マタラッツォ監督が2028年まで契約延長 クラブとの絆を強調

✍️ ペレグリーノ・マタラッツォ監督とクラブは、契約を2028年夏まで延長することで合意し、公式発表を行いました。もともとの契約は2027年6月まででしたが、1年間の期間延長となります。これは、チームの安定性を確保し、中長期的なプロジェクトのリーダーシップに対する外部からの不要な論争を払拭するための戦略的な動きです。

昨年の12月にセルヒオ・フランシスコ前監督の後任として就任したマタラッツォ監督は、降格圏に近づいていた苦しい状況からチームを見事に立て直しました。その最大の功績は、コパ・デル・レイ決勝でアトレティコ・マドリードを破り、チームにタイトルをもたらしたことです。これにより、今シーズンのヨーロッパリーグ出場権も獲得しました。ラ・リーガとコパ・デル・レイを合わせたこれまでの成績は、26試合で12勝8分6敗となっています。

監督はクラブ公式メディアのインタビューに対し、次のように喜びと野心を語っています。

『これまでの仕事に満足しており、何よりもこれからのことにとてもワクワクしている。ギプスコアの人々、選手たち、そしてクラブの人々ととてもうまく繋がることができた。彼らとは価値観が似ており、だからこそ繋がりやすいんだ』

『要求が高く、ハードルが高いことには何の問題もない。正直に言って、私たちはプレッシャーの下で非常によく機能する。今シーズンの大会に興奮しており、最大限の成果を達成するために、日々自分たちに厳しく要求していくつもりだ』

ホキン・アペリバイ会長も監督への絶大な信頼を口にしています。

『リノ(マタラッツォ)は、最初からベストを尽くしてくれた。彼と一緒に私たちの未来を築くことに、大きな希望を持っている。月曜日から金曜日までベストであり続けることこそが、ラ・レアルを偉大なクラブにするものであり、私たちはその道を歩み続けなければならない』

エリック・ブレトス スポーツディレクター(SD)も喜びを隠しません。

『リノとの契約を更新できてとても嬉しい。彼は正しいボタンを押してくれた。一緒に働き続け、チームを発展させることにとても興奮している。私たちの前には野心的でワクワクする目標がある』

なお、クラブの公式チャンネルでは契約延長発表にあたり、宇宙飛行士の画像を公開しました。これは、コパ・デル・レイ優勝後にアペリバイ会長が『AIに意見を求めたら、彼とは契約するなと推奨された』と明かしたエピソードにちなんだもので、AIの予測が見事に外れたことを皮肉るAI作成の楽曲も併せて公開されるという、ユーモアたっぷりの発表となりました。

(via Estadio Deportivo) (via MARCA) (via Mundo Deportivo)

プレシーズン本格始動と新戦力カズナリ・キタの合流予定

🏃‍♂️ マタラッツォ監督はすでにプレシーズンに向けた活動を開始しており、アシスタントコーチのジョン・マイサノとオメル・トプラクとともに、数日前から芝生でのセッションをスタートさせています。

監督は初日からスペイン語で『最大限の強度でトレーニングしたい。我々は競争するためにトレーニングし、勝つために競争する』と語り、選手たちに高い要求を突きつけました。

月曜日には、スビエタにて今夏初となる高い強度の非公開トレーニングが実施されました。このセッションにはトップチームから16人、リザーブチームから12人が参加しています。スペイン代表のワールドカップ前のトレーニングサポートメンバーとして招集され、2日間の特別休暇を与えられていた若手のベニャト・トゥリエンテスとジョン・マルティンもメディカルチェックをパスして合流しました。同じく招集されていたセルヒオ・ゴメスは、すでに日曜日のセッションから参加しています。

また、この日のトレーニングには元レアル・ソシエダのチョリ・カストロが訪れ、エリック・ブレトスSDと一緒に練習を見学する嬉しいサプライズもありました。

一方で、28人の招集メンバーのうち、昨季からの負傷から回復中の5選手が別メニューでの調整となっています。ジョン・バルダ、カルロス・フェルナンデス、ジョン・ゴロチャテギ、ジョン・パチェコ、そして長期離脱からリハビリを続けるアルバロ・オドリオソラです。

