に行われる画期的なインフラのもとで、8人制や足でのスローイン、14メートルラインからのオフサイド設定といった斬新なルールが適用されている。この大会においてスペイン代表にはレアル・マドリードやFCバルセロナと並びベティスから最多タイとなる3名が選出されており、その中心として攻撃を牽引しているのがチアゴ・ポロだ。
グループステージ最終節のタジキスタン戦で圧巻のハットトリックを達成したチアゴ・ポロの活躍により、スペイン代表は全勝でグループステージを首位通過した。木曜日の28日に行われる決勝トーナメント1回戦のウェールズ戦に向けても、彼の爆発的な得点力には大きな期待が集まっている。かつてFCバルセロナが何度も獲得に迫るなど欧州の強豪クラブから熱烈な視線を送られてきたが、本人と家族は住み慣れたセビージャでの成長を最優先に考え、ベティスと2030年までの長期契約を締結している。
身体能力が重視される現代フットボールにおいて、小柄ながらも高い技術と判断力で年上の世代を圧倒してきた若きアタッカーが世界舞台で結果を残したことは、ベティスのアカデミーが持つ育成能力の高さを示すものだ。つまり、この活躍は単なる一瞬のフロックではなく、クラブが長年かけて育んできた育成の成果が結実した姿と言える。今後はセカンドチームやトップチームへの昇格に向けた激しいポジション争いが待ち受けているものの、2030年までの契約に守られた環境で着実にステップアップを重ねていくことが期待されている。(via ElDesmarque)
