新加入エマヌエル・アブロクワの獲得劇と現状
ガーナのAdabraka Eldersから、18歳のアタッカーであるエマヌエル・アブロクワの獲得が完了した。契約期間は2029年までとなる。クラブの歴史において、ガーナのクラブから直接選手を獲得するのは彼が初めてのケースとなる。ウイングを主戦場とする彼は小柄ながらも足元の技術に優れ、スピードと突破力を武器としているガーナU-19代表選手だ。すでに2025年11月にはウエスカのトライアルに参加しており、3月にはセビージャのカンテラで練習を経験し、クラブのウェアを着用した姿も撮影されていた。現在はスペインへ渡航するためのビザ取得をガーナで待っており、大使館での事務手続きが完了次第、スポーツシティーでの練習に合流する手はずとなっている。当面は昨季降格を喫しセグンダRFEFで戦うリザーブチームのセビージャ・アトレティコに組み込まれる予定だ。ホセ・イグナシオ・ナバロSDは、サラリーキャップの圧迫という厳しい財政状況の中で、ピッチでのパフォーマンスを最大化するために資金を最適化するという難題を抱えている。その中で、安価で獲得でき将来性のある選手を探し求めた結果、彼に白羽の矢が立った形だ。将来的に成長してトップレベルの活躍を見せれば、高額で売却できる可能性も秘めている。(via ElDesmarque) (via MARCA)
オディッセアス・ヴラホディモス復帰と第2GKを巡る動き
ルイス・ガルシア・プラサ監督が強く望んでいたギリシャ代表GKオディッセアス・ヴラホディモスが水曜日にセビージャに到着し、メディカルチェックを済ませた。ニューカッスルからのシーズン終了までのレンタル移籍となり、彼とニューカッスルとの契約は2028年まで残っている状態だ。今回の契約に買い取りオプションは含まれていないため、来夏も両者が契約継続を望む場合には改めて交渉を行う必要がある。クラブは給与の負担割合を少しでも増やすための努力を続けている。ヴラホディモス自身がネルビオンへの復帰を強く希望し、ニューカッスルに対してセビージャのオファーを受け入れるようプレッシャーをかけたことが移籍実現の鍵となった。昨季はチームの失点こそ多かったものの、幾度となく決定的なピンチを救う活躍を見せていた。32歳となった彼は、家族とともにセビージャの街とクラブに大きな幸福を感じており、木曜日から練習に合流する予定だ。
一方で、正GKを務めていたオリヤン・ニーランは契約満了に伴い退団した。ホセ・イグナシオ・ナバロSD率いるフロント陣は、経験豊富な第2GKの確保に動いている。ビジャレアルのディエゴ・コンデにもアプローチを試みたが、ヴラホディモスが正GKを務める方針の中でコンデ側が先発出場を要求し、さらに移籍金も必要となることから獲得を断念した。その他の候補としては、リバプールで出場機会を得られていない21歳のハンガリー人GKアルミン・ペクシや、レアル・マドリード・カスティージャを退団しラシン・サンタンデール、セルタ、エスパニョールなどからも注目を集めているフラン・ゴンサレスの名前が挙がっている。また、代替のプランとして22歳のカンテラーノであるアルベルト・フローレスをトップチームの第2GKに昇格させる案も浮上しているが、トップレベルでの経験がコパ・デル・レイでの1試合のみである点が懸念材料となっている。フローレスの契約は2027年まで残っており、今夏に移籍する場合は完全移籍になる公算が大きい。(via Estadio Deportivo)
アコル・アダムスに対するヴェネツィアからの移籍オファー
夏の移籍市場で深刻な資金不足に直面しているクラブは、極めて厳しいサラリーキャップに空き枠を作り、新加入のフアン・イグレシアス、グリディ、サンガンテ、そしてヴラホディモスを選手登録するために、既存選手の売却を急がなければならない。カンテラ出身のオソ、フアンル、キケ・サラスに加え、ビクトル・オルタSDが獲得したルベン・バルガスとアコル・アダムスが主要な売却候補としてリストアップされている。
