ホセ・イグナシオ・ナバーロが新スポーツディレクターに正式就任

セビージャFCは火曜日、ホセ・イグナシオ・ナバーロを新しいスポーツディレクターに任命したことを公式に発表した。5月31日にわずか1年で退任したアントニオ・コルドンの後任となる。セルヒオ・ラモスと投資ファンドDMIによるクラブ買収交渉が破談となったため、彼らがSDに据える予定だったマルク・ボイシャサの就任は消滅し、これまでフットボール部門の副ディレクターを務めていたナバーロが昇格する形となった。

1981年セビージャ生まれの44歳であるナバーロは、スポーツ科学の学位とスポーツ団体管理の修士号、UEFA PROライセンスを持つ人物だ。2005年から2014年までアナリストとしてセビージャに在籍し、その後ビジャレアルのスカウティング責任者、Hope Groupのスカウトチーフ、ベティスのテクニカルセクレタリー、オリンピアコスの副SDなど、エリートサッカー界で豊富な経験を積んできた。金曜日の朝には、ホセ・マリア・デル・ニド・カラスコ会長と共にメディア向けのプレゼンテーションが行われる予定となっている。

(via Estadio Deportivo) (via MARCA) (via Mundo Deportivo)

セビージャの深刻な財政状況とデル・ニド・カラスコ会長の会見予定

金曜日に行われる新SDのプレゼンテーションの場で、ホセ・マリア・デル・ニド・カラスコ会長はクラブの現在の経済状況についても説明を行う予定だ。セルヒオ・ラモスと投資ファンドDMIとの買収交渉が決裂した後、クラブは他のファンドとの協議を再開しているが、売却にはまだ数ヶ月を要する見込みとなっている。

セビージャの財政は極めて深刻な状態にあり、過去4年間の赤字と多額のローンにより、現在6000万から8000万ユーロの緊急な資金注入が必要とされている。さらに今期の赤字は約2700万ユーロに達する見込みだ。6月30日までに増資や外部資金の確保ができなければ、サラリーキャップを大幅に超過しているため、新選手の登録が困難になるという危機に直面している。

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ルイス・ガルシア・プラサ監督の続投とプレシーズンの日程が確定

セビージャは、3週間前にチームの1部残留を確定させたルイス・ガルシア・プラサ監督が来シーズンも引き続き指揮を執ることを初めて公式に発表した。

同時に、2026-27シーズンに向けたプレシーズンのスケジュールも明らかになっている。選手たちは7月3日金曜日に集合して医療テストを開始し、週末にかけて検査を行う。7月6日月曜日には、ホセ・ラモン・シスネロス・パラシオス練習場でルイス・ガルシア・プラサ監督の元、ピッチでのトレーニングをスタートさせる。

セビージャの厳しい夏の暑さを避けるため、オランダでの合宿も検討されている。現時点で2つの海外での親善試合が決定しており、7月19日にはクラブ創立120周年を記念してポーランドのKSクラコヴィアと、そしてラ・リーガ開幕の1週間前となる8月8日にはドイツでバイエル・レバークーゼンと対戦する。ラモン・サンチェス=ピスフアンでのアントニオ・プエルタ杯などの残りの日程は追って決定される。

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移籍市場の動向:獲得内定選手とゴールキーパー問題

新SDのナバーロは資金ゼロの状況で競争力のあるチームを作るという難題を抱えている。前任のコルドンがすでに進めていた動きとして、ヘタフェのフアン・イグレシアスとル・アーヴルのアルナ・サンガンテのフリートランスファーでの獲得がほぼ合意に達している。一方で、インデペンディエンテ・デル・バジェのパトリク・メルカドについては、600万ユーロでの獲得合意があったものの、直近で重傷を負ったためセビージャは獲得をためらっている。しかし、相手クラブのフランクリン・テージョ会長は『セビージャはすでに彼を買った。彼はあちらへ行くべきだ』と主張している。

また、ゴールキーパーの補強は大きな頭痛の種だ。ニーランドが契約満了となり、現在のトップチームのGKはアルベルト・フローレスのみ。昨季活躍したオディッセアス・ヴラホディモスの再獲得を目指しているが、所属元のニューカッスルは彼を戦力外とし、完全移籍での売却に1000万ユーロを要求しているため、財政難のセビージャにとっては非常に困難だ。ヴラホディモス自身はパナシナイコスやベシクタシュからの関心を保留し、セビージャ復帰を熱望しているが、クラブは代替案としてビジャレアルのディエゴ・コンデもリストアップしている。

