バレンシアCF

カルロス・コルベラン監督の下、パテルナ練習場にてプレシーズンがスタートした。メディカルチェックを終え、最初のピッチトレーニングにはオランダ人CBジャスティン・デ・ハースが合流している。新加入のデ・ハースは街の気候や環境への適応を進めており、『オタメンディやアイマールの素晴らしい話を聞いている。ファン・ダイクを参考にしている』と意気込みを語りつつ、ポケモンカード収集が趣味でリザードンがお気に入りだというプライベートな一面も明かした。(via ElDesmarque / SPORT)

そして、107年に及ぶクラブの歴史においてトップチーム初の日本人選手となる佐藤龍之介の獲得が進行中である。佐藤は移籍手続きと準備のため、所属元のFC東京のチーム活動には参加しないことが公式発表されていた。しかし、佐藤自身はファンへの挨拶代わりに元チームメイトたちと自主的にトレーニングに参加する姿が確認され話題を呼んだ。これはあくまで一時的なお別れの参加であり、バレンシア移籍への影響は全くない。スペインでのメディカルチェックを通過次第、公式発表される見通しであり、その後コルベラン監督の下でプレシーズンに本格合流する予定だ。(via ElDesmarque)

その他、ベティスからの退団を経てギド・ロドリゲスがパテルナに到着。コルベラン監督が熱望したアルゼンチン人MFは2028年までの2年契約(1年延長オプション付き)を結んだ。また、トーマス・ムニエの獲得交渉も最終段階に入っており、マリ代表MFアリウ・ディエンの加入も間近に迫っている。一方で、フィオレンティーナからレンタルされていたルーカス・ベルトランは、バレンシア残留の希望が叶わず、リーベル・プレートへ買い取り義務付きで移籍することが決まった。ビクトル・ジュニオールはレアル・バジャドリードへ買い取りオプションなしでレンタル移籍している。(via SPORT / ElDesmarque)

レアル・ベティス

フルミネンセからウルグアイ人MFファクンド・ベルナルの獲得が合意に達した。移籍金は税金を含め950万ユーロで、将来の売却益の5%をフルミネンセが保持する条件での2030年までの契約となる。ベルナルは過去に2度負傷した右膝の完治をメディカルチェックで証明し、『常にスペースを埋め、効果的なトランジションを助けたい』と意気込みを語った。休む間もなくセビージャへ飛び、ドイツでのプレシーズン合宿に直行する予定だ。(via Estadio Deportivo)

中盤の補強では、元ベティスのダニ・セバージョス復帰に向けた動きが加速している。セバージョスにはアヤックスから正式オファーが届いているものの、本人はベティス復帰のみを望んでおり、クラブは今週中に経済的条件の溝を埋める直接交渉を行う。一方で、セルジ・アルティミラのスポルティングCPへの売却と並行して進んでいたネルソン・デオッサのバスコ・ダ・ガマへの売却(買い取り義務付きレンタルで総額約1200万ユーロ)は、ブラジル側のクラブ内情により停滞。これを受け、リーベル・プレートやフラメンゴ、イプスウィッチ・タウンなどが争奪戦に名乗りを上げている。(via ElDesmarque / Estadio Deportivo)

また、本拠地ベニト・ビジャマリンの改修工事と隣接する商業施設の建設計画に対し、環境保護団体が「都市計画上の不正や公有財産に対する背任の疑いがある」として検察に告発状を提出する事態が発生した。(via Estadio Deportivo)

アトレティコ・マドリード

攻撃陣の刷新を目指すアトレティコは、PSGから韓国代表MFイ・ガンインの獲得を最終段階まで進めている。マテウ・アレマニーSDが主導するこのオペレーションは移籍金約3500万ユーロで、契約は2031年までとなる見込みだ。グリーズマンの代役として、シメオネ監督の戦術に不可欠な創造性と打開力を提供することが期待されている。(via ElDesmarque / Estadio Deportivo)

中盤の要としては、スポルティングCPのデンマーク代表MFモルテン・ヒュルマンドに対して、固定額と変動額を合わせて約4000万ユーロのオファーを提示し、返答を待っている。さらに、昨季ユベントスからレンタルで加入していたニコ・ゴンサレスの完全移籍交渉も進展中であり、クラブは上限2500万ユーロでの決着を目指している。(via Mundo Deportivo / MARCA)