🇯🇵 注目の新戦力として加入した日本人選手、カズナリ・キタは、今週水曜日にバカンスから戻り、スビエタのトレーニングに合流する予定となっています。同日にはホン・ミケル・アランブル、ヤンヘル・エレーラ、オリ・オスカールソンも合流する見込みであり、高い目標に向けて設計された今季のスカッドが徐々に完成しつつあります。

(via MARCA) (via Mundo Deportivo)

夏の移籍市場の動向 3名の補強計画と若手2名の評価

🔄 エリック・ブレトスSDは、マタラッツォ監督とスビエタで会談を持ち、夏の移籍市場の焦点となる5名の選手について話し合いました。

クラブは現在、ディフェンスの軸となる選手と、純粋なセンターフォワードまたはサイドもこなせるジョーカー的なアタッカーの補強を目指しており、合計3名の新戦力獲得を予定しています。

退団リストに関しては、すでにチームを去ったブライス・メンデスのほか、ジョン・カリカブルや、現在別メニュー調整中のカルロス・フェルナンデスの名前が挙がっており、彼らの移籍先を探している状況です。

ディフェンスの補強計画については、マタラッツォ監督の意向により一時保留となっています。監督は、レアル・オビエドとデポルティーボ・アラベスへのローン移籍からそれぞれ戻ってきたハビ・ロペスとジョン・パチェコの2名について、ピッチ上でのパフォーマンスと感覚を直接見てから、最終的な判断を下したいと考えています。

また、アレックス・レミロの退団交渉が現在停滞し、保留状態となっていることも明らかになっています。

(via ElDesmarque) (via Estadio Deportivo)

ジョン・マルティン さらなる飛躍の年へ

🛡️ 昨シーズン、トップチームで絶対的な地位を確立し、世界的なディフェンダーとしての資質を見せつけた若きセンターバック、ジョン・マルティン。年齢に似合わないリーダーシップと、自陣・敵陣を問わない空中戦での圧倒的な強さを発揮し、シーズン終盤にはセットプレーから重要な2ゴールをマークするなど、攻守両面でチームを支えました。

今夏はスペイン代表のワールドカップに向けたサポートメンバーに選出されるなど、国内での評価も急上昇しています。欧州のビッグクラブからも強い関心を集めていますが、当面はアノエタでプレーを続けることが濃厚です。

デビュー直後の驚きが薄れ、対戦相手から研究される「ブレイク2年目」のジンクスに挑むことになりますが、周囲の状況や本人の地に足のついた姿勢からは楽観的な見方が広がっています。クラブは彼がこの壁を越え、エリートディフェンダーとして完全に定着することを確信しており、彼がどこまでチームの競争力を引き上げるかが鍵となります。

(via Mundo Deportivo)

第1節延期の可能性と伝説のGKの息子がスペイン復帰

📅 新シーズンのラ・リーガ第1節、レアル・マドリード対レアル・ソシエダの試合が延期される可能性が浮上しています。

🧤 また、2001年から2005年までレアル・ソシエダのゴールマウスを守り、2002/03シーズンのリーグ準優勝に大きく貢献した伝説のオランダ人GK、サンデル・ウェステルフェルト。彼の息子であるセム・ウェステルフェルト(23歳)が、レアル・サラゴサに加入することが決まりました。サン・セバスティアン生まれの彼は、オランダのAZアルクマールを契約満了で退団し、フリーでのスペイン復帰となります。アスレティック・ビルバオからも関心を集めていた長身GKの新たな挑戦に注目が集まります。

(via Estadio Deportivo) (via Mundo Deportivo)

【本日の総括】

マタラッツォ監督の2028年までの契約延長が正式に発表され、クラブは長期的な安定とさらなる高みを目指す姿勢を明確にしました。プレシーズンも本格始動し、今週水曜日には日本人新戦力のカズナリ・キタらも合流予定です。移籍市場では3名の補強を目指しつつ、若手選手の成長を見極める慎重な姿勢を見せており、新シーズンに向けた準備が着々と進んでいます。