レアル・ソシエダ
W杯準決勝でミケル・オヤルサバルがペナルティキックを決め、スペイン代表歴代単独6位となる通算30ゴールを達成しました。今大会5ゴール目で、ブトラゲーニョやダビド・ビジャの1大会最多記録に並ぶとともに、2025-26シーズンの代表でのゴール数を14とし、ビジャの持つ1シーズン最多記録を更新しました (via MARCA)。
イゴール・スベルディアが会見を開き、マタラッツォ新監督の戦術について『彼の練習や要求はすでに理解しており、半年経って適応できているのは有利だ』と語りました。また、PAOKへ移籍したアリツ・エルストンドについては『試合に出ても出なくても常に笑顔で、素晴らしいチームメイトだった。いなくなるのは寂しい』と別れを惜しみました。一方、パブロ・マリンが右太もも裏を痛めて最初の負傷者となっています (via ElDesmarque)。
移籍市場では、カルロス・フェルナンデス、ミケル・ゴティ、ハビ・ロペスの3名が退団確実となり、方法を検討中です。出番の少なかったジョン・カリカブルや成長が停滞しているアルセン・ザハリャンも放出候補に挙がっています。ジョン・パチェコは負傷からの回復具合で去就が決まる見込みです (via ElDesmarque)。
日程面ではW杯の影響により、アウェーでのベティスとの開幕戦が8月21日(金)21時に変更され、第2節のレアル・マドリード戦も8月26日(水)に延期されました。第3節エスパニョール戦を経て、ELとの兼ね合いで第6節セルタ戦が9月2日か3日に前倒しされるため、30日間で8試合をこなす過酷なスケジュールとなります (via Mundo Deportivo)。
レアル・ベティス
ファビアン・ルイスの復帰は先延ばしになりました。PSGと1年+オプション1年の契約延長に合意したため、復帰の可能性は早くても2028年の夏以降となります (via Estadio Deportivo)。一方で、ダニ・セバージョスの獲得には追い風が吹いています。アヤックスが獲得から撤退し、別の選手にターゲットを移したため、ベティス復帰の可能性が高まりました (via Estadio Deportivo)。
選手の放出については、ネルソン・デオサのヴァスコ・ダ・ガマへの移籍交渉が続いており、固定と変動合わせて約1250万ユーロでの売却が見込まれていますが、支払い方法の最終調整が残っています。また、ナタンにはプレミアリーグから関心が寄せられており、クラブは3500万ユーロを要求しています。これに対し、アントニーがSNSで両者に『残ってくれ』とメッセージを送り、デオサが返信したものの、その後削除される一幕もありました (via ElDesmarque)。
ギジェルメ・フェルナンデスはコルドバへのフリー移籍が間近で、ベティスは将来の売却益の50%を保持します。代わりに19歳のマヌ・ゴンサレスが第3GKに昇格します (via ElDesmarque)。
また、マヌ・ファハルドSDとの契約を2030年まで延長しました。ファハルド氏は『とても幸せで責任を感じている。皆でチャンピオンズリーグを楽しみたい』と喜びを語りました (via ElDesmarque)。下部組織のホセ・アントニオ・モランテも2030年まで契約を延長し、『トップチーム到達という夢に向けて少しずつステップアップしたい』と意気込んでいます (via ElDesmarque)。
チームはドイツで合宿を行っており、負傷中のアイトール・ルイバルやW杯組は不在ですが、アントニーが合流し調整を続けています (via Estadio Deportivo)。
セビージャFC
プレシーズンではフアンル・サンチェスが左大腿四頭筋の筋損傷により離脱しました。アタランタから関心を持たれている中での負傷となります。一方でオソとアルナ・サンガンテはグループ練習に復帰しました。カストリン、マルカオ、アルフォン・ゴンサレスは負傷で別メニュー、ラファ・ミルやガットーニ、ファビオ・カルドソ、ホアン・ジョルダンも個別調整が続いています (via ElDesmarque)。
移籍関連では、オソに対してノッティンガム・フォレストから600万ユーロのオファーがありましたが、セビージャは1500万ユーロを要求して拒否しました。オリンピアコスやフィオレンティーナも彼に関心を寄せています (via Estadio Deportivo)。アコル・アダムスはヴェネツィアへの移籍が目前で、固定1680万ユーロ+変動で最大2050万ユーロの条件で合意しています (via Estadio Deportivo)。
ルベン・バルガスはW杯での活躍により、プレミアリーグの複数クラブから関心を集めており、セビージャは2000万ユーロを要求しています。また、ジブリル・ソウのブンデスリーガへの売却も検討中です (via Estadio Deportivo)。タンギ・ニアンズはリールへの移籍が間近で、メディカルチェックを通過しました。移籍金は発生しませんが、セビージャが給与の一部を負担し、残りを選手が放棄する形でまとまりました (via Estadio Deportivo)。