昨季のセビージャで10ゴール3アシストを記録し、1年半前にモンペリエから550万ユーロで加入したナイジェリア人FWアダムスには、以前マルセイユが関心を寄せていたが、現在はイタリアのヴェネツィアと2030年までの給与条件で個人合意に達している状態だ。しかし、クラブ間での合意には至っていない。ヴェネツィア側は1000万ユーロのオファーを提示したものの、セビージャは1500万ユーロを下回る金額での売却を固く拒否している。セビージャはこのアフリカ人ストライカーの価値を提示額の倍と評価しているが、早急に資金が必要な台所事情もあり、Transfermarktが算出している市場価値の1500万ユーロを基準にして交渉を進める可能性がある。セリエA復帰プロジェクトに向けて大型補強を画策するヴェネツィアは、フィリッポ・アントネッリSDを通じて木曜日に新たなオファーを提示する予定であり、変額のボーナス条項を盛り込むことで要求額に到達する道を探っている。ヴェネツィア側は、日曜日に控えるプレシーズンの開始までに3人目のストライカー獲得を完了させたい意向だ。なお、アダムスは代表戦のスケジュールによりバカンスを長く取っており、まだプレシーズンには合流していない。(via Estadio Deportivo)
ルベン・バルガスのW杯での活躍とプレミアリーグからの熱視線
クラブの資金調達およびサラリーキャップの空き枠確保に向けたもう一つの巨大な売却候補が、スイス代表として躍動するルベン・バルガスだ。W杯で2ゴール1アシストを記録し、コロンビア戦のPK戦では決定的なキックを沈めてスイスを準々決勝へと導く英雄的な活躍を見せている。この大舞台での活躍により、プレミアリーグの複数クラブによる争奪戦が白熱化している。ウナイ・エメリ率いるアストン・ヴィラが、ウェストハムのクリセンシオ・サマーヴィル獲得に失敗した場合の代案として、すでにカンファレンスリーグ出場権を持つブライトンとの獲得競争に参戦した。チャンピオンズリーグ出場権を保持するアストン・ヴィラをはじめとするプレミアリーグの資金力であれば、セビージャの要求額を十分に満たし、選手に対しても高額な給与を提示できる。
Transfermarktによる現在の市場価値は1200万ユーロだが、セビージャは1年前の移籍市場最終日にビジャレアルから提示された1500万ユーロ以上の金額を要求している。当時は代役を獲得する時間が残されていなかったため、クラブはそのオファーを拒否していた。27歳のバルガスは24/25シーズンの冬にアウクスブルクから250万ユーロで加入したが、昨季は負傷に悩まされることが多く、25試合で3ゴール6アシストという成績に留まった。トルコのトラブゾンスポルも興味を示していたが、彼の怪我の多さが懸念されたことや、バルガス自身が欧州コンペティションでのプレーを強く望んでおりトルコ行きには消極的であることから、交渉は進展していない。日曜日にアルゼンチンと対戦するスイス代表でのさらなる活躍が、セビージャにとって非常に有利なオークションを引き起こす起爆剤になると期待されている。(via Estadio Deportivo)
チデラ・エジュケの練習欠席と浮上する売却の噂
チデラ・エジュケがチームの練習を欠席した。当初は書類手続きの問題で母国に戻っているものと考えられていたが、ここに来て突如として売却の可能性が浮上している。クラブは厳しい資金繰りを解消するため、あらゆる選手を移籍市場のショーウインドウに並べている状況であり、今回のエジュケの欠席は売却に向けた具体的な動きの表れではないかと、ファンの間でも強い警戒感を引き起こしている。(via ElDesmarque)
アルフオンの痛恨の負傷とセルタ復帰の可能性
ビジャレアルへのレンタル移籍から復帰し、26/27シーズンに向けた重要な戦力として期待が寄せられていたアルフオンだが、右大腿四頭筋の筋断裂という重傷を負い、7〜8週間の長期離脱を余儀なくされた。これにより、ルイス・ガルシア・プラサ監督に対してプレシーズンで自身をアピールする機会を完全に失ってしまった。Transfermarktで300万ユーロの市場価値を持つ彼は、昨夏にボローニャ、フィオレンティーナ、コモから熱視線を送られたものの移籍は実現せず、ビクトル・オルタによってフリートランスファーで獲得された経緯がある。セビージャでは13試合で2ゴール、ビジャレアルでは10試合で1ゴールという成績に終わり、ビジャレアルは設定されていた700万ユーロの買い取りオプションを行使しなかった。