さらに、バティスタ・メンディとニール・モペイはレンタル期間を終えてすでに別れを告げた。一方でアレクシス・サンチェスの説得も試みられている。

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高額年俸選手の整理と放出候補

新SDの最大の任務は、クラブの財政を圧迫している高額年俸選手を整理することだ。タンギ・ニャンズーとジョアン・ジョルダンの2人だけで、クラブに年間1700万ユーロ以上のコスト(ニャンズーは減価償却と給与で1300万、ジョルダンは総額400万超)をかけている。また、ラファ・ミルも年間400万ユーロのコストがかかっているが、彼は性的暴行の疑いで裁判中であり、レンタル先のエルチェは低額の買取オプションを行使しなかった。

フェデ・ガットーニを含むこれら4人は2027年までの契約を残しており、クラブは彼らの契約を即座に解除するか、移籍金ゼロで放出することを考えている。幸いにも総額約500万ユーロの年俸だったアドナン・ヤヌザイの退団は完了したが、マルカオ(年俸700万ユーロ)の契約は2028年まで残っている。

守備陣では、アンドレス・カストリンとキケ・サラスは断れないオファーがない限り不動だが、サンガンテが加入するとセンターバックが7人になるため、マルカオ、ニャンズー、カルドソ、ガットーニらの放出が急務だ。ネマニャ・グデリは1年の契約延長を保留中。両サイドバックについては、フアンル・サンチェスやホセ・アンヘル・カルモナに市場価値があるため、オファー次第では売却される可能性がある。スアソと契約延長保留中のオソは残留の見込みだ。レンタル組のペドロサ、ラファ・ミル、アルフォンは復帰し、アコル・アダムスとルベン・バルガスへのオファーを待っている状態だ。

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ドディ・ルケバキオ、ベンフィカでの苦境と再起への道

セビージャで2シーズン輝きを放ち、昨夏に2000万ユーロでベンフィカに売却されたベルギー人ウィンガー、ドディ・ルケバキオの現状が報じられている。彼はリスボンで期待されたような活躍ができず、足首の怪我やジョゼ・モウリーニョ前監督との不和により出場機会を失っていた。モウリーニョは彼について『交代させられるのが嫌な選手のフラストレーションの責任はベンチにはない。彼は交代の理由を求め、自分はふさわしくないと言っていた。私の答えは少し強めだったが、何も起こらなかった。彼が出場できない主な原因はプレスティアンニの好調さだ。彼にはフィジカルが必要だが、何よりも意欲が必要だ』と厳しく批判していた。

ルケバキオは今季わずか2ゴールしか挙げておらず、そのうち1つは8月の移籍市場が閉まる前に出場した第1節アスレティック・ビルバオ戦でセビージャの選手として決めたものだ。しかし、モウリーニョがレアル・マドリードの監督に就任し、マルコ・シウバがベンフィカの新監督に就任したことで、ルケバキオはゼロから再出発するチャンスを得ている。現在はワールドカップに出場するベルギー代表に集中している。

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セビージャ下部組織のニコ・ギジェンがU-19スペイン代表候補に選出

セビージャFCの育成組織に所属するニコ・ギジェンが、パコ・ガジャルド監督率いるU-19スペイン代表の予備登録メンバー26名に名を連ねた。このチームは6月28日から7月11日までウェールズで開催されるU-19欧州選手権に向けた準備を進めている。最終的には21名に絞られる予定だが、セビージャの若き才能がヨーロッパの舞台で活躍する可能性に期待が高まっている。

(via Estadio Deportivo)

小ネタ:元デレゲートのクリストバル・ソリアが語るメッシとの秘話

セビージャの元デレゲートであり、現在はテレビ番組のコメンテーターとして活躍するクリストバル・ソリアが、リオネル・メッシとの出会いのエピソードを語った。カンプ・ノウでの試合観戦中、警備員や警察にスタジアムから追い出されそうになっていたソリアだったが、ジェラール・ピケからの電話をきっかけに事態が好転。バルセロナのスタッフに案内されてドレッシングルームに入ると、選手たちが歌って盛り上がっている最中だった。そこでメッシに紹介されたソリアは『彼の前にひざまずき、お辞儀をした』という。メッシは彼を抱きしめ『僕はあなたのファンだよ』と語りかけ、ソリアは冗談交じりに『おしっこを漏らしてしまった』と当時の興奮を振り返っている。

(via SPORT)

【本日の総括】

新スポーツディレクターとしてホセ・イグナシオ・ナバーロが正式就任し、ルイス・ガルシア・プラサ監督の下で新シーズンの始動日が7月6日に決定しました。深刻な財政難の中、高額年俸選手の整理と的確な補強が求められる非常にタフな夏となりそうです。