補強としては、プーマスUNAMのCB兼左SBであるルベン・ドゥアルテに関心を示していますが、エスパニョールやラージョとの競合になっています (via Estadio Deportivo)。
新シーズンのアウェイユニフォームも発表され、伝統的な赤色にクラシックな襟を採用したデザインとなっています (via Estadio Deportivo)。
アトレティコ・マドリード
移籍市場で大きな動きを見せています。PSGからイ・ガンインの獲得で合意に達しました。移籍金は約4000万ユーロで、2031年までの契約となります。退団したグリーズマンの穴を埋める存在として期待されており、近日中にチームに合流する予定です (via ElDesmarque)。新加入のモルテン・ヒュルマンドも火曜日に初練習を行い、シメオネ監督と熱い抱擁を交わしました (via Mundo Deportivo)。
一方で、メイソン・グリーンウッドの獲得は逃しました。アトレティコは年俸500万〜600万ユーロを提示していましたが、フェネルバフチェが倍額となる1000万ユーロを提示したため、トルコ行きが決定しました (via ElDesmarque)。また、カディスCFの18歳ウイング、イスマエル・アルバレスの獲得をレアル・マドリードやセルタと争っています (via Mundo Deportivo)。
チアゴ・アルマダは放出の可能性が高く、リーベル・プレートやアル・アハリに加え、フラメンゴが獲得に本腰を入れています (via ElDesmarque)。
チームはロス・アンヘレス・デ・サン・ラファエルでのプレシーズン合宿を開始しました。コケ、オブラク、ハンツコ、ルックマンらが参加していますが、ジョニー・カルドーゾは負傷からの回復を続けています (via MARCA)。開幕戦のマラガ戦は、メトロポリターノでのコンサート開催の都合により、8月19日に前倒しで開催されることが決定しました (via ElDesmarque)。
アスレティック・ビルバオ
ホセアン・レクエ医療部門責任者が会見を行い、W杯に参加しているウナイ・シモン、アイメリク・ラポルテ、ニコ・ウィリアムスには大会終了後3週間の休暇が与えられると発表しました。彼らの合流は8月10日頃となる予定です。イニャキ・ウィリアムスは7月27日頃に合流します (via Estadio Deportivo)。
負傷者の状況も報告され、ニコ・セラーノが大腿直筋の過負荷で別メニュー、十字靭帯手術を受けたベニャト・プラドスはプレー可能な状態まで回復しました。マロアン・サンナディは右膝外側半月板の手術から順調に回復中で、ユーリ・ベルチチェは状態を確認中、ゴロサベルはオフ期間に負傷、アレックス・ベレンゲルも指に軽い痛みを抱えています (via Estadio Deportivo)。
また、構想外となっているミケル・ベスガにはマジョルカが獲得に興味を示しており、退団が近づいています (via ElDesmarque)。
RCDマジョルカ
アスレティック・ビルバオで構想外となっているミケル・ベスガの獲得に興味を示しています。新プロジェクトに向けて、経験豊富なピボーテを探している状況です (via ElDesmarque)。
RCDエスパニョール
契約満了を迎えたフェルナンド・カレロがマラガへ移籍しました。7シーズン在籍したベテランCBがチームを去ることになります (via Mundo Deportivo)。
一方で、クラブのレジェンドであるセルヒオ・ガルシアがBチームの監督に就任しました。就任会見では『引退した元選手だからここにいるわけではない』と強い覚悟を語りました (via Mundo Deportivo)。また、マノロ・ゴンサレス・ポスティゴがメディカルサービスのコーディネーターとしてクラブに復帰しています (via Mundo Deportivo)。
デポルティーボ・アラベス
ヘタフェを退団した左SBのディエゴ・リコに関心を示しており、マラガやエスパニョールと獲得を争っています (via ElDesmarque)。
ヘタフェCF
アストン・ヴィラからのローン移籍でアンドレス・ガルシアの加入が間近に迫っています。バレンシアの誘いを断り、ヘタフェを選択しました (via MARCA)。
イタリアのコモへの移籍が決まったルイス・ミージャは、セスク・ファブレガスからの直接の電話が移籍の決め手になったと明かしました。ヘタフェでの4年間について『マクシモビッチやアランバリと共にプレーできたことは誇りであり、困難な時期を乗り越えられた素晴らしいグループだった』と振り返っています (via MARCA)。
バレンシアCF
