【今回のラインナップ】
✅ [アルベロアの戦術的勝利と試合全体の総括] [満身創痍のマドリーがゼロトップ戦術でシティを粉砕し3-0の快勝]
✅ [フェデ・バルベルデの歴史的ハットトリックと覚醒] [前半だけで3得点!「9番」として覚醒したバルベルデの無双劇]
✅ [クルトワの驚異的なアシストと神懸かり的セーブ] [守護神が60mの極上アシストと決定機阻止で攻守に大貢献]
✅ [カンテラーノの躍動と中盤の構成] [18歳ティアゴ・ピタルチが大ブレイク、ギュレルはハーランドを監視]
✅ [守備陣の完璧な連係とハーランドの沈黙] [リュディガーがハーランドを完封し、メンディも好プレーを披露]
✅ [ヴィニシウスの明暗と前線の貢献] [ブラヒムが獅子奮迅の活躍、ヴィニシウスはPK獲得も痛恨の失敗]
✅ [ドンナルンマの不可解なミス] [またもベルナベウの悪夢!エリア外と勘違いして手を引っ込める大失態]
✅ [応援席への厳格な規制とペップへのチャント禁止] [UEFAの制裁回避へクラブがスペイン国旗と不適切チャントを禁止]
✅ [次期監督候補ポチェッティーノの影] [マドリード訪問のポチェッティーノが就任の噂に「時が来ればわかる」と発言]
✅ [今後の展望とその他のエピソード] [エムバペのスタンド観戦やアルベロアとエルチェの縁、次戦に向けた情報]
■【アルベロアの戦術的勝利と試合全体の総括】
アルベロア監督がグアルディオラ監督との戦術的駆け引きに完全勝利し、歴史的な夜を作り上げました。👑 マドリーはエムバペ、ベリンガム、ロドリゴ、ミリトン、アラバ、カレラス、セバージョスという7人もの絶対的な主力を負傷で欠くというまさに野戦病院状態でした。しかし、アルベロア監督は「9番」のストライカーを置かず、ヴィニシウスとブラヒムを前線に配置するゼロトップ戦術を採用。中盤に6人の選手が顔を出すような「地雷原」を作り上げ、シティのパスワークを完全に分断しました。💣
シティの脅威はドクの突破のみに限定され、マドリーはポゼッションを放棄してでも激しいプレスと連動した守備で圧倒。ベルナベウの空気は近年で最もCLらしくなく、観客も静かな立ち上がりでしたが、バルベルデのゴールで一気に熱狂の渦に巻き込まれました。🏟️ シティ側のサポーターはわずか1000人強しか集まっていませんでした。試合前、ペップは『プロアクティブでありたい、ボールを持ちたい』と語っていましたが、マドリーのインテンシティの前に沈黙。テレビ番組「El Chiringuito」ではジョセップ・ペドレロルが『グアルディオラがマドリーの顔に泥を塗るはずが、アルベロアがグアルディオラの顔に泥を塗った。このマドリーは何でもできる』と絶賛しました。📺 また、熱狂的ジャーナリストのトマス・ロンセロは3-0の勝利に涙を流し、『これはお金以上のものだ』とラジオの歴史に残る熱弁を振るいました。🎙️ (via MARCA / SPORT / AS / Mundo Deportivo)
■【フェデ・バルベルデの歴史的ハットトリックと覚醒】
この試合の絶対的な主役は、前半だけでハットトリックを達成したキャプテン、フェデ・バルベルデです。🦅 前半20分、27分、42分と立て続けにネットを揺らし、セルタ戦から続く公式戦4試合連続ゴールを記録。今季の総得点を6に伸ばしました。シャビ・アロンソ前監督の下では右サイドバックでの起用に不満を抱えていた時期もありましたが、アルベロア監督の下で本来の輝きを取り戻し、今季のゴールのうち5つはアルベロア体制で生まれています。✨
1点目はクルトワからの60メートル級の超ロングパスに反応し、右サイドから爆発的なスプリントでオライリーを振り切り、前に出たドンナルンマをオートパスでかわして角度のないところから無人のゴールへ流し込みました。💨
2点目はヴィニシウスからのパスがルベン・ディアスに当たってこぼれたところを、利き足ではない左足で鋭く振り抜き、ドンナルンマの牙城を破りました。🔥
3点目はブラヒムの浮き球のパスに反応し、走り込みながら空中でボールをコントロールするペレのような極上の「ソンブレロ」でゲヒを無力化し、そのままボレーで突き刺しました。🎩