選手自身は最も高いパフォーマンスを発揮できたセルタへの復帰を熱望しており、セルタのマルコ・ガルセスSDもこの復帰を好意的に見ている。クラウディオ・ヒラルデス監督のお気に入りでもあり、チームの戦術を熟知しているため、負傷中であっても適応期間は不要であると考えられている。ただし、セルタはまず余剰選手の放出を進めなければならず、高額な支出も不可能な状況であるため、移籍市場の終盤に安価なレンタル移籍での獲得を目指す展開になると予想されている。(via Estadio Deportivo)
完全復活したマルカンと給与削減による残留への道
これまでのシーズンで度重なる深刻な負傷に苦しめられてきたブラジル人DFマルカンだが、現在は完全に回復を果たし、チームメイトとともにすべての練習メニューを問題なく消化している。ルイス・ガルシア・プラサ監督は、マルカンが健康な状態を維持し、怪我を避けるための献身的な姿勢を示し続ければ、彼の豊富な経験やフィジカルの強さが自身の求めるプレースタイルに合致する重要な戦力であると考えている。さらに特筆すべきは、マルカンが昨季契約の再交渉を自ら行い、給与を大幅に削減している点だ。このため、ニアンズやジョアン・ジョルダンのようにクラブの財政を圧迫する深刻な負担にはなっていない。昨季終盤、選手登録から外れていた時期にも監督は記者会見の場で彼について言及しており、アルメイダのケースのように再びレギュラーの座を争う可能性を強調していた。選手自身もチームへの残留を強く希望しており、ピッチでのパフォーマンスを通じてクラブの信頼に応えたいと繰り返し語っている。もちろん、セビージャに「非売品」の選手はおらず、クラブの利益になるような魅力的なオファーが届けば売却が検討されることになる。しかし現状を見る限り、ジョルダン、ガットーニ、カルドソらとは明確に異なり、監督のプランにしっかりと組み込まれている状況だ。(via ElDesmarque)
放出候補から一転、アドリア・ペドロサの残留の可能性
エルチェへのレンタル移籍から復帰したアドリア・ペドロサは、放出候補と目されている選手たちの中で唯一、ルイス・ガルシア・プラサ監督の下でグループ練習に参加し続けている。昨季はエデル・サラビア監督率いるエルチェで31試合に出場したものの不安定なシーズンを送ったため、当初は放出されるのが論理的だと見られていた。しかし、昨季ポジションを奪われたオソの去就が不透明な状況にあることや、チーム全体として純粋なウイングが不足しエネルギーも欠如しているという編成上の理由から、残留の扉が開かれている。2028年までの契約を持つ彼は、コンペティションの特性を熟知し、クラブの置かれている状況を理解し、チームの流れを変えようとする強いハングリー精神を持ち合わせている。ガットーニ、ニアンズ、ジョルダン、カルドソ、ラファ・ミルといった完全に構想外の選手たちとは明確に一線を画しており、ペドロサはガブリエル・スアソの競争相手としてチームに留まる可能性がある。同じサイドにはフアン・イグレシアスもウイングとして起用可能ではあるが、監督の構想に入る余地は十分に確保されている。(via ElDesmarque)
プレシーズン3日目の詳細とイサク・ロメロらの別メニュー調整
シウダ・デポルティーバ・ホセ・ラモン・シスネロス・パラシオスでのプレシーズンは3日目を迎え、チームは徐々に負荷を上げている。午前と午後の2部練習が基本となっており、フィジカル面の強化とボールを使った戦術メニューの両方に重点が置かれている。土曜日の21:00にはフベントゥド・デ・トレモリーノスとの今季初の親善試合が控えている。水曜日の午前中の練習では、イサク・ロメロ、アンドレス・カストリン、新加入のアルナ・サンガンテの姿がピッチになかった。クラブによれば、これは身体への負荷を調整するための個別の特定メニューをこなしているだけであり、怪我など心配するような状況ではないとのことだ。火曜日にセビージャに戻ったガブリエル・スアソは、水曜日の朝からグループ練習に合流し、キャプテンとしての責任感と意気込みを示した。
