マタラッツォ監督体制のプレシーズン始動 昨季の不振払拭と新シーズンへの課題
ペジェグリーノ・マタラッツォ監督が今週火曜または水曜にサン・セバスティアンへ戻り、スビエタにて自身初となるプレシーズン指導を現地で開始する。チーム全体としてのプレシーズントレーニングは今週土曜日から始動予定となっており、ラ・リーガ開幕に向けて選手たちを最高のレベルに引き上げることが最大の目標となる。
昨シーズンのレアル・ソシエダは激動の1年を過ごした。イマノル・アルグアシル監督の退任後、大きな期待を背負ってセルヒオ・フランシスコが後任に就いたものの成績不振に陥り、その後、クリスマス時期に緊急の解決策としてマタラッツォ監督が就任した。彼が到着した当時のチームは、開幕から17試合でわずか4勝しか挙げられず、降格圏からわずか2ポイント差という危機的状況にあった。しかし、マタラッツォ監督の指揮下でチームは見事な復活を遂げ、わずか4ヶ月でチャンピオンズリーグ出場権が与えられる5位まで4ポイント差に迫る快進撃を見せた。
さらに、4月18日にセビージャで行われたコパ・デル・レイ決勝では、アトレティコ・マドリードを相手にPK戦の末に優勝を果たした。この試合ではウナイ・マレーロのPKセーブや、ミケル・オヤルサバル、ゴンサロ・ゲデスらのゴールが光り、ファンと喜びを分かち合う長きにわたる祝賀ムードに包まれた。
ところが、このコパ・デル・レイ優勝という巨大な成功が影響したのか、その後のラ・リーガでは終盤7試合(決勝前の1試合を含めると8試合)で3敗4分と1勝も挙げられない大失速を経験した。マタラッツォ監督自身も『コパ・デル・レイのトロフィーをセビージャの空に掲げた後、選手たちを再びラ・リーガに集中させることができなかった』とその難しさを認めている。降格の危機から救い出し、タイトルをもたらした絶対的な英雄であったにもかかわらず、一部のファンはこの終盤の不振を理解できず、不満の声を上げている。
新シーズンに向けては、現時点で補強が全くない状態である。マタラッツォ監督にとっての最大の挑戦は、リーグ戦で好スタートを切り、前シーズンの悪い終盤が引きずるというジンクスを打破して、ファンの信頼を完全に取り戻すことである。
(via MARCA)
前主将アリツ・エルストンドがギリシャのPAOKテッサロニキへ移籍
ここ数シーズン、レアル・ソシエダのキャプテンを務めていた32歳のDFアリツ・エルストンドが、ギリシャのPAOKテッサロニキと3年契約を結んだことが正式に発表された。
エルストンドは2014年のデビュー以来、12年間にわたってレアル・ソシエダに在籍し、公式戦通算313試合に出場した。その間、カルトゥハ・スタジアムで開催されたコパ・デル・レイ決勝で2度の優勝(直近は今年4月のアトレティコ・マドリード戦)を経験するなど、クラブの歴史に深く名を刻んだ象徴的な選手であった。
シーズン終了に伴いレアル・ソシエダとの契約が満了し、退団が決定していた彼には、1部昇格を果たしたマラガをはじめとするスペイン国内のクラブや、欧州の複数のクラブが経験豊富なディフェンダーとして熱視線を送っていた。その中で新天地にPAOKを選んだ背景には、かつてオサスナなどで指揮を執ったアレッシオ・リスチ監督の存在があった。スペインサッカーを熟知するイタリア人指揮官のリスチ監督が、対戦相手としてエルストンドの能力を高く評価しており、この獲得を強く熱望したことが決定打となった。
すでにPAOKのプレシーズンに合流しているエルストンドは、レアル・ソシエダ時代から愛着のある背番号「6」を引き続き着用してプレーする。PAOKは昨季のギリシャリーグで3位に入り、この夏はヨーロッパリーグの予選に挑む。ヨーロッパリーグの本戦から出場するレアル・ソシエダと、将来的にピッチ上で再会する可能性も残されている。長年尽くしたクラブのユニフォームを脱いだエルストンドの新たな挑戦が始まる。
(via Estadio Deportivo)
日本代表・久保建英の負傷状況とワールドカップでの出場見通し
レアル・ソシエダの攻撃を牽引する日本代表FW、久保建英のワールドカップでの状況について詳細な動きが確認されている。久保は6月14日に行われた大会初戦のオランダ戦で左膝の半月板に軽傷を負った。それ以降は試合を欠場し、一日も早い復帰を目指して個別のランニングメニューなどをこなしながら調整を続けている。
決勝トーナメント1回戦(ラウンド32)のブラジル戦を前に、日本代表の森保一監督は『彼は引き続き個別のランニングメニューをこなしているため、ブラジル戦には出場しません。彼自身が望んでいるように、できるだけ早く回復することを願っています』と語り、当初は欠場を明言していた。(via Mundo Deportivo)
しかしその後の最新の状況では、久保の左膝の負傷は決して重傷ではないことが判明している。ブラジル戦という極めて重要な一戦において、試合展開やチームの必要性に迫られた場合、試合終盤に無理をして強行出場を果たす可能性が浮上している。ラ・マシア出身であり、レアル・ソシエダで培った技術を持つ久保が、母国を救うためにピッチに立つのかどうかが大きな焦点となっている。
(via SPORT)
プレシーズンマッチ日程とハビ・ロペスに関する最新小ネタ
レアル・ソシエダのプレシーズンやチーム内の動向に関しても、いくつかのトピックが明らかになっている。
チームは今夏のプレシーズンの締めくくりとして、ドイツのケルンと少し変わった形式の「ダブル親善試合」を行う予定である。シーズン開幕直前の実践的なテストとして、チームの仕上がりを確認する重要な機会となる。
また、選手起用に関して、ハビ・ロペスは『ペジェグリーノ・マタラッツォ監督が自分に新たなチャンスを与えてくれる』と前向きな姿勢を見せている。昨季終盤の不振から抜け出し、新体制でのポジション争いに向けて意欲を燃やしている様子がうかがえる。
(via Estadio Deportivo)
【本日の総括】
マタラッツォ監督が新シーズンに向けてプレシーズンを本格始動させる一方、長年チームを支えコパ優勝にも貢献した前主将エルストンドはギリシャのPAOKへ移籍し新たな一歩を踏み出しました。また、ワールドカップに参加中の久保建英は膝の負傷からの復帰を目指しており、監督は欠場を明言したものの最新状況ではブラジル戦での強行出場の可能性も残されています。