また、本拠地リヤド・エア・メトロポリターノ周辺の通りが正式に改名され、「アトレティコ・アビアシオン通り」「4月26日通り」「コルチョネロス遊歩道」「1903年通り」といったクラブの歴史にちなんだ名称に変更された。(via MARCA)

レアル・ソシエダ

ペジェグリーノ・マタラッツォ新監督の下でプレシーズンが幕を開けた。最も懸念されているのが守護神アレックス・レミロの去就である。契約が残り1年となっている同選手に対して、来夏フリーでの獲得を狙うバルセロナが強い関心を示している。エリック・ブレトスSDはレミロから退団の意思は伝えられていないと強調しているが、クラブはフリー流出のリスクに警戒を強めている。(via ElDesmarque)

W杯では、ベスト16のスペイン対ポルトガル戦でミケル・オヤルサバルとゴンサロ・ゲデスのチームメイト対決が実現する。オヤルサバルはここまで4試合で4ゴールを挙げる大活躍を見せ、バルセロナなどからの関心も噂されるが、『レアル・ソシエダは私の家であり、ここで非常に幸せだ』と残留の意思を明確にしている。(via Mundo Deportivo / SPORT)

セビージャFC

ルイス・ガルシア・プラサ監督体制でのプレシーズンが始まった。初日のトレーニングでは、新加入のフアン・イグレシアス、ジョン・グリディ、そしてル・アーヴルからフリーで5年契約を結んだアルナ・サンガンテが合流。サンガンテは『セルヒオ・ラモスやヘスス・ナバスらレジェンドの歴史に魅了された。ピッチで全てを出し尽くす』と熱意を語った。しかし、同じく合流したアルフォン・ゴンサレスは右大腿四頭筋の筋断裂により数週間の離脱が決定している。(via ElDesmarque / Estadio Deportivo / MARCA / SPORT)

クラブが最優先で進めているのがラファ・ミルの放出だ。同選手は性的暴行などの罪で有罪判決(控訴中)を受けており、エルチェが買い取りオプションの行使を見送った。セビージャは中東などへの移籍や、最悪の場合は契約解除を含めた解決策を急いでいる。一方で、スイス代表としてW杯で2ゴール1アシストと躍動するルベン・バルガスに対しては、ブライトンなどが関心を示しており、クラブは1500万ユーロ以上での売却を見込んでいる。(via Estadio Deportivo / Mundo Deportivo)

アスレティック・ビルバオ

クラブの歴史に名を残す伝説の元GKカルメロ・セドルン氏が95歳でこの世を去った。1950年代から60年代にかけて活躍し、1回のリーグ優勝と3回のカップ戦優勝に貢献。特に「11人の村人」の一人として知られ、その功績に多くの元選手やサッカー界から哀悼の意が寄せられている。(via MARCA / Mundo Deportivo)

トップチームは新たにエディン・テルジッチ監督を迎え、レサマでプレシーズンを始動させた。30人の選手が参加しているが、W杯に出場しているウナイ・シモン、ダニ・ビビアンなどの合流は遅れる。また、ウナイ・ゴメスとウナイ・ベンセドールは許可を得て練習を欠席しており、退団が濃厚となっている。ニコ・ウィリアムズはドキュメンタリー番組内で、睡眠不足や不健康な食事といった過去の不摂生を改善したことを告白し、ポルトガル戦に向けてコンディションを上げている。(via ElDesmarque / SPORT)

ビジャレアルCF

イニゴ・ペレス新監督の下でプレシーズンがスタート。カルロス・ロメロ、ティアゴ・フェルナンデス、イリアス・アコマックらがレンタルから復帰して合流した。アキレス腱断裂からリハビリ中のフアン・フォイスは開幕に間に合うか微妙な状況だ。(via SPORT)