CLの前半だけでマドリーの選手がハットトリックを達成するのは、リアル、プスカシュ、エムバペに次ぐ史上4人目の快挙。また、CLの試合で3得点以上を挙げたマドリーのミッドフィルダーは、1968年のAELリマソール戦でのピッリ以来の出来事です。さらに、バレンシアのジェラール・ロペスが2000年のラツィオ戦で達成して以来、26年ぶりにCLでハットトリックを記録したMFとなりました。📊 ピッチのあらゆる場所に顔を出し、守備ではドクの対応に苦慮するトレントを助け、セットプレーのクリアもこなす「全天候型」の活躍を披露。試合後にはアルベロア監督と熱い抱擁を交わし、スタジアムからは彼の名前を呼ぶ大合唱が起きました。AS紙は『アンチェロッティのライセンスを救った彼は、今やアルベロアのライセンスをプラスチック加工して永久保存しようとしている』と評しています。🏆 (via AS / SPORT / MARCA / Mundo Deportivo)
■【クルトワの驚異的なアシストと神懸かり的セーブ】
ティボー・クルトワは守護神としての役割だけでなく、クォーターバックのような配球で攻撃の起点となりました。🧤 1点目のバルベルデのゴールでは、約60メートルの精密なロングフィードを供給し、見事なアシストを記録。今季のCLでは、カイラト・アルマトイ戦でエムバペに見せた80メートルのアシストに続き、2度目のアシストとなりました。🎯 同一シーズンのCLで2アシストを記録したゴールキーパーは、2003-2004シーズンのホセ・モリーナ(デポルティボ)以来、史上2人目の快挙です。アシスト直後、クルトワは背後のファンに向かって咆哮し、ベンチへ走ってGKコーチのルイス・ジョピスと熱い抱擁を交わしました。🫂
守備面でも完璧な働きを見せ、55分にはセメンヨのシュートをブロック。さらに75分には、ティアゴ・ピタルチの痛恨のミスからオライリーに放たれた至近距離からの決定的なシュートを、反射神経を研ぎ澄ませた足一本の「神セーブ」で防ぎ、シティの反撃の芽を完全に摘み取りました。🧱 MARCA紙は10点満点中9点の高評価を与えています。(via MARCA / AS / SPORT)
■【カンテラーノの躍動と中盤の構成】
弱冠18歳のカンテラーノ、ティアゴ・ピタルチは、CLという大舞台で堂々たるスタメン出場を果たし、大ブレイクを遂げました。💎 カマヴィンガが「歯痛」から復帰していたにもかかわらず、アルベロア監督は公式戦3試合連続でティアゴを先発起用。パス成功率94.1%(34本中32本成功)という驚異的な数字を叩き出し、最後方からベルナルド・シウバのプレスを受けても動じることなくボールを捌きました。🪄 守備でもドクに対して激しいプレスをかけ続け、ベルナベウの観客を総立ちにさせました。75分に犯した唯一のミスはクルトワに救われましたが、76分にマヌエル・アンヘルと交代する際にはスタンディングオベーションと大合唱で見送られました。👏 この試合に出場したことで、ティアゴは今季のCLで3試合目の出場となり、UEFAの規定によりユースリーグへの出場資格を失いました。
オーレリアン・チュアメニは63分にロドリとの接触で足首を痛めて座り込む場面がありましたが、最後まで90分間フル出場し、中盤で絶対的な統率力を見せました。🛡️
アルダ・ギュレルは右サイド寄りにポジションを移し、守備の規律を厳格に守りました。特筆すべきは、70分に交代するまでの間、シティのコーナーキックの場面で毎回アーリング・ハーランドのマークを担当するという奇策を完遂したことです。🧠 ギュレルはヴィニシウスへの絶妙なロングパスでPKも誘発し、70分までにチーム最多の7回のボール奪取を記録。その後、カマヴィンガと交代しました。後半途中からはマスタントゥオーノ、マヌエル・アンヘルといった若手も次々とピッチに立ち、チームの勝利に貢献しています。(via MARCA / SPORT / AS / Mundo Deportivo)
■【守備陣の完璧な連係とハーランドの沈黙】
アントニオ・リュディガーは守備のリーダーとして完璧なパフォーマンスを見せました。🧱 アーリング・ハーランドを徹底的に監視し、65分にはセメンヨのシュートに飛び込んできたハーランドの目の前で、無人のゴールへ向かうボールを間一髪でクリア。このプレーをゴールのように喜びました。ハーランドは過去4シーズン、ベルナベウでの得点がPKの1点のみと極端に相性が悪く、この試合でも80分にマルムシュと交代するまでボールタッチわずか10回という「完全沈黙」に終わりました。🤫