カンテラからは、新たにマリオ・ディアス(2009年生まれ)とヘスリ(2006年生まれ)がトップチームの練習に参加した。すでにニコ・ギジェン、イケル・ムニョス、イブラ・ソウも参加しており、ルイス・ガルシア・プラサ監督は練習の冒頭で彼ら若手選手たちと数分間会話し、今シーズンの彼らの重要性を熱心に説いた。(via Estadio Deportivo) (via ElDesmarque)
構想外選手たちの現状とジョアン・ジョルダンによる告発の噂
ジョアン・ジョルダン、フェデ・ガットーニ、ファビオ・カルドソ、タンギ・ニアンズ、ラファ・ミルの5選手は、完全にルイス・ガルシア・プラサ監督の構想外となっており、全体練習から外れて別のグループで調整を行っている。ラファ・ミルはクラブとの合意に基づきピッチには出ず、将来の解決策を待っている状態だ。ニアンズは自身の去就を解決するためにクラブから特別な許可を得てフランスに滞在している。
また、波紋を呼んでいるのがジョアン・ジョルダン側が、チームメイトと一緒に練習させてもらえない状況に対してAFE(スペインサッカー選手協会)にクラブを告発する可能性があると報じられた件だ。しかしクラブ側は、シウダ・デポルティーバでの練習自体を禁止しているわけではなく、あくまで監督が彼を戦術的な戦力としてカウントしていないだけであると説明しており、この脅しに対して全く心配していない毅然とした態度を見せている。水曜日もジョルダンがピッチに姿を現すことはなかった。(via Estadio Deportivo) (via ElDesmarque)
W杯の結果次第で決まるラ・リーガ開幕戦延期の可能性
ハビエル・テバス会長が、W杯準決勝に進出したチームに所属する選手が少なくとも1人いる場合、そのクラブのラ・リーガの開幕戦を延期するという方針を発表した。これは、大会を長く戦った選手に対してAFEの労働協約で定められた最低3週間の休息とプレシーズン期間を確実に確保させるための措置である。日曜日の午前3時にアルゼンチンとスイスが準々決勝で激突する。スイス代表にはジブリル・ソウとルベン・バルガスが所属しており、もしスイスが史上初の準決勝進出を果たせば、セビージャの開幕戦であるラージョ・バジェカーノ戦が延期されることになる。一方のアルゼンチン代表にはベティスのロ・チェルソがいるため、この試合でどちらが勝利してもセビージャ市内に本拠地を置くクラブのどちらかの開幕戦が確実に延期される状況となっている。なお、延期された試合は、8月下旬の第2節と第3節の間のミッドウィークに組み込まれる予定となっている。(via Estadio Deportivo)
パウロ・ディバラが語るEL決勝での審判判定への消えない怒り
元所属選手がセビージャに関連する発言を行った。ASローマと契約延長を果たしたパウロ・ディバラが、YouTuberのダボとのインタビューに出演し、数年前に行われたヨーロッパリーグ決勝のセビージャ対ローマ戦でのアンソニー・テイラー主審の判定について、今なお消えない不満を爆発させた。ディバラは次のように語った。
『不自然な判定がいくつかあったんだ。主審はセビージャの選手に対して非常に寛容で、カードを全く出そうとしなかった。フェルナンドのハンドがPKになっていればすべてが変わっていたはずだ。どんな審判でも笛を吹いていただろう。それに、問題はハンドだけじゃなかった。あの決勝で負けたことは本当に痛かった。完全に打ちのめされて、ただ家に帰って二度と外に出たくない気分だったよ』。
当時のローマの監督だったジョゼ・モウリーニョも事あるごとにテイラー主審を批判しているが、ディバラにとってもこの敗北と不可解な判定は未だに深い心の傷として残っているようだ。(via ElDesmarque)
【本日の総括】
ヴラホディモスの復帰が完了しプレシーズンが本格化する一方、サラリーキャップ問題からアダムス、バルガス、エジュケら主力の売却交渉が急務となっています。ペドロサやマルカンが残留への道を探る中、ジョアン・ジョルダンらの構想外問題やW杯の結果に左右される開幕戦のスケジュールなど、ピッチ内外で慌ただしい動きが続いています。