クラブは新シーズンに向けたシーズンチケットの更新キャンペーンを7月18日を期限として開始。エスタディオ・デ・ラ・セラミカの改修工事に伴う座席変更や価格引き上げが一部で議論を呼んでいるが、「ラ・リーガ」パスと「チャンピオンズリーグ」パスの2種類を展開している。また、Joma製の新しい練習着も発表され、フィールドプレーヤーは黄色、GKは水色ベースのデザインとなっている。(via Estadio Deportivo)

デポルティーボ・ラ・コルーニャ

1部リーグの舞台でアントニオ・イダルゴ監督の下、プレシーズンが開始された。フェルナンド・ソリアノSDは大幅な人員整理に乗り出しており、ルイス・チャコンやアレックス・ペチャロマンなど8選手を戦力外に指定。さらにアルナウ・コマスら6選手の去就も検討中である。(via ElDesmarque)

攻撃陣の強化として、バイエルン・ミュンヘンのU-20デンマーク代表MFジョナサン・アスプ・イェンセンを狙っている。選手本人はラツィオ移籍を優先しているが、デポルティーボも豊富な資金力を武器に争奪戦を続けている。新たなストライカー候補にはフェデ・ビニャス(クラブ・レオン)、アルバロ・モラタ(コモ)、ファビオ・シウバ(ドルトムント)の3人がリストアップされており、ビニャスに対しては400万ユーロのオファーを準備している。(via ElDesmarque)

セルタ・デ・ビーゴ

クラウディオ・ヒラルデス監督の下でプレシーズンが始動。アレイクス・フェバス(エルチェからフリー)とハビ・ガラン(オサスナ退団後復帰)の2人が新たに加わった。イアゴ・アスパスにとって最後のシーズンとなる中、マルコス・アロンソの契約延長も間もなく発表される見込みだ。(via SPORT)

クラブは高額年俸のカルレス・ペレスとウナイ・ヌニェスの放出を最優先課題としており、カルロス・ドトールやマヌ・サンチェスも放出候補となっている。マヌ・サンチェスにはオサスナ、マラガ、レバンテが関心を示している。また、右サイドバックのセルヒオ・カレイラが代理人を変更したが、2029年までの契約が残るセルタは放出する意向はない。(via SPORT / ElDesmarque)

RCDエスパニョール

モンチSD主導の下、マノロ・ゴンサレス監督のチーム編成が急ピッチで進んでいる。退団が確定したラモン・テラツの穴を埋めるべく、カステリョンからアレックス・カラトラバを獲得。さらに、カルロス・ロメロの代役としてバーンリーのキリンチー・ハルトマン、フェルナンド・カレロに代わる中盤の補強としてガブリエル・モスカルドを新たにリストアップしている。(via Estadio Deportivo)

マラガCF

プリメーラ復帰に向けた新しい第2ユニフォームを発表。サン・フアン・バウティスタ教会の壁からインスピレーションを得たコーラル(サンゴ)色で、首元には『極めて忠実』を意味する文字が刻まれ、オリジナルのカラーエンブレムが復活した。戦力面では、左サイドバックの補強としてセルタのマヌ・サンチェスを狙っているが、オサスナやレバンテとの激しい争奪戦となっている。(via SPORT / MARCA)

CDレガネス

ルーベン・アルベス監督のプロジェクトに、アリス・テッサロニキからフリーで右サイドバックのアルバロ・テヘロが加わることが事実上決定した。ミゲル・アティエンサの獲得に加え、ラウル・フェルナンデスとジコ・ブールメースターの加入も間近に迫っている。(via MARCA)

CAオサスナ

左サイドバックの補強を急務としており、セルタで構想外となっているマヌ・サンチェスをリストアップ。同時に、レアル・ソシエダと契約が残り1年となっているアイヘン・ムニョスを移籍金ゼロで獲得する可能性も模索している。(via ElDesmarque)

【本日の総括】

W杯の熱狂と並行して、ラ・リーガ各クラブはプレシーズンに突入し、移籍市場は活況を呈している。特にバレンシアは歴史的な日本人選手の獲得に向けて動き、ベティスやアトレティコ、デポルティーボなどの実力派クラブも大型補強や人員整理を積極化。各クラブの監督が求める戦術に合致した新戦力の融合が、来たる新シーズンの勢力図を大きく左右することになるだろう。