獲得が確実視されていたトーマス・ムニエが直前で約束を反故にし、サンダーランドと契約を結んだため、クラブは激怒しています。右SBの補強が急務となり、ヘタフェ移籍が濃厚なアンドレス・ガルシアや、アルメリアのダイジロ・チリノ、契約満了となるウィリアム・ミケルブレンシスの獲得を検討しています (via MARCA)。
チームはジローナでプレシーズン合宿を行っており、左膝の手術を受けたディミトリ・フルキエが5ヶ月ぶりにボールを使った練習を再開しました。また、新加入のユスティン・デ・ハース、アリウ・ディエング、そして日本人選手の佐藤龍之介もチームに順応し、高いインテンシティで練習をこなしています。ディアカビも全体練習に復帰しましたが、ディエゴ・ロペスら一部の負傷者はパテルナに残っています (via ElDesmarque)。
期待の若手サイドバックであるルビ・ムニョスとは2029年までの契約延長に合意し、将来の主力として囲い込みを行いました (via ElDesmarque)。
なお、ベティスとの開幕戦は相手のW杯参加選手の影響により、8月25日に延期されています (via ElDesmarque)。
ビジャレアルCF
21歳の期待の若手DFパウ・ナバーロと2031年までの契約延長に合意しました。昨季終盤にマルセリーノ監督の信頼を掴んだ同選手は『自分の家に残れて幸せだ』と喜びを語っています (via MARCA)。
ラージョ・バジェカーノ
左SBのペップ・チャバリアに対し、チェルシーがククレジャの代役として関心を示しています。バイエル・レバークーゼンも獲得を狙っており、今後の動向が注目されます (via MARCA)。
セルタ・デ・ビーゴ
クラウディオ・ヒラルデス監督の構想から外れているカルロス・ドトールにマラガが関心を示しており、マヌ・サンチェスも同様に構想外となっています。一方で、セビージャのアルフォン・ゴンサレスの復帰を検討しているほか、カディスCFの若手イスマエル・アルバレスの獲得も狙っています (via ElDesmarque)。
開幕戦のオサスナ戦については、ボルハ・イグレシアスがW杯参加で合流が遅れるものの、スケジュールの過密化を避けるため延期要請を行わず、予定通り開催することを決定しました。ただし、第6節のレアル・ソシエダ戦はELの影響で前倒しされる予定です (via ElDesmarque)。
CAオサスナ
開幕戦はアウェーでセルタ・デ・ビーゴと通常通り対戦することが決定しています (via ElDesmarque)。
レアル・バリャドリード
ヴィクトル・オルタSDは、2、3人の選手の放出が間近に迫っていることを明かし、アルゼンチン人GKルーカス・ラヴァグニーノの獲得交渉が進展していることも報告しました (via MARCA)。
新加入のダニ・ペレスは入団会見で『ベティスとの約束を守りつつ、バジャドリードに来たかった』と移籍の背景を語り、新天地での活躍を誓いました (via ElDesmarque)。
【本日の総括】
W杯の準決勝や決勝を控える中、ラ・リーガの各クラブは本格的なプレシーズンに突入しています。多くのチームが合宿を開始し、新戦力のフィットや若手の台頭が見られる一方で、過密日程への対応やW杯参加選手の合流遅れに悩まされています。特に開幕戦のスケジュール変更が相次いでおり、各クラブのフロントは移籍市場での駆け引きとともに、変則的なカレンダーへのマネジメント能力が問われる夏となっています。
デスクコメント
戦術デスク
配置と起用法から読む
W杯の影響による開幕戦の延期や過密日程は、単なるスケジュールの問題に留まりません。特にレアル・ソシエダのようにELとの兼ね合いで第6節が前倒しされるケースは、戦術的な準備期間を著しく削ぐことになります。新監督の戦術浸透には反復練習が不可欠ですが、合流の遅れや負傷者の発生は、開幕直後のチームの完成度に直結するでしょう。戦術の熟成度とフィジカルコンディションのバランスをどう取るか、指揮官のマネジメント能力が試される序盤戦となります。
クラブ動向デスク
フロントとクラブの空気を追う
各クラブのフロントは、移籍市場の駆け引きとW杯後の変則的なカレンダーへの対応という、二重の難題に直面しています。特にバレンシアの右SB補強の失敗や、セビージャのオファー拒否に見られるように、クラブの要求と市場の現実との乖離が目立ちます。一方で、ベティスがSDとの長期契約を締結したように、目先の補強だけでなく組織の安定を重視する動きも重要です。サポーターの期待とクラブの現実的な経営判断が、この夏どのように着地するのか注視が必要です。
移籍・契約デスク
契約・補強・登録を整理する
移籍市場は、契約年数やサラリー負担を考慮した「整理」と「囲い込み」が鮮明です。アトレティコがイ・ガンイン獲得で大型契約を結ぶ一方で、セビージャがニアンズの給与負担を軽減して放出するなど、編成の効率化が急務となっています。また、若手との長期契約延長は将来の売却益を見越した賢明な投資と言えます。噂に惑わされず、各クラブが保有する登録枠と財政状況を照らし合わせると、今後の補強の優先順位がより明確に見えてくるはずです。