ラウール・アセンシオではなくスタメンに抜擢されたディーン・フイセン(セルタ戦からの唯一の変更点)も、リュディガーの隣で自信に満ちたプレーを披露。ハーランドやセメンヨとの1対1で奮闘し、5回のクリアを記録しました。🛡️
右サイドバックのトレント・アレクサンダー=アーノルドは、シティの最大の脅威であったジェレミー・ドクの対応に大苦戦。パスにも緊張や不正確さが見られましたが、バルベルデらの献身的なサポートによって致命傷は免れ、交代直前には見事なソンブレロを披露して83分にダニ・カルバハルと交代しました。🔄
左サイドバックのフェルラン・メンディは長期間の実戦離脱を感じさせない素晴らしいプレーで、サビーニョを完全に封殺。前半だけで3回のボール奪取を記録しましたが、ハーフタイムに右脚にけいれんを訴え、筋肉の違和感による予防措置としてフラン・ガルシアと交代しました。🚑 重傷ではないものの、週末のエルチェ戦は欠場が濃厚であり、セカンドレグへの出場も不透明な状況となっています。なお、負傷中の左サイドバック、アルバロ・カレラスは復帰が近づいています。(via MARCA / AS / SPORT / Mundo Deportivo)
■【ヴィニシウスの明暗と前線の貢献】
ヴィニシウス・ジュニオールは彼本来の最高レベルには及ばず、試みたドリブル突破は2回とも失敗に終わりました。しかし、前線で自由に動き回り、バルベルデの2点目の起点となるパスを供給。後半55分には、ギュレルからのロングパスに抜け出し、ドンナルンマに倒されてPKを獲得しました。⚡ しかし、自らキッカーを務めた57分のPKは、ジョルジーニョを彷彿とさせるジャンプを交えた助走から右下を狙いましたが、ドンナルンマに完全に読まれてセーブされてしまいました。❌ これが決まれば4-0となり勝負を決定づけられただけに、ヴィニシウスは直後に胸に手を当ててベルナベウのファンに謝罪。ファンは彼の名前をチャントして愛情で応えました。ヴィニシウスのPK失敗はキャリア通算6回目で、マドリー加入後では3回目、今シーズン2回目となります。
ブラヒム・ディアスは前線から猛烈なプレスをかけ続け、オフ・ザ・ボールの動きでバルベルデのスペースを作り出しました。🏃♂️ バルベルデの2点目に関与し、3点目では完璧なアシストを供給。後半には自らもドリブルで切り裂き、あわや4点目というシュートを放つなど、獅子奮迅の活躍を見せ、76分にマスタントゥオーノと交代しました。(via AS / SPORT / MARCA / Mundo Deportivo)
■【ドンナルンマの不可解なミス】
シティのGKジャンルイジ・ドンナルンマは、またしてもベルナベウで悪夢を見ました。👻 前半20分の1点目の場面で、オライリーの裏に抜け出したバルベルデに対してエリア内まで飛び出しましたが、ボールを手で弾く絶好のタイミングであったにもかかわらず、突如として腕を引っ込めてしまいました。ドンナルンマは自分がペナルティエリアの外にいると勘違いし、ハンドによる一発退場を恐れて手を引っ込めたとみられています。🙈 COPEのパコ・ゴンサレスは実況で『ドンナルンマのプレーはすさまじい。腕を縮めた、とても奇妙なことだ』と驚愕の声を上げました。ドンナルンマは2021-22シーズンのCLでも、カリム・ベンゼマのプレスを受けて致命的なミスを犯しており、再びマドリーのホームで大きな代償を払うことになりました。後半にはヴィニシウスを倒してPKを献上(イエローカード提示)したものの、そのPKを自らストップしてなんとか面目を保ちました。(via SPORT / MARCA / Mundo Deportivo)
■【応援席への厳格な規制とペップへのチャント禁止】
この試合に際し、レアル・マドリードは南スタンド下層の応援席「グアルダ・ファン」に対して極めて厳格な規制を敷きました。🚫 クラブはペニャ(応援団体)に対し、スペイン国旗を含むいかなる国旗の持ち込みも禁止し、クラブカラーである「白と紫」のみを許可する通達を出しました。🏳️ さらに、過去にペップ・グアルディオラ監督に向けられた「薬物」や「チュエカ(同性愛者の街)」を揶揄する同性愛嫌悪的なチャントを一切禁止しました。これは、先日行われたベンフィカ戦で応援席の会員がナチス式敬礼を行い、UEFAから1万5000ユーロの罰金と「1年以内の再犯でスタンド一部閉鎖」という執行猶予付きの制裁を受けたためです。⚖️ 応援団体は声明で『もしスタジアムの他エリアでグアルディオラへのチャントが起きても、我々は追随しない。マドリーの応援にのみ専念する』と宣言しました。クラブ側は「紫のベスト」を着た警備員を多数配置し、このエリアを「虫眼鏡で監視する」徹底ぶりを見せました。👀 この国旗禁止の措置に対し、SNS上では他のエリアのファンに対してスペイン国旗を持参するよう呼びかける反発の動きも起きました。(via SPORT)
■【次期監督候補ポチェッティーノの影】
現在、アルベロア監督が見事な手腕を発揮しているものの、クラブは来季に向けた新監督のキャスティングを水面下で進めています。👔 ミランのマッシミリアーノ・アッレグリ監督らの名前も挙がる中、現在はアメリカ代表監督を務めるマウリシオ・ポチェッティーノの周辺が騒がしくなっています。ポチェッティーノは先日、マドリードで開催されたアトレティコ・マドリード対トッテナムの試合を観戦するためにスペインを訪れました。✈️ その際、番組「El Chiringuito」の突撃取材に対し、マドリー就任の噂について『すべては時が来ればわかる...サッカーにおけるタイミングは常にサッカーが決めるものだ。サッカーが導く場所へ行くことになる』と含みを持たせました。🗣️ 過去にジダン退任時にもマドリー就任の可能性があったことを公言している彼ですが、現在は2026年北中米ワールドカップに向けてアメリカ代表に専念しつつも、プレミアリーグで成績不振に陥る古巣トッテナムからも熱視線を送られており、争奪戦になる可能性が指摘されています。(via SPORT / Mundo Deportivo)
■【今後の展望とその他のエピソード】
第2戦は3月17日(火)の21:00(スペイン時間)、アウェイのエティハド・スタジアムで行われます。📅 マドリーはこの大一番の前に、週末の国内リーグでエルチェと対戦します。アルベロア監督にとってエルチェの本拠地マルティネス・バレロは、選手時代の2008年3月26日にスペイン代表デビュー(ルイス・アラゴネス監督の下、イタリア戦にセルヒオ・ラモスと交代で出場)を果たした忘れられない思い出の地です。🏟️
一方、現在左膝の捻挫で離脱中のキリアン・エムバペは、ベルナベウのスタンドからチームの勝利を見守りました。👀 エムバペは先日、セカンドオピニオンを求めてパリへ帰国し、女優のエステル・エスポシトとのロマンスの噂が報じられていました。この件について試合前の会見で問われたシティのグアルディオラ監督は、笑いながら『彼が一人で行かなかったという情報も含めて、私の意見がそんなに重要ですか? 私はそれを評価する立場にありません』と軽く受け流していました。😅
マンチェスター・シティのOBであるパブロ・サバレタは試合前、『マドリーはクロースとモドリッチという、長短のパスと並外れたビジョンを持った重要な選手を失った。ベルナベウの序盤と終盤の圧力に耐えることが鍵だ』と分析していましたが、皮肉にもそのベルナベウの魔力とバルベルデの爆発力がシティを飲み込む結果となりました。🌪️ また、元マドリーのマルセロもアメリカの若手向け栄養プロジェクト「Dream Team」のイベントでシウダード・レアル・マドリードを訪れ、『ロベルト・カルロスは今でも私にとって兄のような存在で、話すときは緊張する。マドリーがシティに勝つことだけを期待している』とエールを送っていました。🇧🇷 (via SPORT / MARCA / Mundo Deportivo)
【本日の総括】
野戦病院と化した絶体絶命のチーム状況の中、アルベロア監督の完璧な戦術とフェデ・バルベルデの魂のハットトリックがシティを粉砕しました。18歳のカンテラーノの躍動とクルトワの神アシストも飛び出し、ベルナベウは歓喜の渦に。セカンドレグへ向けて圧倒的優位に立ったマドリーの誇り高き夜となりました。
